1981. ナイルの宝石
冒険と通じて惹かれあった男女は、常に冒険してないと関係維持できない?非日常を日常化するのは大変だよなあ。 5点(2004-04-23 01:44:37) |
1982. 8月のメモワール
なかなかよい反戦映画。父親が息子に向かって泣きながら心情を吐露するシーンはグットきます。また、「Gimmie Shelter」の旋律の物悲しさが戦闘の虚しさと相まって心に響きます。 7点(2004-04-22 12:33:00) |
1983. クレイジー・イン・アラバマ
60年代における弱者(黒人・女性)の立場を少年の眼を通して描いている。少年の律儀な感じは悪くなく、無難にまとまっているとは思うが、ややありきたり。女性の方は生首を持ち歩くという、ちょっとブラックユーモア的に描いているが、ユーモアにする題材とも思えず、ややハズしているようにも思える。 6点(2004-04-22 01:53:48) |
1984. リトル・ストライカー
能力は経験と自信とまわりのサポートがあって初めて開花するんだなあと思いました。「メルギブソン、ターミネーター、トラだ!連続殺人犯だ!」って・・・。殺人はいかんよー。 7点(2004-04-21 13:50:51) |
1985. ひかりのまち
《ネタバレ》 独りでいるのは寂しいんだけど、誰かと一緒にいると抗う事も多い。そしてまた独りに戻る。都会には大勢の人がいて、皆楽しそうに見えるが、各々孤独を抱えて生きている。そういう「群衆の中の孤独」とも言うべき、荒涼とした展開が続くので、随所で心にグサグサ突き刺さるものがあり、陰鬱な気持ちになるので、観ていてツライ。特に大人の身勝手で少年が孤独に陥る様がツライなあ。また、生まれてくる子供のために仕事を辞める男の気持ち、女性は共感しないだろうなあ。等々思いつつ、オチも救いが無かったらどうしようと心配になるのだが、最後は綺麗にひとつにまとまるハッピーエンドでほっとした。殺伐とした都会生活にも優しさは転がっていて、それを自分が見落としているだけなのかも?感情を揺さぶられました。 8点(2004-04-21 04:50:06) |
1986. 逃がれの街
北方謙三原作のハードボイルド。水谷豊と言えば、小学校低学年の時に観た「熱中時代」という世代の私ですが、本作品も彼の魅力は出ていると思います。ただし、普通の市民がふとした事から犯罪を重ねてしまうというという展開の中で、人間の狂気がどのように表出してくるのか?という主人公の心理描写を期待していたのですが、ちょっと弱いです。 5点(2004-04-20 22:02:21) |
1987. チャドルと生きる
生まれる国や人種・性別は選べない。それを宿命として人生を歩むしかない。本国イランでの上映が禁止される問題作で、海外向けの作品のようだが、他国の文化を理解するのはやはり難しい。私にイスラム関係の予備知識がないのに加え、リレー形式で中心人物がどんどん変わっていく展開にはついていけない。各場面場面でメッセージがあるとは思うのだが、話がぶつ切りになってしまうので、イラン女性の不自由さがどうもストレートには伝わってこないし、わかりにくい。製作者の意図に政治的なものがあったのかどうかわからないが、1人の女性に焦点をあてた物語形式を通じて、メッセージを伝えた方がよかったのではないか?と個人的には思うが、1人の女優に政治的圧力がかかるリスクを避けたのだろうか? 5点(2004-04-20 18:09:39) |
1988. 股旅 三人やくざ
三話のオムニバスです。だんだん面白くなります。まず秋の章の仲代達矢ですが、全体的に暗く陰湿・重い雰囲気でイマイチ。次に冬の章の松方弘樹ですが、チンピラ風情が上手く出ていて中々。最後も粋に決めてくれます。ただし、藤純子がちょっとイモネーちゃんなのが残念。そして春の章ですが、これが最高。菜の花畑の錦之助の登場シーンは見ものです。相手役は入江若葉で、武蔵&お通コンビ。武蔵とは思えぬ剣さばき、弱虫だが一本筋は通っているという、とっても魅力的なキャラクター。お通役は無理がある入江若葉も、方言まるだし田舎娘役はぴったり。大笑いできる事必至です。 7点(2004-04-20 13:49:24) |
1989. 反逆児(1961)
《ネタバレ》 錦之助が難しい境遇で生まれ育ちながらも、自由奔放に生きる若武者を好演。いろんな女にちょっかい出しちゃうし、それを「俺は嘘はつかないだ!」といって奥さんには白状しちゃうし、やりたい放題。本当は奥さんや実母を愛する錦之助だが、奥さんや実母の勝手な行動に翻弄される。女の執念は怖いなあ。出る杭は打たれるで、最後は切腹により悲運の死を遂げるが、最後の何度も行ったり来たりする介錯シーンは、とっても大袈裟で大いに盛り上がる事間違いなしです。 7点(2004-04-20 13:35:32) |
1990. セブン
つまらなくは無いんだけど、難点を言うと、図書館の貸し出し履歴で身元をわられてしまう犯人は頭悪い。私なら偽名で借りるか、古本屋かどこかで買うよ。あと凶器の領収書残しておくのもなあ。途中で方針変更したと言っているし、逮捕を前提だったとも思えないし。インテリぶった計画的な知能殺人を装ってる割には非常にお粗末。これで犯人に対し「怖いなあ」より「馬鹿だなあ」という感情が上回ってしまうので、作品がシリアスさに欠け、恐怖心も盛り上がらない。要は犯人が馬鹿なのでサスペンスにならない。また、犯人の目的は「罪を犯した人間が死の恐怖で罪を悔いる」事にあるので、犯人が嫉妬により殺されるが、死の恐怖で罪を悔いているとは思えない点は譲ったとしても、ブラピが憤怒で殺人犯しても、ブラピが死刑にでもならないことには(その可能性は低い)犯人は目的を達成した事にはならないのでは?(ブラピは生きながら憤怒の罪を悔いるのか?)よってこの辺もちょっと犯人は思慮が足りないというか、浅はかだなあと。(だからブラピは犯人に負けてはいない。)奥さんの首が届いたり、ブラピが私刑することに感じるところはあるものの、オチとしては弱いかなあと。蛇足ながら、この手の作品のレンタルする時は、近所で猟奇殺人が発生した場合、自分のレンタル履歴・個人情報が警察に渡るのを覚悟すべきと思います。 5点(2004-04-19 18:32:12)(笑:1票) |
1991. 007/ゴールドフィンガー
薬品の空中散布による地上の人間達の倒れ方がわざとらしく、芝居がかってるなあと思ったら、ホントに芝居だった。 6点(2004-04-19 04:07:52) |
1992. 復活の日
南極で生き残った人々の使命が種の保存になって、男女比が100対1ぐらいの状況で「女性がもっとも貴重な資源」となり、くじ引きで相手を決めて計画出産する場面は考えさせられます。また、誰もいない都市に向かってミサイル発射されるシーンには、かなりの無力感というか脱力感が襲います。でも、5歳の子供が拳銃自殺するのはチトやりすぎかと。 7点(2004-04-19 01:33:55) |
1993. ワイアット・アープ(1994)
人物伝はどこかにフォーカスしないとこうなってしまう(全体は長いが、個々のストーリーは短くぶつ切り)は仕方がないのかも。ジーンハックマンの「何かを失っていくのが人生だ。それでも皆生きていく」というセリフが心に残った。 5点(2004-04-18 23:07:08) |
1994. ジャングル大帝(1997)
義理堅いなあレオ。悪くは無いのだが、ちょっと話が重い。 5点(2004-04-18 23:02:55) |
1995. 大安に仏滅!?
《ネタバレ》 非常に日本的というか、庶民的というか、古典的でオーソドックスなホームドラマ。個々の家族の騒動を描くと共に、その象徴としてのマイホームにも欠陥があるという設定で物語は進行。家族の騒動といっても非倫理的なドロドロしたものではなく、ありきたりなほのぼのとしたもの。地震によるマイホームの崩壊や放火による消失への布石を置き、ラストに火事の場面がくるが、この辺は山田太一の「岸辺のアルバム」や内館牧子の「想い出に変わるまで」へのオマージュが感じられる。ただし、家庭が崩壊したわけでもないので、マイホームは無くなったりもしない。中々心憎い演出だと思う。全体的に抑えた展開で盛り上がりには欠けるが、よくまとまった作品だと思う。「ブレーンバスター」のコントがだんだん面白くなるところも良い。 6点(2004-04-18 12:40:16) |
1996. ジャングル・ジョージ
ブレンダンの肉体はCG? 5点(2004-04-18 01:37:33)(笑:1票) |
1997. ブレイク・ダウン<TVM>
アクションはまあまあなんだが、女1男3の陳腐な恋愛感情が作品を安っぽくしているのが残念。 5点(2004-04-17 16:22:52) |
1998. ランナウェイ・カー<TVM>
凄く単純な作品ですが、160kmで爆走し続ける緊迫感の中にも、いろんな無茶があって「オイオイ、あぶねーよ」と突っ込みたくなるユーモアもあり、とても楽しめる。特に赤ちゃん手渡しが・・・。 8点(2004-04-17 15:03:36) |
1999. マーヴェリック
化かし合いってのは相手にわからないように金品を頂戴するもの。そこに爽快感がある。この作品の殆どは化かし合いなんかじゃなくて、単純に相手の弱みに付け込むタダの恐喝だったり、銃で脅して金を奪うタダの強盗の連続じゃないの?別に化かし合いとも、どんでん返しとも思えないのだが。 4点(2004-04-17 12:47:18) |
2000. アビス(1989)
悪くは無いのだが、キャメロンの深海モノの最高傑作「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」を見てしまうと感動は薄い。 6点(2004-04-17 05:10:49) |