201. 夕立
傘をめぐって女性も取り合うスッタモンダのドタバタ喜劇、う~ん面白くない。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-03 20:52:23) |
202. HINOKIO ヒノキオ
ヒノキオはとても良く出来ていて感心しまくりでしたが、ストーリーとしてジュンの家庭、苦悩ももっと描いて欲しかった事、メガネの女の子や初恋の女の子ももっとエピソード欲しかったかな。ゲームの世界にハマっちゃった子が突然帰ってくるってのも何か一つアクション欲しかった。しっかし女の子ってのは服装変えて髪型変わると雰囲気まるでちがうもんですね~。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-03 18:39:17) |
203. 親切なクムジャさん
《ネタバレ》 「オールド・ボーイ」をカンヌで絶賛したタランティーノ監督に対し、パク・チャヌク監督が「キル・ビル」の返歌として送ったような映画。白と黒と赤で作られた世界の中で、天使のような優しさと悪魔的な残忍さを十二分に見せ付けるクムジャさん、様々なシーンで見せる彼女の複雑に感情の入り混じった涙と表情がスゴイです。コミカルさやブラックな笑いを練りこみ、法の裁きか?己の法か?クムジャさんが先生となりぺク先生を生徒の親たちにによって教室で裁くなんてのは最高にブラック。ただ今までの二作品に比べ胸につかえた澱がとれるような爽快感はない。多くの人間によって罪人を裁く事が一人の罪が薄くなる訳でもなく、復讐を成し遂げたところで彼女は他の親と違い、生きている子供の存在が母として罪に苦悩させ、魂の浄化を求めさせる。韓流、チャングム効果でしょうか、中年女性が大勢観にきていたが、皆一様に沈鬱な表情をしていた。母であろう彼女達にはこの映画は私以上に重いことでしょう。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-02 11:36:55)(良:1票) |
204. ヴェニスにおける子供自動車競走
《ネタバレ》 自動車レースか~、ん何かジャマなおっさんがいるな~...あれっこのスタイル!このオッチャン!チャーリーだ!...しっかしジャマだねw...うっと~し~よ~...ホント、ジャマだよ、聞いてる?...いい加減にしないと怒るよ!...っとにウゼ~な~www [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-28 23:30:55) |
205. 姑獲鳥の夏
京極夏彦の作品は一つも読んだ事ない私ですが、実相寺監督とかなり肌が合うんじゃないでしょうか。京極氏の世界、おどろおどろしい妖しい雰囲気、現実とは五感に感じるものだけが真実を語るものではなく脳が作り上げた世界であるというものを、カメラ、撮り方、光の使い方、見せ方、構成など工夫を凝らし実相寺氏の世界にしていると思います。”こかくちょう”が”うぶめ”となり飛び立っていく知世ちゃんのラストの表情の変化が上手くとても綺麗です。田中麗奈のファッションもいいですね。人物の相関関係が判り辛い事と謎解きが語り中心で、語りを絵で見せるというのが少々不満ではありますが十分楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-27 22:54:53) |
206. 復讐者に憐れみを
因果応報、復讐が復讐を生むストーリー、オチもちゃんとオチてるしオールドボーイ同様にこの監督のこの感じ好きですね。所々に北野テイストなんかも感じるが、この監督のバイオレンスの方がよりエグイんですよ。その期待を超えるエグさに目を覆いたくなりながらも見てしまう。この揺さぶられる感覚が堪らない、見ている人間の普段隠れている本性をあらわにしてしまう、実に上手いです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-26 23:55:10) |
207. アビエイター
映画狂のパート、飛行機狂のパート、潔癖・神経症のパートそれぞれをしっかりやり過ぎて長くなりすぎてる。その割りに女狂のパートはアッサリしすぎてる気もします。飛行機をもう少し実写映像で見せてくれていればもっと面白かったでしょう。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-26 18:19:42) |
208. 黒蜥蜴(1968)
妖しい美輪明宏に若くてかわいい松岡きっこ、なかなか肉感的でいいです。三島先生もスゴイ事になってます。色調など深作監督っぽくなくて意外な映画ですが、これが意外に面白い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-26 18:13:35) |
209. 仄暗い水の底から
ジャパニーズホラーらしいジメジメ感とジワジワ感で雰囲気はよく出ていたと思いますが、落としどころがリングと同じやん!って言うのがどうなんでしょう。霊の実体はこれ以上どうにかならないのかな、登場しただけでチョッと萎える。 [地上波(字幕)] 5点(2005-11-26 14:48:54) |
210. 感染
緑のスライム体液にパラサイト・イブを思い出したら同じ監督さんだった。スライム好きなんだな。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-11-25 18:55:18) |
211. 雨鱒の川
子供たちにスポット当て過ぎで肝心なドラマ部分を端折り過ぎなんじゃないでしょうか。過去においての阿部と中谷の関係を描いて欲しいし、現在の綾瀬と松岡、伊藤と玉木の関係にドラマ性を持たせるべきだし、玉木が東京に行ってから帰ってくるまでの時間経過あっけなさすぎ、東京での玉木の苦悩も全然伝わらない。かなり薄っぺらな印象しか残らない映画でした。北海道の大自然だけが救い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-24 23:21:01) |
212. 予言
《ネタバレ》 ストーリーと三上の演技がしつこい、くどい。でものりぴード~ン!は不謹慎ながら笑ってもうた、ごめん。三上父さんは運転免許持ってるんだよね、でも自分が運転しても一家で交通事故って事なんだろう、妻子を救うにはこれしかない訳だ。「バタフライ・エフェクト」も似たような話だったな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-24 21:57:21) |
213. 村の写真集
とても真面目な作品でこの村の人達にとってこの映画自身が写真集となるんでしょうね。村全体が家族のようなコミュニティ、ダム問題で2つに割れいがみ合いもするが、皆カメラの前ではとてもいい笑顔を見せる。父と離れて歩いていた息子がやがて並んで歩き、ラストの一枚ではありがとうございましたと父共々頭を下げる。父と共に歩き、最期の仕事を間近に接する中から父が本当に伝えたかったものに触れる、いいねえ~。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-23 16:26:08)(良:1票) |
214. ブラザー・ベア
この話はこれで面白いんでしょうか、もう少し真剣に見る必要があるとも思えないス。コグマのように可愛いがうるさいチビ3人に免じて甘めの点数。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-23 16:12:56) |
215. 二十四の瞳(1954)
新米教師への世間の目や世相の移り変わりによる教師の立場など最低限の言葉や映像ながらしっかりと伝わってくる。盲目になった彼が見えずとも写真が手に取るように見えているというのが実に上手く、おそらく戦地で毎日故郷を想って眺めていただろうと想像を掻き立ててくれます。普通は戦闘シーンを見せたり、玉音放送を聞かせたりして判り易く戦争を見せるわけですが、戦争とはかけ離れた風光明媚でのどかな小豆島に全篇に渡り誰もが慣れ親しんだ唱歌が流れ、公開当時はそれぞれの戦争体験を持った観客に対して敢えて辛い戦争を見せずとも感じさせるだけで十二分に涙を誘う、木下恵介監督の抜群のセンスを感じる映画です。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-22 18:46:10) |
216. 探偵事務所23 くたばれ悪党ども
MGAで颯爽と登場するジョーさんカッコ良すぎです。初井言枝、金子信雄、佐野浅夫みんないい味出してます。音楽もカッコよすぎです、サントラ出してくれないかな~。ストーリーは警察の手先となり暴力団に潜入し「用心棒」のような駆引きで・・・というようなお話だったかな。いきなりTVに映る東京家具センターのCMはスポンサーなんでしょうね。林海象が探偵モノを撮ったらしいがこの世界観が出せるのでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 18:07:45) |
217. 幕末太陽傳
高杉に裕次郎を抜擢したのは、快楽を求め刹那的に生きる当時の若者・太陽族に対して皮肉を込めたメッセージでしょうか。肺病を患っているからこそ人生を謳歌する男と対照的に高杉を筆頭に国を動かすために人生を賭ける勤皇の志士。混沌とした幕末期、先の見えない世の中で人は何を求めて生きるのか。落語の説話も上手くまとめられトータルの仕上がりもよく出来ている。ただラストがサゲとして落ちていないのが非常に残念、落語らしくしっかりオチてないともったいないです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-21 17:54:09) |
218. ザ・インタープリター
国連ビルにカメラが始めて入ったのが売りだったっけ?これじゃあだからどうしたとしか言えない。単なるラブストーリーでしかなく緊張感が全然感じられなかった。2人の関係性も、大人の恋愛としての駆引きが欲しかった。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-21 12:54:45) |
219. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
何度も人生やり直し系も近頃多いパターンの気はしますが、お気楽ハッピーエンドと違い、切なくも愛すればこその納得のいく良いラストが映画をピリッと締めています。日記というアイテムによって誰でも出来るならばドラえもんですが、あくまで個人能力が日記によって引き出されるというのも良いんじゃないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 10:54:22) |
220. 剣
大学の剣道部主将として剣の道に一途に生きる、ここまでバカ正直に生きられるのかという程の国分・雷蔵と剣も女も同じ遊び感覚で楽しむ副主将賀川・川津。国分のカリスマ性に嫉妬し色々事件が起きていくわけですが、私は雷蔵似合ってた、むしろ雷蔵以外無いのではと思ってしまう。この一途な生き方こそ三島由紀夫の目指したところでしょうか。三島と雷蔵イメージかぶるのは短命で伝説的だからなのかな。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-20 00:05:02) |