201. エイリアン2
中学2年生の時に、テレビでやっているのを見て、初めて映画の面白さを知った、私にとっての記念碑的作品。SFとアクションを融合し、スリルと感動と盛り込んだ古典的名作でしょう。キャラも立ってるし、盛り上げるためのお約束的要素も、違和感なくしっかり入ってる。最高です。 10点(2004-01-16 23:14:33) |
202. レオン/完全版
オープニングの衝撃。暗殺者レオンと、ストーリーのかっこよさ。少女マチルダのいじらしさ。そんなマチルダへの、レオンの愛情と愛情表現の可愛さ。映像と音楽の美しさ。そして一気に盛り上がるクライマックスの感動……。全てが完璧です。アクションと感動を直結させた、記念碑的な名作です(ちなみに私は親子の愛情ものとして観ました)。 10点(2004-01-16 23:13:01) |
203. リベリオン
「ガンカタ」のアイデアは良かったと思いますが……それにしてはアクションシーンが少なすぎる上に、期待していた程ではありませんでした。しかも、アクションを埋めるストーリーが陳腐で、正直なところ退屈でした。アクション映画とはいえ、ストーリーにも力を入れなければいけない時代だと思いますよ。 3点(2004-01-16 23:11:08) |
204. HERO(2002)
予告編を見てかなり期待していたのですが…予告編を見てはいけません!おいしいシーンを使いすぎている上、BGMのテンポから「マトリックス」のようなアクション映画なのだと思い込んでしまいます。実際は映像の綺麗な、静かな映画なのですが…。先入観がなかったら、もっと点数は高かったと思います。特にこの映画の場合、シーンによって色彩が全く違うから(それが映像美につながっているのですが)、予告編で知っていると「あのシーンはまだかな」と考えずにいられないんですよ…。予告編で失敗した映画の典型ですね。 5点(2004-01-16 23:10:34) |
205. K-19
潜水艦モノだと思ってはいけません(それにしては、海上に出ている時間が長すぎる)。「核の恐怖」をテーマにした映画です。観ているのが辛くて、何度もDVDを止めてしまいました…。実話を基にしているという点が、感情を増幅させます。……でもやっぱり、演出過剰なんじゃないかなと思う点も何箇所かありました。たとえば爆発で核ミサイルが誘爆する、みたいな台詞がありましたが、火薬じゃあるまいし核ミサイルは誘爆なんてしないはずですよ。 7点(2004-01-16 23:09:17) |
206. マーシャル・ロー(1998)
9.11以前に製作されたという点に+1点。映画の内容は演出過剰でリアルではないかもしれないが、現在の情勢を体感していると、言いも知れぬリアリズムを感じずにいられない。マンハッタンの映像に出てくる、貿易センタービルが皮肉。 7点(2004-01-16 23:07:14) |
207. バッファロー'66
観ている時は、正直なところ、あまり面白いとは思いませんでしたが、なぜか印象に残る映画でした。たいてい映画はクライマックス等の盛り場ばかり印象深くて、全体の展開は覚えていないのですが、この映画は全てが記憶に残っています。パッケージに「最悪なオレに、とびっきりの天使がやってきた」と書いてありますが、本当にそうですよね。主人公は、乱暴で被害妄想が強くて嘘つきで自己中心的で、はっきり言って最悪。でも実はとてもナイーブな彼を、包み込む天使クリスティーナ・リッチ。…そうなんです、クリスティーナ・リッチが最高なんです。ぽっちゃりした体も、包容力をあらわしていると思えて、最適のキャストでしょう。彼女には、もっともっと活躍してもらいたいな。 7点(2004-01-16 23:05:47) |
208. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 映画の中で明快な解答を与えない、という時点で、どんなに考えても答えはないんですよね。ほとんど全ての推理小説も、ラストの解答はよく考えると矛盾だらけと言いますし。特にこの映画は、確信犯的に真相をはぐらかしています。だから、どんなに考えても真相はわからない。じゃあつまらない映画なのかと言うと、そんなことはない!私は映画が終わった後、何度も巻き戻して真相を確かめようとしました。ここまで観客を引っ張れるのは、やっぱりこの映画が面白いからですよ。意図的に解答を与えないで、それを面白さにしている。そういう意味で、この映画は凄いと思います。でも個人的には、過去に戻って自分を犠牲にして、ヒロインを救う物語だと解釈したいな。 8点(2004-01-16 23:02:38)(良:1票) |
209. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 「現実はおかしい?そんなの当たり前でしょ。それより、あなたはここ(精神病院の中)と外(現実の世界)とどっちがいいの?どっちも狂っているけど、ここより外が良いと思うなら、出られる努力をしなさい」…と看護士のウーピー・ゴールドバーグは言いたかったのだと思うし、それがこの映画のテーマなのだと思う。精神病の話に見えて、誰もが思春期に持つ「現実への幻滅・現実逃避」という悩みを取り上げているのだ。病院の中の少女達は、「彼女たちのほとんどは70年代になると病院を出た」という台詞からわかるように、いわゆる精神病患者ではない。皆、現実から逃げて病院に引きこもっているだけのだ。特に思春期に陥りがちな問題を取り上げ、「前向きな努力」という回答を与えているという点で、原タイトル「Girl,Interrupted……中断された少女(時代)?」」を「17歳のカルテ」に変えたセンスは素晴らしい。でも「現実は嫌」「だけど努力しなきゃ」と思うのは何歳になっても変わらないだろう。だから、全ての人に、特にいま現実で辛い想いをしている人に、この映画をお勧めしたい。 8点(2004-01-16 23:00:25)(良:5票) |
210. ファミリー・ゲーム/双子の天使
いよいよReviewが30を超えましたね。これでベストランキングに載りますので、よりたくさんの人に観てもらえるでしょう。「みんなに観てほしい!」と願ってしまうほど、素晴らしい映画です。本当に、微笑ましくて、可愛くって、ジーンと感動してしまいますよ。幸せな気持ちになりたい時に、どうぞ! 10点(2004-01-16 09:16:19) |