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ぐるぐるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





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221.  居酒屋(1956) 《ネタバレ》 
うーむ、往年の大映テレビもかくやと思わせる、濃厚なドロドロ愛憎劇。ラストは、あ~そこまでやっちゃうか・・・いや確かに現実にはそういう事も大いにありうるんだけどね・・・とため息。それにしても、自分の妻の前の男を引っ張り込んで仲良くなってしまうダンナの心境が分からん。フランスの国民性もあるのだろうか?せめてナナには幸せになって欲しいな・・・。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-11 15:43:41)
222.  音のない世界で
「ぼくの好きな先生」のニコラ・フィリベールが聾(ろう)者の家族や聾の子供たちの学ぶクラスを取材したドキュメンタリー。ここに登場する聾の家族は、いわゆる「障害者」のイメージから程遠い(もちろんこれはフランス国内の話で、ほかの国では多少事情が異なるだろうし、フランスでも昔は聾の子供が親から見放されたり、或いは今でも手話が禁止の学校があったりするらしいのだけれど)。この作品に登場する、ある聾者は言う。「(聾ばかりの家族の中で)一人だけ耳が聞こえるんだ。かわいそうだよ」。この言葉だけ聞くと「いくらなんでも言い過ぎでは?」と思うけれど、確かにこの映画で手話で楽しそうに会話をしているのを見ると(意図的なのだろうが、所々字幕のないシーンがある)、何だか自分が一人取り残されたような、不思議な気持ちになる。それと一番驚いたのが「手話は国によってそれぞれ違う。しかし聾者同士なら例え違う国の人間でも、二日もあれば意思の疎通ができるようになる」という証言(ちなみにこの発言をした聾者はその後「健聴者にはそんなの無理だろ?」と穏やかに微笑むのだ)。この作品を観ていると、彼らにとって「聾」はもはや障害やハンディキャップではなく(とはいえ全体から見ればマイノリティには違いないのだから、福祉などの問題もあるのだろうけれど)、手話もハンディキャップ克服の手段というよりもはや一つの「文化」なのだという事が実感できる。というよりこの映画は、障害者云々という事だけでなく、言語(コミュニケーション)というものの不可思議、そして他者、すなわち「自分と異なる“ルール”を持った人」をどう捉え、どう接するべきかを観る者に考えさせてくれる作品だと思う。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-10 19:48:48)
223.  駅馬車(1939)
快「活」な物語運び、そして「活」き活きとした登場人物(唯一ネイティヴ・アメリカンは、残念ながら「記号」的描かれ方なのだけれど)、「活劇」という言葉はこういう映画のためにあるんだよなー、としみじみ納得。個人的にはニヒルな賭博師がカッチョ良くて好き。ラストも朗らか。ステキだぜ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-10 19:15:10)
224.  リンダ リンダ リンダ
いや、【まぶぜたろう】さんの仰る通りだと思う。のだけれど、正直言うと、高校生の時からのブルーハーツ狂(というかブルーハーツに人生を動かされたと言っても良い)である僕はクライマックスの演奏シーンがちょっとあっさりしていたため、観終わった後、一抹の物足りなさを覚えてしまったのだ。しかし、時間が経つうちに「あれで良かったのだ」と少しづつ思えてきた。この映画は、例えば「スクール・オブ・ロック」のようなロックバンドのサクセスストーリーではない。登場人物の一人が「別に意味なんかない」と言っていたが、(さして文化的でもない)文化祭にも、その為に結成されるコピーバンドにも、別に意味も意義も無い。だけどそこにはやっぱり「何か」がある。それは、何か起こりそうな予感だったり、理由も無い高揚だったり、ふと感じる切なさだったりする。そんな平熱の青春の表情―思い切って告白したけどあっさり振られた、とか、みんなでご飯を食べたりこっそり学校に泊まったりするのが訳も無く楽しい、とか、あるいは後から見れば他愛の無い友人同士の諍いであるとか―を、この作品は慎ましやかに捉えている。そう、ここで描かれているのは何も特別な主人公ではない。ブルーハーツの「終わらない歌」の歌詞にもあるように、正に「僕や君や彼ら」の青春、何処にでもあるけれど、しかし一人一人にとってはかけがえの無い青春なのだ。・・・・・・それにしても、山下監督、すでに「巨匠」の空気を匂わせている。良いのか、まだ二十代なのに。
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-03 15:43:54)(良:3票)
225.  スペース・カウボーイ
前半の部分と、後半で宇宙に上がった後のILMバリバリCGの部分がチグハグに感じるし、あの若い奴の暴走も「何で?」と思ったりもするのだけれど、これって多分イーストウッドが肩の力を抜いて作った作品なんじゃないのかなあ。80年代、「オランウータンと共演?そりゃ面白い」ということで出演した「ダーティファイター」と同じように「老人が宇宙へ?いいねー」ってな感じでOKした仕事なんじゃないかと思う。勝手な想像だけど、イーストウッドには自分が巨匠扱いされることに対する「照れ」みたいなのがあって、だからこそこういう作品でフットワークの軽さを見せつけたのでは。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-27 17:22:03)
226.  反則王
んー、「昼間は冴えない銀行員が夜は反則レスラーとして大活躍」というあらすじを見た時は期待したんだけど、ちょっとアテが外れたかな。主人公が強くなる過程に説得力が感じられないし、館長のプロレスに対する思い入れやこだわりがどういうものなのかもいまいちよく分からないし、それにいくら弱小団体だからって、他のレスラーが弱過ぎない?ひょっとしたら僕が楽しみ方を間違えているかもしれないけど・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2005-07-24 18:16:26)
227.  ヘルボーイ
んー、どぉでしょ。怪力の持ち主だけど猫好きで、恋愛に関してはまるで中学生みたいなヘルボーイというキャラには魅力を感じないこともないんだけど…。あのラスボス(っていう言い方がぴったり)は“物理攻撃”で倒せるんだから、別にヘルボーイじゃなくても良かったんじゃないの?とか思ってしまった。んでもセルマ・ブレアは良いっすね。あとあのチェリーボーイ臭プンプンの新人も可愛かった。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-24 18:10:58)
228.  シティヒート(1984)
んー、ダンディでオシャレな作品を目指したんだと思うんだけど…最初の10分は面白いんだけど…やっぱ致命的なのはC・イーストウッドの出番が少なくて、しかもキャラクターにあまり魅力が感じられないってことでしょうか。ところどころ面白い所はあるんですけどね。特に「赤頭巾ちゃんとオオカミ」には笑った(まさか禁酒法時代のアメリカに“イメクラプレイ”があったとは笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 18:05:00)
229.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
SWシリーズ、最初で最後の(多分)劇場鑑賞。僕の場合、観るタイミングが悪かったのか旧三部作にはそれほど思い入れがないし(ちゃんと最初から最後まで観たのは二十歳過ぎでしかもビデオ)、新シリーズはDVDで観て「んー、ただCGが派手なだけだなぁ」としか思ってなかったのだけれど・・・観終わった後、SWを「観た」というより「参加した」ような感覚に襲われた。SWシリーズって良くも悪くも映画の域を超えてしまった作品だと思う(ちなみに“悪く”の方は、役者(の演技)を大事にしてない所)。否定派の方々が仰っている「CGや戦闘シーンの派手さ」は僕にはそれ程気にならなくて(って言い方もヘンだけど)、むしろアナキンが否応なしに破滅の道に導かれてしまった「運命の残酷さ」に心を震わされた。アナキンが暗黒面に堕ちても尚、自分の行動が「世界の平和の為」と思ってる所とかも「そーだよなー、自分が正しいと思ってやってることが俯瞰的に見て正しいかなんて、後になんなきゃ分かんないもんなー」とか思ったし、ラストシーンはやっぱちょっとウルッときた。正直この作品が映画として「良い作品」かどうかは分からないのだけれど、ここまで多くの人を巻き込んで熱狂させる作品というのは今後なかなか現れないと思うし、そういう意味ではやはり、たぐいまれな作品だと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-20 18:50:29)(良:1票)
230.  生きない(1998) 《ネタバレ》 
んー、確かに無表情のダンカンはえらい怖いしラストも死に軽、もといシニカル。これは「後味が悪い」と感じるのが健全な感覚なのだろうけれど、僕は不思議と温かなものを感じた。何つーか、「別に死のうとしなくても人間いつかは死んじゃうんだし、そんだったらもうちょっと頑張って生きてみようかな」って感じ。少なくとも中途半端な「人生応援歌」みたいなやつよりは、ずっといいと思う、ある種の人にとっては。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-20 18:24:15)
231.  エレファント 《ネタバレ》 
正直この作品が映画として優れているのかどうかはよく分かんないけど(前半はかったるかったし)、ラスト20分はショッキングだったなあ。惨劇をドラマチックに描くのではなく淡々と描いてるのも迫力あったし、“彼ら”の最初の犠牲者になるのが、彼らと同じように周りから馬鹿にされている女の子だったという点も、重い。ところで、少し前日本で十代の凶悪犯罪が続発し「十代の心の闇」なんて言葉がよく聞かれた頃、あるニュース番組で十代の人たちを対象とした「あなたは人を殺したいと思ったことがありますか?」というアンケートの結果が紹介されていた。細かい数字は忘れたのだけれど、確か3割位が「ある」と答えていて、ニュースキャスターが「こんなに多くの人が殺意を・・・!」と驚いていたのだけれど、僕は逆にそのキャスターの反応に驚いてしまった。僕は少なくとも9割位の人が「ある」だろうと思っていたから(だから僕は「日本って思ってたより平和なんだな」と思ってしまった)・・・こんな事を言うとアレかもしれないけれど、僕の十代のある時期、ある瞬間、もし銃が手の届く所にあったなら、ひょっとして、ひょっとしたかもしれない、と思う。僕には、それまで惨めな思いを抱き続けていた“彼ら”が銃を手にした時に感じたであろう「高揚」が、ちょっと想像できる。「これで世界は自分たちのものだ!」という、危険で、おぞましく、しかし甘美な戦慄、絶頂感・・・勿論僕は、彼らの行為を正当化するつもりなんて毛頭ない。ただ・・・もし彼らが手にした武器が「銃」でなかったら、例えば故カート・コバーンがギターを手にし「やあ、こんにちは。どんだけ最低だい?」という「銃弾」を世界に発したように、何か自己表現の手段を手に入れていたら・・・と、思わずにはおれないのです。一部の大人は大騒ぎしてたけど「心の闇」なんて別に驚く物ではないし、突然現代に現れた病でもない(だって「源氏物語」にも、嫉妬心という「心の闇」の力で恋敵を呪い殺す話とか出てくるもん)、誰の心にもある物で(それを意識するかは別として)、消し去ったりする事は出来ない、と思う。でも、それを克服して、自分の中に封じ込めたり、違う形に昇華させる事は、何とか出来ると思うんだよね。ル=グィンの「ゲド戦記」で、主人公ゲドが自分の影と戦いながら、最後には抱きしめ、受け入れたように、ね。
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-18 16:38:08)(良:1票)
232.  女子高生ロボット戦争
観ました、やっと観ました(意外と人気があるのか、結構貸し出し中だったりしたもんで)。いやー実に面白かった!・・・最初の30分位までは。まあ「アルバトロス作品」という先入観があったからかもしれないけど、カメラワークとか演出とか結構しっかりしてるような感じがしたし(途中で出てくる学校カウンセラーがエロサイトを覗いているくだりはかなり笑えた)、「あれ、これはひょっとして面白いかも」とか思えたんですよねー。んでも、話が進めば進むほど話がグダグダになってきて、クライマックスの女の子二人の対決シーンは、ある意味「デビルマン」のアモンVSシレーヌのシーンに勝ってるかも(笑)。まあ、何つーか、面白くなさがかえって面白いというか、「あああ~やっぱりアルバトロスだなあ」と脱力してしまう感じがアルバトロスファン(?)にはたまらない、かも。・・・・・・あ、ロボット?ロボットね・・・出てきますよ、もちろん。色んな意味で、衝撃的でした。どういう意味で衝撃的かは、貴方自身の目で確かめてください。僕は責任取りませんが(笑)。<2005.7.18追記>【まぶぜたろう】さんの映画鑑賞の幅の広さに関してはいつも驚かされるのですが、まさかこの作品をご覧になってたとは!それにしても、「プロジェクトA子」っすかあ・・・言われてみればって感じもするけど。まぁ、日本にも「スター・ウォーズ」の影響を受けた「宇宙からのメッセージ」なんてのもある訳で、ま、おあいこって奴ですかね(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-18 15:36:05)(笑:1票)
233.  汚れた顔の天使
↓あー、そうそう、そういえばありましたねー、そういうエピソード。神に絶望し、自ら神になろうとしたバランが愛に目覚め、最期はあえて民の前で臆病者として自らを処刑させた・・・という。ラオウ亡き後、無理やりダラダラ続いてしまう、というジャンプヒット作の悪いパターンにハマっていた「北斗の拳」も、このエピソードのおかげで少しピシッと締まった感じで終われたんですよねー・・・って横道それ過ぎ!・・・・・・まぁ今更ワタクシごときが付け加える事はないのですが、ジェリー神父とギャングのロッキーの、互いの立場を超えた友情、ロッキーはジェリーを守る為に人を殺め、そしてジェリーは死刑が決まった親友ロッキーに、敢えて残酷とも思える頼みごとをする・・・という、何というか互いの生き方・信条の違いから葛藤し血を流した上での絆と申しましょうか、「私とお前と、神だけが(お前の真の勇気を)知ってる」ってくだりは泣けるでごんす。友情ってのはこういうものでありたいものです。シビレます。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-16 16:41:30)
234.  フライ,ダディ,フライ
確かにかなり無理のある設定だとは思います。ただ、原作者と監督によるとこの作品は「ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画のような“修行モノ”を目指した、大人のためのファンタジー」との事なので、例えば「カンフー・ハッスル」を観るようなつもりで観てみるとそんなに違和感はないと思います。ま、いーじゃないですか、大金持ちがコウモリ男のコスプレをする話や、空気のない(音の伝わらない)宇宙空間なのに戦闘機が音を立てて飛ぶ映画がアリなんだから、娘の敵討ちのために40日間の休暇を取るお父さんや戦闘能力の異様に高い在日高校生や偏差値は低いけど凄い企画実行力のある高校生集団もアリでしょ(笑)。何にせよ、主役の二人が良かった。僕は結婚もしてないし娘ももちろんいないけど、娘のために何もかもかなぐり捨てて頑張る堤真一には凄く共感したし(あのダサい緑ジャージが段々すげーカッコ良く見えてくるから不思議)、所々ホロッとさせられました。それに、むちゃくちゃ強いけど孤独で、人生を達観している朴舜臣役の岡田准一がハマリ過ぎ。「俺が教えるのは戦い方で、勝ち方じゃない」なんていう、そんな事日常ではぜってー言わねぇだろ的な台詞も違和感ないし、何と言うか、その雰囲気も身体能力も含めてとってもセクシーで、きっと他の役者だとおマヌケに見えてしまうであろう「鷹の舞」もかっちょ良い。てか、彼にド突かれたり抱きしめられたりする堤真一がちょっと羨ましかったぞ(って、おい!)。ラストのワッショイワッショイな感じの「殴り込み」のシーンもマキノ映画みたいで良かったっす。ま、悪役の描き方とかその他もろもろ、物足りない所もあるにはあるんで7点か8点か迷うところではあるのですが、成島出という監督さんは、何となく応援したくなる「何か」があるような気がするので(って偉そうに言うのもナンですが)、この観た後に爽やかな「風」を残してくれる「オッサン青春映画」に8点でございます。
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-14 17:05:46)
235.  長い灰色の線
桃しゃ~ん、またまた素敵な作品を登録してくれて有難うごじゃいま~す。ところでこの作品、別に桃さんの言葉をまぜっかえす訳ではないけれど「巨匠の隠れた名作」という扱いを受けるにはあまりにもキュートでいとおしい(つまりもっと普通に人々の間で愛され、慈しまれるべき)作品だと思う。邦題は直訳なんだけど(多分グレーの制服を着た士官学校の生徒たちが整列してる様を言ってるのだな)、ちょっと地味で、損してる気がする。さて、若き日の主人公マーティ(タイロン・パワー)が士官学校に皿洗いとして雇われ、やがて教官になり、後に終(つい)の伴侶となるメアリー(モーリン・オハラ)と出会い・・・という物語がテンポ良く語られる前半は、何というかもう、登場人物の一挙手一投足がひたすら可愛らしくてニコニコしながら見入ってしまう。特にお互い素直になれないマーティとメアリーがブチ切れながら(!)愛の告白をするシーンは大爆笑必至。後半、二つの世界大戦を通過するくだりになるとさすがに話はシリアスになっていくけれど、それでも暗くて陰惨な印象ではなく「生きていれば必ず親しい者との死と向かい合わなければならない」という事実を穏やかなトーンで語っている、という印象。それに、あー、あのラストも素晴らしいやねぇ。人生の悲喜こもごも、そして家族というもののあり方、人と人とのあり方を教えてくれるこの作品、沢山の人に観て欲しいです・・・ところでこの作品、聞く所によるとジョン・フォードが初めてシネマスコープに挑んだ作品だとか。残念ながら僕が観たのは両端がテレビサイズにチョン切られちゃったビデオ版。せめてDVDで観たいっす~。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-13 16:36:47)(良:3票)
236.  網走番外地 望郷篇
前作「続網走番外地」に続いて、「網走」とタイトルについているものの、刑務所は出て来ず、まあ言ってしまえば普通の任侠モノ。でも、この作品には彼独特のワイルドさ・ウサン臭さ(良い意味で)に溢れていてそれが魅力的。由利徹・田中邦衛らコメディリリーフも楽しいし、混血の孤児の少女と高倉健の交流も泣かせます。杉浦直樹演じる殺し屋ジョーも、キザなんだけど石井ワールドに上手くハマっています。前作・前々作で「鬼虎」を演じていたアラカンが何故か高倉健の親分を演じてたりするけれど、そこをツッコむなんて野暮はナシですよん。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 20:54:20)
237.  ふたりにクギづけ
んー・・・面白かった。けど・・・様々なタブーを軽快に笑い飛ばすファレリー兄弟の作風は相変わらずだし、好感が持てる。でもだからこそ、シャム双生児というアイデアプラス、もう一ひねり欲しかったというか・・・まあ、期待値が高かったからこその贅沢な要求かもしれませんが。でも、あのアジア系の女優さんは(最近のハリウッド作品では珍しく)キュートで良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 20:40:04)
238.  ヒロイン!
関西発の、キュートでポップなスポ根コメディ。三原作品としては「燃えよピンポン」と同系列の作品で(たぶん)、新興の大型店に押されかけた、さびれた商店街をスポーツを通じて活性化する、というストーリーは田中麗奈の「ドラッグストア・ガール」に通じるものがあるけれど、僕としてはひねり過ぎた「ドラッグストア~」よりも、ベタに押しまくったこちらの方が好きです。老人ばかりのチーム「ナンマイダーズ」には爆笑(あれってまさか実在するチーム?)。ところで「燃えよピンポン」にもこの作品にも、お色気要員(?)のレオタード集団が登場するのだけれど、あれは三原監督の好みなんでしょうか、やっぱし。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-11 20:32:35)
239.  逆境ナイン
んんー、途中で突然落下してくる「自業自得」のモノリスとか、ギャグは結構面白かったです。原作は読んでいないけれど、島本和彦テイストは十分出てるんじゃないのかな。ただ・・・自分とはちょびっと周波数が合わなかった感じ。最後の112対0の点差をひっくり返すウラ技の所は良かったんだけど(何だか文章の歯切れが悪くてゴミンナサイ)。そういえば、この作品の宣伝写真を初めて見た時「へぇー、ついに主演か、トータス松本」とマジで思ってて、後で玉川鉄二と知ってびっくり。ああいういわゆる二枚目俳優さんがあんな「ガッツだぜ」な表情で演じてるのは偉いなーと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-08 18:23:06)
240.  陽気な踊り子
かつて、かのチャップリンは「滑稽さの裏には哀しみがあり、哀しみの根底には残酷さがある。そしてそれを乗り越えるのが、笑いなのだ」と語ったという・・・・・・嘘です、さっき考えました、スミマセン。でも自分で言うのもなんですが、ちょっとホントの名言っぽいでしょ(笑)?実はこの作品を観た後、そんな事を考えました。↓で【あまみ】さんが丁寧な解説を書いてらっしゃいますが、田舎の劇団の健気さ=哀しさとブロードウェイ(都会)の人間の残酷さが見事に対比されていて、単なる「コメディ」の枠を超えていると思います。しかもサイレントということで、細かいしぐさによる表現が秀逸!ドン(ハリー)がラブシーンのオーディションを受けるくだりでのジンジャーとの腕の攻防(?)も笑えるし、ラストの敢えてジンジャーの足だけを撮ったやり方なんかはとてもオシャレです。それにしてもキャプラのサイレント時代の作品がDVDで観られるなんて、いい時代になったもんだ。チャップリンが好きな人にもお勧めです。(9点)<2005.5.26追記>昨日もっかい観ました。最初に観た時は「普通に良い映画」だと思ってたけど、これ実は、凄い映画かも。何つうか、人間の根源的な部分をさりげなく描いてるというか、だからこそ無性にいとおしいというか切ないというか・・・。とにかくベッシー・ラヴ嬢がスカートふりふりさせながら時に怒ったり、笑ったり、泣いたりしてるのを観るだけで幸せ~な気分になれます。出来るだけ沢山の方に観て頂きたいけど(ちなみに僕は近所のツタヤで借りました。多分リクエスト出せば入れて貰えるんじゃないかな)、特に「シベ超」やエド・ウッド(本人の作品でもティム・バートン作の方でも)をこよなく愛する方々に観て頂きたい作品です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-07-07 18:04:46)(良:2票)
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