221. かぼちゃ大王
これ、ビデオタイトルが「私が愛した少女」というので、ロリコン映画みたいなイメージを持たれるかもしれないんですけど、全然そんなことないですよう(あ、でも少女のヌードシーンもちょっとだけあるし、危うい雰囲気を持ってはいますけどね)。「かぼちゃ大王」っていうのはどうやら「ピーナッツ(スヌーピーが出てくるマンガって言った方がいいかな)」に出てくるらしいです(「らしい」とか言わずにちゃんと調べとけよな)。同じ監督による「黄昏に瞳やさしく」という作品がとても良かったんでこちらも観てみたのですが、不思議な温かさにあふれた映画でした。無精ひげのお医者さんと、ピッピという女の子がなかなか素敵です。 7点(2003-10-07 14:40:57) |
222. スカートの翼ひろげて
あり?そんなに悪い内容でしたっけ?確かに恋愛ドラマの部分は納得いかない部分もありましたが、全体的に爽やかな映画だったように思います。確か戦争中(第一次だったか第二次だったか忘れてしまった!)男たちが徴兵されて労働力が足りなくなった農村に女性が派遣されて、という話でしたが、のどかな農村の風景と音楽がとても合っていたように思います。ただ、登場する三人の女性がみんな知らない女優で、キャラクターを把握するのが大変だったんですけどね。今度もう一回観てみようっと。 7点(2003-10-07 14:27:46) |
223. エーゲ海の天使
確か、第二次世界大戦中のドイツの一小隊が、作戦のために上陸したエーゲ海の小島で素朴な島民と出会い・・・ってな話だったかな?随分前に観たんで記憶があやふやなんですけど、不思議な感じの映画でしたね。確か、映画の冒頭と最後で意味深なメッセージがあったような・・・。 7点(2003-10-07 14:18:13) |
224. イノセント・ライフ
1920年代のスウェーデンを舞台にした、ユダヤ人で、しかも社会主義者の父を持つ少年の物語、ということでなかなか新鮮で興味深い題材でした。避妊具が反体制の象徴っていうのはちょっとびっくりしたけど、そっか、古いキリスト教の考え方からするとイカンのか。結構細かいところを忘れちゃっているのでも一回観てみたいなー。 6点(2003-10-07 14:08:14) |
225. 恋におちたジョージ・ルーカス
「恋におちたシェイクスピア」及び「スター・ウォーズ」シリーズを始めとするルーカス作品をパロッた超短編ですが、なかなか面白いですよ。ただ、ホントに短いです。 7点(2003-10-01 16:50:30) |
226. チェイシング・エイミー
あくまで想像ですけど、この作品の主人公って監督ケビン・スミスが投影されてるんじゃないですかねえ。主人公と同じような悩みを彼自身持ったことがあるのかな?そういや「クラークス」でも同じようなエピソードがあったし(あっちは半分ジョークにしてたけど)。あたしゃよく分からんのですけど、やっぱし世の男性は恋人の過去の男性遍歴って気になるのかしら?それにしても相変わらず「スターウォーズ」ネタは入るんですね。 6点(2003-09-27 21:32:59) |
227. 紅の豚
勝手な想像ですけど、これって宮崎監督が「今までいっぱいエンタテインメントやって、観客には目一杯奉仕したかんね。これからは売れようと売れまいと好きなことやらしてもらいますばい(なんだ、この口調?)」という決意を表明した作品って感じがします。個人的には「カリ城」や「ラピュタ」の方が好きなんですけど。後の作品と比べると声優がいいですね(特に加藤登紀子)。 7点(2003-09-27 21:26:01) |
228. 点子ちゃんとアントン
うむ、好きなタイプの映画だし、「刺激の強い映画を観たがる現代の子供達に観せたかった」という監督の意図は理解できるのですが、舞台を現代にしたのがちょっと引っかかってしまったんですよね。小さな子供がアイスクリーム屋で働いていたり、深夜の駅構内で歌ってたり、泥棒に対する警官の態度がなんだか呑気だったり、というある種の牧歌的雰囲気がちょっと合わないような感じがしました。ひょっとして原作の時代設定にすると(セットやなんかで)制作費がかさむ、という事情があったのかもしれないのですが・・・。でも、いい映画だと思います。 7点(2003-09-24 22:01:08) |
229. マーズ・アタック!
正直、グロい描写は好きじゃないんで、その辺ちょびっとひいたところもあったんですけど、面白かったですよ。ガチガチの軍国主義者をはじめ、色んな意味での権威を馬鹿にしまくってますね。ある意味、オタク少年の逆襲って感じ(最後はおばあちゃん思いのオタクっぽい少年が勝利するし。と思ったらあの男の子は「刑事ジョン・ブック/目撃者」に出てたあの男の子だったんですねー。大きくなったなあ)。群像劇としても面白かった(特にあの元ボクサーの黒人はイカす!)。監督の彼女の火星美女のキモチ悪い動きもサイコーでした。やるじゃん、ティム。 8点(2003-09-17 18:14:21) |
230. デトロイト・ロック・シティ
アタクシの場合、KISSのCDはベスト盤を一枚持ってるだけなんですけど、これは面白かったなー。女子トイレのシーンといい、いちいちトゥーマッチでマンガっぽい展開といい、いかにもKISSの映画って感じでした。それにしても、やっぱロックはヘタレ小僧(&ヘタレ大人)の勇気を奮い立たせてくれる音楽なんだなーと思いました(俺はロックファンだがヘタレじゃない!と思った人、許してね。でもアタクシもヘタレだから)。 9点(2003-09-17 18:02:53) |
231. 普通じゃない
んー、どうでしょう?あんまりキャメロン・ディアスの演じるキャラが好きになれなかったんですよね(クレジットカードがどーのこーのとか。あんなん言われたら、多分、殴る。グーで)。ユアン・マクレガーのお人好し駄目男やホリー・ハンターのブチキレ天使はなかなか良かったんですけど・・・。最後の「愛の講釈(?)」もなんだかなあ。この監督(確かイギリス出身?)の作品を観るのはこれが初めてなんですけど、あんまりアメリカでの仕事はうまくいかなかったんじゃないでしょうか(「ザ・ビーチ」は未見で評判を聞いているだけなんですけど)。同じような話なら「バンディッツ」や「キル・ミー・レイター」の方が好きでした。残念。 3点(2003-09-17 17:56:35) |
232. 依頼人(1994)
あんましこの手のサスペンスって観ないんですけど、なかなか面白かったです。ただ、あの男の子(ブラッド・レンフロ)は病院で襲われた時点で警察に頼ってても良かったんじゃないか?そもそもあの年で行動力ありすぎじゃない?という気もちょっとしたんですけど、ま、この手の作品では多少強引な事をしないと物語が成立しないわけでしょうがないかな。スーザン・サランドン演じる女性弁護士と男の子の心の交流が良かったです。 7点(2003-09-10 18:17:40) |
233. クライ・ベイビー
ジョン・ウォーターズ監督お得意の、分かりやす~い構図の楽しい映画でしたね(“スクエア”を「山の手」と訳してたのが妙におかしかった)。僕は世代が全然違うんでよくは分かりませんが、エルビス・プレスリーの映画のテイストを真似ているのかな?それにしてもジョニーの歌は吹き替えだったのかあ。もともとミュージシャン志望だったのに・・・。 7点(2003-09-06 18:57:48) |
234. 奇人たちの晩餐会
これはフランス版「ヨタロー話」かな?観てて、「イワンのばか」を思い出しました。あと「バカって言った方がバカなんだぞー」っていう懐かしい(?)罵倒語も。帰れといわれてもなかなか帰らないピニョン。その「イライラさせられ方」がちょっと昔のお笑いみたいで懐かしかった。 7点(2003-09-02 16:31:41) |
235. モール・ラッツ
ショッピングモールをたむろするオタク青年と優柔不断なその友達のドタバタ・ラヴストーリー・・・なのかな。小ネタはちょっと面白いけど、この作品にラヴストーリーを期待するとがっかりしちゃうかもしれません。個人的にサイレント・ボブ(監督自身が演じている)のキャラが好きなのでそこそこ楽しめました。 6点(2003-08-29 18:45:40) |
236. スター・シスターズ 流れ星にのって
同じ日に同じ病院で生まれ、同じ「ヨハンナ」と名づけられた三人の女の子のファンタジックなお話。ちょっと話が少女マンガっぽいけど、それぞれのヨハンナがなかなか可愛くて良かったです。特に二番目のヨハンナのエピソードが、子供の目に映る「死」を題材にしていて興味深いです。 6点(2003-08-29 18:31:13) |
237. ラヴソング
《ネタバレ》 「ラヴソング」って、またベタな邦題だなーと思ってたら、テレサ・テンの歌が背景にあったんですね(原題は彼女の歌の中国語のタイトルなのかな?多分)。テレサ・テンのファンには感慨深いかも。個人的には「香港=都会、大陸(中国本土)=田舎)という構図で描かれていたのが興味深かったです。どっちかというと主人公二人の物語より、エイズになってしまったタイ人の娼婦とクリストファー・ドイル演じる英語教師のサイドストーリーに目が行ってしまいました。あ、あとヒロインの気を引くためにミッキー・マウスの刺青を彫ってしまうヤクザの親分も可愛かった(ディズニーは何も言わなかったのだろうか?)。でもいくらなんでも、最後にマンハッタンで再会っていうラストは都合良すぎる気が・・・。 5点(2003-08-29 18:08:08) |
238. クラークス
ケヴィン・スミス監督の「ジェイ&サイレント・ボブ」シリーズ(「モール・ラッツ」、「チェイシング・エイミー」、「ドグマ」、そして完結編「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」)の一作目ですね。コンビニやビデオ屋でバイトしている若者は共感するところが多いかもしれない。かくいう僕も昔コンビニで結構長い間バイトしていたので、なかなか面白かったです。それにしても、やや粗めのモノクロ画面にあんまり動かないカメラ、何だか「ストレンジャー・ザン・パラダイス」みたいだなーと思っていたら、ちゃっかりエンドロールのスペシャルサンクスのところにハル・ハートリー、スパイク・リーに並んでジム・ジャームッシュの名前も挙がっていました。ただ、僕は「ストレンジャー~」の良さがいまいちわからなかった人なので、この作品が良質なオマージュとなっているのか、それとも俗悪な猿マネなのかは判断しかねます。 6点(2003-08-29 17:52:07) |
239. 流星(1999)
チャップリンの「キッド」を下敷きにしているらしいけど、あんまその事は考えないほうがいいかもしれませんね。レスリー・チャンが子供を寝かせる時に耳をさわりっこしながら歌を歌ってあげるシーンが妙にリアルで印象に残りました。 5点(2003-08-29 17:30:55) |
240. Mr.アクシデント
ヤッホー・シリアスの作品は「ヤング・アインシュタイン」も「レックレスケリー」も好きだったんですけど、これは駄目でした。あまりにも話が破綻しすぎていて・・・。この人の作風って、おバカ映画だけど何故か心温まる(そしてピリッとした社会風刺も入ってる)ってところが魅力だと思ってたんですけどねえ。一応タバコ会社に対する皮肉めいたものが見られるけど、ただそれだけって感じだし・・・。うーん、頑張ってほしいなあ。 4点(2003-08-27 19:19:40) |