221. カタクリ家の幸福
「何をやりたかったか」はわかりますが、それじゃあダメでしょう。もっとハジケてくれなきゃ。キャストの中では、松坂、丹波両氏はよかった。あとはみんなダメ。変に手を加えずに「クワイエット・ファミリー」そのままに作ってほしかった。あっちのほうが断然面白いですよ~。 [ビデオ(邦画)] 4点(2003-04-07 23:23:30) |
222. 青の炎
《ネタバレ》 こりゃあきまへん。若者らしく見えない。おじいさんが描いた若者という感じ。蜷川作品という先入観? そうでもないと思うけど。セリフのやりとり、高揚感のなさ、どれをとっても老成しちゃってるんだもの。特に音楽の使い方ね。きわめてオーソドックス。これに関してはTVドラマを見てるみたいで、私、わるいけどわらってしまいました。いやTVドラマ以下だよ。東儀さんの音楽を使ったTVドラマ、こと音楽に関してはとてもよかったもの。そして、ダメ押しはあの「絵」ですね。美しすぎて「きれいごと」に見えてしまうのです。ストーリー的にも×。あの状況で家に帰す刑事というの、ありえないっしょ。ロードレーサー買っちゃう彼、というのも蛇足。何を狙ってかはわかるけど、そういう映画は、一番ダメ。何狙っているのかわからない、というのよりむしろタチがわるい。バレバレなのに伝わってないんだもの。ラストの映像は、「美化」と紙一重。これを、むかつくヤツはやっちゃってもいい、というメッセージと受け止める人はまさかいないでしょうけれど、でも監督に対して「そう誤解させたいんでっか?」とマジメに聞いてみたくなります。後半の展開はそう悪くない(あややは案外イイ)感じもありましたが、結局のところ「切なさ」のリアリティー=ほとんどない、というところがいっちゃん致命的だと思う。まあこりゃ、ずいぶんほめられちゃいるけど、二宮君の演技力不足もありましょう。段取りをこなすのに精一杯の様子でしたもの。若者のやりきれなさを描いた作品としては、『青春の殺人者』のほうが、完成度において未だにまさっていると思われます。 3点(2004-03-16 19:54:18) |
223. ミート・ザ・ペアレンツ
しつこい。やりすぎ。わらえない。作品を選ばない、職人デ・ニーロはきらいじゃないが、でもやっぱり少しは選べよー。(ベン・スティラー、君もである。これじゃただのマヌケ俳優。ファニーフェイスでありながら、キラッと光る君を、私はもっと見たいのダ) 3点(2003-12-13 12:23:36)(笑:1票) |
224. スペーストラベラーズ
レンタル代返して~と思った。 [ビデオ(邦画)] 3点(2003-11-29 17:54:32) |
225. シュレック
単調なストーリーとディズニーに対するイビリ。ただそれだけって感じ。私にはディズニーに対する思い入れがほとんどないから、それで何も感じないんでしょうね。むしろディズニーファンだったら、笑えるのかも。案外、ディズニーファン向けの映画なんでしょう。 3点(2003-07-12 18:38:14) |
226. オーシャンズ11
豪華メンバーと大量の広告。莫大な金を投入して、これほどのショボ映画をつくれることに対して、ある意味カンドウしてしまいました。 [ビデオ(字幕)] 3点(2003-05-30 00:03:57) |
227. 僕たちのアナ・バナナ
役者3人とも大好きなのですが、まったくの期待はずれでした。でも、高評価の人が多くて、心底ビックリ。 [ビデオ(字幕)] 3点(2003-05-17 01:37:27) |
228. 102
101とつながってなかったんだー・・ガッカリ!! そういうの、いやなんです。後日談を見たかった。 見どころはオッドちゃんのかわいさとクルエラのくるいっぷりだけ。 101とはまったく別物だったので、私はみとめまっしぇん!! このままだと、平均点が高すぎ! オッドちゃんにだけ2点を進呈します。 2点(2004-07-02 22:42:06) |
229. 容疑者(2002)
身勝手な父親が「私だってつらかったんだ」みたいなこと言う。サイテー。 ところで、あのくらいの時期の赤ちゃんは、初めて会った人にはたいていわけへだてなく「人見知り」します。優しい人をかぎわけてニコニコし、福祉の人には泣きわめく、なんて「器用」な芸当、できるわけがない。全然リアリティーなし! あのあたりから完全にシラケちゃいました。 途中まで「日本の2時間ドラマみたい」と思ってましたが、日本のドラマ制作者に対して失礼な話でした。2時間ドラマよりひどい、久々の駄作。 2点(2004-05-29 23:50:01) |
230. インビジブル(2000)
サイアク。バイオレンスを毛嫌いはしてないし、ケビン・ベーコンは好きな役者だからかなり変人をやっててもむしろ「うまいなー」といつも思ってるんだけど、これは悪人をヒーロー扱いしてるような誤解を与える点が、あきまへん。「キル・ビル」には喝采をあげてる私ですが、この映画のキレ方と血ノリの海にはマジ気持悪くなった。 2点(2003-11-19 23:22:31) |
231. I am Sam アイ・アム・サム
ほとんどすべてが「わざとらしい」。 2点(2003-08-21 20:05:55) |
232. 陰陽師
最初はあまりに頭にきたのでただカッカしてましたが、なぜ私がとんでもないと思ったかを少しはちゃんと書きます。まず第一に、陰陽師というダークな世界に、CGが合わなさすぎ。ここまでひどいミスマッチは見たことありません。この世界観にCGを入れ込むなら、ここぞという「部分」だけに、効果的に使うべきだったと思います。これでもかとCGを使いまくるのはまったくの逆効果だったとしか思えません。その意味で、「2」にもまったくの期待はできません。次に、多くの人が憤慨している演技のひどさですが、これは洋画にだってあるレベルだと思いますから、とやかく言いません。真田さん、萬斎さんは健闘していたと思います。演技に難があるのではなく、深遠な雰囲気をかもし出すべきところを、劇画的な演技にもっていこうとした、これは演出のミスだと思います。素材のセレクトの問題。というか、滝田監督はCGを使うことに長けている人だとは思えないから、そっちのほうに労力を使うことを余儀なくされ、想像ですが、演技に関しては二大・名優に「おんぶにだっこ」だったのではないでしょうか? だけどそれじゃあ役者たちは自分たちのカンで演技せざるをえなかったのでは? そんな想像が浮かんでしまうほど、うすっぺらーい内容でしかなかったわけです。その中で唯一、この「陰陽師」という世界にふさわしい雰囲気と演技を表出していたのは、私は夏川結衣だったと思います。実に怨念のこもったおどろおどろしい演技で、本領発揮だったと思いました。だから、1点は夏川さんに。あとはむしろマイナス点をさしあげたいくらいです。 1点(2003-03-21 00:48:16)(良:1票) |