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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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221.  踊るニュウ・ヨーク
アステアの相手役はエレノア・パウエル。これにジョージ・マーフイーが加わり恋と友情がダンスに絡めて描かれる。まだ売れないダンスコンビのアステアとジョージのうち、間違いでジョージが抜擢される。それでも彼を恨まず支えるアステアがいい人で引き立つ設定。30年代に多い脇役も活躍するコメディ路線とはやや 趣を変え結構シリアスな話。最初のジョージとのタップやエレノアのバレエダンス、ジョージとエレノア、アステアとエレノアなど組み合わせやバリエーションを変えてショー場面がありたっぷりと極上のダンスが見られる。いずれも名人芸なので十分堪能できます。
7点(2004-05-08 16:40:34)(良:1票)
222.  地獄の黙示録 特別完全版
公開当時の作品を見てないので比較はできないが、本物のベトナム戦争を再現したかのようなナパーム弾でジャングルを焼き払うなんてシーンはすごかった。人を殺す戦場でバカンスのようにサーフィンにこだわるなど、ベトナム戦争での人間の狂気や残酷さを真摯に描こうとした監督の思いは尊敬に値する。長い映画の後半になると撮影の疲れかどうか前半ほどのインパクトが薄れ、私には何やら意味不明状態になる。しかしこれほどのインパクトのある作品はやっぱりすごいと思う。
8点(2004-05-04 13:34:50)
223.  オーシャン・オブ・ファイヤー
別段ファンというのでもないのだけれど、主人公はヴィゴの人柄そのものを生かしたような素朴なヒーロー像。乗馬に堪能な彼が裸馬に乗って疾走するという見事な見せ場があったりで、セリフ回しがぼそぼそしてるとか地味だとかいう点をあえて生かしているようなはまり役になっている。やたら英語で押し通すような作品が多い中で、インディアンはインディアンの言葉を、アラブ人はアラブ語を話すという当たり前の異文化への理解と尊敬がきちんとされているのも好感が持てる。(ハーフのヴィゴもインディアンの言葉を話す)CGは砂嵐とイナゴだけで実写で迫力あるレースのクライマックスや、砂漠の過酷さ、フィクションだという話の展開も飽きさせず面白かった。  
7点(2004-05-03 20:47:43)
224.  コールド マウンテン
ラブストーリーがメインかと思ったら、これは抑えた描き方でしかもからみの描写部分が少ないので激しい恋情というほどのものは薄い気はする。が、畑仕事をするインマンにエイダが馬車の上でピアノを弾いたりするところなどで抑制された情熱を描く。それより戦場内外での悲惨な描写や、愛する人恋しさにインマンがたどる過酷な帰郷へのエピソードの中に戦争の虚しさ、残酷さ、悲しみなど様々なメッセージを感じる。ルビーは戦争を雨に例えて直裁に愚かしさを語っているし、未亡人は「銃やナイフの金物は社会を悪くするだけ」と言っている。その彼女でも憎しみから兵士を撃ち殺してるし、味方が脱走兵や家族へ加える残酷な仕打ちも愚かしい。舞台の南北戦争は唯一アメリカが戦場になりアメリカ人同士が戦った戦争だけれども、込められたメッセージには今の戦争への思いに通じるものがある。、、ということで私はこちらのインパクトのほうが強かった。実際じっくり見せる脱走の紆余曲折やエイダとルビーの話に比べ再会やラストはあっさりした感じで恋愛への感情移入は薄い。それより迫力ある戦闘シーンやメッセージ性、何気に出てくる豪華なゲスト出演者、性格のはっきりしたメインキャストが良かった。     
7点(2004-05-03 20:17:47)(良:1票)
225.  トイ・ストーリー2
人形達のキャラがうまく擬人化されててストーリーも面白いのでとっても楽しい。飛行機に乗せられたジェシーを助けるまでの運びなどインディジョーンズ並みのハラハラ感がある。これを子供が見たら自分のおもちゃを大切にするようになるかも。もちろん絵はリアルな質感などピクサーならではで素晴らしい。
8点(2004-04-29 00:07:20)
226.  虚栄のかがり火
登場する人物達はT・ハンクスも含めて共感できる者はほとんどいない。最後に演説をぶつ判事のM・フリーマンとハンクスの父あたりのみがまぁまともな人物といったところ。人間の汚いくて嫌な部分をことさらにみせるので見ててもまるで楽しくはないし好みでもないのだが、これが結構ブラックジョークに見え興味深かったりする。
5点(2004-04-28 19:08:17)
227.  真珠の耳飾りの少女
セリフの少ない絵画のような映像から静謐なエロチシズムといった雰囲気が漂い息を詰めて見入ってしまった。ロケーション場面を含めまるで絵を見ているように美しい。映像から17世紀のオランダにタイムスリップしたような気分になり、スカーレット・ヨハンソンはまるで絵から抜け出てきたように違和感がない。名作とまでは言わないが佳作だとは思うし、私としては絵にまつわるこんな美しいフィクションを見られただけでも満足。物語の後で 本物の絵の中の少女の瞳と半ば開いた唇を見ると何か語りたげに見えてくる。   
7点(2004-04-28 18:56:19)
228.  フライド・グリーン・トマト
J・タンディが語りK・ベイツが話を聞く現代と、語られる話の二つが交互に繰り広げられるがこの過去の話が最後まで興味深く展開する。更年期の主婦のベイツはとても可愛い。夫が自分に関心を持ってくれない欲求不満からチョコバー中毒で太りすぎに自己嫌悪しつつ、どうしたらいいかと暗中模索している。身寄りのない老女の話が彼女を変えると言うのも今ひとつ分からない気もするが、偏見のひどい時代にヒューマンな人たちが助け合ったという話は気持ちいい。そんないい話なのに唯一グロいあのエピソードは何とかならなかったのだろうかと残念。ところで青いトマトのフライ(ソテー?)ってどうなんでしょ? 映画以上に興味しんしんでこの夏にはぜひ試そうかと、、、 
7点(2004-04-28 18:51:44)
229.  カーラの結婚宣言
知的障害者の性と自立をテーマに描いた作品。思春期を迎えれば障害があろうとも性の問題は起こる。家族は特に不安や心配が大きい。母親が娘のセックスのことや自立して一人暮らしをするのにまず火事を心配するのはしごく当たり前のことで、障害者を持つ母親として悩むキートンの言葉にも実感がこもる。そのあたりなど微妙な問題を扱っているので、描き方にも現実をふまえた配慮がされているように思う。演出も細かい。たとえば家族会議でカーラの作った首飾りを母親だけがしてない。微妙な彼女の心情が分かる。カーラの家族など彼女の周りはみなやさしく裕福でと条件が良すぎるし結末も甘いのだが、このハートフルで可愛らしい作りに素直に納得する。まぁ現実には障害者に対して冷たい日本より、手厚く進んでるらしいアメリカでもこううまくいくかは分からないけど、、私もJ・ルイスはそこそこだったと思うが恋人の彼はよかった。
7点(2004-04-25 18:42:32)
230.  切腹
普段は構図とかカメラとかムツカシイことには疎いのだが、この作品に限っては最初から構図の美しさが印象的だった。井伊家の壮大な門構え、奥行きのある屋敷内の部屋などが直線的な端正さでもって描かれる。モノクロゆえ一層シンプルで際立っている。これはすでに言及されてるが切腹の庭でも同じ印象がある。話の運びも見事で説得力があり終始緊迫感を持って展開する。仲代達矢はじめ演じる俳優がまた素晴らしい。丹波哲郎などはこんなに 素晴らしかったのかと見直した。みな腰が落ちていかにも侍らしい構えと面構え。時代劇にありがちな聞きづらいセリフを言う者もない。とにかく全てが素晴らしいとしか言いようがない見事な時代劇。主家を取り潰され浪人となった侍は今で言えば倒産した企業のサラリーマンといったところで、しかも転職もままなら ないという困窮と悲哀は今にも通じるところがある。ここで家老のとった前後の処置は家名第一で、そのためには浪人はむろん家臣の命でさえ何ほどのものでもない。恐ろしいほどの見栄と残酷さが寒々しい余韻を重く残す。 
10点(2004-04-24 22:02:59)(良:1票)
231.  カジュアリティーズ
一度見ただけで忘れようにも忘れられないショックを受けた。大体レイプの映画どころか話を聞くだけでも嫌なのにもかかわらず、知らずに見はじめてしまったら目を話せなくなってしまった。ベトナム戦争で5人の兵士が村で少女を拉致監禁しレイプしたあげくメッタ刺しにして殺してしまう。人間性のかけらもない残虐さがまるで現実のようにリアルに描かれ戦慄する。これはひとえにベトナムの少女の怯え方や苦しみ方があまりにもリアルでとても演技とは思えなかったからだ。ショーン・ペンの残虐な兵士はとても怖いしただ一人彼女を救おうと苦悩するマイケル・J・フォックスもうまいが、この少女は数段すごかった。この衝撃は「ジョニーは戦場へ行った」以上のショックで脳裏に焼きついてしまった。一生のトラウマになりそう、、戦場では何でもありというけれど、一人の少女の悲惨を見せられただけでもこの少女の後ろに幾十万か分からないが同じような目にあった過去・各地の女性達の恐怖が見えて、言葉にならないほどの怒りと悲しみを覚える。こういう状況の中でもし自分がマイケルの立場なら何かできただろうか、、下手すると戦死ということで密かに殺されるかもしれないし、その上少女が助かるかどうかも分からない。「紳士協定」でペックが「見てみぬ振りをするのも罪は同じ」と言っているが、こういう生死にかかわる重大問題ではそんな単純なことは言えない。ここでは裁きを受けたがそれでもなお気持ちはスッキリしない。平時であれば重犯罪の殺人でさえ戦場では必要悪ともみ消されてしまう。理性を持った兵士ほど戦後も良心に苦しみ続けなくてはならないのだろう。反対に罰を受けるべき人間が案外平気で日常に戻っているのではないか。この不条理に益々救われない想いがしてやりきれない。こんな苦悩も悲劇も戦争がそもそもの「悪」なのだ。
8点(2004-04-22 23:50:40)
232.  偶然の旅行者
【きりひと】さんの解説でこの作品のテーマは分かりますが印象は薄く、もしジーナ・デービスが助演女優賞を取っていなかったら埋れてたような気がする。しかも彼女自体これが特にいいとも思わないし、、
5点(2004-04-22 22:57:34)
233.  殺人の追憶
連続猟奇殺人事件の話というので見るのを躊躇してましたがこれは見てよかった。事件が未解決と知っているのに、犯人を追う捜査や事件が緊張感を持って展開されるので引き込まれて一気に見てしまった。不安定な時代背景だったというにしても、田舎の刑事達の捜査のずさんさやいい加減さにはびっくりする。証拠保全のまずさ、見込み捜査、拷問、証拠のでっち上げ、勘だより、あげくは占いまで、、凄惨な話でも前半には笑いどころもあって、場内でもサスペンスらしからぬ笑い声が、、ソウルから来た刑事が冷静に彼らのまずさをカバーしていたのに、犯人に近づいたと思った時に怒りと焦りから同じような感情的行動に出てしまう。捕まえられそうでいて捕まえられないもどかしさは刑事達だけではなく、見ているほうにも同じように伝わってくる。そうした作りと言い俳優のうまさといい、韓国映画の水準の高さを実感させる作品だった。
9点(2004-04-22 22:21:17)
234.  卒業の朝 《ネタバレ》 
何も知らずに見たら、これって先生を失望させたビルはブッシュ二世そのもののようです。お金持ちの上院議員の息子で、勉強したのは一時だけ、あとはCやDを連ねても親のコネで名門エール大学に入学、在学中の名誉を挽回するとイベントを計画し、先生や同級生を集めておいて選挙に出る宣伝に利用する。先生の期待と温情も空しく年月を経ても「愚か者は一生愚か者」。口で美辞麗句を連ねても裏でどんな手段でも成功すればいいのだと言ってはばからず、こんな人物が国や世界を左右するようになったらどんなにか恐ろしいかと言っている。父親の嘘を知った幼い息子の将来は父との葛藤の再現を想像させる。教師として絶望しそうになった先生を救ったのは他の真面目な生徒達の先生への思いだった。この師弟愛のラストがあるので「陽のあたる教室」と同じような感動がある。先生のケビン・クラインがとてもよかった。アメリカ映画だが全寮制の学校が舞台なので、イギリス映画のような雰囲気がある。<追記>立派な大統領(役)が二人も出ているのがまた皮肉っぽくて、、
8点(2004-04-22 19:27:13)
235.  リトル・ストライカー
サッカー好きでなくても楽しめました。いじめられっ子が魔法の靴と言う暗示で大活躍、でも本当の力は靴ではなく勇気にあったという話。全てが丸く収まるラストのハッピーエンドまで絵に描いたような運びだが、彼の周りの人たちも丁寧に描きただのスポコン・ハッピィーという単純な作りではないので引き込まれた。
7点(2004-04-20 22:42:29)
236.  がんばっていきまっしょい
17歳のノスタルジーにあふれた青春物語、一生懸命がんばってる時っていいなぁとしみじみ思う。決勝のスローモーションでの彼女達の表情、水しぶき、それにかぶる音楽というシーンが良くてジーンとする。合宿で寝ながら言う「20になった時はどうしてるんだろう、30は、40は、、」「そんな10年後だって想像つかんわ」うーん、、しみじみ・・・昔同じようなことを思ってた。でもね、あっという間に年月は流れ、振り返るとそんな時代がセピア色で懐かしくなったりして、、、少し幼さも残す麗奈ちゃんが印象的で、清々しく懐かしいような映画だった。 
7点(2004-04-20 22:28:23)
237.  破れ太鼓
頑固親父の阪妻はややオーバーアクトがユーモラスでとても魅力的。「無法松・・」で魅せられたのと同じように表情に何ともいえない愛嬌があるので憎めない頑固ぶりだ。長女と知り合いになる絵描きが若い宇野重吉で、その両親が滝沢・東山のパリ帰りでシャンソンを歌ったりするモダン夫婦。軍平一家は田園調布のしゃれた洋館に住み、次男(木下忠二:監督の弟で音楽担当)はピアノを弾き、次女は演劇に熱中と古風な軍平に対してモダンでおしゃれな雰囲気がある。豪華な他の出演者もみな存在感があって今見ればかなり貴重品。小林正樹も脚本、助監督として参加しているが、話の運びや会話も面白くてとても楽しい。 
8点(2004-04-20 22:12:27)
238.  恋愛小説家
強迫神経症で生活に様々なこだわりを持ち生きにくいうえ、さらに毒舌で人間関係もまずくしてしまう孤独な恋愛小説家。病弱な息子をかかえ生活に目一杯のウエイトレス。彼女は小説家にとって食事を摂るのに欠かせないという存在だったが、彼女は息子が元気になったとき母として生きるだけの自分に戸惑う。そして替わりに心は純な小説家が彼女を必要とするようになる。母性にあふれたしっかりものと子供のように自己中心的で不器用な男。「割れ鍋に綴じ蓋」ではないけれどこの二人の相性はぴったりではないか。二人をはじめとするキャラクターがしっかり描かれている脚本もいいと思うが、主演のヘレンとニコルソンはなおいい。特にニコルソンはシニアラブコメの王様(あの顔・体型で!)のごとき存在感がある。脇のG・ギニアも良かったが、顔の傷の特殊メイクは回復過程まで本物みたいでびっくり。アカデミー賞級のワンちゃんの演技力にも感心してしまう。  
8点(2004-04-20 20:25:27)
239.  映画に愛をこめて/アメリカの夜
映画を作る過程でのいろんな裏話がうかがえてとても興味深い。主な俳優が途中で仕事を放り出してしまうとか、死んでしまって話を書き換えざるを得なくなるとか、主演女優が精神的不安定からの復活直後だったり、妊娠していたなど盛りだくさんのトラブルはかなり極端ではあるが、でも本当にこれに近い話があってもおかしくはないと思われる。製作に携わる大勢の人たちを束ね、進行に気を配る監督は実に大変な仕事だと思った。トラブルにも冷静に対処して完成を目指す腕まくりのトリフォー監督が印象的。雪が泡とか昼を夜にとか仕掛けのあるろうそくなど様々な映像マジックも見られて面白い。
7点(2004-04-19 17:36:19)
240.  小さな巨人
白人でありながらインディアンに育てられ、しかしインディアンの勇者にはなりきれず、おかげで生き延びたという男の波乱万丈の人生回顧録。二つの社会を行き来するので白人側でインディアンたちを迫害したり虐殺したりするのと、インディアン社会での生活で独自の思想・風習、生活などが交互に描かれる。ダスティンは臆病ぶり、酔いどれぶりなどとてもうまいが、それ以上に印象的だったのは彼を育てた親代わりのシャイアン族の酋長。盲目になったことも、白人の襲撃にも「死ぬにはいい日だ」と悠然としているなど全てを超越したような自然体の大物ぶりがとても印象的。こうもり男のような彼が戻るたびに「息子よ」と迎え入れる度量の大きさに感服してしまう。インディアンの考え方はアイヌにも共通するのが興味深く、共感する。 
7点(2004-04-19 17:12:15)
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