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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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221.  おとうと(1960)
↓褪せたようなカラーだと思ったらこれが話に聞く銀のこしでしたか。17歳で反抗的な弟を母代わりの愛情で世話するしっかり者の姉。次々問題を起こす弟は唯一この姉には心を許し甘えている。リウマチで日常生活もままならない母は神にすがって愚痴を言うばかりだし、文筆家の父は放任のような大らかさ。ぎくしゃくしていた父母と弟の間だが彼が病気になって気持ちがほぐれ通い合っていく。このあたりは泣ける。けなげな姉役の岸恵子が生き生きしててとてもよかった。目の辺りが誰かに似てる、、と思ったら田中美里だった。父の森は幸田露伴・というより森鴎外といった雰囲気、田中は良妻賢母のイメージだがここではちょっと嫌味な母親。いずれも渋くていいです。あ、これじゃへちょちょさんのパクリだわ。語彙に乏しいのでお許しを、、、  
8点(2004-05-16 16:38:34)
222.  25時(2002)
10年前から道を反れたモンティを親友も父親も恋人も本気で忠告したり救おうとしなかった。収監を目前にしてそれを悔やむ彼ら。もちろん自業自得ではある当人も。この場に及んで悔やんでも苦しんでも誰も過ぎたこの年月をやり直すことは出来ない。最後にもし西へ行ったら、、と語られる家族に囲まれた幸せなもう一つの人生。もしかして彼にはやってこないかもしれないこのくだりが切なく胸に迫って泣ける。地道に誠実に平穏に生き、家族を増やしつつ年を取っていく平凡でささやかな人生。「人生を無駄に生きるな」こんなメッセージがずっとリフレインしてます。黒猫さんはじめ皆さんの素晴らしいコメントに共感したりいろいろ教えられました。それ以上うまく表現もできないのですが、とにかくいろんな感慨をおこす作品でした。  
8点(2004-05-15 16:33:24)(良:1票)
223.  マダム・グルニエのパリ解放大作戦
ナチに占領されたパリで娼館のマダムと娼婦達がドイツ軍に抵抗して大活躍するというコメディ。多分ピーター・セラーズは3役、そのうちのイギリス将校は変装するので5役くらいやってるように見える。「博士の異常な愛情」での怪演は凄かったがここでも見事な変身ぶり。特にあの人・には恐ろしいくらい似ている。面白さで先の映画と似た感じもあるので好きな人にはこれも楽しめると思う。マダム達と共に活躍するのが神父!やドジなアメリカ人坊ちゃん、さらに彼女達がドイツ軍人たちをやっつける娼館の奇天烈な仕掛けや薬など可笑しくてかなり笑える。40年からパリ開放までの話をテンポよくコミカルに描いてとても面白かった。 
8点(2004-05-14 23:11:47)
224.  地獄の黙示録 特別完全版
公開当時の作品を見てないので比較はできないが、本物のベトナム戦争を再現したかのようなナパーム弾でジャングルを焼き払うなんてシーンはすごかった。人を殺す戦場でバカンスのようにサーフィンにこだわるなど、ベトナム戦争での人間の狂気や残酷さを真摯に描こうとした監督の思いは尊敬に値する。長い映画の後半になると撮影の疲れかどうか前半ほどのインパクトが薄れ、私には何やら意味不明状態になる。しかしこれほどのインパクトのある作品はやっぱりすごいと思う。
8点(2004-05-04 13:34:50)
225.  トイ・ストーリー2
人形達のキャラがうまく擬人化されててストーリーも面白いのでとっても楽しい。飛行機に乗せられたジェシーを助けるまでの運びなどインディジョーンズ並みのハラハラ感がある。これを子供が見たら自分のおもちゃを大切にするようになるかも。もちろん絵はリアルな質感などピクサーならではで素晴らしい。
8点(2004-04-29 00:07:20)
226.  カジュアリティーズ
一度見ただけで忘れようにも忘れられないショックを受けた。大体レイプの映画どころか話を聞くだけでも嫌なのにもかかわらず、知らずに見はじめてしまったら目を話せなくなってしまった。ベトナム戦争で5人の兵士が村で少女を拉致監禁しレイプしたあげくメッタ刺しにして殺してしまう。人間性のかけらもない残虐さがまるで現実のようにリアルに描かれ戦慄する。これはひとえにベトナムの少女の怯え方や苦しみ方があまりにもリアルでとても演技とは思えなかったからだ。ショーン・ペンの残虐な兵士はとても怖いしただ一人彼女を救おうと苦悩するマイケル・J・フォックスもうまいが、この少女は数段すごかった。この衝撃は「ジョニーは戦場へ行った」以上のショックで脳裏に焼きついてしまった。一生のトラウマになりそう、、戦場では何でもありというけれど、一人の少女の悲惨を見せられただけでもこの少女の後ろに幾十万か分からないが同じような目にあった過去・各地の女性達の恐怖が見えて、言葉にならないほどの怒りと悲しみを覚える。こういう状況の中でもし自分がマイケルの立場なら何かできただろうか、、下手すると戦死ということで密かに殺されるかもしれないし、その上少女が助かるかどうかも分からない。「紳士協定」でペックが「見てみぬ振りをするのも罪は同じ」と言っているが、こういう生死にかかわる重大問題ではそんな単純なことは言えない。ここでは裁きを受けたがそれでもなお気持ちはスッキリしない。平時であれば重犯罪の殺人でさえ戦場では必要悪ともみ消されてしまう。理性を持った兵士ほど戦後も良心に苦しみ続けなくてはならないのだろう。反対に罰を受けるべき人間が案外平気で日常に戻っているのではないか。この不条理に益々救われない想いがしてやりきれない。こんな苦悩も悲劇も戦争がそもそもの「悪」なのだ。
8点(2004-04-22 23:50:40)
227.  卒業の朝 《ネタバレ》 
何も知らずに見たら、これって先生を失望させたビルはブッシュ二世そのもののようです。お金持ちの上院議員の息子で、勉強したのは一時だけ、あとはCやDを連ねても親のコネで名門エール大学に入学、在学中の名誉を挽回するとイベントを計画し、先生や同級生を集めておいて選挙に出る宣伝に利用する。先生の期待と温情も空しく年月を経ても「愚か者は一生愚か者」。口で美辞麗句を連ねても裏でどんな手段でも成功すればいいのだと言ってはばからず、こんな人物が国や世界を左右するようになったらどんなにか恐ろしいかと言っている。父親の嘘を知った幼い息子の将来は父との葛藤の再現を想像させる。教師として絶望しそうになった先生を救ったのは他の真面目な生徒達の先生への思いだった。この師弟愛のラストがあるので「陽のあたる教室」と同じような感動がある。先生のケビン・クラインがとてもよかった。アメリカ映画だが全寮制の学校が舞台なので、イギリス映画のような雰囲気がある。<追記>立派な大統領(役)が二人も出ているのがまた皮肉っぽくて、、
8点(2004-04-22 19:27:13)
228.  破れ太鼓
頑固親父の阪妻はややオーバーアクトがユーモラスでとても魅力的。「無法松・・」で魅せられたのと同じように表情に何ともいえない愛嬌があるので憎めない頑固ぶりだ。長女と知り合いになる絵描きが若い宇野重吉で、その両親が滝沢・東山のパリ帰りでシャンソンを歌ったりするモダン夫婦。軍平一家は田園調布のしゃれた洋館に住み、次男(木下忠二:監督の弟で音楽担当)はピアノを弾き、次女は演劇に熱中と古風な軍平に対してモダンでおしゃれな雰囲気がある。豪華な他の出演者もみな存在感があって今見ればかなり貴重品。小林正樹も脚本、助監督として参加しているが、話の運びや会話も面白くてとても楽しい。 
8点(2004-04-20 22:12:27)
229.  恋愛小説家
強迫神経症で生活に様々なこだわりを持ち生きにくいうえ、さらに毒舌で人間関係もまずくしてしまう孤独な恋愛小説家。病弱な息子をかかえ生活に目一杯のウエイトレス。彼女は小説家にとって食事を摂るのに欠かせないという存在だったが、彼女は息子が元気になったとき母として生きるだけの自分に戸惑う。そして替わりに心は純な小説家が彼女を必要とするようになる。母性にあふれたしっかりものと子供のように自己中心的で不器用な男。「割れ鍋に綴じ蓋」ではないけれどこの二人の相性はぴったりではないか。二人をはじめとするキャラクターがしっかり描かれている脚本もいいと思うが、主演のヘレンとニコルソンはなおいい。特にニコルソンはシニアラブコメの王様(あの顔・体型で!)のごとき存在感がある。脇のG・ギニアも良かったが、顔の傷の特殊メイクは回復過程まで本物みたいでびっくり。アカデミー賞級のワンちゃんの演技力にも感心してしまう。  
8点(2004-04-20 20:25:27)
230.  夕べの星
「愛と追憶の日々」の続編。娘が死んで幼い孫3人の母代わりとなり奮闘してきたオーロラだが孫達は次々彼女の心を悩ませる。前作より一層マクレーンの存在感は大きく、まさに彼女のための作品となっている。年をとっても前向きで独自のポリシーを持つオーロラとマクレーンは完全に一体化し実に魅力的で素晴らしい。彼女を取り巻く孫達とのエピソード以外にも彼女の恋愛、娘の親友だった女性との確執、家政婦の老友や退役将校の恋人、隣人との友情などどれも味わい深い。特に老人たちとのエピソードには泣ける。前回の恋人だったニコルソンも登場するというサービスもあるがこれはマクレーンへの友情出演といったところか。二人で老友の散骨をするシーンがいい。年老いた彼女が家族や友人達に見守られながら幸せな最後を迎える場面でのマクレーンの臨終はストップモーションがかかったようで見事! 私もかーすけさん同様、前作よりもマクレーンを目一杯堪能できるこちらのほうが好きかも。   
8点(2004-04-19 16:55:28)(良:2票)
231.  5つの銅貨
ジャズが好きとか詳しいとかいうのでは全くないけれどこれは良かったです。まずダニー・ケイがとってもいい。軽妙で楽しくてとても器用で達者な芸の数々を見せてくれます。初めて見たのでびっくりでした。話の展開もジャズでの成功、中断、再起と紆余曲折の中で家族の愛情物語になってて感動的です。特にラストのコンサート場面は感動的で涙ものです。R・アームストロングとの共演とかいくつもある音楽の中でも「5つの銅貨」が歌詞もメロディも一番好きです。
8点(2004-04-11 22:35:44)
232.  若者のすべて
父をなくし貧しい暮らしの南部イタリアから長男のいるミラノに母子5人がやってくる。息子達5人の中で話の核となるのは2男のシモーネと3男のロッコ。イタリアの家族、特に南部は結束が固いというがこの家族も母を中心にまとまっている。しかし善良だったというシモーネは堕落し家族に迷惑をかけるようになる。ロッコはそんな兄の尻拭いをしどこまでも寛容でやさしい。一方薄幸な娼婦のナディアが彼の善良さで立ち直りかけたのに、彼女が兄には必要だというので身を引いてしまい彼女を絶望させ最悪の結末になってしまう。思うにこれほどの寛容はやさしさではなく甘えを許して益々当人を堕落させるだけだとじれったい。堅実・真面目で夜学に通い自動車会社に就職できた4男のチーロは常識派で、そんなロッコのことを「聖人だけど俗世界では無力だ。全てを許してしまうが許してはいけないこともある」と言うが、彼の言うラストのこの言葉や「家の基礎を固めるためには犠牲が必要なんだ」(この場合シモーネ)というような言葉が暗いこの話の中で印象的。貧しい兄弟・家族等の生き方や変遷をリアルに見せ、ニーノ・ロータの静かな音楽と共に重い余韻を残す。デビュー間もない美しいA・ドロンが天使のようにやさしく善良な青年でとても魅力的。他レナート・サルバトーリ、アニー・ジラルドなどみな見ごたえがある。 
8点(2004-03-07 23:49:10)(良:1票)
233.  戦場にかける橋
敵の橋作りのために駆り出されるイギリス軍捕虜たちとも、期日までに橋を完成させなければと焦る日本軍人とも一歩距離をおいたところにいるような軍医は、観客同様事の成り行きを客観的立場から見ている。その彼がラストに言う、「狂っている」という言葉がこの作品の全てを語っている。自軍の規律を維持するためと言いながら敵の事業計画に積極的に協力する捕虜達だが、どんな状況の中でも目的を持ち「形あるものを作る」ということは喜びになる。それぞれ思惑は異なっても敵味方が協力して一つの目的を達成した時、完成した橋の上で二人の将校は軍人ではなく人間として感慨に耽ったのだろう。しかしその直後せっかく作った橋はあっけなく破壊されてしまう。橋という形あるものだけでなく、作った人の誇りや喜びまでもが無になってしまった。戦争が人も物も含め大いなる破壊と犠牲でしかないとこの空しいラストシーンが象徴している。脱力的なラストシーンにかぶる軽快なテーマ曲が一層複雑な余韻を残す。   
8点(2004-03-07 19:07:57)(良:1票)
234.  おもいでの夏
異性や性に好奇心一杯の少年が子供時代と決別したひと夏の思い出。真夏なのに秋のようなセピア色がかった色彩、ミッシェル・ルグランの叙情的なメロディなど、この映画が若さそのものでは なく大人になった少年の思い出を描いて熟成されたような深みがある。少女の腕に触れるだけでも一大事だったのに、憧れの美しい人が悲嘆にくれる時彼は彼女を抱いて涙を流す。この落ち着きぶりはいささか飛躍してる気もするがとても感動的で美しいシーン。少年たちの性への憧れや戸惑いがとても初々しく叙情的に描かれ切ないような余韻が残る。大人の味わいがとてもいいし、青春の叙情的な描き方で言えば傑作といってもいいかもしれない。
8点(2004-02-29 16:31:42)(良:1票)
235.  ハッド
40年前のこの作品で今に重なって見える事件がある。父親が長年丹精こめた牧場で口蹄疫が発生する。どんなに辛くても全ての牛を賭殺処分しなくてはならない。ブルドーザーで大きな穴を掘って牛を追い込み、牛たちは一気に銃殺されて埋められていく。 仕方ないこととはいえこの牛のアウシュビッツには胸が詰まる。今も牛や鳥などがこうして処分されているのだろうと思うとかわいそうになる。15年ぶりに帰ってきたハッドは、この感染牛を知られる前に売ってしまおうと言うような酒飲みのやくざな男。家を出る前にも飲酒運転で兄を死なせていて、牧場は老いた父と兄の息子が経営している。謹厳実直な父はこの息子を快く思っていないが、甥は快活で豪放なハッドに好意を持つ。父と息子の対立、牧場を襲った悲劇、崩壊など暗い話が描かれる。父のメルヴィン・ダグラス、ハッドのポール・ニューマン、甥のブランドン・デ・ワイルドの3人がいいのでこうした人間模様に見ごたえがある。メルヴィンは30年代の若くて軽妙なのしか知らなかったが、渋くてシリアスな演技が見事だった。ブランドンはシェーンから10年、面影を残して成長し立派な若者になった姿が見られる。  
8点(2004-02-25 22:40:04)(良:3票)
236.  愚か者の船
堪能しました。このグランドホテル形式の群像劇作品をたとえていうなら、豪華な具がてんこ盛りの美しいちらし寿司のようです。どこをとってもおいしい。たくさんの人々やエピソードもそれぞれが立ち上がり、混乱することなく人間模様が浮かび上がります。どこに惹きつけられるかは様々でしょうが、私はシニョレの伯爵夫人と船医の恋の進展に一番胸がキュンとなりました。ビビアンが階段下で唐突に踊りだすのもびっくり。晩年の幸せではなかった彼女の人生を思うと、この笑わない冷めたような役柄が遺作というのもしみじみと感慨深いものがあります。出演者たちが次々と下船してくる演出もエンドロールの挨拶のようで面白い。船中でユダヤ人がその後の迫害を知るべくもなく、ドイツに住むユダヤ人は何百万人もいるんだぞ、といって杞憂を笑い飛ばしたのに家族の再会を喜ぶ彼の前を横切るナチス党員を登場させるうまさ。愚かな人も多い中で犬のために死んだ彫刻家のエピソードは際立って美しく見える。ほんとに見所が盛りだくさんの作品です。
8点(2004-02-21 12:53:27)(良:5票)
237.  トラフィック(2000)
テレビで久しぶりに再見。超大国アメリカを深く蝕む麻薬問題、その根深さや底知れぬ恐ろしさを3つの話を平行して描きながら鮮やかに描き出す。3箇所の話を混乱することなく描き分け、作品の意図するところをあぶりだすような脚本や監督の手腕は素晴らしい。当時妊娠中のキャサリンが妊婦姿でしたたかな女を熱演している。ベニチオはこってりした存在感があって際立っている。彼が「子供たちが野球ができれば麻薬の売人にはならない」という言葉がラストで生かされ、ナイターをする子供たちのシーンで終わっているのは、この困難な問題に監督が込めたひとつの希望だろう。
8点(2004-02-07 15:58:42)(良:1票)
238.  青い山脈(1949)
戦後4年でまだまだ復興途上の日本。戦争から帰ってきた池部良や、杉葉子が高校生・女学生というにはちょっとトウがたってる気がするが明るく爽やかな青春映画になっている。田舎町の個性豊かな様々な人物が繰り広げる話は、正義や民主主義を取り込んでユーモラスで楽しい。懐メロスタンダードの「青い山脈」の、明るく軽快な歌はこの映画の気分を最もよく表している。私もこの歌 大好きです。
8点(2004-02-07 15:15:10)(良:2票)
239.  第七天国(1927)
私が見たのは弁士つきのもの。泣けたのは私が涙もろいせいかと思ったら皆さん泣いたんですねぇ。サイレントの純愛ものなんですがどこか深く琴線に訴える力があるんですね。印象的なセリフはいくつもありますし、恵まれなかった主人公が彼に出会って勇気と希望を持って生きるようになる姿、戦争で離れていてもお互いを思う強い心などに感動させられます。ラストのハッピーエンドは唐突さを感じるけれど、薄幸でけなげなヒロインに感情移入していたので素直に喜びました。 ジャネット・ゲイナーは小柄で、ちょっとクリスティナ・リッチ似の幼顔の純情可憐さで表情が豊か、相手役のチャールズ・ファレルはどこかアラン・ドロンにも見えるハンサム。ただの純愛話だけじゃなく、第一次大戦も背景に描かれ深みが増している。
8点(2004-02-03 00:07:05)(良:1票)
240.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
サンフランシスコ湾にヒロインが身投げするシーンで、キム・ノヴァクが苦しそうにしていたので「下手やねぇ、この人、、」と思っていたら、このシーンはちゃんと伏線になってたんですねぇ。失礼しました、キムさん。妖艶、かつ予想外の恋心に悩む女性をうま~く演じてはまってました。前半はやや冗長ですがミステリアスな展開に引き込まれ、後半は主人公が自分の弱点を克服しつつ、彼女を追い詰めていく緊張感ある展開。彼女がちょっとかわいそうで本当に悪い奴を追及しなさいよ、といいたくなる。今の時点で何回も見ればおかしいところもあるが、当時始めて見た人はとてもびっくりさせられたと思います。
8点(2004-01-24 15:57:36)
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