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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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221.  ドライビング Miss デイジー
ほのぼのとしたヒューマン・コメディの体裁をとった小品ですけど、この映画の主題は「老い」でも「差別」でも「友情」でもなく、明らかに「アフリカ系アメリカ人の地位向上の歴史」にある。ポイントポイントのエピソードは差別問題を提起するのではなく、ずっと同じ仕事に就きながら、確実に暮らし向きの良くなっていくモーガン・フリーマンを描いている(最終的に文盲の使用人の孫は大学に通ってる)。そう考えれば、心優しき裕福な保守層が選ぶ作品として、アカデミー賞は非常に相応しいんじゃないでしょうか。特に感心するのは、僅か98分で30年近くを見せきる構成と、その作り込み。「○年」等というキャプションに頼ることなく、自動車と風俗とメイクと演技だけで確実に時代を表現できてる。これぞ映画の醍醐味ですヨ、7点献上。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-19 00:05:34)(良:2票)
222.  或る夜の出来事
何が凄いって、ロマンティック・コメディに必須のエッセンスが、この時点で既に全部取り揃ってるのが凄い。じゃじゃ馬女。うらぶれた男(でも美男美女)。意地の張り合い。アクシデント。珍道中。同じ屋根の下。Fall in Love。すれ違い。第三者の応援。式から逃げ出す花嫁。etc.。要するにロマコメは、この時からほとんど進化してないってことですか。ところで私、これを映画館で観てるんです。私の記憶が正しければ、確か「歴史は夜作られる」との「夜」二本立てでした。しかし、最近テレビで観直すまで、すっかり中身を失念してました(「歴史~」も同様)。特に私が印象的だったのは、富豪の実家で二人が再会したシーン以降、二人のツーショットが一切無かったこと。こういう粋な演出は、現在ではもう見かけませんね、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2005-04-10 02:12:26)
223.  バベットの晩餐会
【アンドロ氏】さんお書きの通り、料理は一つの芸術であり、優れた芸術には神が宿る。芸術を愛で、そこに神を感じることは、教会での祈りにも通じる聖なる行い。贅を尽くした食材に超一流の技術で、かつてのフランス一のシェフは慈愛と感謝を形にしていく。料理が崇高な儀式となり、華麗な一皿一皿に神が宿っていく。質素な暮らしで神に感謝を捧げてきた愛すべき人達が、初めて舌と胃袋で感じる神の存在。やがて「バベットの晩餐会」は、尽くせぬ感謝を神に捧げるミサへと変わっていく。お腹が満たされていく様に、その時、彼女達の心には愛が満ちていったのです、7点献上。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-05 00:04:41)
224.  夏休みのレモネード
典型的なカトリック教徒のアイルランド系家族の少年と、父親がラビを務めるユダヤ系家族の少年の交流を通して、宗教や文化を超えた「信仰」の真髄を提示する物語。「禁じられた遊び」か「ポネット」か「サイモン・バーチ」って感じもしますし、子供が主役の映画は原則的にno thanksの私ですけど、この作品は伊達に選りすぐられてないと思った。全体的にはユーモラスなファミリー・ムービーの装丁ながら、宗教関係者が観たら不快感を催しそうな危険なテーマに真正面から取り組んでる。そして何より、主人公の母親が最高。巻頭で子供に向かって、「ちょっと、何やってるの。ぶたないから、こっち来なさい」と言いつつ、おもむろに張り倒す姿に惚れました。余り評判がよろしくない様ですけど、私はお薦めしたいです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-02 00:07:36)
225.  金融腐蝕列島[呪縛]
バブル後の日本経済の暗部を描く、社会派硬質エンターテインメント。日本全体を揺るがしかねない経済、政治、司法の重大事が実の所、精々半径500m程度の非常に狭い地域で、局地戦の様相を呈していることを示したタイトル・バックが秀逸。登場するジャーナリストが日本経済新聞等ではなく、ブルームバーグ(でしたっけ?)の記者というのも、リアリティと共に日本のマスコミ自体の透明性の低さを提示していて痛快。頭取(会長でしたっけ?)のキャラクター設定や、クライマックスの株主総会の展開等には予定調和もありましたけど、スピード感溢れる演出で、私は最後まで充分に楽しめました。やはり日本経済の再生は老人には任せておけませんね。原田眞人監督共々、ホリエモンにも更なるエールを送りつつ、7点献上。
7点(2005-03-24 00:07:41)
226.  春夏秋冬そして春
ハリウッド映画の劣化コピーばかり量産してる最近の韓国映画界にあって本作の様な作品に触れると、韓流も捨てたもんじゃないと思えてくる。キム・ギドク作品は「魚と寝る女」しか観てませんが、本作は更にシュールな舞台設定の上、登場人物と台詞も更に抑えられ、これまで以上に寓話性が顕著になっている。そして、春夏は比較的普通っぽい展開でしたけど、秋になって、途端にキム・ギドクらしい作品になった。繰り返される人の一生の春夏秋冬。ある人生が幕を閉じても、必ず別の春はやってくる。芸術性も高いと思いますが、それ以上に本作は面白い映画です、7点献上。
7点(2005-03-16 00:08:28)
227.  アバウト・シュミット
アメリカ映画としては非常に珍しく、リアルな小市民の生活がそのまま描かれてる。いくら偉そうなことを言ったって、大多数のサラリーマン同様、所詮副部長どまりの男ですから、会社にとっては居ても居なくても一緒。気に食わないことがあっても、長年の生活で染み込んだ小市民的気遣いで、場を滅茶苦茶にする勇気も持てない。家庭にかまけてこなかった所為で、子供には疎んじられるだけ。これで頼みの女房に先立たれたり、三行半を突きつけられたりしたら生きることもままならない。出来ることと言えば、月々2千数百円程度の寄付くらい。おまけに、それで逆に慰められてる始末…。これは見るも無残な老後の物語。“About Schmidt”とは即ち“About Us”であり、“About Nothing”なのです。そういうことで、7点献上。
7点(2005-03-08 00:19:18)(笑:1票) (良:1票)
228.  ユンカース・カム・ヒア
全く無名の作品ながら、まず、その余りにも高いクォリティに驚いた。シンプルな線で表現される動画のリアルなディティールと、水彩(パステル? クレヨン?)で統一されつつ生活感のある背景美術。そしてストーリーは、親にも子にも訴えかけてくるであろう普遍的テーマ(少し「点子ちゃんとアントン」風ながら、親が涙を流しながら子供を抱き締め、「私を許して!」等と叫ぶ安っぽい展開じゃないのが何より「素晴らしい」)。なぜ少女の犬が喋り、突然喋らなくなるのか? 彼は果たして奇跡を起こしたのか? こういった物語のポイントが、ラストでストンと胸に落ち着く良作です、7点献上。
7点(2005-03-04 00:05:51)
229.  日本誕生
総天然色、シネマスコープ、オールスター・キャストに加え、大規模オープンセットと渾身の特撮技術で神話時代の日本を再現した、東宝製作1,000本記念、3時間超の超大作映画。日本武尊の物語と伊弉諾尊と伊弉冉尊が遣わされた所から始まる「日本誕生」の物語が壮大なスケールで展開する。私的な見所は、何故か少し喜劇寄りに人選されたオールスターが演じる八百万の神々と香川京子演ずる美夜受姫の美しさ、そして何と言ってもクライマックス。押し寄せる溶岩と津波、そして地割れの描写は大迫力(溶岩に一人一人「燃えながら」呑まれる芸の細かい表現は圧巻)。「十戒」に影響されたと言うより、かなり対抗意識を燃やして作られてる様に感じましたが、面白さで言えばこっちの方が断然上でした、7点献上。
7点(2005-02-26 00:06:11)
230.  シャンドライの恋 《ネタバレ》 
愛する男と、愛する男を助ける為に全てを投げ打った男。とことん説明を削ぎ落とし、タンディ・ニュートンの日常を追っただけの官能的映像で描き出される、一人の女の心の揺らぎと究極の選択。この映画を観た一人一人はシャンドライとなり、彼女と共にそれぞれが結論を下さなければならない。これは観客にとっても正に「悩ましい」状況。しかし、シャンドライの家主に対する気持ちは、果たして邦題通りの「恋」と呼べるのか? 彼の行為は無償の愛でも、その結果は金で女を買うことと何処が違うのか? ここを突き詰めれば自ずと結論が出る筈です、7点献上。
7点(2005-02-15 02:21:18)
231.  シェルブールの雨傘
話自体はどーってことない、戦争で引き裂かれた若いカップルの悲恋物語でも、正に実験作と呼ぶに相応しい全編を歌で通した本作は、音楽以上に演出と美術が凄い。【STING大好き】さんの仰る通り1曲1カットに近い撮り方。しかし、そこに存在するのは通常のミュージカルの様な「振付」ではなく「演技」。もちろん主演者以外の台詞も歌で、ダンスじゃ無いのに曲に合わせて絶妙にカメラに入っては出て行く(一番凄いのはオープニングで修理工場に車が入ってくる所。ここもちゃんと歌に合っている!)。こりゃよっぽどのリハーサルを重ねたんでしょうねぇ。ということで、7点献上。
7点(2005-02-03 00:04:10)
232.  ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方
ジェフリー・ラッシュの、ジェフリー・ラッシュによる、ジェフリー・ラッシュの為の「ピーター・セラーズ、その生と死」(本作の邦題は、多分本年度ワースト1に君臨するぞ)。きっと俳優なら一度はセラーズの様に、千変万化のキャラクターを演じてみたいと思う筈。ラッシュは本作でその夢を果たした。彼はセラーズ本人のみならず、セラーズの演じた映画の登場人物達、そして主要関係者(例えばセラーズの両親やスタンリー・キューブリック等)まで演じ分けてみせる。様々なキャラクターに成りきったことで自己喪失に苦しんだ俳優の内面的物語を、ドキュメンタリー・タッチで演出してるのが個人的に少し不満でしたけど、映画自体は凄く楽しめました。ところで、私にはタイトル・バックのアニメが横山やすしに見えたんですけど…、7点献上。
7点(2005-01-28 00:06:43)(良:1票)
233.  ガウディアフタヌーン
アントニオ・ガウディの街・バルセロナを舞台に、小さな事件に巻き込まれたことで、母親との関係と自身の母性に向き合うことになったハイミス女性を描く、小粋なミステリー・コメディ。舞台がスペインということもあって、テーマ的に「オール・アバウト・マイ・マザー」を髣髴とさせましたけど、個人的にはこちらの方が遥かに面白く鑑賞でき、「あらゆる女性(そして母親)の形」の描き方もこちらの方が良かったです。浮世離れした佇まいを見せるバルセロナは、どんな人間をも優しく包み込んでしまう包容力があるようです。評価の分は少し悪い様ですが、私は凄く楽しめたので、7点献上。
7点(2005-01-16 00:07:44)(良:1票)
234.  ロッタちゃん はじめてのおつかい
本っ当に他愛も無い話の羅列を、キャラクターの魅力だけで見せきる奇跡のスウェーデン映画。四六時中しかめっ面を作り、時には激しく癇癪を起こし、頭の回転が速く小生意気な口を利き、生まれた時からずっと反抗期だった様な愛想の無い5歳の女児が、信じられない位に可愛く魅力的。家にもロッタちゃんが一人欲しい。実際のスウェーデン社会がどんなものか知りませんが、町中の全員がロッタちゃんと知り合いで、5歳の幼児が暗くなってからも一人でお遣いに行けるというのは、完全なファンタジーだと思う。そういう意味で、これも一種のファンタジー映画ですね、7点献上。
7点(2005-01-16 00:05:20)
235.  ひまわり(1970)
戦場から還らなかった夫を待ち続け、遠い異国の地で遂に探し当てた夫の手がかり。しかしそこにいたのは洗濯物を取り込む若く可憐な女。それだけで全てを悟るジョバンナ。戸口からは幼い娘が顔を覗かせ、「ズドラーストヴィチェ」ではなく「ボンジョールノ」と声をかけてくる。生活感に溢れる部屋。枕が二つ並んだベッド。子供を叱りながら忙しなく動く、溌剌とした若い妻。それらは全て、ジョバンナが10年間夢に見続けてきた光景。夫の生存だけを信じて生きてきたジョバンナが、初めて夫であって欲しくないと思った瞬間の再会。居た堪れなくなって列車に飛び乗るソフィア・ローレンに、ただ涙、涙…。ジョバンナを待っていた、寡婦よりも残酷な運命。ひまわりは、あらゆる悲劇の上に大輪の花を咲かせていました、7点献上。
7点(2005-01-11 01:10:35)
236.  鉄道員(1956)
一般的な鉄道員一家の、それぞれの生活の機微を真摯に描いた名作ホームドラマ。酒好きだけど、仕事熱心で陽気で、でも頑固な父親。貧しさをやりくりし、家族全員に優しい母親。只今自分探し真っ最中のフラフラした長男。昔気質の厳格さに嫌気が差している長女。そして、家族全員のことが心から大好きな幼い弟。多くの方が指摘されてる様に、ここには日本のホームドラマに通じる多くのものがあります。ま、今現在、この日本に一般的な家庭ってものがあるのかさえ怪しいので、今の人が観てどう感じるかは判りませんけど…。それでも観て損は無いと思います、7点献上。
7点(2005-01-11 01:09:19)(良:1票)
237.  キャラバン(1999)
伝統と継承、そして革新の中から初めて受け継がれる伝統を、ヒマラヤの大自然に抱かれて生きる山岳民族を通して描く。もちろん地味なテーマではありますが、地味な映画だと思ったらこれが大間違い。この映画の本当の主役はヒマラヤの大自然そのもの。観る者を飲み込んでくる様なヒマラヤの雄大で荘厳美麗な景観は、どんなハリウッド大作の特撮も作り出せない問答無用のスペクタキュラー。「アラビアのロレンス」に匹敵すると言ってもいい映像を体験する為だけでも、本作を観る価値は充分ある。世代交代の軋轢の物語も、共感を持って観ることが出来ました、7点献上。
7点(2005-01-05 13:34:31)
238.  秋菊の物語
一人の農村主婦の頑なな行動を通して、当時の中国の近代化の現状を包括的に、そしてユーモラスに描いた佳作。一般的な国民の暮らし、一人っ子政策、先富論に引き裂かれた都市と農村、そして本作の僅か三年前、天安門で市民を武力弾圧した国とは思えない程の民主的法整備等が淡々と描かれていく。秋菊自身の物語の結末は少し皮肉なものでしたが、舞台となる中国の近代化自体に賛否の視線は無く、そのまま提示されていた様に感じました(詳しくないですケド)。既に10年以上前の作品となってしまいましたが、これは中国社会の勉強にもなると思います、7点献上。
7点(2004-12-28 01:35:02)
239.  紅夢
寒色の中に暖色を灯すお馴染みの色彩設計で表現される、秩序の中の混沌。(キューブリック風の)シンメトリーとパースペクティヴを意識した構図で表現される、広漠の中の閉塞。平安な日常で繰り広げられる権謀術数、笑顔の裏にある悪意、初心な女の持っている激しい気性…。封建時代(1920年代?)の中国に生きた女達の悲しい運命を描きながら、映画は表層的に見える物とは正反対の資質を暴いていき、そこに普遍的なテーマを浮かび上がらせる。作り込まれた過飾な映像は好き嫌いが分かれそうですが、私は大変好みの映画でした。菩薩の顔をした蠍は怖い、7点献上。
7点(2004-12-28 01:34:24)
240.  仕立て屋の恋
とにかく視る。次に嗅ぐ。そして優しく触れる。対象を決して傷つけず、所有しようとしない仕立て屋の愛情表現は、どんな熱烈な愛の言葉や激しいセックスよりもエロティック。仕立て屋の決して見返りを求めない愛情は、どんな恋愛感情よりも深く純粋。そして彼にとっては、女がどういう人間でも構わない。ただ彼が愛した女というだけで充分。だから仕立て屋は、後悔せずに愛に殉ずることが出来た。余りにも切ないけれど、これは幸せな幕切れ。これだけ高尚な愛に生きた男を変態と呼ぶなかれ。勃起したペニスを突っ込むことしか考えていない輩こそ、本当の変態です、7点献上。
7点(2004-12-24 00:10:47)(良:2票)
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