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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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221.  虚栄のかがり火
腹黒い映画ではあるが、一見ごった煮風のメインキャストがそれぞれの持ち味に特化しているところに素直に乗れてしまった私は大笑いすることが出来た。特にメラニー・グリフィスのアホっぷりやブルース・ウィリスのダメ男ぶり、トム・ハンクスの弱チンぶりには目まいがするほど爆笑させて戴いた。全体的に全てを後ろ向きなスタンスでしか捉えていないが、その方向に徹底しているので妙な甘さや倫理観に流れるよりは良かったのではないかと思う。こういう性悪説に立った作品の毒気自体が、受け入れられるかどうかは別として、人間ってこの程度の生き物なんじゃないの?と常日頃から思っている腹黒い私は正直大好きである。特に裁判のシーンでトム・ハンクスが浮かべる悪魔の微笑み、ちょっとたまらないものがありました。デ・パルマならではの映像の凝り方が、チープな話とちょっぴりズレていたためにぶっ叩かれるのはやむを得ないと感じますが。内容の割りに映像キレイ過ぎますよね。もっと絵的に安っぽければそれなりにB系の味が出たようにも思うんですが。なので微妙に減点。 キルスティン・ダンストがとても小さいです。
8点(2004-01-22 23:17:19)(良:1票)
222.  遠雷(1981)
私は都会育ちなので、実際に田舎の若者像というものを想像したことすらなかったんですよ。そういう意味で、この作品にはちょっと頭をぶん殴られたような衝撃を受けましたね。とにかく娯楽が何にもないから、若い二人が見合いをしてやることといったらセックスしかない。実際に地方出身の友達に聞くと、そんなものよと口を揃えて言いますが、都会だと普通もっと手順がややこしいじゃないですか。細かいストーリーとかあんまりよく覚えてないんですが、二人が最後に調子っぱずれで歌うのが桜田淳子の「青い鳥」というのも衝撃的でした。だって当時ですら既に懐メロでしたし、若い子が人前で歌ったりする歌じゃなかったですから。都会こそ素晴らしい所だ、都会じゃなきゃ駄目なんだという当時の圧倒的な価値観の中に、地方に根を張って生きて行くことのしたたかさ、たくましさを正面からはっきり言ってのけた、そういう「出て行かない選択」をした若者たちの強さに、これは勝てないと悟った一瞬でした。
8点(2004-01-20 23:04:24)(良:2票)
223.  クルックリン
小さな女の子の目を通して、生のハーレムを描くというのがやはり新しかったですね。子供は正直だから、遠い未来のことよりも目の前のテレビが大事だったりする。白人になり切ろうとしているかのような親戚のおじさんおばさんを無意識に否定してたり、よそ行きのキレイな服より普段の汚い格好の方が好きだったり。ハーレムの黒人ってどんな生活をしてるんだろう?って単純な覗き見趣味だけで観ても、無意識のうちに自分たちが作り上げているイメージとのギャップにはっとさせられたりします。黒人といえば家族に必ず麻薬中毒患者や犯罪者を抱えていて、家庭内は荒れ放題でケンカばかり、とアメリカ人でさえ思っているのを敢えて、純然たるホームドラマをポン、と持って来ちゃうところがスパイク・リーの面目躍如といった感じです。夢を追うお父さんに、現実的なお母さん、生活苦や隣人紛争、コミカルに愛情たっぷりに描かれる普通のホームドラマ。黒人=不幸、のようなステレオタイプから脱却しつつも、黒人社会をもう一歩深く掘り下げること、こういうことが出来る時代になったのだなあというある種の感慨もありました。ヒステリックに人種差別撤廃を叫ぶ時代が終わったことはもちろん喜ぶべきことですが、本当の差別は言葉の上から取り除かれたにすぎません。この作品が珍しがられているということ自体がダメなんだと、スパイク・リーは無言のうちに伝えているのではないかと思います。
8点(2004-01-20 22:56:40)
224.  薔薇の名前
意味深なタイトルや重厚な映像に気分的にはかなり盛り上がれたのだが、原作を読まずに観たためかミステリとしてはもう一つ決めてに欠ける気がした。謎解きの面白さより、雰囲気を味わう作品かな、という印象がある。今世紀最大の謎、みたいなフレコミだったせいかどうしても空振り感は否めなかった。ただし中世の修道院といういかにもミステリアスな雰囲気や、全体の運びは決して退屈しなかったので、あくまでもコスプレとしては楽しめたと思う。この映画で初めてクリスチャン・スレイターを観た時に瞬間的に感じたのは、こんなにクセの強い、他では絶対に使い物にならない子供を引っ張り出して来て若者の人生を台無しにする、というハリウッドへの激しい怒りであった。ところがどっこい、ちゃんと生き延びたばかりでなくキレた主人公から背景と見分けのつかない脇役まで幅広く演じ始めた時には己の見る目の無さをはっきり自覚したものである。この頃の彼は頬がコケていて可愛かったデスネー。
8点(2004-01-17 23:30:09)(良:1票)
225.  ジャスティス(2002・ブルース・ウィリス主演)
ジャンルが微妙に混乱しているので、何がやりたいんだかよくわからなくなりました。個人的にはブルース・ウィリスってみっともないぐらいがちょうどいいと思っているので、この作品の彼はちょっとカッコ良すぎて笑ってしまいますね。全員に微妙な後ろめたさを抱えているという点でハリウッド流勧善懲悪主義から一歩外れた目新しさはありますが、入れ物が思いっきりハリウッド大作だったりするので、全体としてまとめ切れてない印象が強いです。が、これだけ散漫なネタを寄せ集めてピンポイントでいい味出してしまった上、物語がどこを目指しているのか皆目読めないという妙なサスペンスが生まれてしまい、結果的にズレた面白さが発生してしまった気がします。戦争、ナチス、収容所、殺人、人種差別、権威主義、法廷、正義、必要悪、結束、友情、アメリカ万歳、ドンパチ・・・これだけの要素を詰め込もうと思った心意気はある意味スゴイのかも。ミックスフライ定食を頼んだら天ぷらやから揚げまでついて来ちゃった感じですね。食いしん坊な私はボリュームだけで満足してしまいましたが。
8点(2004-01-17 15:01:21)
226.  ユーズド・カー
私にとってはゼメキスって、実はこれぐらいのスケール感で最も手腕を発揮する人です。最近の暴走ぶりは気恥ずかしいくらい。こういう予算とスケールの作品ほど、プロットと演出で勝負するしかなかったりするので、「おもしろかった」と言わせるのがすごく難しい線なんですよね。最近見直してないので少し古びたかも知れないですが、初めて見た時には率直に「すげ~」と思いましたよ。どうもこの辺を観てしまっていると、いつまでもカート・ラッセルが大物に見えないのが困りモノですが。ラストで中古車並べてガーッと走るあの爽快感はなかなかのものです。優秀なコメディだったと思います。
8点(2004-01-17 14:51:01)
227.  ディープ・インパクト(1998)
今頃になってこんな映画を観ている私も私だが、公開当時の著しくアタマ悪そうな宣伝と評判に全く食指が湧かなかったのは事実。実際手に取ってみたらたかだか5年でこうまで古臭くなってしまうものかと驚き、使い捨てられて行く娯楽作品の運命を見た気がした。仕掛けとしては既に目新しさはまったくないのだが、空前絶後のスケール感の中で、異常とも思える豪華スターキャストを揃えた上、個々の家族関係を丁寧に描き出したことで正統派たらんとする作り手の信念が感じられて快かった。あまりにも人間関係を丁寧に描きすぎたため、ところどころでSF超大作を見ているのか「ペイ・フォワード」を見ているのかよくわからなくなったりしたが、それはそれで一つのノリが形成されており大きな違和感にはつながらないのが凄い。子役出身のイライジャ・ウッドがこういう風に要所要所でタイミング良くおもしろい役に当たっているのも異常な幸運だと感心。やはりリーリー・ソヴィエスキーの存在感は絶妙で、既に大物ぶりを発揮していますね。ニュースキャスター役のテア・レオーニの衣装が徹頭徹尾ダサかったのがやたら気になりましたが、女性監督が硬派を気どりすぎた結果でしょうか。あのダサさが微妙にリアルではあるんですが、せっかく彩りとして登場する以上はもうちょっとマシなファッションで楽しませて戴きたかったです。特に後半で着たきり雀になっているあの凄いサイズの合わないシャツとワイドパンツ、あの衣装の前にはどんな感動もふっ飛んでしまいます。あれだけでも一見の価値はあると思います。
8点(2004-01-14 07:27:08)(笑:1票)
228.  ミスティック・ピザ
田舎町を舞台にした人間模様を淡々と描くのが当時の流行りでもあったわけで、そういう中では突出したところもないけど普通に上手くまとめた無難な作品ではあると思います。ジュリア・ロバーツはやっぱりこの後ブレイクする要素は充分あったと思いますし、ほとんどエキストラ並みの扱われ方だったマット・デイモンとか顔ぶれはさりげなく地味豪華です。なんとなく地味で穏やかでちょっぴり心暖まりたい時にはこういうのも良いのではないでしょうか。はっきり言って女性向けだと思います。「フライド・グリーントマト」とか「マグノリアの花たち」とか、あのへんが好きな方なら見ておいて損はないと思います。
8点(2004-01-11 13:10:38)
229.  ジョー、満月の島へ行く
トム・ハンクスとメグ・ライアンの共演作品の中では唯一、見るに値すると感じる作品。思いっきりファンタジーなんだけど、「スプラッシュ」「ビッグ」とトム・ハンクス側から見て行けばきわめて順当な展開なわけで、このランクにふさわしいほどほどの安っぽさとウソっぽさ、普通にお約束通りのストーリーで最後まで安心して見ていられる。メグ・ライアンの1人何役とかは多くの方がご指摘の通り単に話題性だけで取り入れられたように思われるが、別に邪魔になってないしどうでもよかった。私にとってはトム・ハンクスの遺作。あくまでも売り出し中だった新進気鋭の若手女優メグ・ライアンが一連のトム・ハンクス主演のファンタジック・コメディに引っ張られただけのことであって、この二人をコンビ扱いにした目線で見ると確かにガックリさせられるものはあると思う。
8点(2004-01-11 12:53:32)
230.  ヤングガン2
クリスチャン・スレイター目当てで、とにかく彼が出ていれば何でもいいモードで観たわりには、意外な拾いモノという感じでした。面白かった。前作を観てなくて続編だけ観るというのは、普通に考えても面白いワケないと思いますので、続編だけを観てこれだけ楽しめたというのはかなり凄いことなんじゃないかと思います。ちゃんと単品として成立してるってことですから。顔ぶれ的にもテーマ的にも、どう考えてもそんなに面白そうな要素がなかったんですが、何も期待してなかった分お値ごろ感が高かったということでしょうか。こういう作品って前作の方が面白いのがお約束なので、前作はかなり凄いんだろうな、と思います。観よう観ようと思いながらもう10年以上たっちゃったんですけど。この手の作品が今だにDVD屋の店先から消えないっていうのはよほどの傑作ですね。ある意味凄いなあと思います。
8点(2004-01-04 12:29:28)
231.  es[エス](2001)
この実験の存在自体は耳にしたことがあったのと、人間って結構その程度なんじゃないかなぁ、と常々思っているためか特にぶったまげるほどの衝撃は感じなかったが、映像として再現される「狂気」そのもののリアルさには感心した。非常に淡々と1日1日を追いかけて行くために前半での掴みはイマイチな感じが否定できないが、下手な小細工でしょっぱなから盛り上げようとしなかったお蔭で後半の異様な緊張感が際立っている。あくまでも覗き見趣味的に「本当にあった怖い話」を眺める作品かなあ、とは思うけど、もちろんその覗き見趣味は十二分に満足させてくれるし食い足りない物は何もない。実はドイツでは有名なセレブ達だったりするのかも知れないが、ドイツ映画に馴染みがないため登場人物に一人も知った顔がいなかったことも妙なリアリティをかもし出した。役者は上手いし、演出もチャチくない。特に心理学に馴染みのない人にとっても充分楽しめる作品になっていると思う。重ねて言うけど人間って所詮この程度じゃないかと私は思います。ちょっと権限を与えられれば増長するし、取り締まられれば萎縮する。周囲の同年代の友人知人達を含めて、私自身も増長しやすい年代に入りました。わが身に照らして、戒めて行かなければと思いました。
8点(2004-01-04 11:48:46)
232.  ベリー・バッド・ウェディング
これ実はかなり好きなんです。でもゲラゲラ笑いながら、「あーっ、自分ってなんてイヤな奴。」と自省するだけの良識はありました。腹黒いのもここまで来ればご立派、と突き抜け方を評価してあげたい。動物愛護の観点から「メリーに首ったけ」を批判しておきながら、じゃあ人間は愛護しなくていいのか?みたいな自戒を誘われる映画なんだけど、弄ばれてるのが人間の死体だったら許せるのは何故なんだろう。たぶん個人的にキャメロン・ディアズにこのぐらいの狂気を期待しているところにうまくハマッたんだろうと思う。何しろ人が死んでるのに自分の結婚式の成功だけに血道を上げちゃってますからね。クリスチャン・スレイターは「ヘザース」のやり直しをしてる感じで別にどうでもいいけど。非常に観る人を選ぶ映画だと思いますが、腹黒くて性格悪くて自虐的な笑いが大好き、とはっきり自覚のある方には力強くお勧めできる作品です。人としての良心のあり方を問われる作品だと思います。(私にはそういうものはないです。)
8点(2004-01-03 19:42:38)
233.  ふたりの男とひとりの女 《ネタバレ》 
ちょっとハートフル・コメディみたいな作品が続いて、ジム・キャリーってこのままロビン・ウィリアムスみたいな「幸せ配達人」になっちゃうの?という危機感を感じていた身としては、この映画のジム・キャリーには久々に彼の持ち味が感じられて嬉しかったです。レネーも可愛いし。ファレリー兄弟にしては毒気が抜け切っていてファンには物足りないところかも知れませんが、壁に飛び散るオシッコの微妙な色合いとかやっぱりすごいなぁと感じました。個人的にはこれまで観たファレリー兄弟の作品中では一番素直に笑うことが出来ましたので、やっと一般大衆とのバランスが取れて来たというところなのかな?という気がします。オチもお約束っぽいですがこれがなきゃ心暖まれないし、必要なオチだと感じました。ご家族で、というにはもう一つ毒気が抜け切らないですが、ジム・キャリーのファンにはお勧めできますね。
8点(2004-01-02 12:34:31)(良:1票)
234.  コン・エアー
のっけから盛り上がってしまったので最後まで持つのかな?と不安に感じたが激しく盛り上がり続けたのはご立派。もう後半、派手なら何でもいいみたいになっちゃってるのは感動的ですらありました。とにかく無駄にド派手。この映画のリアリティに言及する人があまり見られないのも頷けます。強烈な悪党軍団に立ち向かうのが絶対太刀打ちできそうにないジョン・キューザックっていうのもスゴイし、落としどころを一人で引き受けたブシェミのキレっぷりとか、まさか観るとは思わなかったマルコビッチの体育系アクションとか、クラクラ来るモノはいっぱいあります。何一つ得られるモノはないけど派手さはある。派手さ+ブシェミの異常者ぶりに8点献上。アメリカには精神異常者を病院に入れるという習慣はないのか。どう考えても責任能力ないでしょうあれは。
8点(2004-01-02 12:10:53)
235.  ディスクロージャー
意外な掘り出しモノでした。マイケル・ダグラスって究極のダメ男俳優だと常々思っているんですが、この映画の彼はまさに板につきすぎてしまったダメ男でしたね。そういう彼だからこそ、どれだけ泥沼にハマッて行っても、観ていてあんまり辛くならないです。そういう意味では、ヘンに安心して観ていられるダメ男映画というか・・・。対するデミ・ムーアも、凶悪な美女ぶりが非常に良く似合っていて、キャスティングで勝ってる映画だと思いました。テンポも悪くないですし、けっこうハラハラ素直に観られます。ダメ男役者と凶悪女優の正しい使い方としては、まさにお手本のような作品だと思います。
8点(2003-12-30 15:46:45)
236.  カウチ・イン・ニューヨーク
はっきり言って主役の2人には全く興味がなく、ジュリエット・ビノシュにはほとんど嫌悪感すら抱いている私なのであるが、この映画は犬が可愛い。とにかく犬が可愛い。あまりの可愛さに、犬の顔しか覚えていない。ストーリーは甘めだけどファンタジーとしてはこのぐらいでちょうどいい。犬がいなかったら普通のラブコメどまりだと思うのだが、あまりにも犬が可愛かったために評価がバカに上がってしまった。ちなみに私は犬もあんまり好きではないので、この犬の可愛さはちょっと尋常じゃないんだと思う。それにしても主演の二人に興味がなく犬にも興味のない私がいったい何故この映画を観たんだろう。
8点(2003-12-30 13:31:22)
237.  ブギーナイツ
「マグノリア」よりはるかにストーリーもまとまっており一貫したものが感じられたので頭の良くない私にもちゃんとついて行くことが出来た。やはり全体を締めているのはジュリアン・ムーアの異様な存在感。彼女が出て来ると映画が締まりますね。擬似家族の再生って良い表現ですね、その通りだと思います。単なる凸凹人生モノとしても、ドタバタやってて事件も起こるし、それなりに先へと観進んで行ける要素もあって、言いたいことがきちんと伝えられている上手さを感じました。佳作と言って良いと思います。
8点(2003-12-30 12:36:59)
238.  ロミーとミッシェルの場合
ミラ・ソルヴィーノってハーバード卒の才媛なのにいつも凄い役選んで来ますね。リサ・クドローとのコンビも絶妙でなかなか楽しめる作品でした。脇をがっちり締めたジェニーン・ギャロファロの存在感も強烈。あくまでも女性向けの映画だと思うけど、こういうシニカルなコメディが女性にもちゃんと受け入れられるようになって来たんだなあという感慨がありました。このところ女性向けの自虐的なおバカ映画が増えて来て嬉しいです。この作品はある意味先駆け的な存在かも。素晴らしい!ってほどでもないんだけど、観ていて楽しめる良くできたコメディだと思います。
8点(2003-12-30 12:24:17)(良:2票)
239.  パラサイト
これははっきり言って拾いモノ。あくまでもB級なんだけど、B級ならではのフットワークの軽さというか、ヘンに凄いものを狙わないでキチンと普通に撮り上げたところにも好感が持てます。ちゃんと惹きつけるネタは次々と用意してくれるし、全体的に使い古されたネタをよくもここまで、という感動はあります。さりげなく豪華なキャストの無駄な使い方とか、ヘンにハズし方の上手い作品でした。楽しめる作品だと思います。
8点(2003-12-29 13:35:58)
240.  デンジャラス・ビューティー
意外な拾いモノ、という感想がまさにぴったり来る感じ。まさか面白いはずがないだろう、と思わせるあまりにもバカバカしい邦題に逆に助けられたような気がする。普通に映画を観て来た人なら、「デンジャラス・ビューティー」というタイトルの映画が面白そうだとは滅多に思わないだろうが、もちろん私も思わなかった。このように限りなく低いイメージからスタートすると、普通に面白いぐらいの映画がえらく拾いモノに思えたりする。冷静になって思い出すと普通に面白かったぐらいだと思うのだが。いつもながらサンドラ・ブロックは役の選び方がバカ上手い。ダサくておしゃれに興味のない捜査官から、ミスコンデビューまでの変身ぶりが楽しい映画。ハリウッドセレブとしては決してスタイルの良い方ではない彼女だからこそ出せるヘンなリアリティがありました。
8点(2003-12-29 12:04:17)
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