221. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
子供の頃、ピノキオやけろっこデメタンといった作品が大嫌いだった。自分でドツボにハマっていく奴って、どうしてもダメなんですよ。。。そういった意味で、フロドがどうしても受け付けない。ゾウとか、ワイバーンとかの戦闘シーン、あと中つ国の世界観を、たとえCGといえども見事に表現したところは評価します。 7点(2004-08-16 16:47:50) |
222. タイムライン
クライトン原作で、小説はそれなりにヒットしたはずなのに、この小物感はなんだ!? 権威主義に走るつもりはないが、やはり無名俳優だったのが悔やまれる。あと、序盤あんなにダラダラしてるくせに、動機付けのタイムマシンの原理とか博士がなぜ先に過去に飛んだかの詳細が不足気味。もっとキッチリ説明せいよ、ったく。投石器でドッカーンの攻城戦はなかなか見ごたえアリ。あと、耳ナシ石棺の複線も結構グッときた。音楽も良かった。よってこの点数。 6点(2004-08-10 16:59:19) |
223. ドッグヴィル
アメリカにも、こんなギスギスした陰惨なムラ社会的意識があるのかと、トンと膝を打った。箱庭セットだから、ムラの人間どもの心理がよりハッキリ見えたという部分があるので、予算云々ではなくこの撮り方は正解だったと思う。上から撮ったり、手持ち使ったりで、撮り方にも工夫があったしね。いやしかし、まったくの予備知識なしで見たもんで、こんなセットの作品とは思わなんだ。公開時のCMがニックのワンカットだったのが、分かったような気がした(笑)。ラストに爽快感を与えてしまった部分は、ラース・フォン・トリアー作品としてどうなんだろう?とは思うが。ま、その爽快感もものっすごく真っ黒なんだけどね(笑)。DVDで見て楽しめたけど、映画館ではどうだろう?って感じ。長いし、低予算だから。 7点(2004-08-10 16:42:34) |
224. スティール(2002)
なーんも、目新しいものがなかったなぁ。 銀行強盗の仕方にトリックがあったわけでもないし、最初のローラーブレイドでの逃亡シーンでも“お!”と思わせるものなかったし。。。牧師(悪人)も、ありがちのキャラ。脚本が駄目なら、せめて撮り方に凝るなり、アクの強い俳優揃えるなりしなくちゃねぇ。 3点(2004-07-13 14:41:48) |
225. 嗤う伊右衛門
小雪と唐沢、椎名、香川の熱演を吹っ飛ばす脚本の粗。原作読んでいる人間ですら難解に思えてしまうあのストーリーテリングは、わざと難しくして芸術色を高めようとしているのではと邪推してしまう。あと、舞台の演出家だからかとこちらも邪推してしまうオーバーアクションの演技。上記4人以外は蜷川の演出に戸惑い、完全に浮いていましたよ。。。やっぱ舞台だけやっていてください、蜷川先生^^; 3点(2004-07-12 20:19:39) |
226. ボーン・アイデンティティー
この作品って確かモトネタあるんだっけ?ありきたりすぎて、どこで新味を見せてくれるんだろ?と思っていたら、それといって目新しい部分ナシ。マット・デイモンの格闘のキレのよさだけかな、評価できるのは。 4点(2004-06-28 21:24:03) |
227. 椿三十郎(1962)
おとぼけキャラたちがそれぞれ個性あって、面白かったですねぇ。最後の一騎討ちはシビレました。ただ、三船がとっ捕まって、中代が殺さないで慌てて出て行ってしまうくだり。あそこは“そりゃないだろ、殺してからいけよ!”と、ご都合主義を感じてしまった。カメラワーク、カット割、そのへんをもっと、日本の監督たちは見習うべきです。 7点(2004-06-28 21:16:05) |
228. 昭和歌謡大全集
基本的に血がいっぱい出る映画肯定派なので、好きです。ただ、章立てで歌謡曲のタイトル出している割には、お話とあんまりリンクしていないんでない?「ちゃんちきおけさ」のシーンは確かに笑ったけど、脈絡あるかどうかを考えると“?”だし。最後の「またあう日まで」はよかったけどね(笑)。原田のおっさんと、市川姉の好演、おばさんたちの醜さ(女優さんたちをわざと醜くみせている)に、この点数。 6点(2004-06-18 19:03:45) |
229. ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 激突!へのオマージュと、弟の恐怖時のリアクションにこの点数。なんだ、あの最後は。広げた風呂敷はしっかりたため! 3点(2004-06-17 21:05:52) |
230. ミッション・ブルー
《ネタバレ》 オートマチックのハンドガンが故障しまくるのが、リアルなんだかそうじゃないんだかようわからん。強引とも思える説明場面の省略や、アクションでの決めの部分を細かく何度も見せる部分に工夫が感じられ好印象。でもそこくらいかな、褒められるところは。話はグダグダ、アクションもありきたり。ま、ワイヤーやんんなかっただけまだいいけど。 4点(2004-06-16 21:23:59) |
231. トレーニング デイ
これでデンゼルがオスカーなの?確かに悪くはないけど、政治的スメルがしてしまう。とことんイヤーな気持ちにさせてくれるので、内容的には成功しているでしょう。暴力描写でイヤーな気持ちになったのは、グッド・フェローズ以来かな。危ない橋を渡るっていうのは、こういうことなんだと納得。 6点(2004-06-16 21:13:07) |
232. デッドロック(2002)
《ネタバレ》 現役チャンピオンと刑務所の中のチャンピオン。いったいどっちが強いんだ!? うーん、そそられるシチュエーションですねぇ。悪役の現役チャンピオンに、刑務所内のヒーロー、勝負までの過程は悪役のほうに焦点が注がれます。そこがいけなかったのか、いいもんのほうが勝ってもちっともカタルシスが得られん。悪い奴が負けても、本当にコイツが悪い奴で同情の余地なしだから、こっちにも感情移入できん。ウォルター・ヒルって作品つくりすぎなんでない?ムラが多すぎるよ……。 4点(2004-06-16 21:10:03) |
233. フロム・ダスク・ティル・ドーン2
ところどころ“お!”と思わせるカメラワーク&カット割りがあるものの、あとはつまんなかったなぁ。。。仲間を集めていくシーン、銀行入るまではよかったけど、そっからがダラダラダラダラ。タラ&ロド殿、名前だけ貸すのはイクナイよ!! 3点(2004-06-16 19:33:25) |
234. 交渉人(1998)
テンポのいいアクションモノなので好きな部類に入るんだけど、「交渉人」という素材と、サミュエル&スペイシーっていう素材、両方を活かしきってない。もっと観客を納得させる交渉術や心理戦を見せるべきだろ。突入とか銃撃戦といったアクションに逃げるなよぉ。。。 5点(2004-06-16 18:45:17) |
235. デイ・アフター・トゥモロー
この監督、スケールのデカい映像(CG)を見せることと、群像劇を見せる手腕はなかなかのもんである。ペラッペラの脚本を大層なものに見せたのは監督の手腕によるところが大きい。スーパーフリーズと狼は失笑モノだったが、場面転換のつなぎ方と自由の女神が津波に浸かっていくシーンにこの評価。 6点(2004-06-16 17:46:16) |
236. スターシップ・トゥルーパーズ
まじめな顔して戦争批判してる映画(それをつくっている奴ら)、この映画を見習え! これくらいイヤミがないと、観客に伝わらんし、政治的意図のほうがミエミエで観ているほうが引いてしまう。序盤の入隊するまでがダルかったこと、宇宙船が安っぽかった(意図的としても)ところを除けば、個人的にエイリアン2と並ぶ快作。一見バカバカしくて、よく考えて見ると、っていうのがすきなのよね。。。 9点(2004-06-16 17:40:46) |
237. トラフィック(2000)
重めのテーマを、落ち着いた語り口でダラダラさせることなく見せ切っている。青、黄色、普通というトーンで色分けするのはありがちだが、話を分かりやすくするためのツールとして使ったと好意的に解釈したい。デル・トロの演技、透明感のある映像、キャラが立っている脚本もよかった。これが本当にオーシャンズ11を撮った監督なのか??? 7点(2004-06-16 17:27:57) |
238. スカイハイ[劇場版](2003)
さんざん酷評をきいていて、覚悟して見たんで“それほど悪くないんじゃない?”って感じでした。というのも、私は原作もテレビもほとんど見なかったクチなので。北村がメガホン取るんだから、アクションになるのはわかりきっていたし、大沢は『荒神』で、釈は『修羅雪姫』でチャンバラやっているのも知っていましたし。というわけで、肩透かしも食らわず、それなりに楽しめました。大沢、釈、岡本、田口の演技、よかったです。役者の演技とアクションだけ見ましょう。荒唐無稽すぎるストーリーは無視の方向で。。 6点(2004-06-07 21:40:22) |
239. アンダーワールド(2003)
マトリックスとかブレイドとかが大好きな小生、期待はかなりあったんですよ。だがしかーし!序盤のテンポが悪すぎ!!1回目寝てしまい、十分寝た後に再チャレンジしても、寝そうになったよ。暗いのと、だらだらしているのは意味違うから。そのへん認識してほしかった。そこをなんとか通り抜ければ、アクションも展開もそれなりに○です。ウェアウルフと吸血鬼の過去の歴史の真相も興味深い。いかにも続編作りそうな終わり方をしたので、そちらに期待しましょう。 6点(2004-06-07 17:52:54) |
240. コール
《ネタバレ》 ゆ、ゆるいなぁ~!!脚本がゆるい!誘拐犯の真の目的が明らかになる部分がぜんぜん衝撃的じゃないし、クライマックスは無意味ともとれるドッカンシーンで誤魔化してる。ベーコンがなんで最後あんなに暴走したのかも、ベーコンのカミさんが寝返った理由も、ダコタちゃんを監視していた男がなんであんなにやさしいかも描かれていない。悪役3人の描きこみがとにかく足りなすぎる!!だから共感も驚愕もないんだよなぁ。。。ダコタちゃんのかわいさと、手持ちカメラの撮影技術のみか、見るところは。 4点(2004-06-01 21:29:23) |