221. ピースメーカー
サスペンスアクションとしてはスリリングさがないし、 ストーリー自体にも捻りがなく、どうにも盛り上がりに欠ける。 ビッグスター二人のキャラ設定にも魅力がないのか、あまり面白さを感じなかった。 映像はそれなりだけど、内容は地味で、いかにもB級アクションといった印象の映画。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-10 04:07:06) |
222. 生きてこそ
実話がベースになっている作品で、当時は新聞記事で読んだ記憶がある。 実際の生存者がアドバイザーとして参加しているらしく、 徹底的にリアルさを追求した作りのため、極限下の中での状況や心理がよく伝わってくる。 はっきり言って鑑賞後の後味は良くない。多少のドラマは織り込んであるが、 ドキュメントに近いといってもいい作品。そのリアルさ故に、もしあの場所にいたら、 と自分を投影して鑑賞することができた。いろいろと考えさせられた作品である。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-10 03:38:10) |
223. めぐり逢い(1994)
二度目のリメイク作品。現在は船旅自体が少なくなったせいか、 二人の出逢いのシーンは苦肉の設定という感じだが、やはり今一つロマンチックさに欠ける。 その他の設定やストーリーはほぼ変わらないので、後はキャスティングや演出等。 ヒロイン役のアネット・ベニングは、結構品があって良かったのだが、 主人公のウォーレン・ベイティは今イチ。確かに役柄通りのイメージはあるんだけど、 ジェントルマンという印象は受けないし、ラストの演技にはかなり無理がある。 あばあちゃん役がキャサリン・ヘップバーンだとは最後まで全く気がつかず、 かなりびっくりしたのだが、このシーンはラストと共にこの映画の一番の見せ場なのだから、 もっとじっくりと見せてほしかったところ。 邂逅→めぐり逢い→本作の中では、やはり最初のリメイクが突出していい。 そう感じたと同時に、同じ話でも作り方一つでこれだけ変わるのかという比較ができて、 とても面白かった。 [地上波(字幕)] 5点(2011-08-10 02:28:45) |
224. 靴をなくした天使
目のつけ所が良くて、設定も悪くはないのだが、ストーリー展開は至って普通。 後半からラストにかけては、当たり前過ぎて肩すかしを喰らってしまった。 少なくても劇中の主人公は天使ではなく、現代人における真のヒーローとは? というもう一つのテーマも表現できていたとは思えない。 一番最後のシーンももっと洒落た観せ方があったはず。 ダスティン・ホフマンは相変わらず安定感のある役者さんだなと思った記憶があるが、 映画作品としては少々物足りなかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 00:41:38) |
225. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
メル・ギブソン主演のSFラブ・ロマンス。 SFなので突拍子もないアイデア自体は別に問題ないのだが、主人公の選択に意味があるのか、 という大きな疑問点が一つ。また主人公の親友である科学者や軍の対応など、 本作の重要ポイントに関わる状況設定があまりにも浅薄でいい加減すぎる。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようにコメディー色が強ければ、 多少の矛盾もカバーできるんだろうけど、シリアスなストーリー展開だと、 もっとしっかりした設定を用意して頂かないと、とても感情移入などできない。 結果、ラストの展開もご都合主義の陳腐なものにしか映らなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-09 10:17:48) |
226. トレマーズ2<TVM>
前作の設定はそのままの、パニック映画の続編。 ストーリーも今イチなのだが、コメディー色がやや強くなり、 緊張感が大分失せてしまっている。新種のクリーチャーも何だかちゃちい。 B級映画としての面白さは、1作目から引き継げなかったという感じの作品だった。 [地上波(吹替)] 2点(2011-08-09 09:18:48) |
227. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
《ネタバレ》 全盲の元軍人と、彼の世話をするためにやってきた高校生との友情ドラマ。 両者とも、現在の自分に大きな問題を抱えているというところがポイント。 とにかくアル・パチーノのキャラが強烈で、プライドの塊、我が儘、自己中、へそ曲がりと、 観ているだけで結構疲れるのだが、それが本作に妙味と面白さを与えている。 ただ劇中で、彼は若い時からそうだったように描かれているが、 昔は人格者で一族の誇り→失明してから性格がひねくれた、としたほうが、 一番の見せ場で彼の訴えかけるセリフに、もっと説得力が増したと思う。 高校生が抱える問題にも、その設定に関して多少の「?」はあるが、 「友情」というテーマはしっかりと表現されている。ラストに盛り上がりを見せる良作。 タイトルだけはどう意味があるのか、よくわからなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-09 09:14:26)(良:1票) |
228. アナライズ・ミー
デニーロのとぼけたコメディー演技が愉快で、設定自体も面白いのだが、 シナリオの出来はあまりいいとは言えない。本来なら笑わせつつ、 主治医との友情シーンでほっくりと、内容に厚みを持たせたかったのだろうが、 残念ながらその狙いは今ひとつ伝わってこなかった。 全体的には小振りなコメディー作品といった印象。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-09 06:38:46) |
229. プラクティカル・マジック
ファンタジー、コメディー、ホラー、家族愛、ロマンスなど、 たくさんの要素が入っている映画。映像がきれいで演出も決して悪くはないのだが、 どこに焦点を当てて鑑賞したらいいのか、ちょっとよくわからずに戸惑ってしまった。 サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンはさすがに存在感はあるものの、 二人のキャラ設定も今一つピンとこない。やはりストーリーよりも、 雰囲気で観るジャンルの作品なのかも。そういった意味では女性向けかな? [地上波(吹替)] 3点(2011-08-09 06:03:45) |
230. ザ・ロック
アルカトラズ島を舞台にしたアクション映画。 主役三人のドラマを織りまぜながらのシナリオは、しっかりしていてかつスリリング。 もちろんアクションシーンもいいんだけど、決して派手なドンパチがあるわけではなく、 やたら人を殺すわけでもないので、ドラマにしっかりと集中できた。 役者達も渋くていい。まさに重厚なアクション映画といった感じで、お薦めの作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-09 04:04:39) |
231. ロリータ(1997)
キューブリック監督「ロリータ」のリメイクで、内容はほぼ同じ。 唯一の違いは、主人公がロリータ・コンプレックスに繋がった理由づけを描いていること。 でもこの理由なら、逆に少女との大胆なシーンはいらなかったのではないかと思えてしまう。 ヒロイン役の少女は中々かわいいが、彼女に対する主人公の描写もちょっと物足りない。 オリジナルの作りをかなり意識しており、全体的に中途半端さは否めなかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-09 03:53:15) |
232. メリーに首ったけ
純情男が主人公ということで、ほっくりしたラブコメかなと思っていたら大間違い。 構成はコメディー7割、ストーリー3割といったところだが、 コメディーパートのほとんどが下ネタばかりで、そのお下劣さは鑑賞してきた映画の中ではNO.1。 下ネタは嫌いじゃないけど、映像で見せられると、とにかく汚い。いくら何でもやり過ぎだろ、 というひどいギャグネタまであり、肝心のストーリー・パートもごくありきたりで今ひとつ。 久々につまらないコメディー映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-09 02:53:00) |
233. ターミネーター2/特別編
オリジナルより16分長いバージョン。これらのシーンがあってもなくても、 ストーリーにそれほど大きな影響があるという訳ではないです。 特別編を鑑賞した方が、何となく得した気分にはなれるけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-09 02:37:08) |
234. 34丁目の奇跡(1994)
47年度版「三十四丁目の奇蹟」のリメイク。 夢を信じることの素晴らしさをテーマにした、アメリカらしいハートフルなクリスマス映画。 内容はオリジナルとほとんど変わらず、CGをふんだんに使うようなシーンもないので、 どちらを鑑賞しても同じかな。ストーリーは旧作の時代背景のほうが合っている気はするけど、 こちらはカラーなのでとても観やすい。両作品とも主役のおじいさんが良くて、 子供から大人まで安心して鑑賞できる映画だと思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-09 02:25:25) |
235. マイ・フレンド・メモリー
一応友情がメインのお話だけど、主人公の成長にも焦点を当てており、 あまりベタな展開がないところは好感が持てる。 ただ主人公の父親絡みのお話は、今ひとついいとは思えなかった。 もう少し少年二人にうまく絡むエピソードが欲しかった気がする。 主役二人の演技は何の問題もなく、全体的には中々の良作だったと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-08 10:15:33) |
236. 聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
ホロコーストを舞台背景にした、タイトル通りの面白い設定のドラマ。 コミカル的要素があるので非常に観やすく、ロビンがまさにハマリ役の主人公を演じています。 劇中のエピソードは悪くはないんだけど、そのほとんどが主人公のキャラを引き立たせるための 役割に終始しており、どちらかといえば、ドラマ性よりもキャラ重視の作りといった作品。 ロビン主演の映画は、彼の人柄の魅力を前面に押し出したものが多く、 本作も同じ流れなんだけど、ラストでちゃんとテーマも伝わるし、ロビン好きの人なら、 十分満足できる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-08 08:15:21) |
237. ターミネーター2
前作の設定を引き継いで、うまく盛り上がらせたよね。 制作費も大幅にアップしたのか、アクションシーンや撮影技術も格段に進歩している。 だがその反面、ストーリーは前作より甘くなってしまった。 基本的にアクション映画やサスペンス映画で、子供が出演してくるのは好きじゃない。 なぜなら緊張感がなくなるから。この映画で子役の男の子は一番重要な位置を占めているので、 当然最初から最後まで画面に出っぱなし。しかもこの子供が非常に生意気でうざいんだよね。 シュワちゃん演じるターミネーターとのシーンも、ラストの演出もクサくて鼻につく。 安っぽいヒューマニズムのシーンを除けば、文句のない娯楽作品。 [映画館(字幕)] 7点(2011-08-08 07:27:53) |
238. 25年目のキス
ヒロインの設定に妙味のある作品だけど、最後まで物語に入っていけなかった。 その一番の理由は、主役のドリュー・バリモア。彼女はどう見たってこの役柄は無理。 実際のイメージともかけ離れすぎているし、他にもっと適役の役者さんがいたと思う。 一応サクセス要素のあるロマコメなので、ある程度のご都合主義は仕方がないんだけど、 ストーリー展開のほうもかなりの無茶ぶりで、ラストの見せ場ではもうお腹一杯だった。 「50回目のファースト・キス」は、よく出来てたんだけどね。 似たようなタイトルでも、内容もセンスもこれだけ違うのかとびっくりした。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-08 04:37:42)(良:1票) |
239. カーリー・スー
《ネタバレ》 無職の男、カーリーヘアーの女の子、女弁護士と、 三人の心の交流を描いたコメディータッチのハートウォーミング。 子役がかわいい、女弁護士さんがきれい。ほのぼのとしていて雰囲気のいい作品だったが、 時間が100分と短いせいなのか、無職の男と女の子の関係の描写が薄く、 弁護士さんが彼らに惹かれる理由も今一つピンとこなかった。 やはり口達者でおませな女の子のキャラが見所。でも子供らしい髪型にしたほうが、 ギャップが出てもっとかわいく見えたと思う。万人向け。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-08 04:25:57)(良:1票) |
240. マイ・ガール2
正統な続編だが、ヒロインの女の子がすごく大人っぽくなっていてびっくりした。 前作を鑑賞していなくてもストーリーが理解できる点がいい。 中盤はちょっと退屈だったけど、本作も様々な体験をしながら、 少女の成長をしっかり描いていて、そこそこの青春映画には仕上がっていた。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 10:50:30) |