2401. 戦うパンチョ・ビラ
《ネタバレ》 ブリナーとブロンソンの格好良さに比べて、肝心のミッチャムがあまり格好良く見えないのが終始気になる。しかし、あえて巨大人工物の橋梁と騎馬隊の移動を同時に映して距離感や全体構図を際立たせるこだわり、処刑未遂シーンの言葉だけのやりとりでもたらす緊張感など、キャラクターをきちんと生かそうとする作り込みが、作品にインパクトを与えています。それと、この邦題のセンスは最高。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-25 12:51:03) |
2402. トゥームレイダー
これはアンジェリーナ・ジョリーのプロモーション・フィルムですか? [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-04-23 04:05:22) |
2403. 喜びも悲しみも幾歳月
あまりにも同じような描写の繰り返しで、相互に関連性もなければ発展性もないので、びっくりしてしまいました。何で160分も必要なのか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-23 03:58:34) |
2404. レ・ミゼラブル(1998)
《ネタバレ》 いえ、全編を映像化するなんて到底不可能だと分かってるんですよ。原作は、「ファンティーヌがコゼットを妊娠するに至った経緯」だけで1章使ってるような話なんですから。で、見始めて、ファンティーヌ逝去くらいまでは、まあ何とか真面目に筋を追っているなあと思っていたのです。ところが、コゼット救出劇あたりから、物凄い勢いで進んでいく。というか、ほとんど別物の話になっている。(1)テナルディエの登場が、あの宿屋の1シーンだけだなんて!意味ないやん!(2)マリユスが全般的に弱っちすぎ、というかアホすぎ。コゼットがどこに惚れたのか分からん。(3)バルジャンがコゼットに自分の過去を滔々と語ってしまうなんて、それはやっちゃいかんでしょ。全部の罪を黙って自分1人で背負うという覚悟こそが、彼のアイデンティティなのに・・・。(4)革命の描写がしょぼすぎ。ちっとも民衆の威力が炸裂しているように見えない。それと、革命軍メンバーも、アンジョルラスはじめ幹部連の気高さと誇り高さがあってこその感動なのに、あれはその辺の武装オタクレベルです。(5)バルジャンに解放されたジャベルが、すぐに任務に戻って再びバルジャンを追い続けるなんて、脚本家はあの解放の重さと意味を分かってるのか?(6)下水道のマリユス救出は、それをバルジャンが行ったことを誰も知らずラストまで行くところに意味があるのに・・・。これでは、原罪もなければ救済もありません。(7)というわけで、ジャベルが入水して爽やかな笑みを浮かべるバルジャンに至っては、「何じゃそりゃ?」の世界なのです。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-20 02:30:18) |
2405. 真実の瞬間(1991)
《ネタバレ》 制作の志の高さだけで、存在の意義は十分にある作品。ただし、ほかのテーマでは出てこないような、この作品だからこそのポイントの部分が、今ひとつ強調されずに、ほかの要素と一緒にすーっと流されている感がある。だんだんと壊れていく夫人とか、名前を出してもいいかと頼みに来る友人とか、仕事を干される描写とか。●とはいいながら、ラスト10分の公聴会のシーン、やはりこれは凄い。全体のごちゃごちゃした雰囲気、重いシャッター音やうるさい木槌音の挿入、段々とヒートアップする怒声、壇上の面々の居丈高で低劣な言動の表現。つまり、これが撮りたかったんだな。●で、それとは別に、こういうときのアネット・ベニング姐さん、あなたは素敵すぎです。 [DVD(字幕)] 6点(2015-04-19 12:59:55) |
2406. 浪人街(1990)
これだけのキャストなんだったら、もっといくらでも面白くなりそうなものなんだが・・・。すべてのシーンが、物語性のないその場限りのシーンであり、俳優陣の個性がまったく表現されていない。がっかり。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-17 01:59:44) |
2407. 少林寺2
《ネタバレ》 前作とは内容的に関係なしということを知らずに見たので、最初の20分くらいは、一体何が起こっているのかと思ってしまいました。しかし、それにしても最後まで騒がしかった・・・幼稚園か小学校低学年クラスにでも放り込まれた気分でした。クライマックスの12分間のてんこ盛りアクションシーンに3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-04-15 22:19:31) |
2408. サブウェイ123 激突
《ネタバレ》 デンゼルとトラボルタの個人技による会話の応酬だけでそこそこ楽しめるので、その点でオリジナルより上。しかし、しつこいくらいの細かいカット割やコマ送りは、何でそうする必要があったのか分からないし、終始目障り。あと、デンゼルの収賄の告白、あれは私は実際にもデンゼルはシロであり、ただ人質を殺さないためにあえてその場を取り繕ってでっち上げたものと思っていたのですが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-13 01:39:56) |
2409. キツツキと雨
「気が弱い」と「そもそも中身がない」は全然違います。ともかくも映画監督という設定であの言動って、まったくありえないでしょう。したがって、主人公の木こりとの衝突も生じていないので、面白みが全然ありません。それから、「間」と「間延び」も全然違います。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-04-11 20:57:30) |
2410. 少林寺
ところどころ演出が異様にださかったり間延びしていたりするのですが、精度を極めたカンフーアクションをとにかくあらゆる場面で見せつけてやりたいという執念だけで映画を一本作ってしまうという姿勢は、嫌いではありません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-08 02:35:52) |
2411. 独眼竜政宗
やはり、大河版の独眼竜をすでに見てしまっていると、作りの重厚さからいっても各キャラの際立ちからいっても、大きく見劣りするなあと思わざるをえない。ただ、その点を差し引いたとしても、そもそもこの作品は、話の軸が存在しておらず、政宗の何を表現したかったのかがよく分からない。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-06 01:16:19) |
2412. ミスター・ベースボール
中身については何も見るべきところはなくて、むしろゲイリー・ロスの黒歴史といってもいいくらいの出来なのだが、手間を惜しまずにエキストラをきちんと使っているところと、練習にしても試合にしても「打っているところ(瞬間)」をきちんと撮っているところだけは評価したい。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-05 02:24:38)(良:1票) |
2413. フォーエバー・フィーバー
《ネタバレ》 見る前から、ダンス!ダンス!ダンス!の単純一直線路線を勝手に頭の中で期待していたので、あれもこれものつまみ食い的進行にはちょっとついていけませんでした(変身後の弟の美しさが、ダンスよりも印象に残っちゃいかんでしょ・・・)。映画の中からインチキトラボルタが出てくるなんていう無茶なアイディアは面白かったので、そういうのがもっと見たかった。あと、主人公が宮川一朗太に似ているのも気になりました。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-05 02:02:15)(良:1票) |
2414. きっと忘れない
それっぽく作ってはあっても、実質的な中身はかなり薄い。この種の、「真面目なだけの若者が、変な人と出会って交流を深めた結果、視界を広げられる」という話は、優れた先例が多数あるのだから、この程度で人を感動させるのは無理があると思うが。あと、全然関係ありませんが、音楽のパトリック・レナードって、元トリリオンのキーボードであり、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムのプロデューサーだった彼ですよね?フレットレス・ベースを効果的に使った、なかなかいい仕事をしています。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-03 00:24:13) |
2415. 七年目の浮気
冴えない親父のあまりにもそのまんまな妄想とやたら説明的な独り言に爆笑。よくぞここまで徹底して人を観察しているなあという感じ。ただ、全体的にあまりにもテンポがのろいため、せっかく笑った気分もすぐに冷める。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-03 00:19:01) |
2416. 怒りの用心棒
《ネタバレ》 ケネディ暗殺事件をそのまんまネタにするとは、また随分大きな創作態度に出たものであるが、いろんな登場人物をもっともらしく配置した割には、人格造型が中途半端で、じめじめと盛り上がりに欠けるまま終わってしまった。そもそもこの主人公、結局最後まで、ほとんど何もしていないようにしか見えないのだが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-03-31 01:26:00) |
2417. メタルヘッド
へヴィ・メタルとは、礼節と仁義に満ちた音楽であり、そして他方で夢と煩悩が溢れる音楽なのです。この監督は何か根本的な勘違いをしています。 [DVD(字幕)] 1点(2015-03-30 02:03:09) |
2418. 浮草
とにかく、役者の台詞回しや間合いが何とも間延びしていて単調で、少しも中身に入り込めない。役者が演技をしているというよりも、誰かに指定されたとおりにただ動いているだけにしか見えないです。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-03-27 03:21:18) |
2419. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 本当のワルほど、見た目や物腰はワルっぽくはなく、むしろ一般人より腰は低く丁寧である。それによって相手のガードを下げさせるのが、犯罪の第一歩だからである。なので、導入部のでんでんの演技は大正解。ただし、途中からはやたら怒鳴ったり怒ったりするシーンばかりになってしまって、せっかくの設定が生かされていない。●妙子がどうみても描写不足、というか、途中から脚本上ほったらかしにされている。突然の侵入者である村田に対して、その受け取りが(いいように引きずり込まれている夫との対比という観点からみても)どのように変化しているのかを押さえるべきだった。特に、序盤で村田と寝てしまい夫への秘密を抱えるという心理の綾まで設定しているのであれば、なおさら。せっかくの神楽坂恵のバストがもったいない。●途中からの社本の逆襲はいかにも唐突なのですが、それでも、再度の一家の食事のシーンあたりで、今度は前とは一変して妻と娘を人格支配してしまう社本、という終わり方なら最高でした。愛子に対しては、解体だけ言いつけて後は放置、の方が流れとしてむしろ自然と思いますけど。 [DVD(邦画)] 6点(2015-03-23 03:18:36) |
2420. 暴走特急
《ネタバレ》 わざわざ不便な空間である特急に敵が乗り込んだりとか、そこからの操作でピンポイントで世界中のどこでも破壊できるとか、設定が都合よすぎて笑ってしまうのだが、あくまでもお約束の連続でそれを押し切って作品として無理矢理成立させてしまう強引さは、ある意味凄いかも。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-20 03:42:34) |