2481. ソフィーの復讐
何がびっくりしたって、チャン・ツィイーの劣化ぶり。最初のほうはずっと、「いつになったら出てくるんだろう?」と思いながら見ていた。ヘアメイクや衣装も最低だし、こんなふうにしか撮れなかった制作側の責任は大きい。内容的にも、笑わせようとしているっぽい場面がことごとく滑っている。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2012-01-31 01:54:44) |
2482. 悲しみよこんにちは
原作はいろいろなことが割とさらっと書かれているので、映像化しようと思ったら、かなり細かく作り込む必要があるのですが、結局は台詞を順番になぞっていっただけでした。中心4人の存在感でもっているような感じです。終始誰かが喋りっぱなしの落ち着きのない描写もマイナス。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 01:33:44) |
2483. 天然コケッコー
登場人物たちがみんなガラス製みたいというか、透明すぎというか、人生が感じられないというか・・・風景に寄りかかってそのまま流れてしまったみたいで、息づかいや感情といったものが感じられません。したがって、そこにドラマもありません。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-30 00:13:55) |
2484. 恋するトマト
《ネタバレ》 引っかかったのは、最後の大事な場面でも、主人公はお金で解決しようとしていること。相手の父が断る理由として日本軍云々を挙げているが、そんな問題ではないと思う。現実に主人公と同じパターンで結婚してその後上手くいかなかった例はたくさんあるし、また作品の中盤でも主人公は相手国を貶めるような後ろ暗い職業に関わっていたわけで、そういうところをこそ最後に切り込んで整理すべきだったのでは?目的意識は高い作品なので低い点はつけられないが、だからこそその点が気になった。あと、せっかくこの設定に踏み込んだのであれば、農作物育成や農業経営のディテールも描写の対象に入れてほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-29 02:06:33) |
2485. その男ヴァン・ダム
こんな設定なんだから、いっそ徹底的に明るく楽しく馬鹿馬鹿しくやったらいいと思うのですが・・・何を中途半端に格好良く作ろうとしているのかという感じです。力の置き方を誤っています。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-01-28 22:00:24) |
2486. かもめ食堂
せっかくのフィンランドの日本人食堂というチャーミングな設定でありながら、プラスチックのような人工的で無機質な店の内装がぶち壊しにしています。とても、人の人生や人情が交錯しそうな場所に見えません。料理が人を変える話なのに、肝心の料理がきちんと撮られていないのも問題。ただ、小林聡美があそこまで「可愛いおばさん」になっていたのはどきどきしたので、そこに5点。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-26 02:18:57) |
2487. 姉妹(1955)
《ネタバレ》 凛として落ち着いたいつも冷静な姉、無邪気で天然で素直な妹。しかし、両方とも、前提としては、礼儀正しく人を尊重できる人格的基盤がある。このように造型がしっかりしているからこそ、エピソード自体は細々したものを積み重ねているように見えても、作品全体に一本の筋が通っているし、素朴な描写にもかかわらずリアリティがある。ラストのお嫁入りのシーンなんて、ただ家を出て歩いてバスに乗るのを順々に撮っているだけなのに、何であんなに説得力があるんだろう・・・。また、それに至るまで、父の冷厳な判断で修学旅行不参加、他に好きな男の存在をほのめかせてあっさりその芽を潰す、など、現実の厳しさを自然に交えているところが、作品に奥行きを与えている。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-24 01:07:30) |
2488. ランジェ公爵夫人
あまりにも描写が平坦で、誰が何をしたいのかがさっぱり分かりませんでした。07年制作とはとても思えないほど、全体の雰囲気も悪い意味で古くさく感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-01-24 00:55:01) |
2489. 兄とその妹(1939)
当時の人々の自然な生活様式や思考がいろいろ見られたのは興味深かったのですが、それ以外のところでの見るべき点がないのです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-01-19 00:42:04) |
2490. 突然炎のごとく(1961)
《ネタバレ》 ひたすらナレーションが喋りまくっているか、ひたすら誰かが喋りまくっているかで単調に最後まで続けられて・・・見ているのが辛かったです。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-01-18 22:43:04) |
2491. 祇園の姉妹(1936)
30年代の映画ってあまり見る機会がないので興味はあったのですが・・・すみません。誰が何のために何をしようとしているのか、一部しか分かりませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-01-17 01:37:52) |
2492. Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
《ネタバレ》 オチの1つ1つが説明的すぎて笑えません。ラストで劇中の本来の上映作品が換骨奪胎されていくところは面白かったけど、それってもともとの笑いの次元とは違う気もするしなあ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-01-17 01:07:03) |
2493. 丑三つの村
《ネタバレ》 突っ込み不足の点は多々あるにしても、もともとの出征(戦場)への憧れ、結核発症による挫折とそれに対する村人の反応、夜這いが当たり前のどろどろの人間関係など、事件発生の基盤をなすものはきちんと押さえられているし、無理なく主人公の終盤の行動につながっている。エロシーンをただのつなぎではなく、きちんとこだわって映しているのもポイントが高い。湯浴みをする田中美佐子を後ろから撮ったショットなんて、映画史上屈指の裸身の美しさ(あえて「ヌード」とは書きたくない)。ただ、すでに書かれているとおり、シンセ丸出しの音楽が最悪なんですね。83年という時期がまずかったのかな。これがちょっと前かちょっと後なら、避けられたと思うのですが。 [DVD(邦画)] 7点(2012-01-16 03:05:58)(良:2票) |
2494. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 音楽でステージに立とうというんだったら、もっと真剣にやって下さい。例えそれが高校の文化祭であっても同じです。この時点でこの作品は評価できません。そもそも彼女たちが何でバンドをやりたかったのかも分からない。 [地上波(邦画)] 3点(2012-01-15 23:27:28)(良:2票) |
2495. 暖流(1957)
《ネタバレ》 やたらとみんなが文字数多く喋りまくっているのが、この時期の邦画では珍しいと思ったのですが、元は舞台劇か何かでしょうか?病院内調査は比較的あっさりとすませ、むしろ人間関係のどろどろを中心に置いたのはよいと思いますが、個々の人格造型の突っ込みは今ひとつで、残念でした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-01-15 02:40:52) |
2496. 紀ノ川
連ドラの総集編を見ているような感じ。どの時代も全体的に同じようなペースで、起伏に薄く、ドラマとしての上下動がありません。登場人物の描き方や行動自体、時代背景からすぐ設定できるような範囲内であり、深みがあまり感じられません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-01-13 05:23:50) |
2497. ハリウッド式 恋のから騒ぎ
邦題からして中身の薄さが窺えてしまうのですが、やっぱりそのとおりの内容です。大体、ウィリアム・H・メイシーという人は、こんな真面目にあれこれ考えたり行動したりするキャラクターには合わないでしょ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-01-12 03:24:21) |
2498. ナイルの宝石
最初から最後までわーわー大騒ぎしているだけで、前後のつながりすらまともに考えられていません。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-01-10 01:46:14) |
2499. 選ばれる女にナル3つの方法
邦題からして中身の薄さが窺えてしまうのですが、やっぱりそのとおりの内容です。結婚式前夜に中心の3人とその他いろんな人がいろんなことをする、という設定なのですが、各人物の人格的描き分けがされていないので、意味がありません。アンナ・パキンちゃんが比較的たくさん出ている、という以外に価値が思い出せない。 [DVD(字幕)] 3点(2012-01-08 21:06:36) |
2500. きつね(1983)
《ネタバレ》 思春期が有する物悲しさとある種の危うさを、奇をてらうことなく堂々と正面から追っていった誠実な作品。主演の2人はオープニングからいきなり素人演技を披露してくれるが、各場面が進行するにつれてそれに違和感がなくなり、逆に玄人のはずの三田佳子の演技が俗っぽく見えてしまうから不思議。しかもただ2人を追うだけではなくて、しかるべきところで自然にいろんな脇役を絡ませているのが、作品に奥行きを与えている。あと、四季の風景の数々が割とさらっと出てきますが、この撮影には相当手間と時間がかかってないですか? [DVD(邦画)] 7点(2012-01-07 00:41:48) |