2481. 幌馬車(1950)
西部を目指すモルモン教徒の幌馬車の一行と、ひょんなことから彼らを先導することになった二人の若者。芸人一座が加わったり、先住民に出くわしたり、幌馬車が横転しかねない難所があったりと、その行程にはさまざまな事件が起こるのですが、中でも一番のモンダイは、逃亡中の強盗一味が何食わぬ顔で一行に加わっていること。やがて強盗一味は正体を明らかにし・・・と言う訳で、短い映画ですが、ユーモアあり、サスペンスあり、クライマックスの凝縮されたガンファイトも、派手ではないけど、なかなかに鮮烈。と言う訳で、非常に楽しめる作品です。主題歌の歌詞なんかを見てると、この映画における西部への旅が、終わりなき人生の旅路そのものを表しているようです。長い砂漠の旅においては、水が不足し困窮したりもするのですが、ついに川を見つけたとき、喜びに沸いた幌馬車たちが川へと殺到する。このシーンがとても印象的なのは、冒頭のタイトルの背景でも彼らが川を渡るシーンがあるから。単なる「川」、ではあっても、状況によっては感慨が、見る目が、大きく異なってくる。映画の中で何度も「川」が登場するのが象徴的でした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-05-30 15:26:03)(良:2票) |
2482. 雪之丞変化(1963)
こういうコトも本当は「言わない約束」なんでしょうけど、例によって例のごとく“実験的過ぎるとかえって「前衛」にはなりえない”という感じ。ああ、はいはい、市川監督一生懸命ヤッテますね、とむしろ納得しちゃう自分がいる。どっちかというと「皆で一生懸命、長谷川一夫オジサンをヨイショしている光景」自体が、最もアヴァンギャルドを感じちゃったりして、ちょっと気が重くなる(笑)。しかしラストの鴈治郎との対決は結構盛り上がりますね。雪之丞の影は、コッポラの『ドラキュラ』あるいはカゲマンにおけるシャドーマンのように、実像と乖離し、雪之丞の恨みを代弁する、その不気味さ。一方の鴈治郎の影は、実像に背後からにじり寄り、彼が壁に追いつめられたことを強調する、その不気味さ。なかなかゾクリとするものがありました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-05-24 23:14:31) |
2483. シューテム・アップ
《ネタバレ》 銃規制だなんだと言いながら、実は「肥満を規制せよ」という映画だった、というオチにびっくり。ニンジンをパリポリ食う健康的な主人公が大活躍し、最後はチンピラ強盗を退治して映画が終わるのかと思いきや、その後に「デブの飲んでる高カロリーそうな飲み物が吹き飛ばされる」シーンで映画が終わる。銃規制をする前に、肥満を規制しろ、と。デブは甘い物を控えろ、主人公を見習ってもっと野菜を食え、と。ははは。大きなお世話です。でもさ。カロチンは脂溶性なので、ニンジンだけを生で食ってもカロチンの吸収率悪いんだってさ。油と一緒に摂取した方が良いそうです。ってなことはどうでもよくて。ほとんどストーリーなど有って無きがごとし、ひたすら追跡劇(『赤ちゃん泥棒』を思い出す)と銃撃戦(ほとんど『悪魔の毒々プラトーン』並み。って、もっとマシな喩えは無いのか?)が展開する、痛快バイオレンス作品。いや実際、楽しかったですわ。楽しかったんですけど。でもなーんか既視感があるというか。いつまでもこんな映画ばっかし作ってちゃいかんよね、そろそろ新しいコトやらないとね、という気もしてきて。あと、スカイダイブのシーンは手抜きだと思う。いや勿論手は抜いてないんだろうけど、やっぱし合成映像ばっかしってのはヤだなあ、やっぱし本当に飛び降りて撮影して欲しいんだなあ。実際に「落ちる」光景、コレには何にも代え難い魅力がるのです。もっともこんなコトばっかり言ってると、「そういうオメーこそ過去の映画で観た光景ばかり要求してるんじゃないのか、“既視感”を求めてるんじゃないのか」と言われそうですが。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-05-24 22:42:37)(良:1票) |
2484. DRIVE
いや~、笑わせてもらいました。バカですねえ。大体、発端からメチャクチャで、車に乗った主人公が信号待ちをしていると、覆面3人組が突然社内に乱入してきて、刃物を突き付け、「前の車を追え」という理不尽さ。こういう場合、普通(というものがあるとして)、「車をよこせ」「車から降りろ」でしょ。しかし敢えて映画は、主人公を事件に巻き込み、我々をどことも知れぬ理不尽ワールドへと引きずり込む。主人公はいわゆるダメダメ人間で、彼の前で、やたら極端な悲喜コモゴモが繰り広げられていく訳ですが、その描き方がまた不思議ワールド。『弾丸ランナー』なんかでは、ズバリそのまんま「走る姿」の映像でもって映画を突っ走らせ続けたのに対して、本作はそれに比べるとやや停滞気味、コマ切れの印象。というより、刹那刹那を、じっくり描いており、ある人生の瞬間が、映画という持続した時間へと転写される(自動車が瞬間的に暴走するシーンだけで、どれほど長いことか)。そしてその過程において、ひとりまたひとりと主人公の前から立ち去っていく強盗3人組のキャラが、何かしら主人公へと投影されていく、そして、手に汗握りつつも何ともアホらしい驚愕のクライマックスへ。いや秀逸だと思いました。ミットモ無さ、カッコ悪さ、不器用さへの愛着、まさにこれこそ人間賛歌。 [地上波(邦画)] 8点(2010-05-16 16:58:25) |
2485. 夜行列車
ある夜行列車を舞台にした人間模様、と言っても、社会の縮図として多彩な人間関係を描く、という作品ではなくて、あくまで映画の中心は、たまたま同室に乗り合わせた男と女、そして女につきまとうストーカーみたいな若造。正直、ときどきテンションが高くなり過ぎて映画についていけない面もあるのですが(もともと面識のなかった同室の男に対し、女の感情発露がいささか唐突な印象。あと、ストーカー小僧が走っている列車の窓の外に突然現れるハチャメチャさにも、ちょっと鼻白んでしまう)。しかし、何やら訳アリそうな主人公たちの関係に、さらに「逃亡中の殺人犯」というエピソードも絡んできて、なかなかサスペンスフルな作品になっております。また、その狭さが映像で強調される「列車内」という限られた舞台の中で、他の乗客や車掌といった脇役たちの存在が、うまい合いの手となっていて印象的、まさに「脇役」としてしっかり映画の脇を固めています。そして、映像に合おうが合うまいが、容赦なく流れ続けるけだるい音楽もまた、印象に残ります・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-15 15:42:23) |
2486. ブラックブック
シリアスな作品と思いきや、終盤、あえて支離滅裂路線を進み始める、意外さと面白さ。物語の先がどうなるかわからないサスペンス作品が、やがて、映画自体がどうなってしまうかわからない、という緊張感へ。まるで主人公は、現代(映画冒頭の時代)へと「逃げ」帰ったかのよう。不思議な作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-09 17:38:17)(良:1票) |
2487. 駿河遊侠伝 度胸がらす
《ネタバレ》 “刑事コロンボ”って、こんなワルそうな顔してたのか、声からは想像もつかんわい、ってな印象のみが強い映画ですが(笑)。勝新演じる次郎長親分、いよいよ貫禄もついて、しかしその分、あまり活躍しないというか、何と言うか。多分、短い尺の映画に、詰め込み過ぎですね。きっぷのいい妻の姿が描かれ、凶弾に倒れる親分が描かれ、そんで妻の急死が描かれ、ちゃっかり再婚してデレデレする親分が描かれ、そんでしかもそこに、子分どもの活躍も描かれる、とくれば、なんとも慌ただしい訳で。ドラマチックに盛り上がるにはいささか性急な展開。その一方でクライマックスはチトあっさりし過ぎか。一応、まだ物語は続きそうな感じですが、そのいかにも「本作は、シリーズ全○作の中の、第△作です、あくまで“ツナギ”です」みたいなテキトーさが、平凡な印象を強めます。でも、これで、オシマイ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-05-09 17:21:43) |
2488. スイミング・プール
アングロサクソン熟女 vs ラテン娘、という恐るべき女優対決。ちぇっ何よこの小娘、調子こいてビーチクばっかし出してるんじゃないわよ、私だっていつもビーチク隠してる訳じゃないのよ、やる時はやるわよ。ってな感じ。ああ恐ろし。まあ、実はコレが、ミステリとしての本作に対して、一種のミスディレクションになっている訳ですが(なってないですかね?)。本作 一見したところ、オバチャン作家が奔放な小娘に振り回される、という物語、なもんで、あくまでC.ランプリングがL.サニエに対し、一方通行の視線を送っていたはず、それが時に、L・サニエ側からの視線となる時の、ゾクリとする感じ。まさに映画ならではのミステリ感覚で、最後までひきつけられました。もっとも、小説にしてしまったらあまり面白くなさそうなオハナシではありますが。 [地上波(字幕)] 8点(2010-05-09 08:49:48) |
2489. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
あの~。観てて恥ずかしくなってくるんですけど。絵ヅラ的に。 [地上波(吹替)] 3点(2010-05-07 21:50:02) |
2490. エル・マリアッチ
ロドリゲス監督こそ、“マリアッチ”だと思う。自由に歌い、自由に生きる。だから、給料はいらねえ、チップで稼いでみせる。とことんまで活きのいい、まさに快作。怪作とも言う。DVDにオマケとして収録されているメイキングなんて滅多に見ないけど、「いかに費用をケチって製作したか」を語り続ける本作のメイキングには、さらに感動も倍増(だからと言ってもちろん、本編だけなら半分の4点、という意味ではありません)。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-05 11:14:45)(良:2票) |
2491. 吸血鬼ドラキュラ
ブラム・ストーカーの原作からしてそうなんですけれど、そもそも、ドラキュラって、「誰から血を吸うか」は気にするけれど、「誰の血か」は気にしないんですね。オッサンから輸血した血でも、いいんですね。それはともかく、本作ですが、非常にコンパクト。ドラキュラとの対決と関係のない要素は、ことごとく削ぎ落されている感じ。そもそもこの吸血鬼譚は、ストーリーの発端が“辺境の地”にあり、その未開の不気味さが疫病とともに“都会”に蔓延していく、というところに怖さがあったと思うのですが、本作にはそういうのが一切無いですね。ひたすらコンパクト。ダメとは言わないけど、何となく、ドラキュラとヘルシングの間に「ご近所さん」的な慣れ合いを感じてしまうんですけどね。ま、それでいいんでしょう。あと、ドラキュラの最期は、なかなかの見もの。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-05 11:03:00) |
2492. 怪獣大戦争
ゴジラの「シェー」でお馴染みの本作(今回久しぶりに観るまで、その点以外はすべて記憶から飛んでました)。本作に続く「~南海の大決戦」では、ゴジラは鼻の横をポリポリ掻いて見せるのだから、これは要するに、「“イヤミ”と“加山雄三”は同レベル」ということを意味してます。すばらしい。さて今回のオハナシはと言いますと、キングギドラ退治のために、地球人に対し「怪獣のレンタル」を依頼してきたX星人。地球側の快諾を受け、ゴジラとラドンを連れ去ってしまうのですが、実はすべて地球征服のための計画だった、てな訳ですが。湖から引き上げられて宇宙船に連れ去られる、丸まったゴジラが結構カワイイんです。で、X星に連れて行かれたゴジラが例の「シェー」をやって見せる、これが全編の白眉(?)。再び地球に戻されたゴジラとラドンは、X星人の手先となり、破壊の限りを尽くすのでありました。とは言っても、暴れてる場所がド田舎で、古民家みたいなのばかりを破壊するのが、何だか弱い者イジメを観ている気がしてきます。そもそも、X星人、これだけの科学力があるのなら、「ゴジラとラドンをコントロール」なんぞというハンパな攻撃方法をとらないでもいいのでは?というのは言いっこなし、ですかね。それにしても、グレン飛行士。失礼かもしれないけど、その顔、なんとかなりませんかねえ、ははは。よく街でみかける、白人男性と日本人オネーチャンのカップル、オネーチャンの方は「私、バイリンギャル(死語)よ」「やっぱり付き合うなら欧米人よね」みたいな顔をしてますが、男の方は大抵、こういうグレン飛行士のような安っぽい顔してますね(笑)。欧米人なら何でもよいのか、と。我々日本男児は、この顔にも劣るのか、と。そういうオマエは一体何を怒ってるんだ、と。いや、怒ってませんけど、グレンの顔が、「シェー」以上のインパクトがあったもんで。そういう意味では(どういう意味?)X星のトーセーカンって、ほんとうに日本人っぽいよね [DVD(邦画)] 5点(2010-05-05 10:31:56) |
2493. 駿河遊侠伝 破れ鉄火
清水の次郎長が、一家をなしていく過程を描く第2作。あれやこれやエピソードを重ねていき、まとまりがつかなくなると思いきや、結構うまくまとめており、ラストはなかなか盛り上がります。しかし、子分どもを引き連れてあるく勝新をみていると、顔の丸さがひときわ目立ちますな・・・。ダイ・ラケ師匠の登場は、ちょっと悪乗りし過ぎか(さすがに勝新と睨み合いになると、ちょっと笑えない構図)。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-05-05 08:03:58) |
2494. ワールド・オブ・ライズ
原題がBody of Liesってんだから、ええと、どういう意味ですかね(笑)。邦題の方がカッコいいよ、“ウソの世界”。何がウソなのか、何でも疑ってみよう。もしかしてディカプリオの顎ヒゲは付けヒゲではないのか。あるいは、「監督:リドリー・スコット」とあるけれど、ホントは「トニー・スコット」ではないのか(これは意外に図星だったりして、と観てて思う)。人の命を何とも思わぬデブのアメリカ人:ラッセル・クロウと、アラブ世界と欧米世界の狭間に立つ冒険野郎:レオナルド・ディカプリオ。さらには、ディカプリオに美人のアラビア女性を当てることで映画に感情移入させよう、という、かつての安直なヒーローものによくあった設定。何やら判りやすい(判りやす過ぎる)構図ではあるけれど、これらを軸に、本作では、「これでもか」とばかりに映画の舞台を世界各地転々とさせることで、監督は必死になってこの作品の中に世界の「今」を刻み込もうとしているかのよう。そして現代においてはもはや、“アラビアのロレンス”は存在し得ないのだなあ、と。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-05-05 07:50:02) |
2495. ゴジラ対メガロ
ジェットジャガーについて:①必要に応じ、意思を持つ。さらに必要に応じ、「巨大化する」。必要がなくなれば「小さくなる」。また必要がなくなれば「意思も無くす」(意思を持とうという「意思」、あるいは意思を放棄する「意思」。なかなかパラドキシカルである)。②ゴジラと手振り身振りで会話する。ゴジラと握手する。要するにゴジラと「気が合う」。③1対2の不利な状況になると「逃げようとする」。④ロボットのくせに「痛がる」。------レンタル屋でウチの娘の狙っていた某作品がすべて貸し出し中で、次の候補として何故か娘が選んでしまったのがコレ。つまらないからヤメナサイと言ったけど、聞かないもんで、これもまあ自己責任、ということで、借りました。低予算でもオモロイ作品、ってのは世の中ありますけど、そこに「背負った看板の大きさ」みたいなものが加わると、どえらく迷走してしまう、という映画ですね。金も時間もない、でも、ゴジラ映画を作らないといけない。とりあえず登場人物は減らす。怪獣が暴れようと、ロボットが巨大化しようと、オハナシは事実上、3人の主人公の中で閉じています(この「薄さ」は、ちょっとシャマランの『サイン』に繋がるものが)。過去作品からの流用シーンが、露骨に流用っぽくって、何ともシュール。怪獣バトルは「羽交い絞め&ドロップキック」など、プロレスっぽくって、これは良い。え~良いのか? ダム決壊シーンと、カーチェイスは、これは間違いなく絶対に良いです。というわけで、無理にホめなきゃホめるところがない映画。とは言え、退屈は、しないですかね(と、また無理にホめてみる)。 [DVD(邦画)] 2点(2010-05-05 07:35:10)(笑:1票) (良:1票) |
2496. BEDHEAD
『エル・マリアッチ』のDVDの余白に入っている、ホームメイドな短編映画。たいていのDVDは「特典映像付き」と言っても「どこが特典やねん」と言いたくなるようなものが多く観る気もしないんですけど、こういうオモロイのをオマケしてくれてると、嬉しい限りです。内容はというと、ただのきょうだい喧嘩を、「そこまでやるか」という超能力バトルとして描いた作品で、すげ~おバカ。もちろん金かかってなさそう。でもアイデア満載。カメラがあって弟妹がいれば、こういう作品を作るチャンスは誰にでもある、あとは才能があれば。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-05 07:11:13) |
2497. サイン
夜の屋外、誰かが悪戯をしているらしい。メル・ギブソンとホアキン・フェニックスは、不届きな連中を叱りつけてやろうと屋外に飛び出すが、誰もいない。と、屋根の上に人影が・・・と言いながら、カメラはその人影の方を向こうともしない。この時点から感じる違和感。実際に宇宙人が襲ってきても、それは「手」だけであったり、主人公が取り落した「懐中電灯」であったり、とにかく宇宙人は姿を直接にはなかなか見せない。宇宙人や宇宙船は、あくまで、テレビの向こうの世界に現れる。世界各地に続々と出現したミステリーサークル(そういえば、ミステリーサークルも火の玉も、何でもかんでもプラズマで説明しようとしたアノ先生は、お元気なのでしょうか)。宇宙船は、ミステリーサークルが作られた場所に現れるらしい。そういやウチの庭にもこの間、ミステリーサークルが出来ていたな。ウチにも宇宙船が来るのかな。やだな。どっか他所に行って欲しいな・・・と言わんばかりの主人公。人類の危機だろうが何だろうが、あまり関心も無さそう。宇宙人の攻撃に備え、家の内側から板を打ち付ける。だが主人公の眼は、関心は、家の外部ではなく、ひたすら「過去」に向かっている。この作品、昔からよくある「立て篭もり映画」の体裁を借りてますが、こりゃまるで「閉じこもり映画」ですよ。一味違った映画、を目指していることは判るけど、ワタシには(ワタシにも?)面白くない作品でありました。意味不明の宇宙人の行動、鳩山首相になら理解できるか? [ビデオ(字幕)] 5点(2010-05-02 08:51:29) |
2498. ファウスト(1994)
コマ撮り、操り人形。さらには普通の人間の動作までも、細かいショットで切り取り、ひたすら非日常性を突き進む。短い映画なのに、奇妙なエンドレス感覚。1回観ただけでも何だか3回くらい繰り返し観た気になるよ。夢の中でうなされている気分。訳わからないまま、後半いや増すスピード感。そして、ちょっと「よくできたオチ」的なラストが、悪夢の連鎖を突如ぶった切り、ハッとさせられる。なんちゅう作品や。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-30 06:33:53) |
2499. 告発
重いテーマながらもあくまでファンタジーとして描いており、よーするに娯楽映画なんですけれども、でもそれがイヤミにならないのは、ケヴィン・ベーコンの、まさに執念の役作りのタマモノですね。クリスチャン・スレーターのややトボケたような人懐っこい表情との対比が、印象的。ただ、「経験の浅い弁護士が、絶望的な戦いに挑む」ってなオハナシだと思って観てたら、主人公の弁護士より数枚うわ手だと思っていた敵役連中が、いざ裁判になるとまるで形無しなもんで、不謹慎ながら「おいおい、刑務所側も、もっとガンバレ」と思ってしまいました、ハイ。ところで、噂には聞いていたけど実際にはお目にかかったことの無かった英語の慣用表現、「as cool as cucumber」ってのが、裁判シーンのセリフに出てきて、ついニンマリ。字幕では「氷のように冷静」となってましたが、直訳では「キュウリのように冷静」。これはかなり冷静そう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-30 06:18:46) |
2500. ナイト・ウォッチ(2004)
「おめー誰だ?」「おら“ナイトウォッチ”だべ。そういうおめーは?」「おら“デイウォッチ”だべ」って感じの会話を、フツーのオジサンたちが繰り広げる。おロシア国からやってきた、ナウい映画。この地味さが、泣かせる。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-29 08:07:38)(笑:1票) (良:1票) |