2481. ウォー・ゲーム(1983)
「ブルー・サンダー」直後のジョン・バダム作品、大作系で上映のお正月映画、という事で期待してたのに、なんだかショボい映画だなぁ、と失望したのを覚えてます。まあ、スペクタクルな展開を期待してた自分が悪いんですけどね。コンピュータを映画的に視覚化すると、こういうデザイン、っていうのが今となっては微笑ましい感じ。でも、今の時代、だんだんシャレになんない題材になってきてるのも事実で、20年も前の映画だったっけ?と思い返してみて少々びっくり。 5点(2003-11-27 13:30:53) |
2482. ウエスト・サイド物語(1961)
今見れば、多分評価は変わるのでしょうけれど、20年くらい前、劇場で見た当時は、なんだか説教臭い映画だなぁ、なんて思いました。ロケの中で展開するミュージカルに違和感を覚えましたし。ミュージカルって、もっと夢のあるものなんじゃないの?傷つけあい殺しあうミュージカルってどうなの?って、そんな思いで見ていた記憶があります。今のところ、点数はその時の印象のままで付けます。 6点(2003-11-27 12:51:20)(良:1票) |
2483. 陰謀のセオリー
メル・ギブの匂ってきそうなオッサン臭さが苦手な私にとっては、もうそれだけでツラい映画ではありましたが、そこにリチャード・ドナーお得意の、とっ散らかし状態が輪をかけ、この映画の印象はぐちゃぐちゃ。だけど、サスペンス描写の中に、ドナーの「こういうのやりたい」感をチラリかいま見た気がして、職人監督の意地が微笑ましくもあり、と。 5点(2003-11-27 11:11:41) |
2484. インナースペース
《ネタバレ》 ちっちゃくなっちゃった世界を描いた映画って、どれもこれも全部、液体の表現が違う!って気になっちゃって。液体は表面張力でネバネバ!としてるのが、小さい世界なワケで、この映画でも、体内でウィスキーをゲットするシーンで「違うでしょ!」とツッコミ。ジョー・ダンテのセンスがあんまり好きになれない私は、この映画、マーチン・ショートのアホ演技だけがお楽しみポイントでした。途中で終わってしまうような展開は、ヒットすれば続編作る予定でもあったんでしょうかねぇ。人体内っていうのはもうマンネリだから、宇宙人の体内にでも入っちゃえば? 5点(2003-11-27 10:56:36) |
2485. イン&アウト
《ネタバレ》 ジョーン・キューザックが可哀想、とヘンな感情移入をしつつ、えーと、「俺はゲイじゃない!」というドタバタバカ映画を見に行ったつもりが、「ゲイで何が悪い!ゲイバンザイ!」と開き直られちゃって、ごめんなさい状態。私としては素直に笑いたかったワケですが、デリケートな問題扱いなんでしょうねぇ。「サイレント・ムービー」の頃は、単なるネタ扱いでも良かったんでしょうけど。私自身も発言には気を付けないと。難しい世の中だなぁ。 5点(2003-11-26 17:45:42) |
2486. アンブレイカブル
《ネタバレ》 この監督の一発芸ネタは、毎回楽しみにしてます。ただ、この映画はそんなに面白くなかったかな。オープニングの長回しなんか、感心しましたけど、「お父さんはヒーローだ」みたいなところは、やり過ぎちゃってて「実はアメコミネタ」ってところを出っ張らせちゃってます。もっとミステリアスにいろんな要素をひっそりと隠しつつ、最後にドテーッ!とコケさせて欲しかったなぁ、と。でも、このパターンであと2作ヒットさせたら、偉大なるアホ監督として映画史にその名を刻めることでしょう。 6点(2003-11-26 12:39:19) |
2487. アメリカ万才
これはタイトルからすると、今の「タマ取ったれや~!」なアメリカのイメージを思い浮かべますが、実は内省型の、アメリカの本当の自由ってなんなのよ、この国はこのままでいいの?という物語。まあ、独立宣言の精神を思い出せ!という映画なので、今のアメリカにも通じてしまう訳ですが。コメディなのにちっとも笑えず、ゴールディ・ホーンのシリアスな演説シーンなんかを見せられてしまうと、日本人としてはすっかり冷え切ってしまうワケで・・・。 6点(2003-11-26 11:10:12) |
2488. 雨に唄えば
初見での点数です。この映画を映画館で見た時には、意外に楽しめない、主人公達のクライマックスでの作戦は姑息な感じがしてイヤ、なんて思いました。でも、その後ミュージカルをいっぱい見て(ビデオやDVDでばかりですが)、どんどんミュージカル映画の見方が変わってきているので、この映画も再見すれば、評価は違ってくる可能性が高いかな、と。でも、今はまだ、この点。 6点(2003-11-26 11:01:01) |
2489. アポロ13
《ネタバレ》 限られた酸素しかなくて、生きるか死ぬか、という状況を描いた映画ならば、最後に司令船が着水した時、ハッチが開かれ、地球の大気が、そして空と海の青が乗組員の前にわーっと入り込んでくる、みたいな描写をしなくてどーする、ロン・ハワード!はあはあ。当然あると思ったら、ロングショットでとっととハッチ開いてるし。実話なのだから、もっともっとドラマチックにもシリアスにも出来た筈なのに、ロンの映画ってば、いーーーーーっつもそこそこ。何を描いてもそこそこ。個人的に、ロンには『そこそこ大名』の名を授けます。 5点(2003-11-25 21:40:47)(笑:1票) |
2490. あしたのジョー2
《ネタバレ》 ジョーが真っ白に燃え尽きるラストに向かってひたすら突き進む物語。そのために、細かいエピソードや他のキャラクターが蔑ろになっているのは、映画という限られた時間の中では仕方のない事なのかな。当時、テレビ放映と平行して製作された、という経緯もある事ですし。でも、やっぱりこの映画だけだと、葉子の、あの告白はあまりに唐突過ぎてしまって。 5点(2003-11-25 15:59:45) |
2491. アウトロー(1976)
インパクトのあるソンドラ・ロックの白いお尻!んーでもボディダブルってヤツかも~。ってそんなトコばっかりしっかり覚えてる自分が情けない・・・。イーストウッドのガンマン、っていうのは、もう鬼に金棒、安心安全な世界なのですが、それゆえ、えーと「アウトロー」のイーストウッドは・・・?という感じで、この映画独自のイーストウッドの印象が薄い気が。普通に面白い西部劇だった、というところにとどまっております。 6点(2003-11-25 14:22:27) |
2492. アウトランド
真空中で「もばぁ~!」と膨張死しちゃう映像がインパクトありますが、映画はフツーに楽しいSF西部劇映画。カッコ良さとは無縁の、無骨なデザインに囲まれた世界に展開する対決物語にハラハラドキドキ。まー、最強の敵との一大対決!という訳にはいかず、決死の覚悟のワリには・・・という感じではありましたけど。 6点(2003-11-25 14:07:18) |
2493. アイズ ワイド シャット
後年のキューブリックは、自分の才能と自分が撮りたい素材とが一致していなかったんじゃないかな、と思います。この映画、キューブリックでなければ、といったものではない気がしますし、むしろキューブリックらしさがジャマをしちゃってる映画なんじゃないの?とも思ってしまいます。この題材ならば、もっと猥雑に、俗っぽく描いた方が効果的だったのでは?と。でも、キューブリックのセンスが、それを許す訳もなく・・・。そうそう、仮面が象徴するものがシンプル過ぎて、もっと裏の裏の裏くらいまで考えてみようとして挫折・・・。 6点(2003-11-25 12:44:57)(良:1票) |
2494. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 これからクライマックス突入、と思った、その瞬間、映画は突如、怒涛のハッピーエンドに。「ええ~?」って感じでした。ダコタちゃんにゃ泣かされましたけど。彼女のプロモーション映画&ショーン・ペンの多彩さを見せる映画として見れば、なかなかいいカンジ。現実として捉えた時に、じゃ、どうするの?という問題に対して、明確な答えが出せている映画、そうはないのも事実ですしね・・・。 6点(2003-11-25 12:03:37) |
2495. スター・ウォーズ
当時、東洋一だったというシネラマスクリーンの、そのいちばん前のど真ん中に座って見たんです。1年以上待ちに待った宇宙大冒険活劇。見終わって、「え?」という感じ。チープでした。カット割り細かすぎでちっともしっかり見たいところが見えませんでした。結構グロでした。お姫様が美人じゃありませんでした。「なんで?」と自分の目が信じられなくて、そのままその日は4回続けて見たのですが、やっぱり、自分が期待していたモノとは大きくかけ離れていました。でも、その後、LDで見ると結構面白くて、何度も何度も繰り返し見ました。ただし、最後のデススター攻略部分ばっかり。公開までジラし過ぎて公開時には、既に旬を過ぎちゃってた、というのが当時の印象でした。 6点(2003-11-25 10:14:16) |
2496. ガンシャイ
《ネタバレ》 私は意外と好き。あんな屈強なボディ持ったリーアム・ニーソンが精神的によわよわ~、お腹ピー、って、なんかバリバリ共感しちゃいます。ポスターやプログラムでは一人で映ってるサンドラが、実はあまり大きな役じゃなくって、インチキ!って感じではありましたが、クライマックスでの、よわよわ仲間大活躍に、「おおっ!ツボにキタ!」って感じでした。 6点(2003-11-23 23:14:51) |
2497. エアポート’77/バミューダからの脱出
一般の旅客機じゃなくて、個人所有の専用機、という設定がちょっと退屈。お金持ちのジャンボが~!って言っても、あんまり同情できないものね。でも、密閉された閉鎖空間のイヤ~な感じというのはよく出てますし、ヘンに色んなスペクタクル要素を盛り込まず、脱出、救助だけに絞っている分、じっくり楽しめました。最近の映画、色々サービスたっぷりに盛り込み過ぎるから、どんどんウソっぽくなるんですよね。まあ、着水時の衝撃にジャンボがあんなにしっかりと耐えられるのか?という疑問は残りますけれど。 6点(2003-11-23 19:42:29) |
2498. アイガー・サンクション
《ネタバレ》 メインタイトル部分のピアノの曲が印象に残ってて、20年以上経ってCDで聴いたらほぼ記憶のまんまだったので、「私の記憶力って凄い!」とか思ったのですが、単にジョン・ウィリアムズのスコアが優秀だったんでしょうね。この映画、私は前半の訓練部分の方が面白かったです。後半の山登り、なんか展開がマヌケで。結局あたばたがたした挙句、大失敗しちゃいました、でも目的は果たせました~、って。いや、撮影中に本当に亡くなられてしまった人には申し訳ないんですけど。ラストのヒロインのセリフは、皮肉たっぷりで笑えましたけど(つーか、公開当時に一度見たきりなのに、やっぱり記憶力いいのか?おいら)。 5点(2003-11-23 15:50:16) |
2499. ジョーズ'87/復讐篇
《ネタバレ》 あれれ「3」と話が繋がってない。パラレルワールド状態です。「3」はなかった事にしてちょーだいね、ってコト?しかも、今回の鮫、追いかけてきちゃうの。遠く離れた海でも。もはや鮫じゃなく、怨霊。まあ、そのワリには簡単に死にますけど。だけど、日本公開版の、ぐさーっていうラストはともかく、アメリカ公開版の、意味も判らず突如爆発(しかも「1」の映像使いまわし)に、アメリカの観客は納得できたのかなぁ?と、そんなこんな、ケチを付けつつも、そこそこの点数を付けたのは、「1」の世界から時が流れ、20年後のアミティが、署長夫人が描かれるところに、ちょっと感傷気味になっちゃったから。シリーズをずっとリアルタイムで追ってきた身にとっては、この映画、感慨深い(だけど悲しい)到達点でした。 6点(2003-11-23 15:21:42) |
2500. JAWS/ジョーズ2
《ネタバレ》 「前作と比べても意外といい」という当時の評価を信じて見たのですが、んー、ショボくなってる、と。ヘンなところのスケールが大きくなってて(アミティの街が賑やかになりました!って、いや、そんなトコ、スケール大きくしなくても・・・)、肝心の鮫との対決は署長一人でなんとかしちゃいました、って・・・。安易に結末が判る伏線をでーん!と出しちゃうし。ついでに、「好み!」って思った女のコがパックリ喰われちゃったんで、更にマイナス、みたいな。 5点(2003-11-23 15:00:52) |