241. ツバル
モノクロ・ほとんど台詞なしの前衛っぽい作風ですがなかなか楽しい作品でした。一回観ただけでは話が飲み込みにくいし、監督の趣味性が先立っていて「も少し観客のこと考えろよ!」とツッコミたくなりますが、なんつっても、あーた、ヒロインのチュルパン・ハマートヴァが可愛いったらありゃしない!「ルナ・パパ」では埃っぽい映像なのでイマイチピンと来ないかもしれないけど、本作の彼女を見ていると、陳腐な表現ながら「21世紀のオードリー・ヘップバーン」なんて形容が頭に浮かんじゃいます。そんな彼女がプールで全裸になって一人、金魚と戯れるシーンは健康的なエロさにあふれていて、そりゃもう大変さ。 7点(2003-08-20 18:57:44)(笑:1票) |
242. アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善
別に、腹は立たないけど・・・・・・内容がなさ過ぎる。 4点(2003-08-20 18:44:24) |
243. バック・ビート
アイドルではない、チンピラなロックンロールだった頃のビートルズ(実際に観たことないので、伝記を読んで想像するしかないのですが)の姿が良く描かれていると思います。ジョン・レノン役のイアン・ハートの(ルックスはともかく)話し方がイメージ(ぶっきらぼうで皮肉屋)にピッタリだったのに驚きました。ま、ビートルズっていう要素を抜いてしまうと、ただの青春恋愛ロック映画になってしまうと思いますが、なかなかいい映画だと思います。 7点(2003-08-19 18:43:58) |
244. ウェディング・シンガー
アダム・サンドラーって、ホンットこういう人の良い、やや三枚目のキャラが似合いますね(ちょっとベン・スティラーとかぶってる感じもしますが)。話としては王道というかありきたりだけど、アダム・サンドラーの素朴さとドリュー・バリモアの笑顔がかなり映画を盛り立てていると思います。ただ、あんまり80年代の音楽に詳しくないので、その辺のパロディーが分かればもっと楽しめたんだろうなあ、と思うとちょっと残念。 7点(2003-08-19 17:45:59) |
245. ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ!
これって邦題がアレだから、ビデオ屋で手に取る人は少ないかもしれないけど、「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン監督の作品なんですよね(確かアメリカで「ナントカ批評家賞」みたいなのも獲ってたと思います)。なかなかポップで凝った演出(リース・ウィザースプーンの顔のアップをわざとヘンな顔のところで静止画にしたり)が楽しかったです。主役のR・ウィザースプーンはハマり役だし、ポール役の人(この人、「アメリカン・パイ」にも出てたけど、朴訥としててお人好しなスポーツマンが似合いますね)もいい味出してました。これって多分やたらと上昇志向なアメリカ人体質をおちょくってるわけで、別に努力してる人を馬鹿にしてる作品ではないと思いますよ。要は「一生懸命勉強して、いい学校入って、大企業に入って出世して、だからどうよ?」っていう。個人的には「佳作」っていう言葉がピッタリな作品だと思います。 7点(2003-08-17 19:40:14) |
246. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 割とキャシー・ベイツって「怪女」っぽいクセのある役が多いイメージがあるのですが、この映画の彼女は可愛いですね。特に後半、自立に目覚めていく彼女の顔は美しいとさえ(!)思えてしまいました。回想シーンのメアリー・スチュアート・マスターソンも素敵でした。ハンニバルなオチ(?)もなぜかさわやかな印象。 7点(2003-08-11 20:17:47) |
247. ジャイアント・ピーチ
相変わらずロアルト・ダールの子供向けの作品は発想がぶっ飛んでいて良くも悪くも子供の視点から描かれていますね。クモの声をやっているスーザン・サランドンの声が意外にセクシーで良かったです。 6点(2003-08-11 19:51:46) |
248. ウォーターボーイ
全然期待しないで観たんですけど、結構好きです、こういうの。っていうか、結構ホロッとしちゃいました。気弱な男がキレると強くなるっていうのが「噂の刑事・トミーとマツ(って今じゃ知らない人が多いんだろうな)」みたいで面白かったですね。個人的にはもうちょっとお馬鹿ギャグが多くてもよかったな。 8点(2003-08-11 18:30:19) |
249. 食神
うーむ、まあまあかな。それにしてもカレン・モクが田中真紀子に見えてしょうがなかったのは僕だけでしょうか? 6点(2003-08-06 18:22:21) |
250. ウェールズの山
タイトル(原題の方)とビデオパッケージに書いてある粗筋だけで内容の70パーセントは想像できてしまったけど、こういうほのぼの、すっとぼけな感じは好きです(前半によく出てきた、人物が画面を垂直に歩いていくショットが効果的でしたね)。最後のオチも良かったし。ただ一応主役の筈なのにヒュー・グラントの影が薄かったような・・・。どっちかっていうと主人公は「“好色”モーガン」ではなかったでしょうか? 7点(2003-08-06 18:17:50) |
251. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
さすがに「いくらなんでもアルバニア大使館の人は何か言ってくるだろー」とか「アルバニア系移民だってアメリカにはいるはずじゃない?」というツッコミは浮かぶし、かなり荒唐無稽な話ではあるけど、それでもこの作品が面白いのは、現実に起こっていることもあまりに荒唐無稽だからですね(詳しくは【にけ猫】さんが書いてらっしゃいますが)。「戦争はショウビジネス」とか「クサいからこそ大衆にウケるんだ」という台詞、ある意味シャレになってないです。個人的には「ウィー・アー・ザ・ワールド」そっくりのテーマソングがおかしかった。 7点(2003-08-06 18:10:41) |
252. マッチ工場の少女
【やまプー】さんと同感。この作品と「ストレンジャー・ザン・パラダイス」はよく分かりませんでした(どちらも監督が小津安二郎に影響を受けてるってのが興味深い)。ちと今の僕には敷居が高いのです。 5点(2003-08-06 13:26:08) |
253. アデュー、ぼくたちの入江
何の予備知識もなくテレビで観たので分からなかったんですけど、主人公の少年はジプシー(←これは差別的な呼称ということで、今は『ロマ族』というらしい、確か)だったんですね。映像は綺麗だったけど・・・。ちょっとこういうタイプのフランス映画は苦手です、個人的に。 5点(2003-08-06 13:15:17) |
254. ティンク・ティンク(1994)
沖縄の「りんけんバンド」のリーダー照屋林賢が監督を務めた映画。沖縄の風景とりんけんバンドのライブ映像、それとちょっとシュールな沖縄の昔話(?)が交互に現れる、何だか“テーゲー”な感じの作品。沖縄が好きな人にはおすすめかな。 6点(2003-08-06 13:09:43) |
255. 原色パリ図鑑
(たいていの場合差別される対象である)ユダヤ人がその共同体の中で多数(マジョリティ)になると逆に非ユダヤ人を差別・排斥する(つまり『ユダヤ人扱い』する)っていう構図は割と面白かったです。しかし登場人物が多くて、観てて混乱しちゃった。 6点(2003-08-06 13:03:49) |
256. パーフェクト・カップル
確かこれってベストセラー小説の映画化ですよね。うーん、「興味深い」映画ではあるけど、面白くはない。確かにトラボルタはクリントンにクリソツで笑えたけど、何か無理やり映画に仕上げたような安易さを感じてしまいました。ビリー・ボブ・ソーントンやキャシー・ベイツの演技はよかったと思うけど・・・。 4点(2003-08-04 20:22:11) |
257. ターミネーター2
実は最近になって初めてこの作品を観たんですけど(基本的にアクション大作とかはよく観る方ではないので)、公開当時多くの観客の度肝を抜いたCGに対しては、別になんとも思わなかったんですよ。にもかかわらず、ひとつの作品としてこれは面白い!「前作を超えた!」とは思わないけど(個人的には前作のほうが好きだし)、同じくらいのクオリティをたもっていると思います。たった一人「審判の日」を知ってしまったためにたった一人孤独と哀しみを抱えているサラ・コナー、父親を知らないが故にT-800に父親像を求めてしまうジョン・コナー、そして、殺人兵器であるにもかかわらず最終的に人間的な感情を理解するT-800、という風にそれぞれのキャラクターがきちんと描かれている上に、あの全編を通しての緊張感、そして独特の画面の荒涼とした重い質感はなんとも言えない魅力。ラストシーンも泣けますねえ。 10点(2003-08-02 18:24:57) |
258. ルナ・パパ
《ネタバレ》 タジキスタン(中央アジア)の監督ということで(舞台もそうなのかな?)、いまいち文化的背景がよくわからんなーと思いつつも、なかなか面白かったです。ずっと中央アジア版ジョン・アーヴィングのつもりで観ていたら、最後に「ラピュタ」になるとは(笑)!個人的にはあの「収穫アンサンブル」がいつまでも頭に残りました。あと主役のチュルパン・ハマートヴァ(「ツバル」という映画では可憐なおヌードも披露!)は、あんまり映画には出てないみたいだけど、今後どんどん活躍してほしいと思う。 7点(2003-08-01 19:38:16)(笑:1票) |
259. ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄
「ショーシャンクの空に」レヴュー数540(2003年7月30日現在)・・・にもかかわらずティム・ロビンス初監督作である本品がいまだ未登録とは・・・。「ブルワース」なんかもそうだけど、日本だとこういう政治風刺モノはウケないのでしょうか(とはいえ、僕もつい最近観たばっかしなんでエラそうなことは言えないんですけど)。架空人物ボブ・ロバーツ(35歳の人気フォーク歌手にして大富豪)が下院選挙に挑む様子をドキュメンタリータッチで描いている作品です。風刺モノにしては誇張が少なく(歌手でもあるボブ・ロバーツの歌う歌の歌詞があまりにプロパガンダなのは除いて。ちなみに時々出てくるミュージッククリップはボブ・ディランのパロディと思われるが、僕はそれほど熱心なディランファンでないので細かいことはよく分かりません)、アメリカの選挙についてよく知らないとついていけない部分もあるんですけどね。とりあえずティム・ロビンス演じるボブ・ロバーツの「欺瞞的さわやかさ」がいかにもな感じで(多分演じてて楽しかっただろうなー)、かなりリアルな感触。 「ボウリング・フォー・コロンバイン」が好きな人なんかにはお勧めです。 8点(2003-07-30 20:56:22) |
260. ジャイアント・ベビー
確かに、いかにもあの頃のハリウッドって感じですね。ソツがないというか・・・。発明家のお父さんの顔とおっきくなっちゃう子供の可愛さがいいですね。それにしても、母は強し。 6点(2003-07-30 19:22:14) |