241. ビューティー・インサイド
《ネタバレ》 面白い! 一日経つと、記憶がなくなるとか、いうのは結構あるが、 ※「恋はデジャブ」とか・・ 一日経つと、別人になるというのはスゴイ。 それを真正面から、真面目に考えてみたとこが、韓国エンタメの力技。 ただ、やはり、というか、ロマンスな気分になるのは、イケメンの日だけ。 そりゃ爺とか、デブとかでは、釣り合わないもんなぁ・・ ちょっと一歩退いて考えてみると、男女関係の、異性の窓口が実際に交際した異性で、 いずれは、すべての人が見守ってくれてる・・とかの寓話ともいえる。 ヒロインがとにかく美人で、こちらまでウキウキしちゃった♪ アマポ~ラ♪ [DVD(字幕)] 7点(2023-11-04 23:10:57) |
242. 月の満ち欠け
《ネタバレ》 もう泣けて泣けて・・ 一言で言うと、この世は愛に包まれてる・・ 柴咲コウ、綺麗になったぁ!誰、この美人、って思ってたら・・ 話は、あだち充と藤子F不二雄を足したような話で・・ 泣けます! [DVD(邦画)] 7点(2023-10-29 21:29:24) |
243. おはん
《ネタバレ》 大正時代の小さな町での話。 ブラタモリで、宇野千代の町が舞台になったので、鑑賞。 ああ、こんな町で、この物語が紡がれる土壌になったのかと、しみじみ・・ ただ、運命の橋での出会いが、美しい錦帯橋であれば、もっと良かった。 残念!9点! [ビデオ(邦画)] 9点(2023-10-29 02:19:31) |
244. パンチドランク・ラブ
《ネタバレ》 コミュニケーション下手な男の一発逆転恋愛ドラマ。 面白いです。 恋愛成就の後、人間が変わって、 猛然とチンピラつぶしに立ち上がる流れがスゴイ! 愛は強いのだ! [DVD(字幕)] 7点(2023-10-28 20:42:56) |
245. 神の道化師、フランチェスコ
《ネタバレ》 「無防備都市」の監督である。 実在の人物、聖フランチェスコと十数名の兄弟たちのエピソードが綴られる。 特にジネプロのエピソードがいずれも秀逸である。 自分的には、暗殺容疑で死刑寸前まで行き、謙虚さが指導者の胸をうち、放免された話が面白い。 1200年代のイタリアが舞台だ。日本の鎌倉時代に当たる。 着ている服が、その頃日本では麻の単衣だったが、西洋でも同じような素材のシャツを着ている。 ジネプロのエピソード中の指導者の鎧が興味深い。 マンガ「鋼の錬金術師」の弟みたいな、ごっつい鎧だ。 動き回れず、何のための鎧か、笑ってしまった。 どつかれてもどつかれても、飄々としている修道士の彼ら。 のどか、の一言に尽きる。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-22 20:55:41) |
246. シャイロックの子供たち
《ネタバレ》 池井戸経済ドラマは、面白い。 今回は、耐震偽装がバレルか、バレないかのさ中、 書類が交わされるとこがクライマックス。 でも、観終わってみると、みんなダメだった・・残念! (上戸彩ちゃん以外、みんな) それだけ人生は過酷ってことか!? 厳しいっすね、ホント。 [DVD(邦画)] 7点(2023-10-21 20:47:35) |
247. アメリカン・スリープオーバー
《ネタバレ》 何とも爽やかな青春学園もの。 って思ってたら、高校に上がる前のお泊りなんですね、これ。 高校に上がる前には、皆、キスを済ませていないとおかしいということでしょうか? うわ~、やっぱりアメリカはススンデマスネ。 お泊り中の3組の男女を追いかける話だが、 一番好きだったのは、双子女子に言い寄られるエピソード。 そりゃ、どっちが好きって双子に言われたら、分からんわ(笑) [DVD(字幕)] 7点(2023-10-13 23:15:32) |
248. ブルーに生まれついて
《ネタバレ》 トランぺッターが顏殴られて、吹けなくなるって「モ・ベターブルース」にもあったなぁ・・ それにしても哀しい映画。 以下は僕の考えなので、間違ってるかもしれないが、 魂の音楽は、弱者の絞り出す音楽は心に刺さる。 黒人という社会的弱者の奏でるジャズ界に、白人チェットベイカーが混ざる。 しかし、彼は社会的には白人ということで恵まれているが、自らの弱さを奏でて、 ジャズ界に足跡を残していたのだろうか? 彼の薬物依存は治らず、そういうことなのかもしれない。 あ~ん、この映画観終わって、買い物に行ったら、散財しちゃったよ~(汗) 悲しい音楽というより、自分が弱くなる音楽? 自己嫌悪に陥りそうな夜にいいかもしれない。 [DVD(字幕)] 8点(2023-10-12 23:35:46) |
249. クルーレス
《ネタバレ》 なんと!この作品、原案がジェインオースティンなんですね。 ロストバージン系の映画なのですが、 (令和の女の子には信じられないかも、ですが、こんな時代もあったんですね) 日本ではバブル破裂前、アメリカでは同時多発テロ前の ハッピーな時代のアイドル映画です。 今となっては、懐かしいノリです。 令和の「ブックスマート」と比べると、時代の変化が分かります。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-11 22:10:15) |
250. ケイコ 目を澄ませて
《ネタバレ》 ボクシング映画というより、女性映画ですね。 女性の生態がとてもよく描けてると思います。 ゆきのさんの表情がとてもリアルで、ドキュメンタリーのような自然体で、 彼女は今泉監督の時からもそうなんですけど、 なにか、ホントに画面を通して、お付き合いしている女性みたいに感じられる女優だと思います。 表情がとても生もので、僕らはあ然としてしまいます。 三宅監督は「プレイバック」でもそうでしたけど、 人間の距離感がとても現実と同じで、ホントに人と会ってきたような感じのする映画を撮る監督だと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2023-10-10 00:23:47) |
251. 少女ムシェット
《ネタバレ》 「バルタザール」の姉妹編とも言われる、この作品。 とにかく容赦ない。 病弱な母と、アル中の父と、まだオムツの弟。 ムシェットは、学校で仲間外れになりながらも、健気に家の世話をする。 しかし、彼女が女の子であるということが、興味津々な大人の関心をひき、 悲劇は起きる。 どの国も世間は冷たい。 ムシェットの笑顔は、あの遊園地のゴーカードのみだった。 「バルタザール」同様、なんとも心に刺さる。 NHKなどのテレビのコメントよりも、心に刺さる。 簡単には言えぬ世の中を、言い得ている。 [DVD(字幕)] 8点(2023-10-08 00:32:33) |
252. クリード 過去の逆襲
《ネタバレ》 自分が楽しみなシリーズ物は、イギリスの007とアメリカのロッキー・クリードシリーズ。 お国柄が出てて、楽しい。 でもスタローンは今回、もう出てない。 お話は、かつてのロッキーみたいな悪友が相手。 ムショでは敵なしだったという彼は、ウォルターヒルの「デッドロック」を思い出す。 堅気の世界でのチャンピオンがムショでボクシングで叩きのめされるというもの。←面白いです♪ さて本作だが、観終わった後、違和感が残る。 結局、今の時代は、ロッキーのような負け犬伝説はあり得ないのかもしれないなぁと・・ そこを深堀りしないのが、「今」を生きるアメリカらしいといえば、そうなのだが・・ デイムにも、彼女がいて、その辺を描いてたら良かったのかも・・ [DVD(字幕)] 7点(2023-10-03 22:05:30) |
253. ゴーストタウンの決斗
《ネタバレ》 ゴーストタウンというと、枯草の塊がコロコロ転がってる印象がありますが、 俯瞰で町を見ると、小さな集会所みたいな場所ですね。 スタージェス監督の初めの頃の西部劇。 視点が、妻を人質にした悪仲間たちから動かないので、 落ち着いた鑑賞ができる。 そして、ラストは、主役級の二人の決斗。 納得の安定感。 スタージェス西部劇、いいね♪ [DVD(字幕)] 7点(2023-09-29 22:54:31) |
254. わたしを離さないで
《ネタバレ》 カズオイシグロ自ら製作を兼ねた映画。 原爆の長崎出身なのか、科学者の暴走の産物に対する目が鋭い。 クローン技術の非人間性を訴えている。 映画は、感情豊かなクローンたちの子ども時代から捉える。 クローンなのに、小さい頃から母性を兼ね備えている キャシーは、聖母マリアのよう。 彼らは、恋もするし、芸術を生み出す喜びも知っている。 しかし、ラストは彼らにどんどん厳しくなっていく。 そして、キャシーにこう言わせる。 「生も分からず、みんな「完成」(死去)する」 科学者のクローンたちへの想像力の欠如が悲しい・・ [DVD(字幕)] 9点(2023-09-24 21:22:15) |
255. 緋牡丹博徒 花札勝負
《ネタバレ》 いやぁ面白い。 コアなファンのいそうな、このシリーズ。 うかつなことは言えないが、本作に限って言えば、 なんだ、この話の山盛りは!! この脚本家は、今後の自分の作品のこと考えずに、手持ちのネタを 全部、振り絞ってんじゃないか!?ってくらいの、サービス満点の重厚なお話。 ラスト、花札でケリをつけて欲しかった。 が、博打で負けても、仕返しする連中だから、結局、こんな風にラストはなってしまうのか・・ 惜しい!! もし花札でケリをつけたラストなら、「男はつらいよ」の「夕焼け小焼け」みたいに、 シリーズ映画が邦画史上の傑作の一本になりえただろう、うむ。 [DVD(邦画)] 8点(2023-09-20 23:16:45) |
256. パッドマン 5億人の女性を救った男
《ネタバレ》 前半はイライラした。 こういう映画は女性監督が作ればいいのに・・と思いながら観てた。 周囲の無理解過ぎに、ただの怪しいオジサンの主人公に痛々しさを感じた。 で、インターミッションの後の、起業話から盛り上がってくる。 ようやく彼に味方ができるんですね。しかも女性の・・ 彼女なしでは、インドでは生まれなかったであろう、この商品。 「きっとうまくいく」もそうだけど、理系話、インド巧いよね。 「ガイアの夜明け」みたいな展開で、無事、着地! お見事です! [DVD(字幕)] 7点(2023-09-18 22:40:20) |
257. バルタザールどこへ行く
《ネタバレ》 冒頭、家族の死が描かれる。 マリーは、死の匂いのする少女。 ロバのバルタザールをかわいがるのだが、 彼女が堕ちていくのを、バルタザールは何もできない。 ただ大きな黒い瞳で、人間界の様子を黙って見ている。 マリーの周辺のチンピラが容赦ない。 聖歌隊の青年が救いであったのだが、ラストは無残。 だが、心にすごく突き刺さる映画だった。 [DVD(字幕)] 10点(2023-09-18 12:19:52) |
258. 王と鳥
《ネタバレ》 宮崎駿が影響を受けた作品。 カリオストロを思い出させる場面が出てきて、 自分がインスピレーションを受けた作品のDVDを ジブリ美術館で売ってるとこは、彼の作家としての誠実性を感じる。 さて本編である。 貧しい労働者カップルの中に王が嫌らしく入ってくる。 今でいう、非正規カップルに正社員が入ってくるといった感じか・・ ロボットまで出てきて、大騒ぎの後に、ラストを迎える。 恋人が幸せになるかどうかはともかく、大騒ぎの末、二人は邪魔者を退けた。 とくに恋人二人が仲睦まじくなるような様子もなく、大騒ぎの後の余韻で映画は終わる。 [DVD(字幕)] 7点(2023-09-17 13:22:52) |
259. 華の乱
《ネタバレ》 深作監督ってアクションだけかと思ったら、「火宅の人」とか 結構、文芸作品も撮るんだよね。 本作品もそう。 与謝野晶子がこんな人だったてのが驚き。 恋愛とかいう感情は、自意識とともに明治以降、 西洋から入って来たんだろうか? 吉永小百合がこんな母親を演じているのが面白い。 [DVD(邦画)] 7点(2023-09-13 09:45:04) |
260. ノマドランド
《ネタバレ》 なんだろう、この悲しい幸せは? ずっとそんな風に思いながら、観ていた。 ラスト、それが明らかになる。 ノマドをしている人たちは、悲しみや喪失を覚えている人たち。 出会う人、出会う人、別れが来ても「さよなら」は言わない。「また、どこかで」と言って、別れるのだ。 実際、どこかの居留地でまた一緒になることもある。 そうこうすると、死別した人にも出会うかもしれない。 そこが、幸せの味なのだ。 旅をここまで掘り下げた映画も、アリだなと思った。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-09-10 18:48:05) |