261. 普通じゃない
この監督の映画は、トレイン~といいザ・ビーチといい、かなり嫌いなので、期待しないで観たらおもしろかった。この突き抜けたバカバカしさが好き。天使最高! 初めてキャメロンを「可愛い!」と感じた映画。どーでもいいけど、最近テレビ放映していたのをちらりと観たら、吹き替えがびっくりするほど酷かった。 7点(2003-08-05 20:02:06) |
262. 永遠に美しく・・・
下らないつまんない酷い。でもこのインパクトのある題とあのCGの衝撃は、一生忘れないでしょう。それはそれで凄い。 4点(2003-08-05 19:55:26) |
263. チャーリーズ・エンジェル(2000)
好おいおいいちいちポーズつけるなよ、とか、ボブルビー背負って潜るなよ、とか、つっこみ所は沢山あるけど、こういうどうでもいい娯楽映画にそういうことを言うのはナンセンスかな、と思う映画。確かに面白いけど、周囲に「最近の映画では最高」とか言っている人がけっこういて、気がしれない。暇つぶし以外の何者でもないじゃん。だいたいキャメロンとルーシーはセクシーで可愛いけど、ドリューはエンジェルって柄じゃないでしょう。 5点(2003-08-05 16:06:50) |
264. ボクサー(1997)
映画として、とても明確な意志を持った作品。訴えたい確たるものがまずあって、それを表すためのストーリーがあり、恋があり、ファイトがある。けれどそのせいで、エンターテイメント性は薄い。主演も演技派No.1ともいわれるダニエル・デイ・ルイス&エミリー・ワトソンで、素晴らしい演技(ダニエルは本当にボクサーとしてトレーニングを積んで、鼻の骨を折ったらしい)全開なんだけど、やっぱりオジサンとオバサンで、ファッションも地味で、華やかさに欠ける。ストーリーに政治がからんでいるから、聞き慣れない用語がいくつか出て来て難しい。話についていくのが精一杯。でも確実に、見た後何かを心に残してくれる映画。ああ、この映画を見てよかったな、と思える。それはこの映画の貴重な面だと思う。 8点(2003-07-29 22:07:26) |
265. ある貴婦人の肖像
眠気を誘う映画。ニコールはとても綺麗だけど、あの髪型(髪色も)が何だか馴染まない。キャストはなかなかに豪勢。とりあえず駄作って事で。 2点(2003-07-29 19:12:17) |
266. ターミネーター3
これからまだまだ続編が登場しそうな雰囲気ですが、もうT3以降は、「良く出来た同人誌」と思って割り切って見るしか仕方が無いでしょう。作品が天才ジェームス・キャメロンから離れた時点で、何でもアりな世界になってしまったのだから。最後に一言。ジョンはエドワードにして下さい。ショボショボのニック・スタールを救世主と仰ぐのは勘弁です。 5点(2003-07-28 07:59:30) |
267. アメリカン・プレジデント
とりあえず飽きずに最後まで見れたので、そこそこ面白かったということだ。中年男女のラブストーリーなのに、変にいやらしくない所が良い。アメリカ人にとって、大統領はスターなのだと実感。小泉さんも独身だけど、邦画で「日本の大統領」はありえないでしょう。でも、あとに残るものは無い映画。その場限りの娯楽。良い暇つぶし。 6点(2003-07-26 09:53:19)(良:1票) |
268. ジェヴォーダンの獣
いやー FSSさんに全面的に賛成ですね。やりたい事がありすぎて焦点が絞れていない駄作。学生が作った映画じゃないんだから、切り捨てるスマートさが欲しいですね。構図がとても美しいのと、モニカ・ベルッチの、まさにこの世のものとは思えぬ美しさが救い。マリアンヌ役の人には今ひとつ魅力が感じられなかった。あとこの内容にしては長過ぎ。あと30分縮めるべき。 4点(2003-07-24 23:27:14) |
269. GO!GO!L.A.
まさかギャロが脇役だなんて思わなかったから、リチャードが特殊メイク(!)したギャロだと思い込んで途中まで見ていました。この映画、何でこんなつまんない男女が主人公なの? モスとジュリーが主演だったら、ぶっとんだ二人ってかんじで面白かったろうに~ 笑わしてくれたのはギャロとジュリーとジョニー(いい所取り過ぎ。しかも思ったより沢山出番があって嬉しかった)だけ。これだけ主役不要の映画って、他にはそう思いつかない。ある意味貴重。そのレアさかげんに5点。 5点(2003-07-20 21:41:58) |
270. フル・モンティ
おちゃらけ映画かと思ったら、いやはや、深かったです。なかなかの良作。これをアメリカがやったら下品に、日本がやったらえげつなくなるんだろうなぁ。イギリスのさらっとした感じが良いのです。最後は「え? もう終わり」って所が、良い意味でも悪い意味でも舞台的。 7点(2003-07-17 11:10:33) |
271. ROCK YOU! ロック・ユー!
ここでの評価がすごく良くて、「面白そう!」と思ってみたんだけど、駄目でした~ 同じようなシーン同じような展開がだらだら続くのに飽きてしまった。ヒースやポールのファンには楽しい映画なんだろうなぁ。ヒース・レジャーって、「ヘザー・グラハムの恋人」って記事で写真だけ見た時はいまいちだったけど、画面上で動き回るとすごい魅力を発する役者さんですね。衣装や小道具が格好良かったのが救い。ロックは思ったよりも少なくてがっかりでした。もっとクイーンの曲満載かと思ったのに。 3点(2003-07-14 09:11:37)(良:2票) |
272. es[エス](2001)
映画というよりドキュメンタリーを見る感覚。あるいみ映画としてルール違反ですが、試みとしてとても面白く見る事が出来ました。ごく普通の人間も、上位に立つと暴力的になるという、誰もが知っている教訓を改めて判りやすく、エンターテイメント性溢れる題材で描いていて、虐待する親とか、暴力的な教師とかにたいする教訓ともとれるけど、つまりは監督が撮ってて面白かったんだろうな。ドイツ語の独特の響きが、この映画に合っていた気がする。「ナチ!」と罵るシーンも、ドイツ映画ならではの重さがある。ハリウッドリメイクの話があるけど、やめてもらいたいです。色彩感覚とか、役者さんの演技とか、ストーリーの他にもよい所が沢山ありました。 8点(2003-07-11 08:56:10) |
273. チェンジング・レーン
最初は「どうなるんだ~!」とひたすらハラハラ。でもそれが長く続き過ぎて中だるみ。ベンがいきなり良い人になるのもかな~り違和感。妙に丸く収まった最後も「何だかな~」。あと、所々カメラが微妙に手ブレしていて酔った。見ている間はそれなりに楽しめたが、ひと月たったら見た事も忘れそうな映画。サミュエルさんは、今回もいい味出していました。 5点(2003-07-08 22:41:36) |
274. シッピング・ニュース
《ネタバレ》 呪縛→新しい出会い→解放、という、ラッセ節満載の作品なんだけど・・・ 苦手。暗くて重いながらも爽やか、というのがこの監督の良さなのに、この映画はひたすら暗くて明るさがなかった。(単に俳優のせいか?これをデップとジュリエット・ルイスで演じたらまた随分違ったテイストになるのかも)前半のやたら早い展開が、後半に来て急にトーンダウン。速度感覚について行けない。あと「妹を兄がレイプ」のエピソードは、ちょっとキツ過ぎて後味の悪さが拭えない。でもミスター・コバヤシの印象的な脇役演技とか、ケイト・ブランシェットのはじけっぷりとか、映像の明暗のコントラストとか、音楽とか、練られた台詞まわしとか、この監督ならではの良い部分も沢山あった。でも、ラッセ作品中では間違いなく一番嫌い。 5点(2003-07-06 00:48:55) |
275. アバウト・ア・ボーイ
《ネタバレ》 相変わらずのヒュー節ですね(影のある美少年の面影はどこへやら・・・ぶつぶつ)。とても良く出来た話で、随所で笑えたし、ヒューの家のお洒落さとか、マーカス母のヒッピーファッションとか、細部のディテールが印象的。子役の子の微妙なかわいくなさかわいさも良い。でもこういう話の宿命か、最後がしらけるんですよね。皆仲良し、皆はっぴーみたいな。ありきたりっつーか、そつのなさが嫌らしいっていうか。でもヒューが「キリングミーソフトリー」を歌うシーンにはホロリとさせられた。なのでそこそこ高得点。 7点(2003-07-04 12:36:30) |
276. バッファロー'66
何というか、ツボにはまった。ギャロは才能ある監督ですね。彼の映画に出たがる女優が多いというのが良く解る。やぼったさギリギリのお洒落さが絶妙。クリスティーナはいつもは「なんか女優にしちゃあデブだ」と思ってしまうけど、この映画に限っては、女性のおおらかさを表しているようでとっても可愛い。お金をかけなくても、心に残る良い映画は撮れるということを、よく証明している作品だと思う。 10点(2003-07-02 13:53:48) |
277. ロミオ&ジュリエット
別に名作の冒涜とは思いませんが、この監督は、古き良きものをいじる事でしか個性が表現出来ないのかなぁとは思いました。 5点(2003-07-01 22:06:10) |
278. フェイク
《ネタバレ》 とても面白いストーリーだなぁと観ていて、後で実話と知って驚きました。ジョニーが家庭を顧みない仕事人間で、アル・パチーノがよれよれマフィアだなんて、彼等のイメージとは対局にあるような役所を何の違和感も無く演じていて、二人の凄さを改めて確認しました。しかも「エンターティメントでちょっと変わったマフィア映画」と、だらだら観ていたら、不覚にも最後の銃声で涙が止まらなくなってしまいました。辛いったらないよ・・・ 9点(2003-07-01 22:01:24) |
279. アリゾナ・ドリーム
この映画の絶妙なキャスティングが好きです。若きジョニーはひたすらいい男だし、フェイ・ダナウェーのプッツン中年ぶりも可愛いし、リリー・テイラーはアコーディオンと相まって凄い迫力だし、若きヴィンセント・ギャロもお宝的。そして作品の中を魚の様に漂う退廃的な雰囲気が胸にぐっと来る。人間をとても丁寧に掘り下げて描いていて、きちんと訴えてくるものがある。全体のストーリーより、部分部分のエピソードが良質で、忘れられないシーンを沢山(ネタバレになるので書きませんが!)残してくれる良作です。 9点(2003-06-30 22:05:01) |
280. ガタカ
とりあえず細かい点であらを探すのを止めて、哀愁漂う世界観に酔いましょう・・・という映画。最近のアメリカ映画としては希有な、淡々とした語り口が、余計に胸を熱くしてくれる。全て綺麗すぎて無機質な中、イーサンのピュアな存在が際立つ。素晴らしいキャスティングに拍手。でも最後のジュード・ロウは悲しすぎる・・・・悲しすぎるよ~ でも弟が計刑事だったというエピソードには、結局あまり意味が無く、不要だった気もする。そしてある意味どんなホラー映画より恐怖を感じさせる映画でもある。 8点(2003-06-29 23:05:18) |