261. パンチライン
《ネタバレ》 若きトム・ハンクスが魅力的です。元コメディアンだけあって、キャスティングにぴったりハマってます。餅は餅屋という感じです。 サリー・フィールドもまた良いです。美人過ぎない容貌は普通の主婦にしか見えないので、だからこそ似つかわしくない舞台に彼女が上がるたび、こっちも変にドキドキします。 家庭を取るか夢を叶えるか、80年代は今よりずっと二択を迫られる時代だったかもしれません。母は家庭を守るべし、という考えは世間や配偶者のみならず自らにもあって、階段で頭を抱えて座り込むライラの姿はその頃の(今でもきっとまだ)多くの妻や母のそれであったことでしょう。 だからどうなのかな、ラストは賛否両論呼んだのではないかな。ライラが優勝をスティーブンに譲ったことに。家庭人を選んだことも、ライラの決断ではあるのだけど。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-10-27 18:07:04) |
262. まぼろしの市街戦
《ネタバレ》 殺伐とした現実風景に投げ込まれた色とりどりの夢世界。北フランスのその町がグレーの石造りが基調となっているので華やかな衣装がとりわけ映えます。 暴力と理不尽の圧倒する現実VS笑顔とカラフルの狂気。両者は拮抗し、でもやはり現実の圧は圧倒的に大きくて呆気なく病院に収まる患者たち。そこで終わらないのがこの映画の言ってみればもっとも重要な落としどころで。どっちを選ぶかな、貴方なら、私なら。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-23 23:10:26) |
263. 黒猫・白猫
《ネタバレ》 良く言えば「生命力あふれる」、違う表現をすれば「カオス」な賑々しさ。人も動物も入り乱れてとにかく元気。若者は恋愛中、オヤジ連中は賭け事や犯罪で一攫千金を目論み、殺人は起こるわ豚は車を食べるわガチョウは群れるわで、ハリウッドや西ヨーロッパ仕様のいわゆる「きちんと感」に慣れた目で観るとかなり強烈です。これが東欧白人のパワーか・・。 本作においてプロ俳優はなんと3名しかいないというではありませんか。本物のロマの人たちの発散するパルス、エネルギーが本作をまるごと包んでます。あんなに歯の弱った役者がアップになる映画はかつて見たことないもんなあ。 力業なんてレベルを超えた、強引なハッピーに次ぐハッピーエンド。呆気にとられもしますが、じわじわときます。笑っちゃいました。 これほどに陽気なエンディングは、監督のバックボーンである故国が苦難の多かったことと影響しているのでしょうか。 ところで、豚がむしゃむしゃと食べていた廃車って、かつて東ドイツで製造されていた‶紙でできた車”なのかな。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-22 16:24:51)(良:1票) |
264. オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
《ネタバレ》 冒頭にこそ引き込まれましたが、設定説明が終わるとややもたつきが気になります。 死者および死神?が見える、という設定だけ思い切ったストーリーですが演出、構成、オチすべてが既視感ありで新味がありません。 主人公が緊迫の大ピンチ、という間の悪い時に二度も電話してくるガールフレンドにはかなりイラっとしましたし(しかもこの娘接客中じゃないですか)、造反者の部下を2人も見逃していたデフォー署長の管理能力にも大変疑問符が付くところです。 アントン・イェルチンが主役もちゃんと務まるぞと健闘しているだけに、このシナリオは残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-20 23:21:10) |
265. 招かれざる客(1967)
《ネタバレ》 人種差別問題について実にまっとうでお利口さんな切り口。ベタといっていいくらいの良識あふれるエンディングでした。 ベタすぎて当てられる各役柄が単純で深みに欠ける感じも受けます。異人種間の結婚に反対なのは頑固な親父二人、オカン二人は「愛があるならいいじゃないの」と「女の直感型」で、当事者の娘は観ていて先行き不安になるほどの能天気。「世間」を代表する画廊の女は好奇心と偏見丸出し。 コミカルなようでいて、そうでもないどっちつかずな描き方なのはちょっと居住まいが悪い。黒人の娘の存在やアイスクリームショップでのトレイシー・ヘプバーン夫婦の一コマも何のための挿入なのかよくわからない演出です。 トレイシー親父の反対意見のその根っこが自身の偏見によるものなのか、若い二人が厳しい世間の目にさらされることを案じてのことなのか、そこをハッキリした方が良いと思うな。まあ前者なんだろうけど、ラストのスピーチでは後者の論ばかりに触れていてなんかずるいな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-12 21:23:11) |
266. ウィリーズ・ワンダーランド
《ネタバレ》 お金に追われて来る仕事は断らないニコラス・ケイジ。近年は出演作のクオリティとともに俳優としての評価が迷走している感がありましたが、自ら製作を買って出てこんな素っ頓狂なB級ホラーを作ってしまうとは。大したもんです。個人的に彼への評価が爆上がりしました。 何しろまれにみるストーリーの内容の無さ。悪魔付きゆるキャラロボットVSケイジ、それのみです。これがケイジが一方的にバカ強いので決着は割とあっさりとつく。じゃあ一体何をもってこのバカ映画が良いのかというと、無言の男N・ケイジのキャラのシュールさに尽きます。 クソがつくほど真面目で潔癖症と思しきこの男、1人で片づけるなんて無理でしょレベルに荒れたテーマパーク内をせっせと掃除し、突然襲い来る人形らに一切ビビることなく、それどころか過剰なまでにぼっこぼこに打ち倒す。 女の子を援けもするけど、休憩時間を遵守する方が優先するという予想斜め上の性格。 もう話の後半になると、このエナドリとピンボール大好きな変なTシャツを着た中年のおっさんに魅入られてること請け合いです。ただし一部の人に限るけど。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-10 14:39:53) |
267. パーム・スプリングス
《ネタバレ》 ループものの設定を生かして凝った話にしよう、という志が制作に一切無いのでとても気楽に観られるのが人気のもとでしょうか。 主人公がループをほぼ受け入れちゃってて毎日ラクチンだからこれでいっか、という究極の安定に共感する人も実は多かったりして。毎日殺しがあったり逃亡者が現れたりでは疲れてしまうのだ。 現れる真実はカノジョが浮気性だとか新郎が新婦の姉と寝ていた、とかおよそサスペンス大作にはなり得ない日常レベルのごたごた。これがまたツボにハマるのも確かなんですけど。 このユルさ、ギリ耐えられる倦怠感。これに足りなくなったら次はハッピー・デス・デイ」を観てみましょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-08 21:49:51) |
268. 幸せへのまわり道(2019)
《ネタバレ》 この映画の評価が特に本国アメリカで高いのは、アメリカ国民のフレッド・ロジャースという人物への信頼度の大きさによるものではなかろうか。 トム・ハンクス演じるロジャースその人は‶許し”をベースにした人格者で理想の聖職者のようにも見えて、キリスト教義下の国民にはより一層受け入れ易そうだし。 日本人で未熟なわたしには長年にわたる父子の確執が解けていく美しい展開には諸手を挙げて共感とはいかず、そんな上手くいくもんかな人の気持ちは、と思ってしまった。 むしろラストでピアノの低音をバーン、と叩いたロジャース氏のストレスの方に興味があったりします。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-04 12:26:32) |
269. 殺したいほどアイ・ラブ・ユー
《ネタバレ》 こんなに映画にうってつけな(?)事件が実際に起こるなんて、アメリカってのは実に奥が深いですな。こんな話脚本で書こうったってボツになっちゃうよ。撃たれたって死なないんだからね。 ‶あり得ない・リアルじゃない”というリミッターが最初から外れているだけあって、役者も制作陣ものびのびと仕事したんだろうなあと感じられますなんとなく。 リバー・フェニックスの青年期が見られてうれしい一本でもあります。「マイ・プライベート・アイダホ」の相方キアヌの強烈なダメキャラに比べると大人しくてつまんない役回りなのは残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-01 23:35:55) |
270. ロシュフォールの恋人たち
《ネタバレ》 街も人も丸ごとパステルカラーの世界に放り込んだようなキレイな色彩。男子も女子も皆スタイル良くてキレ良く回転し、高々と脚を上げる。ストーリーの意味などほぼ無く、能天気に運命の恋人とやらを信じる若者たちと超がつくほどのご都合主義な展開。 明るく無邪気で健康な、これはこれでミュージカル映画のひとつの完成形なのだろうけど。個人的にはミュージカル映画が苦手、ということを再認識しただけでした・・。 カトリーヌ・ドヌーヴと実姉のキャスティングってこれ合ってます?ドヌーヴって陽より陰の女優じゃないですか。この目がつぶれそうなくらい明るい映画に、暗めの姉妹がどうしてもハマっているように見えなかったのですが。 そして突然挟まれるバラバラ殺人事件。明るい世界に降ってわいたダークな事象に「おっ」と思いましたが、こんな猟奇事件に対してもマダムらの反応が薄っすい(!)。大してイジられもせず、さらっと通過した殺人事件。大丈夫かこの人たち。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-28 22:55:54) |
271. アンダーグラウンド(1995)
《ネタバレ》 かつて存在した国家ユーゴスラビアの半世紀を、寓話変換の名手クストリッツァが手がけるとこういう風になるのですね。 地下に長年閉じ込められ、古い情報ばかり与えられて目も耳も塞がれている彼らは共産政権下の人民にも見えるし、その社会の中を上手く泳いで生き延びるマルコやナタリアのような人間もいたのでしょう。 ブカブカと流れる民族音楽は牧歌的で、芸達者な役者らは不思議と悲壮感無くむしろ明るめです。 しかしそれも終幕直前まで。最後までナチと闘っていると思い込んでいるクロが身を投じていたのは実は内戦という悲惨さ。様々な悲痛な思いがほとばしる酷い幕切れを迎えてしまいます。ちょっとぎくっとするほどの急転換です。 しかしこれがユーゴという国が辿った現実。ラストの夢のように幸せな「みんな一つになった」浮島は監督のユーゴスラビアへの哀悼以外の何物でもないでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-26 22:34:46) |
272. シティ・スリッカーズ
《ネタバレ》 日々疲れている皆さんへ送る魂のリフレッシュムービー。 下ネタがあるわけではないですが、女子より男子の方に刺さるかもです。カウボーイの人生観だとか野球への偏愛とかがメンズ向き(笑) 老カウボーイの薫陶を受け、命からがらの目にも遭う。予定外のハプニング下に置かれて心の奥底をさらけ出す友人。心をリセットするためには荒療治が必要なこともあるのかも。 息を吹き返した3人のおじさんたちに良かったねえこれからも頑張ろうと声をかけたくなるような、そして遅れてきた青春の息吹もちょっと感じる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-21 23:23:12) |
273. 抱きしめたい(1978)
‶ビートルズがやってきた”狂騒記。ドタバタコメディにぴったりの素材だけあって、ひと目見ようと狂奔するファンらの無茶苦茶ぶりが可笑しいです。盛ってはいるけど、こういうのは極めて事実に近いって聞きますから凄まじいっすよね。 今みたいに各個人の趣味・興味が細分化する前の、皆で同じものを見ていた時代。プレスリーもビートルズもピンクレディーだってご近所の老若男女みんな知っていた。一つ事の事象に集団でヒステリー気味に熱狂することなど、もう無いのかも。あの時代のビートルズの登場のように、全く新しくて心奪われるような体験を人類みんなでまたできたら楽しいだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-17 23:16:15) |
274. モ’・ベター・ブルース
《ネタバレ》 そりゃあバンドマンはねえ。酒と女とバラの日々でありましょう(偏見)。そこに博打狂いのマネージャーの金銭トラブルも降りかかって裏社会の暴力とも隣り合わせ。ベタだけどまあまあ良くまとまってる脚本だと思うし、自ら金銭管理のできない困ったマネージャーを 演ってボコられるスパイク・リーも光っているのですが。 なぜデンゼル・ワシントンを使うのだろうか。常々この人は‶無頼派”を演じられない役者だと思っているのですが、今作も役が板についてなくて浮いている印象です。顔がどうしてもキレイな優等生なんだもの。実際「トレーニング・デイ」ではむさくるしいひげ面で成功しているわけで。 あとベッドシーン多すぎ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-13 23:53:54) |
275. 恍惚(2003)
《ネタバレ》 *以下ネタバレしてます! E・べアールの露出度高めな娼婦ぶりだとか官能の側面ばかり話題に上った本作ですけど、実のところコレ夫婦の停滞期を迎えた中年女の屈折した心理の深い奥底まで潜り込んでいまして、ある程度の年齢と高めの映画鑑賞眼を要求される難しい作品だと思いました。 娼婦を夫に当てがってその内容を知る。屈折妻と娼婦の仲も妙に馴れ合って不可思議な友情らしき感情すら生まれるのがスリリング。またべアール演じるナタリーのキャラクターが、妙に雇い主のカトリーヌに対して義理堅い?ところも見せるものだから観ている我々もちょっとばかりナタリーに信を置いたりしてしまうのです。 こんなこんがらがった関係を自身で理解して演じるなど、アルダンとべアールクラスの力量のある役者でないと無理でしょう。そう、E・べアールでないとダメなのです。撮影当時38歳だろうと。(そしてちゃんと20代に見える!魔女なのかな) 本音では女として‶上から目線”だったナタリーは、プロのプライドを傷つけられたこともあってカトリーヌに嘘をついていた。終盤、二人の女としての立ち位置が逆転した時のF・アルダンの曰く言い難い表情ときたら。全編通してアルダンはほんとに微細で多彩な表情を見せるので、気持ちを読み解くのにかなりの集中を要しました。 フランス映画ってこと恋愛に関するとステージが高くて、恋愛ドラマの主人公はまず20代の我が国と成熟度が全然違いますね。今作のヒロインらと同年代のわたしはカトリーヌの気持ちは全然わかりません笑。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-06 23:13:43) |
276. 博士と狂人
《ネタバレ》 実話を映画化するに当たっては、脚色の塩梅がすごく大事だと思うんですよね。出来事の羅列だとつまんないし、フィクションすれすれに盛られても鼻白んでしまうし。 本作はやや後者寄りの演出に感じられてしまった。マイナー氏と被害者女性のロマンス話はわたしにはちょっと煩く、ほんまかいなとの疑問が先立ちます。またショーン・ペンが一切手抜きなしの重ったい演技で惨状感を増すし。 こんなに浪花節的に話をこしらえなくても、OEDの編纂という大事業なのですから他にもっと「へえー」となる裏話エピソードがありそうなものですが。完成まで20年も要しているのですし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-04 00:13:34) |
277. 牛泥棒
《ネタバレ》 集団が思い込みで暴走する恐ろしさ。思いたいことを信じる人たち。これは100年前の出来事などではないということを、米議会襲撃事件で我々は目の当たりにしたのでした。 私刑を先導するアジテーターがいて、その危険な明快さに乗っかる多数の人間。トランプが火をつけて暴徒が議会になだれ込んだ映像と同じで震撼します。 そしてもっと重大なのはこういうことがアメリカだけにとどまらないであろうということで。 良心俳優ヘンリー・フォンダの若き姿を見ながら人間の進歩の無さに呆然とするのでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-30 22:31:45) |
278. オールウェイズ
《ネタバレ》 人物造形の浅いこと、表現の典型的なこと。あまりにベタすぎてとてもつまらなかった。 あらすじについて何も知らなかったけど、もう始まって数分の流れで「あ、これドレイファス死んじゃうんだろうな」と分かるし、J・グッドマンは狂言回し役の良き友人でブラッド・ジョンソンはいずれヒロインとくっつくであろう若い男、と先が読めてしまう実に凡庸な脚本。 本来切ないラブストーリーですから、人の心の動きを丁寧に掬えば感涙ドラマになったはずです。‶ゴースト”はそこんところが上手かったのです。 結果、‶ゴースト”の方が評価・知名度ともにずっと上回り、先出しの今作はヘプバーンの遺作ということでしか意義が無くなってしまっている感があります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-08-27 22:41:06) |
279. ストックホルム・ケース
《ネタバレ》 ストックホルム症候群て、人質側の人間が犯人との連帯感を抱いてしまうこと。ペルーで起きた日本大使公邸占拠事件などを見るに、犯人の政治的な動機に共感することを指しているものだとばかり思っていた。・・でも本作を観たら、いやあ単なる恋愛感情なんですねえ。そうか、そうならもうちょっと納得のいく人物造形にしてほしかったな。 イーサン・ホーク、悪くはないけど一日二日で惚れこむキャラではないよな。(個人の意見です)ちょっと馬鹿すぎるし。すぐでかい声出すし。 銀行員もノオミ・ラパスではちょっと違うな。数時間でコロッと男に参るようなタマには見えない。もっと、なんかこう夢見がちな地味女子タイプがこの役にはハマると思うんですが。 まあこれは実話ベースなのでどこまで事実に寄せているのかは分かんないのだけど。一鑑賞者の勝手な感想でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-26 23:27:40) |
280. 見知らぬ乗客
《ネタバレ》 うわー怖い。怖いし、嫌だなあという思いで鑑賞中は眉間にしわが寄りっぱなしでした。初対面からぐいぐい来る人(苦手)っていますね。ブルーノ・アントニーがまさにそういうタイプをどんぴしゃに演じていて、もう冒頭から「ああ早くこいつから離れたい」という思いでいっぱいになりました。 恐るべきしつこさで主人公にまとわりつくブルーノ。しかも人殺しをためらわないサイコパスときてますから、ロバート・ウォーカーのニヤニヤ顔が底知れぬ怖さを秘めます。テッド・バンディみたい。 ヒッチコック特有のカメラショットも随所に見られて、ヒリヒリと怖気が迫るようなサスペンス映画ですね。脚本の粗はちょっとばかり感じますけど。 やや一本調子な演技のファーリー・グレンジャーに比べて、ずっと際立っている殺人犯役のロバート・ウォーカー、早逝していたとは。実に惜しい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-23 19:18:29) |