301. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
《ネタバレ》 「探偵スルース」といい「デストラップ・死の罠」といい、マイケル・ケインってだましだまされ役が得意ですよね。 本作はサスペンスではなく、コメディーとしてとてもハイセンスな作品です。マイケル・ケインとスティーブ・マーチンのキャラの対比がとても良い。いつも先手を取って優位に立つマイケル・ケインだが、最後はスティーブ・マーチンが大逆転?と思いきや・・・ 馬鹿だと思っていたら、とんでもない食わせ者でした・・・ [DVD(字幕)] 9点(2010-07-18 16:29:05) |
302. 天国から来たチャンピオン
《ネタバレ》 この作品以降、似たようなゴーストものがやたら目立った気がしますが、今でも本作が一番好きな作品。天国への中継点があったり、新任天使の早とちりで間違って連れてこられたりという世界観がなんとも面白い。天使の姿が主人公ジョー以外の人には見えないことによるドタバタ喜劇も、そのはしりとなったのでは・・・ジョーがトムの体に移り、ジョーとしての記憶を失っても、ジョーが想いを寄せていたベティーと惹かれあうラストシーンがまた心地よい。 [映画館(字幕)] 10点(2010-07-18 16:24:29) |
303. 2001年宇宙の旅
昔、リバイバルをオールナイトで見ました。3回ぐらい連続で見たことになりますが、映画なのか夢なのかごっちゃになりそうな状態でした。狂ったコンピューターハルと船長との対決にうなされそうになった。 [映画館(字幕)] 8点(2010-07-18 16:20:08) |
304. 無法松の一生(1958)
豪快で不器用な男の心優しい物語です。松が問題を起こした時にうまくまとめ、ラストで松のことを語る笠智衆がなかなか良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 16:16:35) |
305. 自転車泥棒
《ネタバレ》 ストーリーは良いのですが、お父さんの行動に気になる点がいくつかあってイライラしました。 気が動転していたとはいえ、教会の中とか執拗に爺さんを追いかけたり、占いの順番待ちを無理やり飛ばしたり、確たる証拠もなしに人を犯人扱いしたり・・・かなり大人げない。爺さんから住所を聞き出したのにそこに向かわないのはなぜ?ラストシーンが良いだけに中盤の展開が惜しまれます。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-18 16:14:26) |
306. バルカン超特急(1938)
列車の窓に指で書いた文字が浮かび上がるアイデアは素晴らしいものの、前半のホテルのシーンが長いことや、終盤の急展開に着いて行けず消化不良の感を否めない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-18 16:11:51) |
307. ALWAYS 三丁目の夕日
《ネタバレ》 ストーリーとエピソードはベタで目新しさはありませんが、やはり映像に関しては新境地を開いたと言って良いのではないでしょうか。特に東京そして高度成長期のシンボルともいうべき東京タワーを建設途中から完成までの一時期しかない貴重な風景を再現しているところを評価したいと思います。 六子が年末に帰省しないと言い出した時、実は毎月母から鈴木オート宛に送られて来た手紙を見せて説得するシーンは目頭が熱くなる。 [映画館(邦画)] 8点(2010-07-18 10:21:18) |
308. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 「今はない住所=天国」へ送った手紙の返事が届く。 この発想と謎からして惹きつけられ、その謎ときが実に面白い。 手持ちカメラのブレた映像やバックで流れるREMEDIOS(って麗美だったの?)の音楽がほのぼのとしてて心地いい。なにしろこの雰囲気が個人的にとてもフィットしていて、中山美穂と酒井美紀が似てないとか小樽の入学式でなぜ桜が舞うとかツッコミどころはどうでもよくなってくる。 [ビデオ(邦画)] 10点(2010-07-18 10:10:52) |
309. 二代目はクリスチャン
《ネタバレ》 ふっきれた志穂美悦子と北大路欣也の死に様が好き。 「人を斬ったことがありますか。刀は3人も斬るとボロボロになって切れなくなります。突くようにするか、喉をかき切るようにしなさい。じっと目をすえ、腰をすえて、懐に飛び込むんです」志穂美の刀で自分の腹を切る北大路・・・カッコいい。台詞を暗記してしまうくらい見たシーン。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-07-18 10:07:33) |
310. JAWS/ジョーズ
ロバート・ショーの最期が壮絶! 本作の大ヒットにより「グリズリー」、「テンタクルズ」、「オルカ」など様々な亜流が発生した。 [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-18 10:04:10) |
311. サウンド・オブ・ミュージック
昔、この映画のサントラ版のLPを持っていたなあ。 空撮から草原で歌うジュリー・アンドリュースをアップでとらえていくオープニングから惹きつけられます。美しいオーストリアの自然を舞台に、厳格な父親、いたずら好きな子供たちと徐々になじんでいくストーリー、名曲の数々・・・好きなセリフは「人を愛したからといって、神への愛が減るわけではありませんよ」 あまりに出来過ぎたミュージカルなだけに、この作品の足元に及びそうなミュージカル映画が見当たらないのが残念でならない。 [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-18 09:59:51) |
312. 悪魔のような女(1955)
浴槽から蘇った校長先生の目が・・・ クルーゾー監督の妻でもあったベラ・クルーゾーは、この数年後パリのホテルの浴室で心臓発作で本当に亡くなったそうな・・・それも含めて怖い。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-18 09:57:50) |
313. 失われた週末
アル中という深刻で暗くなりがちな重いテーマを、緊迫感は保ったまま、わりとさらりと無難にまとめているワイルダーの手腕はさすがだと思った。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-18 09:55:38) |
314. マルクス兄弟 オペラは踊る
「吾輩はカモである」が面白かったので本作を見たものの、これは合いませんでした。というか、基本的にマルクス兄弟は自分には合わないようだ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-07-18 09:51:20) |
315. キートンの探偵学入門
体を張った危険なスタントはもちろん、どうしても見抜けないトリックがあったりする。 ウッディ・アレンなどに影響を与えたアイデアをすでに映像化していたのが凄い。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-18 09:48:26) |
316. 鬼が来た!
そもそもこの作品にどの程度リアリティーがあるのかが気になる。 後半の宴でとんでもないことになりますが、どんな言動が気に障って狂気の行動へ走ってしまうのか、不安が増幅して不快感しか残らなかった。 ちょっと自分には合いませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-18 00:26:38) |
317. 髪結いの亭主
当時、職場でこの映画が話題になり3回は見たが、なかなか登場人物の心理を理解するのが難しい。特に妻のとった行動を職場の女性に解説してもらったが、それでもすっきりしなかった。 ゆえに、とても奥の深い作品であることは間違いなさそうだ。 余談ですが、「妻の働きで養われている夫」を「髪結いの亭主」ということを後に知って、少し賢くなった気がした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-18 00:24:29) |
318. 遥かなる山の呼び声
どうしようもない憎まれ役のハナ肇が、ラストで逆転サヨナラ満塁ホームランを放つ奇跡の作品。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 00:19:10) |
319. ライアンの娘
《ネタバレ》 モハーの断崖から日傘が落ちて行くファーストシーンから惹き付けられます。 美しいアイルランドの風景をバックに織りなす映像が素晴らしい。特に荒れ狂う荒波の中で武器を回収するシーンは、CGなしの本物の迫力があります。 不倫がばれても続けてしまうロージーにはオイオイまだやるかって感じだが、登場人物の心理の変化はとてもよく理解できた。 小さな集落の集団心理は恐ろしいけど、いきすぎた村人の行動を戒める神父役のトレヴァー・ハワードが非常にいい味を出している。 この映画を見てからアイルランドを旅してみたくなった。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-18 00:15:55) |
320. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 個人的にはサスペンスの最高峰とも思える作品。 サインの練習、身分証明書の偽造、顔見知りの視線をかわして完全犯罪を成し遂げようとする過程の緻密さ。結末を知らぬアラン・ドロンの陶酔した表情とニーノ・ロータの旋律・・・いつまでも哀愁の余韻を残すラストシーン。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-07-18 00:13:30) |