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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1701
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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301.  デモンズ 《ネタバレ》 
正にそーいう時代の直中…とゆーか、まずは高度に『死霊のはらわた』ぽいですし、当然ロメロ三部作みも強いですし、で更に(当然の如く)『サスペリア』感も在ったりして、あくまで個人的にはその時点でかなりポイント自体は高くなりますよね。しかし、今作に出てくる「デモンズ」とやらは、極めてゾンビ(ロメロ・ゾンビ)に酷似した設定ながらも本来的には明確なる別物だと思うのです。でも、今作って結局、そーいう連中を擁しての「お話の中身」の方が寧ろより高度にゾンビっぽい…という意味でのゾンビ映画でもあるのですケド(⇒いわゆる閉鎖施設でのアウトブレイク系)、でもまた一方で根本的なホラーとしての質感・雰囲気自体は結構高度な「不条理系」なのですよね(⇒物理法則が通用しない系統)。だから結果として、そーいうフワっとした空気感の中で(前述どおり)中盤にはいつものゾンビ・サバイバルがおっ始まるのが、個人的にはどーにもチグハグに感じられてシンプルに面白く観れなかったのですね(⇒完全なる「無駄な足掻き」に見えてしまって。。)  しかしながら決して、全く見ドコロの無い映画…とゆーのではないと思ってまして、まずは特殊メイクや、あるいは優れた色彩感覚(⇒流石のアルジェントorイタリアンホラーの一流と言うべきモノ)等々、ルックス的な部分には十分に面白みの在る作品だとも思うのですよね。でも重ね重ね・結局のトコロ、最初と最後のハイテンションなショックシーンしか(ほぼほぼ)面白くない…と。あと、個人的には終わり方もちょっと酷すぎるかな…と思いました。最終の結論、暇潰しには今でも使えるかも知れませんが、それ以上にはまァ成らないかな…と。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-14 22:03:36)
302.  寄席の脚光 《ネタバレ》 
フェリーニの処女作というコトですが、テーマはまた彼の作中で幾度も描かれる「芸人の生き様」でありますし、お話の内容自体もごくプリミティブ・普遍的なモノであります。しかし、何と言うか実に暖かみのあるハナシだとゆーか、とても心地好いコメディでありましたね。重ねて、フェリーニはこういったモノ・こういった人々を本当に愛していたのだろう、と=だから、第一作映画の題材がコレなのだろう、と。重ね重ね、映画に描くべきは第一には己の「最も愛するモノ」だとゆーのを再認識しましたです。小品の範疇かとは思いますが、やはり傑作かと。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-06-14 12:04:50)
303.  百花 《ネタバレ》 
原作未読ですが、ソレでもたぶんかなり「削ぎ落されてる」という感じを受けてまして、内容自体はかなりシンプルな作品だ…という感想になっているトコロですね。結果的に、そのごくシンプルな「親子観」と、その作中での帰結、といった辺りに(コレもシンプルに)納得・共感が出来たという個人的な事情からのこの評価となっては居るのですが、ソレでも、その内容そのモノ以外の部分…とゆーのも、まずまずのクオリティで揃っていたのではねーかなと思ってますね。コレも個人的なコトかも知れませんが、特に原田美枝子さんの過去のパートの諸々=80~90年代の日本の街や一般家庭の情景、だとか、或いは現代のパートでも古びた・でも小綺麗にしている団地の一室の空間とか、あとはごく田舎の花火大会の様子だとか、そーいう色々のノスタルジィに『トロイメライ』が混り合ってくるこの感じには、正直ワタシちょっと「弱い」のかと。  そしてもう一つは何と言っても原田美枝子さんの演技の仕事ですね。重ねて、ごく繊細・曖昧な内容(ともすれば「薄い」と言えるかも知れない)を擁する作品ですが、だからこそ逆に、彼女のこの奥行きのある演技はむしろ効果的だったのではねーかと思いました。個人的に、この人の映画は今後も観る、と決めている方ではありますが、今回もそーして正解だったと思いますね。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-06-13 18:16:36)
304.  Calling 《ネタバレ》 
中川龍太郎氏の初・監督作品になるのか、ソレこそ監督が大学在学中=ハタチそこそこで撮った完全なる自主製作映画である。演技・演出の面で言えば、特に前半はやや意図が伝わりにくい箇所が散見されるのだが、他方でまず撮影・カメラ構図なんかは終始かなり凝ってて(率直に)凄いな…と思わされたのですし、音楽・効果音なんかもとても好く出来ていたとも思うのですよね。ラスト付近の無音のシーンなんか、特に思いっ切り観入って(=観入らされて)しまいましたですよ。うーん、栴檀は双葉より芳し、ですかね(一見の価値は在るかと)。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-12 22:47:17)
305.  テリファー 終わらない惨劇 《ネタバレ》 
まずは当然、なんで138分もあるんじゃ?とは思うのですが、観た結果としてはシンプルに、スプラッタにせよ話の中身にせよ(⇒ソレらもまたシンプルながら)描くべきモノ・描くダケの価値があるモノの「量が多い」というコトだったと思いました。なので、テンポ自体は決して好いとは言えませんがソレが悪過ぎる…というコトはないと思いましたし(⇒この手の陰惨なホラーとしては寧ろ適切な緩さだったかと)全体を通してもそんなにダレた感じはありませんでしたです⇒ごくノンビリ眺めてって頂ければ。  しかし、内容としては(前作同様)ま~た非常にコテコテ・かつ「古典的」なスプラッタではあったのでして、まずはソレを2時間超も観せつける「意味」が本当にあるのか?とは(多少は)思ってしまいますよね。今作もひと目観て分かる通りにR-18ですし、私は別に好いのですケド+ワリとそーいう変態しか観に来ない(ハズの)映画なのかも知れませんケド、その意味でも正直どーなのかな?とは。でも、個人的にはかなり楽しめましたケドね⇒シンプルに私この質感大好物なのですよね(特にCGに頼らないスプラッタである点が)。昨今=ここ数年、スプラッタ・グロに関しては世界的にも過激さのレベルがベースのトコロでまた少し上がったという感覚もあるトコロですし、今作も(重ねて諸々とごくシンプル・オーソドックス=目新しいというモノはソコまでない…という感じながらも)キャラの出来やスプラッタのクオリティ自体はフツーに相当に高かったと思います⇒お友達2人の惨殺シーンなんかは中々キレてましたよね(アレ?設定上のティーンエイジャーってこんなにズタズタに嬲り殺して好かったんだっけ?と)。結論、お好きな方は是非映画館でどーぞ。
[映画館(字幕)] 6点(2023-06-12 22:33:47)
306.  テリファー 《ネタバレ》 
コ~レはまた、、、時代錯誤なマデ!にド直球!に痛グロい!(ダケの!)純・スプラッタ!ですね~~~だから、使い方さえ間違えなければ確実に有用な作品であります。重ねて、かつてのフルチを彷彿とさせる様な陰惨極まる人体破壊のクオリティは(多少チープではありますが)いま現在の状況においても尚かなり高度だと思いました⇒中盤のアレなんか、久し振りに相っ当な見応えでしたですね……  しかし、コレも重ねて「ソレだけの」ホラー、とゆーかホラーには決して成り切れて居ない単なるスプラッタ・グロ映画でしかない、という作品なのも確かですね(=他の中身はほぼ皆無)。展開運びも実にテキトーですし、あと一点、ごく短尺なる作品なのですが一方でテンポは激烈にダルかったりもします。重ね重ねグロ描写以外は殆ど観る価値無し!かと思いますが、その目的の方ならそこそこ楽しめそう=オススメ出来そう、かと。女の子も地味に結構カワイイですし(+なんか3人位出て来ますし)。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-12 22:32:24)
307.  メガ・パイソンVSギガント・ゲイター<TVM> 《ネタバレ》 
ギガント「ゲイター」てナンやねん⁉と思ったのですが、アリ「ゲイター」のギガントなヤツ…というコトみたいっす。しかし、今作はその大ヘビVS大ワニというお話である以前に、とある二人の(実在の)女性の永きに渡る因縁の争い…というコトでもあるみたいなのですね。主演の二人が80年代に一世を風靡したアイドルだ…というコトらしく(⇒もともと何となくライバル的な関係だったらしいコトも含めて、日本でゆーたら正に聖子ちゃんと明菜ちゃん!みたいな感じすかね)つまりは40代になったその彼女らの生き残りファン層を狙った(金儲け主義的)映画なのは間違いないでしょう。しかし、その彼女らのキャラとゆーのが、片やデビーちゃんは完全なるエコテロリスト、もう片やのティファニーさんとて(そのエコテロリストにイラついて)自然保護区の川に怪しいクスリをブチ撒ける、というドッチにしろかなり高度なイカレキ○ガイではあるのです(⇒好くこんな仕事受けたな…と)。とは言え、アメリカではそれなりに知名度を擁する二人…なよーでもあって、作品自体のクオリティは(こんなチープ極まりないタイトルからすれば意外なマデに)比較的にまずまず悪くない方…にも思えました⇒特に「物量」は色々とそれなりですし、肝心のお二方がかなりデーハーにキャットファイトを繰り広げるシーンも(チャンと)在って…ですね。  結論、私は完全に(前述の)ターゲット層ではねーのですケド先に述べたとおり、もし聖子ちゃんと明菜ちゃんでこ~んな映画があったら絶対に(死んでも)観に行くな…とは思うのでして、だから楽しめる人には(大いに)楽しめちゃう作品…なコト自体は貫かれるホドに理解できるのですね。該当する方(or ワニとかヘビとかを愛して已まない変人さん)でしたら、是非々々。
[DVD(字幕)] 4点(2023-06-12 22:27:23)
308.  メガ・パイソン<TVM> 《ネタバレ》 
実際にはメガ「パイソン」どころの騒ぎではなくて、あの『DUNE』のサンドワームが(戦火のアフガニスタンで)唐突にワラワラ出現し出す…という話なのですよ(⇒サンドワームは、どー考えてもヘビではねーでしょ?と)。そーなるともう、所謂モンスターパニック=モンパニとゆーよりは確実に怪獣映画の方…だと思うのですよね。んで、ナニよりも一番に致命的なのが、怪獣映画だったら主役はどーしたって怪獣にせざるを得ない…とゆーコトでもあるのです(⇒怪獣が如何に派手に暴れるかとか、どーやって倒すのか、とかにしか興味が湧かぬ)。今作、紛うコト無きB級とは言え、その範疇においては諸々とそこそこしっかりつくってある方の映画にも思えるのですが、如何せん年代的なコトもあってかその最も肝心な100%CGのサンドワームが出てくるシーン・カットが実に少ない・ショボい=物足りないのです(⇒ごくどーでもいい人間どものアレコレをひたすらグダグダと描いてばっか…つーか)。結論、出来の悪い怪獣映画&モンパニ&(ドラマ要素入り)戦争もの、の出来の悪いトコロだけを寄せ集めてつくったよーな凡作…かと思われてしまいました。正直、かなりツマランかったすね。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-12 22:25:58)
309.  セッションズ 《ネタバレ》 
題材自体も非常に興味深いのですが、個人的には主演2人の演技の高さがまずは印象的でした。2人ともとにかく「難しい」演技の仕事だったと思うのですよね(勿論「一風変わった」かつド直球に「性的な」シーンがふんだんなコトも含めて)。ジョン・ホークスなんかそもそもずっと横になってるから表情だって好く見えない…中で、肝心な場面での繊細な表情のつくり込みや、あるいはその語る「詩」の表現力などには中盤以降モ~震えっ放しでしたよね。そして、ヘレン・ハントの見事に知的なプロフェッショナル振り!と、だからこそ際立つ善き人間味の発露の心地好さ!と来たら…重ねて、最高級に素晴らしいと言える演技を思い切り堪能しました(プラス、脇役の方々も実に好かった!)素直に、何処も彼処も好い映画だった、と言いたい作品ですね。
[DVD(字幕)] 8点(2023-06-12 14:40:30)
310.  黒い家(1999) 《ネタバレ》 
余談:Amazon Videoで観たのですが、ジャンルが「コメディ・ドラマ・ホラー」になってましたよ(笑)   ソレはさておき&原作未読ですが、後で調べると結構原作まんまらしいとゆーか(勿論、例のアレは除いて)たぶんごく高度にサスペンス寄りのホラー作品だと考えて間違いはないのでしょう⇒そりゃ、あの『リング』の余波の中における作品なワケですし。しかし、個人的には、前半は(当然サスペンス的ではありますが)多分にブラック・コメディ⇒で後半はごく力ずくのホラー(=ソレこそ『十三日の金曜日』みたいな)+オーラスの例のアレの辺はまたコメディ、てな感じに思われたのですよね。そして、そのコメディだ…とゆーのはまず主要キャラの単なる演技過剰(⇒とにかくひたすらキョドり過ぎな西村雅彦と内野聖陽)とか、あとはチョコチョコ入る保険会社の会議室のシーンとか、なのですね。んで後半の物理的なホラー描写も、大竹しのぶの暴れ振りは決して悪くないとは思うのですが、所詮は女の細腕+にすらマトモに抵抗できない内野聖陽の情けなさ、ですからね(+撮り方とかも矢鱈とガチャガチャしてチョ~観辛いし)。結論、とにかく、このコメディもホラーも個人的には全然まったく好きなヤツではなかったのですよね⇒到底高評価とはし難いなあ、と。  面白かったのはごく無難な前半のサスペンス要素、とそして何よりも中盤の「人の怖さ」を凝縮した様な大竹しのぶのシーンですよね。ああ、全編この大竹しのぶの感じで統一された作品だったならば……おそらく、邦画史上に残る傑作となったのではねーかと(すら)思いますよね。。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-06-09 19:33:05)
311.  波紋 《ネタバレ》 
好きな映画ですね。ネガティブな様でそーでもない…とゆーか、結局、ナニかにのめり込むその「ナニか」って唯々「個人の嗜好」でしかないから、そののめり込みが妥当なのか=諸々の費やし方が正しいのか、なんてその人にしか分からない=判断付かないのでしょーね、と。種々の側面にごくタイムリーな要素を含む映画で、だから冒頭から居心地自体はかなり悪く在り続けるのですが、その辺には終始けっこう共感しながら観てゆけましたです。ただ、一つダケ言っておきたいのは、その「のめり込まざるを得ない人々」がナニにドレだけのめり込むかはある種の自由・自己責任なのかも知れませんが、一方でそーいう人々を喰い物にせんとする悪意ある個人・組織とゆーのは(その「需要」の如何に関わらず)唯その「悪意」故に滅ぶべきだと信じては居ますケドね。  ソレに比べれば、やはり自分ではない他人=家族・友人・あるいは社会的弱者とか、との関係性の中に生き甲斐を見出す、という方が好さそうだ・健全だという様にも見えるのですが、コレとてある種の「依存」であるコトには変わりはないのかも知れませんし、また他人てのは(例え家族であっても)どーしたって時には裏切りますからね⇒否、裏切るとゆーよりは少なくとも自分の意のままにはならないし、何なら彼らが何を考えているのかも究極的には共有できませんからね(そのコト自体は、今作でも実に痛烈に描かれていると思いました)。でも、最初に述べたとおり、特に中盤以降はごく非常にネガティブなのかポジティブなのかが判然としない(モヤモヤした)空気感で進行しつつも、最後まで観終わると(やっぱり)ごくポジティブな方の映画だったな…と思えたのです=そーいう諸々と「侭ならない」人間の有様を肯定している映画だな…と。筒井真理子さん、全編通しても素晴らしかったと思いましたが、ラストのフラメンコは(私の中では)彼女のベストアクトだったと思います。脱帽。
[映画館(邦画)] 8点(2023-06-09 15:27:00)
312.  サーベルタイガー<TVM> 《ネタバレ》 
邦題はまんまですが、とて原題もコレは所謂サーベルタイガー=剣歯虎の「剣の歯」を意味するので、結局コレって文字通りのサーベルタイガーの映画…でしかねーのですよね。とすると、そのド・ストレートにタイトルロールなタイガーちゃんがココまで映像的に(マトモな)出番が少ない…てのは、もはや映画史上に他にあまり類を見ない…と言って好いレベルではねーでしょーか(意図的に隠している…とかって例外を除けば)。年代相応・予算相応のごくごくチャチなCGと、あと少なくとも頭(~上半身)は着ぐるみもつくったのかと思うのですが、チラチラっとではなく全身がハッキリ見えるシーンは残り25分位まで来てやっと一つ、といった感じで、んでフラッシュ的な出方ではなくしっかりと出続ける様になるのは本当にラスト15分位なモンなのです。そして、じゃあその主役の他にも何らかサブの見どころとゆーのが在るってならま~だ何とかなったのかも知れないのですが、正直そーいうモノも見当たらねーのでして…(強いてゆーなら、実質主役のデヴィッド・キースのカッコ好さ、か悪役のジョン・リス=デイヴィスのウザさ…位ですかね)  重ね重ね、ココまでシンプルなつくりの「単一価値観」な映画で、その単一な主役がこうもショボい…となると、正直モ~お手上げですよね。。。とは言え、前述のデヴィッド・キースの雰囲気(ダケ)は個人的にかなり好きなヤツだったので、いったんココまでの評価としておきます。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-08 00:57:48)
313.  アナコンダ4 <TVM> 《ネタバレ》 
前述どおり3の続きで監督も役者も同じメンツです(ナンなら同時に撮っといたのかも…と)。しかし、その意味でもかなり「ついで」な感があるな…とゆーか、話にも見せ場にも全く内容とゆーのが(更に)ねーのですね。終盤は流石にアクション的なシーンが続きますが、ココもとにかくアナコンダではなくて人間同士の争いの方(銃撃戦だの取っ組み合いだの)がほぼ8割を占めてますし、そもそもアナコンダは不死の蘭のエキスによって再生可能=不死身となった…というコトであるのなら、結局お話としても「カタ」が付いてねーのに終わってもーた…とも思います。もう一点、3作目同様に映画としてもアメリカ国内の話で、だからロケも全部米国内だと思うのですが、やっぱ流石にモロ北米!な雑木林だの草原だのが舞台だと、ソコにアナコンダがニョロニョロ這って来てもまァ~雰囲気でないっすよね~(残念)。予想どおり、シリーズでは一番の駄作でしたかね。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-04 15:43:55)
314.  アナコンダ3 <TVM> 《ネタバレ》 
この3作目+4作目は、話としては2作目の続きなのですが(⇒例の「不死の蘭」の設定を引き継いでおり)、まずはテレビ映画としての製作になってますし、かつ3・4の2作品として完全に繋がった話、になってるのですね(各々一作で完結はしてますが、実質は前後編かと)。んで、第一にテレビ映画というコトで製作費も安いようで、アナコンダをジャングルから持ち帰ってのアメリカ国内での話になってるのですし(⇒近場で撮影できる)、全体的にCGの質も非常に安っぽいモノになってしまっては居ます(+その辺はお手軽にグロ・ゴアみたいな描写を添加して誤魔化してますね)。特にまた、アナコンダに巻き付かれる・噛みつかれて宙吊りになる、等のシーンにおける人間側の(カラの)演技が実にテキトーですね(=ただ突っ立ってる・吊るされてるダケにしか見えない)。そんなこんなで、少なくとも1作目とは比較すべくもないクオリティだ、とは私も確かにそう思いますかね。  ただ、比較的にはこの3作目の方はそこそこ面白く観てはゆけましたかね(⇒テレビ映画にも色々あるかと思いますが、そのジャンルとしてはまあまあ好く出来てる方…かと)。全体的にそこそこ盛上りもメリハリもあって退屈まではしなかったのと、また単純にラストの方は爆発とかでテンション上がった、のが理由です。しかし一点、今作のアナコンダって(科学者がシコシコ実験してた結果とは言え)コレもシンプルにちょっとデカくなり過ぎじゃねーですか?(絶対に18メートル以上ある…)作中、主人公がしきりに(警察をスッ飛ばして)軍を呼ぼうとするのですが、ソレを却下してひたすら独力でナンとかしよーとする悪役連中には「ドコに勝算あったんケ?」とまた小一時間は問い詰めたいですね(何なら、米軍でも歩兵一個中隊くらいは簡単に屠ってしまいそーな怪獣レベルですぜ…と)。
[DVD(字幕)] 4点(2023-06-04 15:32:22)
315.  アナコンダ2 《ネタバレ》 
前作よりも確実に向上していると思うのがお話のシンプルさ・分かり易さでありますし、そこから同じ話をやっていくと思いきや、前半はジャングルクルーズ的な冒険要素もあったりしてやっぱ内容はコッチの方が全然好きですね。しかし、如何せん致命的なのが何よりも超・肝心なアナコンダに係る内容の貧弱さです(正直、ドコを手ェ抜いてんねん!と)。ごく終盤まで大して出ても来ませんし、その終盤とても前作に比べての「型落ち」感も半端じゃあありませんのです。うーん…彼方立てれば此方が立たぬ、とはこのコトですね…結論、二作足して、で二で割らなかったらワリと結構傑作になったかも知れませんかね(無駄は削るとしても)。
[DVD(字幕)] 4点(2023-06-04 09:00:04)
316.  アナコンダ 《ネタバレ》 
全体のつくりはごくB級な感じ(尺・内容・展開の運び方⇒特に終盤盛り上がり始めるまでが1時間位はショボいトコロ、とか)なのですが、ソコからするとCGの出来が結構好いので、まず観る価値ってのは今でもあると思いますし、ラスト付近の派手なモンスターアクションは(そこまでと比べても)全然かなり面白いのですよね(だからこの評価です)。個人的には、該当年代(=前世紀末付近)のこの感じのCGって、一種のノスタルジックもくすぐられて相当に好み=テンション上がっちゃう感じだったりもして…ですね(『ハムナプトラ』とか『インビジブル』とか)。  ただ、どーしたってやっぱB級…とゆーのが(前述どおりの)展開運びの雑さでして、折角のジョン・ヴォイトに係るモロモロには正直「うん?」となってしまうコトが多かったですね⇒コレなら、あんな一流の悪役を連れて来ずとももっとチンケ(でコミカル・かつ安手)な悪役俳優に演らせても好かったかも…と感じます。思うにヴォイトが主人公の船に乗り込んできて⇒で乗っ取る、という流れに無理が在りすぎるのですよ。フツー、この流れだったらシンプルに船が二隻ありゃ好いのだと思うのですね⇒で同じ目的の為に競争してる…と。何となくですが、予算的なコトである気もしますかね(ただ今作、B級と言いつつそれなりに予算掛かってる作品なのですケドね⇒だからCGの出来が存外に好いのだと思うのですが)。
[DVD(字幕)] 6点(2023-06-04 08:53:48)
317.  さかなのこ 《ネタバレ》 
正直、さかなクンという方に対する個人的な印象は頗る高いのでして(何なら全ての中でイチバン高いかも)今作は素直なその人の伝記映画だし、そして主役ののんちゃんもまた諸々と実にハマってたと思うのですね。だから、まずはテーマと+そのメインの表現プランに関して言うなら全く完全に共感できまくる、といって過言ではないのです。  ただ、描き出しているモノ(⇒今作に於けるソレとゆーのは、も~映画とか物語とかでもない或る一つの「事実」だと思いますが)については前述どおり高度に共感できるとしても、ソレがそのまま映画としての出来に対する評価に為るワケではねーのでして、一つ明確に、そのさかなクンのキャリアにおける「困難」を描く中盤のシークエンス(30分強くらい?)が、ちょっと個人的にまた嫌すぎた…のですよね。監督作は最近のヤツは結構観てて⇒だからどーいう監督か…とゆーのは知っては居たのですが、その意味ではシンプルに「肌が合わない」というコトかと思います(例えば『おらおらでひとりいぐも』とかも全体としては今作同様、テーマに関しては思いっ切り共感できるのですケド、途中の実際のシークエンスの方はちょっと苦痛すぎて…という感じで)。ゆーてでも、コミカルな・快適なシーンは全然大好きなのですよね~⇒んで辛いシーンもごく同じ感じでまったりと真綿で首を絞めてくるモンですから……個人的には、ソコはちょっと悩ましいトコロに感じられてますね。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-05-28 23:47:49)
318.  ハウス・シャーク 《ネタバレ》 
あの『ジュラシック・シャーク』『デビルシャーク』級…とも風の噂には聞いていたのですが、その手合いに比べれば全然チャンとした映画ではありましたね(勿論、あの連中に比べれば、ですよ!)。でも、根本的にストーリーも一貫してますし、主役も3人誰が誰だか分かる状態で最初から最後まで出続けますし、んで彼らの(劇中での)本職・実際のキャラ・武器その他&サメ映画としての展開運び、も含めて『ジョーズ』をかなりキッチリと明確にオマージュした作品でもありますし、他にも観てると色んな名作映画の香りが其処彼処で微かに匂い立つコト…も踏まえると、何となく監督自身が好きな映画を自分でも撮ってみたくなったからだよ!とまで思えましたかね(+コレも何となく、監督の年齢も分かっちゃいそーな気がするな…とも)。  しかし「無能な働き者」のハナシだ…とまでは言いませんが、モチベーションと方向性を持って頑張ってつくったから好い…というワケでねーのもまた確かでして、まず一つ、第一に期待したトコロの「ハウス・シャーク=家の中にサメが!」というコンセプトの達成度は、正直ゆーて精々3%くらいかと思います。ジャケ写の様な画ヅラは(当然の如くに)影も形もありませんし、壁や天井をブチ破る派手なシーンも在ったか無かったか分からないレベルで、唯々サメの「着ぐるみ」が家ン中をうろついてるという映画…でしかなかったのですよね。。(モンスター=恐怖の対象としてはナニもかもが「ヌルすぎ」ですね。。)二つ目、全編通しても特に「下半身」の方面の全方位に対して極度に品性下劣な映画…でもありましてですね。。(好きくない。。)  そして何より、ココに関しては最初に述べた2作品=映画史に輝く極・超・最底辺サメ映画、にも明確に大幅に激烈に劣る!とゆーのが、シンプルに尺が長すぎるんですよこのサメ映画……百億万歩譲って、ハウス・シャークの存在が明確になって⇒かつ主役3人がグダグダを極めながらもタッグを組んで恐怖の家に踏み込んでゆく…迄が1時間掛かるのは(ホラー愛好家の端くれとしては)好しともしますよ。でも、そっから先が何故にまた50分も掛かるのでしょーか?この50分に関しては全てのシーンが(また当然の如くに)下らなすぎ、そしてどのシーンも揃って同様に冗長で長すぎ・タルすぎなのですよね。。結論、ひとつダケ、せめてこの後半がこーじゃなかったら=50分じゃなくて半分の25分に圧縮されて居たなら、たぶんもう1点は高く付けたかな、と思いますかね。。
[インターネット(字幕)] 2点(2023-05-25 23:35:28)
319.  ゲロゾイド 《ネタバレ》 
原題ではありませんが英語タイトルにしても、かつ内容(とゆーか演出の諸々)にしてもやはり『死霊のはらわた』を相当に意識しているヤツですね。特に、地を這うかの様な悪霊目線のカメラワークとか、そしてその悪霊?のチープながら生理的嫌悪を催すグログロな見てくれとか…にその「パクリごころ」が全く隠しきれてない…と言いますか。しかし、観終わるととにかく「それだけ」の映画だったとゆーか、唯々『死霊のはらわた』ぽく+あとは流れで…位しか企画書に書いてなかったんじゃねーか⁉とゆーか、実にごく高度に「やっつけ」なホラーの仕事だと思われましたね。ストーリーは当然の如くに皆無・空虚ですし(⇒コレを元ネタリスペクトだとはワタシ認めませんよ!)何より肝心の終盤30分のショック展開にも明確なる意図やコンセプトが全く見出せませんのですね(=「やりたいコト」ってのが何処にも見当たらぬ…)。よしんばやっぱし、ソレは敵方の主役の(ジ・Oみたいな隠し腕を備える)妖怪女だった…としたトコロで、翻ってじゃあ何故にソレがこーいう取り留めの無い展開運びになってまうのでしょーか?と。。ロケ地がまあまあ風光明媚+レトロで好い感じだからソレを活かしたシーンとゆーのが無くもねーのですが、個人的にはソレすらもまた「やっつけ」だなあ…と思われてしまいました(思い付きだろ!と)。画質が激ワル+単純に暗くて分かり難いシーンが(特に終盤は)多すぎる、というごく物理的な事情も含めて、ちょっと低めに寄せたこの評価としてしまおう…と思います。残念作。
[インターネット(字幕)] 2点(2023-05-25 23:19:11)
320.  ゲーム・オブ・デス(2017) 《ネタバレ》 
うーん…好きくない映画ですね…結局コレって「人間を辞める」コト抜きには生存不可能な気がしてしまって…でも、そもそも「人間を辞めてる」時点でど~足掻いてもシンプルに「負け」だと思うのですよね。だからコレって、実は(勝負が付けられる・競えるという意味での)「ゲーム」でもナンでもなくって、ただ単なる「地獄」と、ソコに堕ちた「人間だったナニか」を描いたダケの映画だ…と思ったのですよ。かつ、その鬼畜どもがソレでもナニか「中途半端に」人間に見える…とゆーのが更に、個人的には実に強烈にまた不愉快でした。緩和ケア施設を標的にしたのは、ごく高度な極限状況に於ける彼らなりの浅薄な「配慮」ではあるのでしょーが、コレも個人的には「逆に」脳血管が沸騰しそーにもなりましたですね(正直、ココまでで止めとこうかな…と超絶に久し振りにちょっと思案に暮れたりもしましたね)。  ソレでも=終盤は多少その意味で撚れていく「きらい」も在るものの、これ見よがしにまた「人間ぶって」終わっていく…というコトでもなかった「潔さ」にはある種の敬意を表して、この評価までで留めておきます。ココまで人間性を疑われる様な作品を発表できるのも、ある種の「勇気」なのかな…とは思ったのでして(ソレは多分「蛮勇」と言われる方のモノ、だとしても)。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-05-25 00:23:27)
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