321. トム・ホーン
冒頭からラストまで映画全体を寂寥感が包んでいる。いかにライフルをぶっ放そうとそれは変わらず。とても地味な作りだが、それが逆に良い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-05 19:55:03) |
322. 間宮兄弟
当たり外れの差の激しいこの監督。これはまだ当たりの部類。時々暴走しかけてるけど、許容範囲内に収まっています。高嶋政宏のキャラクターは結構ツボでした。 [DVD(邦画)] 6点(2007-05-05 19:34:53) |
323. しのび逢い(1954)
《ネタバレ》 女のことしか頭にない酷い主人公だが、序盤はそこそこ可愛げもあって観ていられる。しかし女性遍歴の回想話になってからは男の嫌な部分しか見えてこない。こんな酷い話を聞かせて女の気を引こうとは凄い作戦だが、この辺の流れに思ったよりも無理を感じさせないのは上手いと思えた。でもやっぱり気分の良い映画ではありません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-02 18:36:46) |
324. プロジェクトA
《ネタバレ》 有名な裏路地の自転車のシーンや時計台からの落下シーンは何度見ても凄いし面白い。時計台からの落下シーンでリプレイされた時は最初と落下の仕方が違っていたりするところがいかにも香港映画らしい。普通なら同じ落下を別角度で撮ったものを遣うなりするもんですが。大怪我したのに、それだけ何度も時計台から落下してみせたジャッキーに脱帽です。アクションと笑いのバランスも良く、三大スターの競演に恥じない良質のアクション映画。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-04-20 19:28:49) |
325. スパルタンX
《ネタバレ》 この三人を揃えて、この見所の少なさはなんなんだろう。服をすっぽり脱いで逃げていくトカゲのような逃げっぷりは面白かったが、一番印象に残っているのがそれってのもなんだかだ。それにしてもアジア映画が海外で撮ると何故こうも気恥ずかしいほどのチープさが画面に漂うんでしょう。 [DVD(字幕)] 3点(2007-04-20 19:14:43) |
326. 無人の野
《ネタバレ》 全然アメリカ人に見えない米軍にはびっくりですが、それはおいといても一本の映画として拙さは相当に目立ちます。他のベトナム製作映画は観たことないので比較は出来ないけれど、この時代のベトナム製作映画としては十分なレベルだったということなんでしょうかね。ベトナム側から描いたベトナム戦争映画というだけで興味深く、個人的に意義は十分ではあります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-19 23:55:32) |
327. 11人いる!
《ネタバレ》 優秀な者だけを集めた試験のはずが、全然優秀に見えてこないというのがかなり問題。11人いた時点で大学が送り込んだんだと考えるのは判るが「トラブルを起こすために」送り込んだに違いないと決め付ける面々。まあ実際そうな訳だが、それにしてもわざとらしい。トラブル起こすつもりなら10人の中の1人として混ぜればいいものを。11人目を探すことに躍起になるが、11人目を確定させるのが試験内容というわけでもないだろうに。あっさりパニックになってる時点でみんな不合格です。あげく伝染病まで発生したりする。これもテストの一部かと思ったら、それは手違いらしい。おいおい。生徒もアホなら大学側もアホです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-04-19 23:23:44) |
328. 16ブロック
《ネタバレ》 互いを良く知るもの同士ならではの裏をかきあう様は中々面白い。こういう役にブルース・ウィリスは良くはまる。しかしおしゃべりな黒人という設定はいかにもだし、真相も最期のテープオチも定番過ぎる上に見え見えで萎えます。せめてオチだけでも少し工夫したものにしてくれれば満足度はかなり高くなったんだけどね。DVDにはもうひとつのエンディングが収められていたがあまり良くなく、やはり本編のエンディングがベスト。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-19 23:02:13) |
329. ブロークン・フラワーズ
元彼女達の四者四様の人生やら反応やらが中々面白くはあるけれど、作り過ぎの感じが若干鼻に付きます。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-16 22:49:50) |
330. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
最初はまあまあ楽しめるんけど、そんなに格好よさも感じられず、映画に乗り切れなかったために段々飽きてきてしいました。それにしてもビリー役、21才の生涯という割りに年取ってるなぁという違和感。それをおいといてもイメージにも合いません。コバーンは存在感あって良かったですが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-16 22:29:54) |
331. 雪夫人絵図
《ネタバレ》 なんでしょう、まんまドロドロ系の昼メロにしか見えず面食らいました。さすがについていけない世界です。テンポもあまり良くなく、もっさりとしているし、人物造形や心理描写もいまひとつ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-15 21:46:48) |
332. 祇園の姉妹(1936)
《ネタバレ》 妹の立ち回りっぷりが見事なものでそれだけで面白い。男は皆軽薄だったりして、ちょっとした様子が喜劇的に映ります。姉妹が互いに心配し合い、互いが相手が心配したとおりになってしまうという決着の付け方も端的で良く、号泣でありながら哀れみよりも逞しさを感じさせてくれるラストは絶妙なものがありました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-04-15 21:32:26) |
333. エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000)
《ネタバレ》 テーマは重く、考えさせられるものなんですが、妙に恋愛要素が強調されていた仕上りがで肌に合いません。リアル描写に関してはオリジナル版よりこちらの方が上なのにも関わらず、訴えかけてくるものはオリジナル版の方が遥かに大きかった。観たのはこっちが先なんですけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-15 21:13:21) |
334. 渚にて
《ネタバレ》 既に核戦争後の世界からスタートするが、それをはっきりとは説明することはなく、何が起こったのかということを観る側がじわじわと察知させる作りが良い。市民の暴動などもなく、皆、非常に普通に生活をしている。置かれている状況に対して、ちょっと平然としすぎている感じはするが、逆にこの平静がやがて来る結末と相俟って、テーマの重さを強調させる効果も出ている。本当に静かに静かに訴えかけてくる映画ではあります。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-15 20:52:19)(良:1票) |
335. スライディング・ドア
《ネタバレ》 二つのifを同時進行させながら観る側を混乱させることのない演出や構成が素晴らしいです。確かに相手役が魅力不足というのは事実ではありますが、逆にこの程度の方がこの映画にはあっているのかなという気もしなくもない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-15 20:21:15) |
336. 勝利への旅立ち
《ネタバレ》 生徒の反発は殆どなくあっさり。他の面もあっさりさっぱりとしている。突っ込みが浅いために深みはまるでありません。買い言葉で田舎を馬鹿にするようなことを言った主人公にヒロインがやたら食って掛かる様がイライラする。それでいて、自分自身が田舎を馬鹿にしていたりする一貫性のなさが嫌。ヒロインとのロマンスは明らかに蛇足でしょう。充足感は感じられないけれど、まあ暇つぶし程度にはなる出来。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-09 20:39:58) |
337. 卒業の朝
《ネタバレ》 懲りない奴は何を言っても懲りない。間違っていてもそれを信念として持ってしまうと、ちょっとやそっとでは変わるもんじゃありません。信念というものはそれだけに恐ろしい。そういった男の不正が息子にばれるということで、因果応報がさりげなく描かれているのは良いですね。ひとつの間違いがあったからといって全て功績を否定する必要はないという主張も納得がいくし、ラストも清々しい。ただ、それでもちょっとどこかに物足りなさも感じてしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-09 20:23:15) |
338. ケンタッキー人
《ネタバレ》 親子の関係は見ていて微笑ましく、これだけで観ていて楽しめるます。角笛が大人や自由の象徴として使われていていることでとても判り易くて良いです。しかし先生との恋話は果たして必要ないような。しかも上手く行きすぎるほどに上手くいっているのに、それをわざわざ壊してヒロインとくっつけるというのはどうも嫌な感じが残ります。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-08 22:00:07) |
339. 女は女である
《ネタバレ》 喧嘩しながらもなんだかんだ言って楽しそうな二人。わざわざ本を持ち出して表紙の文字で会話するとかは面白くはあったが、全体に奇を衒ったような演出が、これっておしゃれでしょう、面白いでしょうといわれているようで、なんだか嫌だ。時代の映像技術が監督の発想に追いつけていない感じもする。ヒロインのアンナ・カリーナがとてもキュートにも見えるが、アップのシーンを見ると化粧がケバ過ぎていまひとつ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-04-08 21:35:30) |
340. UDON
《ネタバレ》 とにもかくにも長い。このネタで130分以上の長尺とは正気ではない。必要ならしかたないけど、明らかに要らないと思われる部分も目に付くし、間延びしているというかくどいというか無意味に長いシーンも多々。キャプテンウドンは、それ単体としてみればそこそこ面白いけど、映画の中では浮いている。要らんですなぁ。雰囲気だけで説得力のないナレーションもマイナス。やはり要らないものが多すぎる。削ぎ落とせるものは皆削ぎ落として、しっかり100分くらいに纏めてくれればそれなりに良い娯楽映画になっただろうに。 [DVD(邦画)] 4点(2007-04-08 21:21:13) |