361. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 世間と好みがずれているせいか、特に良い作品とは思えず。 確かに終わり方は、万事解決で、終わり良ければ全て良しとなってはいるが、あまりに唐突過ぎるハッピーエンド。 おまけに、そこに至るまでが苦痛な内容。 世間の汚い話を2時間ずっと見させられたので、見ている間はずっと苦痛だった。 [DVD(字幕)] 4点(2021-01-05 21:46:15) |
362. 悪名(1961)
《ネタバレ》 勝新太郎が無双が故に、ストーリー展開が都合良すぎて白けてしまう。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-11-17 18:57:40) |
363. ビバ!マリア
《ネタバレ》 ブリジット・バルドーを見せる為だけに作られた映画だと思っていたら、何やらルイ・マル監督らしい趣味の悪さが散見され、意外にもクセの強い作品だった。 革命といった政治色、更には宗教も絡んでくるなど、なかなか厄介な内容。 さりげなく気色の悪い拷問器具も登場するし。 他にもシュールな表現がチラホラと。 『地下鉄のザジ』と同様、個人的にはかなり苦手な内容だったが、ブリジット・バルドーの魅力は堪能できたから、まあいいっか! [ビデオ(字幕)] 4点(2020-08-02 02:31:57) |
364. パリの大泥棒
ベルモンドは魅力的だが、内容的に少々、退屈感あり。 泥棒稼業の内幕を描いており、興味をそそられた部分はあった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2016-08-21 02:10:13) |
365. 刺青(1966)
《ネタバレ》 話がお粗末の一言に尽きる。 「女郎蜘蛛の刺青を彫られ、男を食い物にする」 こんなセリフが冒頭で語られ、予定調和に話が展開。 そして最後はみんな死んで終わり。 何たる安易な内容だろうか。 増村保造×若尾文子のコンビによる、若尾文子の妖艶さと演技だけが見所という作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-17 20:40:27) |
366. 自然の歴史(組曲)
「自然の歴史」というか、爬虫類や哺乳類や魚類や鳥類などを、ヤン・シュヴァンクマイエル特有のセンスで紹介していくという内容。 途中まではまずまずだったが、哺乳類辺りからヤン・シュヴァンクマイエルお得意のグロテスクな実写アニメーションが登場。 ここで一気にげんなりしてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-04 23:49:21) |
367. シシリーの黒い霧
《ネタバレ》 コスタ=ガヴラス辺りのシリアスな社会派劇と比べてしまうと、面白さにしても、緊迫感にしても劣る印象はぬぐえない。 それにコスタ=ガヴラスの作品には、アートとしての画的な美しさもあった。 シシリー島内での、マフィアや山賊、そしてイタリア軍部や警察などの争いを、克明に描いている。 シシリー島の雰囲気や、その歴史を知る上では意味がある作品だ。 だが逆に言えば、よっぽどシシリー島の歴史に精通していないと、理解が中途半端になる気がする。 イタリア人が観れば楽しめると思うが、日本人にはあまり合わない作品なんじゃなかろうか。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-11-27 21:21:38) |
368. 大酔侠
《ネタバレ》 しまった!! カンフー映画だと思って観てみたら、武侠映画だった! そのガックシ感以上にガクッときたのが、超絶アクション。 凄い技が飛び出すほどに、こちらのテンションが落ちるという、摩訶不思議な内容。 さすがにあそこまで有り得ないアクションが飛び出すと、子供ではない大人の私にはかなり辛いものがある。 見所は、チェン・ペイペイが胸を毒矢におかされ、それを男が口で吸いだすシーン。 男が胸に口を当てて吸った瞬間、チェン・ペイペイは空を見上げて恍惚の表情をする。 これには相当なエロスを感じた。 製作者が狙ったのかどうか定かではないが、これ以上にエロいシーンを、私はショウ・ブラザース映画で観たことがない! だけど、あれだけ毒が体に回って悪化しているのに、口で一吸いしただけで治るとは到底思えないのだが・・・ 限りなくお爺さんに近いおっさん坊主が、強いというのもかなり無理がある設定。 人間は、40を超えたら、例外なく体は衰え、たとえ武術の達人でも最強でいられるはずはないと思うのだが。 しかも、最強という設定のはずなのに、あっさり弟弟子にやられるのも、納得がいかない。 一体、おっさん坊主が最強レベルという設定は、どこに行ってしまったんだろうか。 あ、そうそう! 現在でも活躍されているらしい、ヒロインを演じたチェン・ペイペイだが、この作品のチェン・ペイペイは、むちゃくちゃ綺麗だった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-11 02:32:27) |
369. 悲しみの天使
宗教や押し付けがましい教育、そして同性愛が嫌いなので、最後まで苦痛を感じた。 だけど最後まで何とか観ることができたのは、そこに清らかさを感じ取れたからだろう。 魂の叫びが聞こえてきそうなほどに、純粋無垢なる敬虔な作品だ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-04-30 00:15:24) |
370. 皆殺しの天使
不条理劇と言えば聞こえは良いが、単に「屋敷から抜け出せない」という原因を明らかにせず、適当にはぐらかしただけのように感じた。 最低限、屋敷から出られないだけの何らかの設定をもっと明確にしてほしかった。 いや、百歩譲って、屋敷から抜け出せないのはまだ許せるとしても、外部の人間が中に入れないというのは、いくらなんでも説得力を欠き、閉鎖的な空間における不条理劇を盛り上げるどころか盛り下げてしまっている。 不条理劇を描くにしても、最低限のリアリティや設定が必要だと思うのだが・・・ [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-21 01:19:32) |
371. 憂国
《ネタバレ》 これがこの世のものとは思えない代物で、暗いモノクロ映像と相まって、気色の悪さ全開の作品だった。 例えれば、昔のTV番組「あなたの知らない世界」を更にヤバくした感じ。 三島由紀夫が製作、監督、原作、脚本、美術、そして主演もつとめているが、その内容と雰囲気たるや、三島由紀夫そのものだ。 “ハラキリ”のシーンが出てくるが、これがまたやたらに気色悪く、三島由紀夫が実際に割腹自殺をはかった事実もあり、背筋がゾクっとした。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-03-06 10:00:11) |
372. 日本の夜と霧
新安保闘争の内幕をリアルに描いてはいるが、疾走感が甘く、なんだかのらりくらりしている印象だ。 当時を知らない私の様な世代であったとしても、映画を観ることにより、まるで当時を生きたかの様な感覚を覚え、興奮できるような作品に仕上がっていたならば、もっと新安保闘争というものに興味を持てたかもしれず、何とも残念である。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-11-03 02:49:48) |
373. あれが港の灯だ
日本と朝鮮との諍いをテーマに描いているが、そのテーマを描くことが全てで、面白味に欠ける。 真面目すぎるその内容からは、主張したいことは存分に伝わってくるものの、映画として楽しめるかと言えば、甚だ疑問である。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-10-06 23:33:08) |
374. 宮本武蔵 般若坂の決斗
まったりまったりと観ているうちに、いつの間にかラストの般若坂のシーンへ。 錦之助の立ち回りは斬新さと躍動感があり、さすがの素晴らしさだった。 しかし、それ以外に心を動かされたり、興奮したり、感情移入できたりしたシーンなどはなく、これまた一作目に続き、自分の中で名前負けの部類に入ってしまった。 今回も残念だった。 次回の三作目に期待。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-05-09 01:58:04) |
375. 執炎
前半はまあ普通だったが、後半がとにかく間延びしていた。 伊丹十三(一三)も、役者として魅力があるかといえば疑問が残る。 芦川いづみの出番が少なかったのもマイナスポイント! [映画館(邦画)] 4点(2008-12-03 20:03:00) |
376. イチかバチか
主要キャストに魅力を感じなかった。 伴淳三郎にハナ肇。 二人とも川島作品の雰囲気にマッチしていない。 不協和音を起こしている。 それとラストのハナ肇と山茶花究との舌戦。 見応えはあったものの、どうにもやり取りがクドイ。 観ていてかったるかった。 高島忠夫が頭のキレる役柄ってのも、ミスマッチだったような気がする。 [映画館(邦画)] 4点(2008-11-15 01:11:45) |
377. 沈黙(1963)
《ネタバレ》 ベルイマン作品に共通するテーマである「人間の苦悩」「精神的な病」「孤独」「愛と憎しみの共存」などが散りばめられた作品です。 それらのテーマを扱っているわけですから、ベルイマン作品としては、比較的に王道的な作品だといえるでしょう。 しかし、何故だか本作はあまり良く感じません。 私がそう感じたのは、おそらく本作には刺激が足りないからでしょう。 他のベルイマン作品で見られる様な、精神的に揺さぶりをかけられるといった刺激がないのです。 天才的だが精神病に悩む姉と自由奔放ながら世俗な快楽に身を委ねることしかできない妹。 この姉妹の根深い衝突を描き、そこに双方の愛や憎しみを織り交ぜること自体は、面白い題材なのですが、どうも全体的にトーンが低すぎてだめでした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-06-19 23:39:09) |
378. おとし穴
勅使河原宏監督は、大好きな監督であるが、本作は例外的に面白くない。 同監督の同じモノクロ作品として有名な『砂の女』は面白い作品だし、『他人の顔』は傑作である。 これらの同じモノクロ作品と比べて、本作の知名度が低い理由が分かった気がした。 井川比佐志が幽霊を演じていたりするのも、非現実的過ぎて興ざめ。 又、田中邦衛が“X”という不気味な男を演じているのだが、田中邦衛のキャラからして少し無理がある。 設定とキャスティングに問題のある失敗作だ。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-10-15 10:03:31) |
379. 地下鉄のザジ
子役が気持ち悪いです。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-13 10:44:38)(良:1票) |
380. 心中天網島
あまりに斬新過ぎてついていけない部分がありますが、岩下志麻の色気に免じて4点を献上します。 [DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 10:17:04) |