3821. 會議は踊る
何と言っても圧倒的なカメラワーク。ただし、あくまで1931年当時としては。何しろその後の撮影技術の発達がすごすぎるもんでねえ。まあ「見せる」ということにかけて一級品であることは間違いありません。これであとストーリーがもうちょっとオモシロければ・・・。時代考証とかはあまり気にしてませんね。ウィーン会議で「だったん人の踊り」が演奏された筈は無いでしょう、作曲者ボロディンはまだ生まれてもいませんから。 7点(2003-06-22 01:17:08) |
3822. おかしなおかしな石器人
子供の頃題名も知らされないまま親に誘われて観に行きましたが、実際聞いたこともない映画でした。当時あまり話題にならなかったのでしょうか。字幕無しデタラメ語の映画で、一応対訳表みたいなものがもらえましたが、これは無くても全然OK。当時オコサマだったのでお色気ネタはほとんど理解してませんでしたが、トボけた恐竜が出て来てなかなか楽しい映画。しかし、吹替えTV放映では別映画に変貌・・・。 7点(2003-06-22 00:56:15) |
3823. 巨大クモ軍団の襲撃
結構好きな映画なんです。クモ発生!→一応やっつけておく→しかしそれは氷山の一角→やがて市街地が襲われ大パニックへ→主人公達は一軒家に閉じ込められる(←ココがポイント!)、という基本プロセスがほぼ完璧に踏襲されています。動物パニック物は、最後は閉じ込められてナンボですからね~。ちなみに邦題は「巨大クモ軍団」となってますが、別に巨大化はしません。クモ映画は大抵、巨大化するもんなんですが。 7点(2003-06-22 00:18:53) |
3824. テンタクルズ
巨大ダコが人を襲うと聞くとどうしてこんなにワクワクするのでしょうか。とは言え、この映画、「ジョーズ」をかなり参考にしてますが参考の仕方を誤っております。鮫が背鰭を出して泳ぐなら、巨大ダコはどうやって泳ぐ?タコの演出が何ともいい加減。クライマックスの壮絶な格闘(らしき)シーンも何やってるんだかよくわかりませんが、ここでの勇ましすぎる音楽が印象的。嫌でも耳に残ります。 6点(2003-06-21 23:54:18) |
3825. 黄金の七人
背景なんかあまり説明しないので、逆に何だか自分も一味に加わっているような楽しい気分になる映画です。思わず口ずさみたくなるトロヴァヨーリの音楽が、テンポのよさをさらに引き立たせます。「七人」と言っても、教授以外の6人は、6人で1つのキャラクターといった感じで、何ともトボけた味があります。後半思わぬ展開に、楽しさ倍増。 8点(2003-06-21 23:00:30)(良:1票) |
3826. エメラルド・フォレスト
さすがにインディオの皆さんが観たら怒るのでは?偏見に満ち満ちた映画である事は否めません。その辺に目をつぶれば、破壊されていく自然、それでもジャングルに固執する息子、一肌脱ぐ親父、といった、ナニワ節的なツボを押さえた映画で、なかなか楽しめます。クライマックスもちょいとダイナミック。ところでブアマン監督は息子にちゃんと厳しく演技指導したのか?? 7点(2003-06-21 08:14:02) |
3827. 大地震(1974)
タワーリング・インフェルノとともに74年に公開され、アカデミー視覚効果賞(特別業績賞)と音響賞を獲得した本作。とにかく、そこまでやるかという、信じられない映像がテンコ盛り。ただし、今となっては、地震モノというと色々思うところもあるわけですが・・・。パニック映画はたいてい、大自然の脅威などに勇敢に立ち向かう人々の姿を描くのが普通ですが、どうもこの映画はメロドラマ風です。ストーリーの面白さの点では、ちと物足りません。 8点(2003-06-21 00:33:03) |
3828. ダーティハリー5
市長職を退いたイーストウッドがまたダーティーハリーに復帰だなんて、違和感がある事は否めません。まるで今の武田鉄矢が金八先生をやるようなもんだ(やってたけどさ)。でも、ストーリーに工夫がこらされてて、シリーズ掉尾を飾るに相応しい出来にはなってると思います。ラジコンカーとのカーチェイスなんて、セコイけどユニークではないですか。 7点(2003-06-21 00:12:17) |
3829. ダーティハリー4
こりゃまあ、主演はソンドラ・ロックですね。シリーズ番外編みたいなもんです。キャラハン刑事左遷されちゃうし。一応、断続的にアクションシーンがありますが、ストーリーを盛り上げる役には立ってない気が・・・。「何発撃ったかわかんなくなっちゃったヨ-」という第1作の名台詞(ちょっと違うけど)も、もはや使えなくなってしまいましたね。 6点(2003-06-20 23:53:28) |
3830. ダーティハリー3
これまでの相棒がヒスパニック系、アフリカ系と来れば、今回は当然、女性刑事。でしかも、キャラハン刑事が最初は差別意識丸出しなので、その後の素朴な展開が、薄々感じとれてしまいます。頑張ってバスーカ砲など出してみたり、イーストウッドゆかりのアルカトラズに行ってみたりして、盛り上げようとはしておりますが、もひとつぱっとしません。 6点(2003-06-20 23:31:17) |
3831. ダーティハリー2
長期シリーズものを除くと、続編というやつは、まず何かしらガッカリする部分があるのですが、マッドマックス2と、このダーティーハリー2に関しては、そのようなことはありません。キャラハン刑事のカッコよさはそのままで、さらなる強敵と死闘を繰り広げてくれます。しっかし、あの射撃のミスはわざとやったのか?だとするとあの時点で真相に気付いてたのか?いまだに気になるナー。 9点(2003-06-20 23:10:13) |
3832. ダーティハリー
タフで執念深い刑事と変質者との息詰まる戦いを、印象的なシーンを交えてたっぷりと見せてくれます。イーストウッドならではのワビサビが生かされてて、もうカッコよすぎ。「タクシー・ドライバー」のトラビスに匹敵する憧れのキャラクターですよね~。ところで、キャラハン刑事の相棒はマイノリティでロクな目にあわないというのが、なぜか本シリーズのお約束でした。 9点(2003-06-20 22:56:20) |
3833. 対決(1989)
原題の元になっているアインシュタインの言葉というのが、いつどういう時の言葉なのか知りませんが、少なくともそういう意味じゃないだろっ!という変な映画。ま、フランケン師匠のなさる事ですから、別に文句はありません。きわどい舞台設定にも関わらず、さわやかな映画です。 7点(2003-06-08 16:45:50) |
3834. フランケンシュタイン(1931)
ホエール監督の名を不滅のものとすると共に、恐らく彼の人生を狂わせた作品。フランケンシュタインの怪物と言えば、もうこの姿しか思い浮かばんもんね。ティム・バートンが「スリーピー・ホロウ」で風車小屋のシーンを引用してるのを見ると、やっぱり彼はこの映画が好きなんだなあ、と思いました。 8点(2003-06-08 16:20:40) |
3835. デモンズ2
前作は映画館を舞台にして映画館の観客を怖がらせましたが、自宅のテレビで映画を鑑賞する人の方が多い事に気付いたらしく(?)、今度のデモンズはブラウン管から出て来ます。で、その首尾はどうかというと、無意味に際限なく追われるばかりで収拾がつかなくなっちゃってます。でも、これが逆に、悪夢にうなされた時のようないや~な感じを出していて、観る時の体調次第では結構ダメージがあります。 8点(2003-06-08 15:42:05) |
3836. デモンズ3
今回は教会に閉じ込められて・・・といっても、もはや「デモンズ」とは関係がなく、さっぱり盛り上がらずガッカリ。フィリップ・グラスの曲が挿入されてるとは知らずに観てたので、曲が流れた時にはビックリ。今や「キャンディマン」のサントラCDがクラシックコーナーに置かれたりするご時世になりましたが。 4点(2003-06-08 15:22:39) |
3837. ファントム(1998)
前半でオカルト映画かと思わせといて、後半、実はSFでした、という、なかなかお得な映画。どだい無理なストーリーとは言え、ひと味違ってて、いいじゃないですか。 7点(2003-06-08 14:44:53) |
3838. ザ・チャイルド(1976)
最初に延々続く実写フィルムが、実はあまり効果を上げてないのですが。でも、怖い映画です。子供が怖いというより、子供の視線が怖いんですね。主人公がまず何かを目にして、次にカメラがそれをとらえる、という演出を多用しているので、観客の注意をひきつける緊張感があります(大して何も起らない映画ではあるのですが)。 7点(2003-06-08 14:20:21) |
3839. サイレント・ランニング
ダグラス・トランブルの思い入れには、ちょっとついていけませんでした。なんかこう、長篇映画として成立するには、重要なものが欠けてるような気がするのですが・・・ 5点(2003-06-08 01:56:04) |
3840. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
いつでもどこでも何度でも言わせていただきますが、私は、一軒家に閉じこもって攻防戦を繰り広げるこの手の映画が大好きなのです。しかも全編これ攻防戦。最高。で、とてもコワイ。恐怖を日常の延長に設定するのが恐怖映画の常ですが、この映画は、日常のネガポジが突然反転してしまったような、異様な怖さに裏打ちされてます。 9点(2003-06-08 01:44:57)(良:1票) |