3901. グレンとグレンダ
会話のシーン、ミョーに手持ち無沙汰で変です。室内のシーン、照明がテキトーなので、背景に影がいっぱいできててヘンテコですがこの辺、ティム・バートンの「エド・ウッド」を観ると見事に再現されてて嬉しくなります。突然始まる意味不明のパントマイム!オリジナリティを求める何らかの向上心が、この映画には確かにあるらしいぞ!さっぱりわからんが。デヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」などは本作へのオマージュとしか思えません(?)。 7点(2003-05-30 23:55:51) |
3902. 巨大蟻の帝国
H.G.ウェルズとゴードン監督を足すと、1たす1が0にもマイナスにもなりうるという、いつも通りの作品。勿論原作とはほとんど関係なく、オモシロすぎる映画になってます。とにかく特撮の強引さは圧倒的。この手の映画、最初は小出しにするのが定石ですが、この映画では最初から出し惜しみせず、後半、意外な展開を見せて、なかなかの新機軸です。しかし、ホントーに蟻の眼には物がああいうふうに見えるのか?だったら蟻に生まれなくてよかったよ。 7点(2003-05-25 15:09:05)(笑:1票) |
3903. ニュールンベルグ裁判
長い映画ですが、惹きつけるものがあり、長さを感じさせずさすがと思いました。しかし内容的にはちょっと気になるものが。熱血弁護士を演じたマクシミリアン・シェルはオスカーを獲得しましたが、彼の熱弁は、映画の見どころの一つであるとともに、戦争のもつ矛盾や皮肉へと繋がっていく重要な指摘だと思って聴いてました。なのに映画は、この点を深く掘り下げることなく、「知らなかったじゃあ、済まないんだよ」ってなまとめ方しちゃって、単純化も甚だしいところ。他人事じゃないんだよ、明日は我が身だよ、わかってんの?と言いたくなります。さらにあんな後日談がついたんじゃ、映画のまとめ方としちゃ悪くないけど、戦争の何がこのオチで描けたんだろうか。「国家意識」と「個人の良心」だけで語ろうとしても、戦争の本性は決して暴けないんじゃないでしょうか。ま、しかし、昔の映画です。時代背景も考慮に入れて観るべき映画なんでしょう。ケチつけちゃいましたが、基本的にはいい映画だと思います。 7点(2003-05-25 14:22:34) |
3904. レクイエム・フォー・ドリーム
目新しい事やる代わりに完成度の低い映画を「実験的」などと呼んだりして、まあそれはそれでよいのですが、「実験ばかりじゃなくてたまには実践・応用編ってのはないのか」という気持ちにもなります。それに対する回答の一つが、本作でしょう。これは、映画が表現しえた、ある到達点だと思います。全編にわたって凝ったカットが執拗に用いられ鼻につく程ですが、実はコレがミソ、観てるうちに観客はこの手法に「慣れ」を起こし、あのとてつもない息詰まるクライマックスを迎えても、充分なリアリティをもって受けとめられるのだと思います。違うかな?とにかく鮮烈極まる映画です。あと関係ないけど、この物憂い音楽、クロノス・カルテットが演奏してるというのがまた、ファンとしてはポイント高いなあ。 10点(2003-05-25 01:15:43)(良:1票) |
3905. カサンドラ・クロス
これは「タワーリング・インフェルノ」と並ぶ私の昔からのフェイバリット。子供の頃の私に映画の面白さを叩き込んでくれた作品です。救急車のサイレンから始まるアッと驚く冒頭、先の読めない意外な展開、そしてクライマックスへ怒涛の一点収束!あー書いてるだけで興奮してきたぞ。後のコスマトス作品を全く感じさせないこの演出のすごさ。ここぞというシーンで目のドアップのカットが入るのがとてつもない効果。恐い!あと、音楽も最高。後にゴールドスミス御大の名を知るようになってから、「あのカサンドラ・クロスのスコアが書けるのは御大以外にあり得ん!」と思って調べたら、案の定そうだった、というのもちょっとうれしかった思い出。 10点(2003-05-25 00:42:48)(良:1票) |
3906. 新・黄金の七人=7×7
このアリバイトリックは秀逸です。で例によってルパンIII世でもそのまま流用されてたと思います。果たして時間内に帰れるか?というハラハラもののクライマックスの展開、心憎いです。 7点(2003-05-25 00:11:37) |
3907. タイム・アフター・タイム
H.G.ウェルズ vs 切り裂きジャックという、夢のような対決。派手さはないけど、味わいのある映画です。この映画の共演でマルコム・マクダウェルとメアリー・スティーンバーゲンが結婚したと思って観れば、さらに楽しくなります(その後離婚したことは、気にしないように)。 7点(2003-05-24 21:23:55) |
3908. 大陸横断超特急
「とりあえず誰でも間違いなく楽しめる娯楽映画は?」と聞かれれば、コレが思い浮かぶんですが、どうでしょうか。とにかく人を楽しませることを最重要視して、オモシロそうなことなら何でもぶち込んだ映画、という感じだと思うんですが。 8点(2003-05-24 21:13:02)(良:1票) |
3909. 巨大生物の島
幼少時に親に連れられて観に行った本作。明らかにその後の嗜好を決定付ける一因になっています。当時の私には何故か、襲ってくるあのネズミがハリボテには見えず、迫真の映像に見えてしまったのでした。よくテレビで観ていたヒーロー物と違って、ここには滅茶苦茶強いスーパーヒーローは登場せず、あくまで普通の人間が、勇気と知恵を振り絞って、銃を手に巨大ネズミに立ち向かう、その姿に感動を覚えたものでした。弱いものが強いものに立ち向かっていく、それこそが映画の醍醐味です。この映画が実はかなりヒドイ出来であることは、もちろん後日気付きましたが、・動物が襲ってくる ・しかも巨大化している ・一軒家に閉じ込められる という、私の心の琴線にビンビン響く要素を、きちんと網羅している、忘れがたい映画なのです。 7点(2003-05-24 20:58:44) |
3910. ジョン・カーペンターの要塞警察
お金がないことがよくわかります。敵の姿が見えません。しかし、低予算を逆手にとって、カーペンターは好き放題やってくれてます。下敷きは「リオ・ブラボー」ですが、見事にこれを換骨奪胎。映画で子供はあんまし殺しちゃいかんという不文律(?)もこの際無視。おかげで屈指のショックシーンになっています。 7点(2003-05-24 10:13:22) |
3911. プロデューサーズ(1968)
この映画のソウソウたる受賞暦を見ると、大変評判のよい映画、ということになりますが・・・。すみません、面白さがもひとつよくわかりませんでした。オチも何だか予想通りだし。つまるところ、ヒットラーを笑い物にする事に対する感覚の違い、なんですかねえ。 6点(2003-05-24 02:44:15) |
3912. 終身犯
映画を比較するのは基本的に野暮だとは思うのですが、「『ショーシャンクの空に』が一番好き」とか言ってる人がいると、つい「それは『終身犯』を観てのことか!」と言いたくなります。まあ、どちらが上ということはないんですが・・・とにかくこの映画はスゴイ。老けていく主人公を演じるバート・ランカスター、見事です。圧巻です。 9点(2003-05-24 02:10:15) |
3913. 影なき狙撃者
洗脳を受けた朝鮮戦争の元捕虜が、電話によって催眠状態となり殺人を実行するという、「テレフォン」の先駆けのような作品。先駆けてもうれしくないか。格闘シーンがヘンテコです。しかも突然、羽折り固め!あの蝶野正洋もこの映画を観て技を磨いたという(ウソ)。さすが、我らがフランケン師匠、やってくれます。 8点(2003-05-24 01:54:52)(笑:1票) |
3914. ラスト・シューティスト
死に向かっていくジョン・ウェイン、もはや物語としての必然性を超えて、ただただ、生き様というか、死に様を見せつけてくれます。ところで、ロン・ハワードが出てますねえ。 7点(2003-05-24 01:02:06)(良:1票) |
3915. 審判(1963)
カフカは、ストーリーではなくシチュエイションの作家だと思います。この「審判」も妙に視覚イメージに訴えるものがあり、映画化というのは逆に難しいところ。映像化してくれる事自体はよいのですが、どうしても自分の持ってたイメージとそぐわない部分があるんです。第一、ヨーゼフ・Kがノーマン・ベイツなんでは、「コイツがそもそもノイローゼなんじゃねーの」という気がして、不条理劇に見えなくなってしまいました。ラストを変えたのも、うーん。どうかなあ。だったら映画全体をもっと原作と切り離して作っても良かったのでは?決して悪い作品ではないだけに、惜しいのです。 7点(2003-05-24 00:47:09) |
3916. テルミン
以前、中古CD屋でたまたま見つけた「The Art of the THEREMIN」というCD。クララ・ロックモアが有名な小品をテレミンで演奏しているもので、音程が狂うか狂わないかの瀬戸際ながら、何とも味わいのある音色が魅力的です。そのロックモアが演奏する光景をこの映画で見ることができたのは感激!どう考えても無理のあるこの楽器に情熱を傾ける人々の姿には頭が下がります。テレミン博士の数奇な人生にも驚かされます。なお、テレミン博士の親戚として登場するリディア・カヴィナもテレミンの名手で、大変ユニークなアルバムを出しています。 8点(2003-05-24 00:07:06)(良:1票) |
3917. 007/オクトパシー
この映画ヘンなんです!!何と言っても、列車と自動車が衝突するシーン。衝突前のシーンと衝突後のシーンが全然違う場所にしか見えないゾ。ホンマどないなっとんねん。あと、冒頭、小型ジェット機が倉庫内を飛ぶシーンも、機体を支える棒が丸見え。やる気あんのか?でも、最後の空中戦がかっこいいのでオッケー。 7点(2003-05-23 23:28:26) |
3918. ブレスレス(1983)
「勝手にしやがれ」の男女の国籍を入れ替えただけでアラ不思議、別の映画になってしまうという、リサイクル精神溢れる映画。「勝手にしやがれ」ほど勝手にしやがっていないので、とりあえずは安心して見られますが、物足りなくもあります。特に、ヴァレリー・カプリスキーがどうもバカっぽく見えてしまうのが残念。ギア様は絶好調で、ベルモントとはまた異なる魅力を振りまいてくれます。 7点(2003-05-23 23:04:41)(笑:1票) |
3919. デルタ・フォース(1985)
「いくら悪者でもそこまでやっちゃ可哀相だよ」という不思議な気分にさせてくれるチャック・ノリス。そんな彼の魅力が、特によく出ている映画でしょう。そういや確かに、音楽だけはよくデレビのBGMで耳にしますな。 7点(2003-05-23 22:35:09) |
3920. タワーリング・インフェルノ
僕にとって究極の映画。子供の頃、この映画に出会わなければ、果たして今ほど映画が好きになっていたかどうか。これまでも、おそらくこれからも、ベストワンの映画と言っていいでしょう。この映画について述べ出すと、到底ここには書ききれないので、以下略。 10点(2003-05-23 22:18:01)(良:1票) |