Menu
 > レビュワー
 > クリムゾン・キング さんの口コミ一覧。2ページ目
クリムゾン・キングさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1655
性別 男性
年齢 39歳
自己紹介 【好きなジャンル】…面白ければ何でも。
【オールタイム・ベスト】…「十戒」「死霊のはらわた」「ゾンビ」「マグノリア」
「アンドロメダ…」「悪魔のいけにえ」「悪魔のような女(55)」「霊幻道士」
「劇場版からかい上手の高木さん」「洗骨」「映画はアリスから始まった」

結構感覚で書いている部分もありますが、過去観た作品の更新もしつつ、ぼちぼち書いていこうかと思います。

結構タイポります。

ヨロシクです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
21222324
投稿日付順1234567891011121314151617181920
21222324
変更日付順1234567891011121314151617181920
21222324
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  シン・シティ 《ネタバレ》 
超人ハルクみたいな奴が出てきたり、吸血鬼ノスフェラトゥみたいな奴が出てきたりと、全くもってよ~判らん状態で見ました。それにR指定という点。最近ではちょっとやそっとの性描写や残虐描写でもすぐに指定がかかるので、これもその類かと思いきや…結構というかかなりバイオレンスですね、これ。でも個人的には気に入りました。映像面では、手や足が吹き飛んだり人がクルクルクル~と吹っ飛んでいったりと「キル・ビル」に通じるコミック的なモノで、白黒の映像やカット割り、そこと無く挿入されたユーモラスな映像が“漫画らしさ”をより引き立てていました。しかしストーリーの方は、漫画的というより思わず憧れてしまいそうな渋すぎる主人公たちがひたすら自分の美学を披露してくれているので、ひたすら格好いい限りです。それぞれの話が関係してくるのかと思いきや、実はあんまり関係なかったことには少し肩透かしを食らいましたが、劇場で見た中では久々に唸るようなつくりをした映画でした。しかし今回のイライジャは軽やかに動いていたな…最初誰だか気付かなかった(汗)
[映画館(字幕)] 8点(2005-10-09 15:49:24)
22.  Mr.インクレディブル 《ネタバレ》 
今回初めてピクサーのCGアニメを見ました。面白いですね、これ。どーせ子どもが見るよーなもんなんだろー?的な雰囲気を出していながら、過去の栄光から抜け出せないインクレディブルや、スーパーパワーを持つが故に普通に出来ないと思ってる長女ヴァイオレット、力を使えないが為に親に反抗する長男のダッシュなど、キャラ設定が細かく作られてると思います。アクションシーンも、実写の映画だったら「どーせこれもCGなんだろーよ」とさめた目で見がちなものも、今回は全部CGですから、逆にそんな変な色眼鏡で見ることもありませんでしたし、とにかく何でもアリですから物凄く派手です。ダルシムも真っ青なイラスティ・ガールやステルス迷彩よりも高性能なヴァイオレット、アラレちゃん状態のダッシュ(水面を走るって…昔そんなのありましたよね、確か)、傍から見るとギアッチョなフロゾンなどいろんな能力があって見ていてとても楽しかったです。次回作がありそうな感じですが、もし出たらまた見てみたいです。最後に、やっぱりヒーローはマント無しの方が総合的に良いんですね(笑)。
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-22 20:04:07)
23.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
今から大体十年程前に第1作目を見たときの気持ちは今でも忘れません。まだ小学校中学年くらいだった自分はこの物語に熱中したもんです。それから時は流れて2005年。あの頃の映画少年はたくましい…かどうかは到底怪しい青年になり(果て)ましたが、しかしあのお約束の「遠い昔、遥か彼方の銀河で…」のテロップから観客の心臓を止めんばかりの大音量で流れてくるあのメインテーマ、そしてタイトルを大スクリーンで見ると、やっぱりあの頃と同じように血沸き肉踊る感覚に襲われるわけです。もちろん、これはアナキンがベイダー卿になる話ですからストーリーは他の作品と違い殆ど筒抜け状態で暗いものであるということは判りきっているのですが、それでもやっぱり面白い。冒頭からいきなり“スター・ツアーズ”のような戦闘シーンから始まり、それ以降も次々と見せ場となるシーンのオンパレードなので、少々ストーリーの掘り下げが甘いか?とも思いましたが、いやいや、そこは手堅く纏められていて第1作目とのつながりも上手く描かれていたと思います。しかしなんと言っても今回はライトサーベルの対決がシリーズ一熱い。特に終盤の(ベイダーとなった)アナキンとオビ=ワンの師弟対決、そして(銀河皇帝となった)ダース・シディアスとマスター・ヨーダのマスター対決はとにかく熱い。特にマスター対決の方はヨーダの方はまあまだ前作とかでライトサーベルを振るっていたので強さはわかってるのですが、シディアス卿の場合は今回初めて戦闘シーンが登場したので意外に強い事が判明。しかし戦闘が少々短いような気がするのは少し残念でした。それにパドメが赤ちゃんを産んですぐに「ルーク…」とか「レイア…」とか名前を呼んだのもなんか釈然としませんでした。あらかじめアナキンと名前を相談でもしといたんでしょうか?と、まあ気になる部分もありますが、ようやく長き物語が帰結したということで、ここは奮発して8点を差し上げましょう。あ、それと、最後にこれだけ…ジャージャー登場1秒かよッ!!!
[映画館(字幕)] 8点(2005-06-27 23:27:23)(笑:2票)
24.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
「ウォーター・ボーイズ」の女の子ジャズバンド版…という意見の通り、まんま展開は「ウォーター・ボーイズ」ですね。しかし、ぶっちゃけたところ野郎の水着姿を見てるよりは女の子が楽器を演奏してるのを見ている方が男の自分としては良いわけで(笑)、そう云う不純な動機を抜かしても、音楽好きな自分としてはこっちも捨てがたいわけです。実際、楽器をやるってのは相当大変なわけで、「あんないきなり上手くなるのなら誰でもプロになれるやいッ!」と云う事になるんですが、実際に壁にぶち当たって延々挫折してるところを見せられたんじゃせっかくの“娯楽としての楽しい映画”が台無しですからね、「音楽の面白さがわかったから上手くなったんだ」といった感じで強引に納得しましょ。圧巻なのはやっぱりラストの演奏ですね。しかしその前の電車の中でラジオから聴こえてきた「A列車で行こう」を聴いていきなりセッションを始めるのもなかなか好きです。色々な面でツッコミ所はあるし、ジャズだってもっと奥の深いものですが、そんなこと考えずに、思いっきり楽しめる映画だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 02:49:37)
25.  阿弥陀堂だより 《ネタバレ》 
久々に、タイトルでピンと来た作品です。全体の印象としては「眠る男」のような感じを受けましたが、「眠る男」よりも親しみやすい出来であったと思います。緑に覆われた山々、昔ながらの日本家屋、一面に広がる田園風景、鬼ごっこや縄跳びをして遊び、日が落ちれば「夕焼け小焼け」を唄って家路につく子供達…。春夏秋冬、様々な色に染まる自然の中、おうめ婆さんの「阿弥陀堂だより」を通して語られる人の四季。迫り来る死期に全てを委ねるものもいれば、死の淵から戻ってくるものもいる。作品を通して、物語は淡々と進み、決して派手さは無いけれども、それぞれの役者が貫禄のある演技をしていて、しみじみと作品を味わう事が出来ます。特に、北林谷栄さんの演技は、普通に見ている分には素でいってるのではないかというくらいのものがあります。忘れられた日本を思い出させてくれるような、そんな作品でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-04-21 19:38:32)
26.  ブルース・オールマイティ 《ネタバレ》 
やってることはすごくこじんまりしてて、しかも自己中。でも、下手に話を広げるよりはこちらの方が良かったと思います。ストーリーだけ見れば普通っていうか殆ど定番ですし、ジム・キャリーの体当たりギャグを見たい人やキャラの濃さについていけない人は物足りない&好みではないでしょうが。でも、俺は面白かったですよ。いや、確かにコメディ部分は以前と比べておとなしくなったような気もしますけど、「“パクり”ミュージックスタート!」の台詞と共に始まる映画のパロディ・シーンはバカ受けでした。炎のランナーにダーティ・ハリーに十戒にハムナプトラ?に超能力学園Z???(これは定かじゃない)ですもん。よくまあ次から次へとやりましたねぇってな感じで楽しめました。話はどーってことありませんでしたが、久しぶりに笑わせてもらったので大奮発の8点を差し上げましょう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-02 23:39:11)
27.  ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
「猿の惑星」+「アルマゲトン」+「スター・ウォーズ」÷「ドラえもん のび太のアニマル惑星(プラネット)」といった印象でしたが、皆さんの仰るとおりかなり面白かったです。たしかに、シリーズが進むにつれてネタ切れという問題がでてきたり、予定調和というものもでてきますが、のび太とイチの友情物語は丹念に描かれていますし、ラストもやっぱり感動します。冒頭の伏線も結構入り組んでいて最後まで楽しませてくれますし、変なところで涙が出てくる僕は冒頭の“おばあちゃんとけんだまの思い出”の時点で既にやばかったです。それに自分勝手な人間に対するメッセージもきちんと伝わってくるじゃないですか。恐らく、狙ってる部分も多少なりともあるとは思いますが、スピルバーグをはじめとした大物監督がお涙頂戴映画を撮るとするとちょっと許せないんですが、ドラえもんなら許せてしまいます。だって、ドラえもんは20年以上も僕たちに夢と希望を与えてくれたじゃないですか。昔と違って作風も変わり、出来としても昔ほどではないと思いますが、最近の作品のなかではかなり良く出来た作品だと思います。
8点(2005-03-25 22:56:12)
28.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
一見すると「未来でのロボットの反乱」という使い古されたネタを派手なアクションと綺麗なCGで終始観客を飽きさせないような、そんなアクション映画という感じがしますけど、実は結構深いことを言ってますね。人類を守るが故に人類を管理しなければならないとか、「人類は次々に新たな破滅の道を歩もうとしている」という台詞とか。しかしそんな小難しい事を言っているにも拘らず、それを気にさせないような作品構成は流石ですね。ロボットのビジュアルがもう少し洗練されていてもいいのではないか?と思ったり、スプーナー刑事のロボット嫌いについてのエピソードがやや説得力に欠けたりとアラは有りますが、全体としての展開は予定調和ながらなかなかしっかりとしていますし、ロボット(人工頭脳)の反乱の説明も、個人的には「ターミネーター」より納得のいく物だと思います(無論、ターミネーターは大好きですがね)。それに、後半の対ロボット戦などもなかなかスピード感があり、また縦に横に360度グルグル回転するカメラも、なかなか迫力が出ていて良かったです。個人的には、人間でないもの(要はサニー)が人間の心を持つ、というストーリーにちょっと弱い傾向があるのですが、そんな個人的な感情をを差し引いても充分面白い作品だと思いますので、点数は文句なくは8点です。最後に、もう少しネコの登場回数が多くても良かったんでないのかぁと思う今日この頃でした(笑)。
8点(2005-03-06 23:14:56)(良:1票)
29.  アレキサンダー 《ネタバレ》 
「トロイ」「キング・アーサー」と来て、次は「アレキサンダー」ですが、個人的にはこの3本の中では明らかにこの作品が良く出来ていると思います。スペクタクルや俳優陣のキャッチーさから言えば、トロイに一歩譲ると思いますが、構成的には久しぶりの“史劇”と呼べるものを見た気がします。セットや衣装などは、この時期のことはさらっと流した程度だったので、あまり詳しいことは判りませんが、まあ史劇に多少の誤りは付き物、ということでそれほど気にはなりませんでした。それに、やはりこの手の映画の醍醐味といえば途方も無いエキストラを導入した戦闘シーンと、きらびやかで壮大なセットでしょう。昔と違って、多少CGに頼る事もありますが、やはりこうした“壮大なる金の無駄遣い”と思わせるようなものをまた見られるというのは史劇ファンにとってはたまりません(笑)。物語のほうはといえば、一番の盛り上がりである戦闘シーンが他と比べて少ない、という点で、そういったものを目当てで見に行った人には結構辛い3時間になると思いますが、その代わり、アンジーやホプキンスはなかなか素晴らしい演技を見せてくれてますし、アレキサンダー大王の心の葛藤など、人物に重点を置いた物語展開になっているので、ストーリーで楽しむ、という人にはなかなか良い出来だと思います。また、同性愛のことが描かれてるので、そういったものが嫌いな人にも受け付けられないと思いますが、そりゃ、この時代を描く上では仕方ないですよ。だってこの時代は完全な男性中心社会、神に似せて男が作られたと信じられてた世界なんですから、男の体=美しいもの=愛しいってな感じで式が成り立つわけですよ。なので、「なんだよこれ!?こんな○モ映画見に来たわけじゃねえぞ俺は(私は)!金返せよッ!」ってなことを思っていたとすればそりゃただその人の勉強不足って奴ですよ。聞く所によると、早々にラジー賞にノミネートされてしまったらしいですが、個人的には久々の“当たり”だと思います。
8点(2005-02-23 21:34:39)(良:1票)
30.  フォーチュン・クッキー
今更な“入れ替わり”を題材にした映画ですけど、これが物凄く面白い。リンゼイ・ローハンは結構可愛かったし演技の方もなかなか。だけどやっぱりジェイミー・リー・カーティスの演技力には脱帽。かつては絶叫クイーンとか言われてた人が今じゃこんなすごいことになってるんだもの(笑)ストーリー展開とかはベタベタでラストの予想は物凄くしやすいけど、その代わりそれまでの騒動、そして最後のライブ・シーンがかなり良し。なので、最初から最後まで楽しく見させていただきました。
8点(2005-02-11 17:28:27)
31.  カンフーハッスル 《ネタバレ》 
はじめのうちは陰惨なネタが多く、「はぁ~、やっぱりこれが香港流なのね~…」と半ばあきらめてみてましたが、カンフー・ファイトが始ると「お~!やっぱりこれが香港流だよね~!」とやっぱり熱くなって見入ってしまったわけです。だってね、本当に本物のカンフーなんだもん(笑)ストーリーなんてどーでもいーんです。カンフー映画のストーリーなんてどーでもいーようなもんばっかなんですから(笑)CGの使い方が露骨過ぎてバレバレなんてのももう、どーでもいーんです。だって、CGで似非カンフーを誤魔化そうとしてるんじゃなくて本物のカンフーにCGを合わせて“ありえねぇ~!”闘いを再現してるんですから(笑)それに実際、ここまで派手にやってくれると小気味がいいもんです。ザコ共がとんでもない勢いでぶっ飛んでいって、建物がドッカンドッカンぶっ壊れていって、挙句は天空からとんでもないスピードで落下してきてありったけの気をぶちかますなんて、あのマト○ッ○スだってここまで派手にはやってないと思いますよ(笑)それに、映画の随所に散りばめられたパクり…もとい様々な作品へのオマージュも探すのが楽しいですし。とにかく、深いこと考えずに勢いに任せて見ることをお薦めします(笑)。
[映画館(字幕)] 8点(2005-01-16 23:22:50)(良:1票)
32.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 《ネタバレ》 
話とかは普通だし、相変わらず荒唐無稽だし、ギャグも以前と比べてそれほど面白いわけでもない。だけど、つばきちゃんは可愛いし、なんと言ってもアニメとはいえ“あの七人”が見られただけで、充分満足であります。
8点(2004-11-29 03:16:18)
33.  80デイズ 《ネタバレ》 
さてさて、原作は言わずと知れたジュール・ヴェルヌの名作文学、そして映画版のオリジナルはアカデミー賞受賞作品と、これまた随分と分の悪いことになってますが、正直言って、オリジナルに勝るとも劣らぬ出来であったと思います。オリジナル(映画)と比べ、上映時間が短いせいで、立寄る国が少し少なかったり、いきなり日にちが飛んで次の国に入ってたり(前の国を出ていたり)と旅の道中の描写が少ないという欠点もあるのですが、よく2時間少々で纏め上げたと思います。それに原作等では資産家であったフォッグ氏が今回発明家という事になってますが、個人的にはこっちの方がしっくりくると思うし、何よりも信念、希望、夢、それらを代弁する存在としては実に見事な設定だったと思います。本来フランス人のはずのパスパルトゥが今回は中国人のジャッキー・チェンになってますが、これもまたありだと思います。ライト兄弟が出てきたり、発明王エジソンの名前が出てきたり、完成前の自由の女神が出てきたりと歴史ネタも多いのですが、中でも一番良かったのが黄飛鴻(演じるはサモ・ハン!)率いる広東十虎が出てきてカンフーバトルを見せてくれたこと。このサービス精神にははっきり言って感動しました(笑)。ライト兄弟よりも早く飛行機を作ってしまったり、時代考証がデタラメという突っ込みはいくらでも出来ますが、それらを全て吹っ飛ばして、夢と希望と愛と友情の旅にどっぷりと浸かる事が出来ました。
8点(2004-11-15 04:03:07)(良:2票)
34.  スクール・オブ・ロック
ウチの場合、「ロックはダメ」というよりむしろお母ちゃんがロック好きなのでこーゆー「ロックは有害」とか「ロックは下らない」って言ってるお父ちゃんお母ちゃんの意見はちょっとばっかし「なんで?」ってな感じなんだが、そんな立場だから言えることは「別に良いんでない?好きなんだから」ってこと。そもそも「ダメ」といわれれば逆にやってみたいって衝動が一層強くなるのが人間ってモンだし、嫌いな奴や肌に合わない奴は他のジャンルに行くわけで、要は頭から貶すんじゃなくて“人には添うて見よ馬には乗ってみよ”ってな精神で行けば良いんじゃないかなって事を言いたいわけです。…と、本作品の精神に則り特に誰というわけでもなく抵抗してみたが、いい加減長くなってきたので前振りはここらへんで切り上げるとしよう。他の方も指摘しているように、天使にラブ・ソングを2とプロットは大体同じ。大したトラブルも無いし強引なエンディングとか、他人の意見を無視して「これこそがロックだッ!!」と自分の意見を押し通すデューイとか、荒を捜せばきりが無い。でも、それはそれで良いと思う。だってこれはストーリーを見るもんじゃなく音楽(ロック)を体全体で感じる類の映画だから。天使にラブ・ソングをとかのコメントにも書いたけど要は「楽しければ何でもおっけ~」なのだ。だからこの映画は感性に任せて見ればいいんだと思う。♪I said I know it's only rock'n roll But I like it!
8点(2004-11-08 04:27:57)
35.  ドラゴンヘッド 《ネタバレ》 
以前なんかのDVD雑誌で「地球滅亡年表」なるものが掲載されてましたけど、これはどこら辺に位置すんのかな?まあいいか。それにしても…うわぁすんごい平均点低いなぁ…まあ確かにハリウッドの真似事みたいな事だけど、個人的にゃかなり楽しめたがなぁ。VFSは邦画とは思えないくらい頑張ってるし、皆さんの演技もそれほど酷く気になるまでじゃなかったし(少なくとも「うずまき」よりは何百倍もマシ!!)SAYAKAは可愛かったしね(上戸より好みだ)。トンネルの中とかであんな可愛い子にそばで「やだ、怖い」なんて言われたら思わず守ってあげたくなるじゃないよ!!しかし、まあここまでならば5点が限界ってもの。じゃあ何で8点かといえば、ストーリーの根幹に位置するものに「バトルロワイアル」と同質のもの、つまりは「生」のテーマを感じたから。火山弾が廃墟と化した都市を必要以上に破壊するのは、地球に生きる生物としてあまりにも出すぎてしまった人間を淘汰しようという地球の意思のようなものを感じされられたし、その絶対的絶望の中での、ラストの「(2人で)絶対生き残ってやる!」という台詞が、そうした意思に背いてまで生き残り、より良い未来を築く希望の掛け橋になろうという姿勢が見られたから。言い換えれば「試練」というものでしょうか。これはエンドロールの、始めは曇ってた空に段々日の光がさし、最後には晴れ渡る演出で確信に変わった。なんかやたら評価が低いけど、こうした観点から見なかったとしても、そんなに悪い作品じゃないように思えるがなぁ。
8点(2004-08-24 14:22:20)
36.  マッハ!!!!!!!!
ムエタイの帝王といえば言わずと知れたサガットですが(笑)トニー・ジャー演じる本作の主人公ティンも、かなりの使い手と見えます(笑)いや、真面目な話、マトリックスを筆頭にチャーリーズ・エンジェル、デアデビル、キル・ビルなど、格闘シーンがCGにまみれワイヤーに支配されてしまった今のアクション映画界の中で、まだこのような映画が作れたのかッ!!と、個人的に物凄く感激しましたよ。ストーリーの方は…まあ取るに足らないものなんですけど、ムエタイ賭博場でティンが対戦相手を一撃でK.O.してしまうシーンでは、思わず「おッ!」と思いましたし、バンコク市内のアクロバティックな逃走劇では、「人間はその気になれば何でもできるんだな~」なんて思ってしまいました。しかしやはり圧巻なのは中盤のムエタイ賭博場での闘い、そして最後の闘いの場面。コレはもう格闘映画のなかで一番“痛い”闘いですよ。もう肘を落とすは飛び膝蹴りを見舞うは前方宙返りからの蹴り、飛び後ろ回し蹴りの、回転数をさらにアップさせたものやらもう何でもアリ。劇中何度「うわぁ~…」「今のいてぇ…」と言った事か…もしかしたらブルース・リーやジェット・リーでも彼には勝てないんじゃないかな、なんて思う始末です。しかし、さっきも言いましたが、CGやワイヤーの使用が当たり前になった今の時代に、まさか小学校の頃に初めて「燃えよドラゴン」を見たときのあの衝撃を再び味わえるとは思いませんでした。点数は、ストーリー云々も加味して8点ですが、アクションだけだったらズバリ100点満点です!!!!!!!!
8点(2004-08-15 10:54:19)
37.  ラブ・アクチュアリー
大体のラブ・ストーリーってのは主人公が自分の趣味に合わなかったり、話の筋や展開が好みじゃなかったりして意見が凄まじく分かれるものだけど、その問題をこの作品は、誰も主役ではなく、また誰もが主役で在れる群像劇というスタイルをとる事によって見事に解決している。そのためヒュー・グラントやコリン・ファーズ等の大物役者があまりでしゃばらずに“オレ様映画”にならなかったこともポイント高し。それに個々のストーリーも、どこにでもあるありふれたものなためそれぞれに自分を置き換えたりと感情移入もしやすく、2時間少々充実した時間を過ごせる。ただ難を言えば、とりわけ最近の群像劇はやたらに登場人物が多すぎるので、誰が誰だかわからなくなったり、群像劇に慣れていない人が見るとてんでサッパリ意味が判らなくなってしまうという欠点はあるにしろ、僕が今まで見てきた恋愛映画の中では最上位に位置するものだし、なによりも世界には愛が満ちているという事を実感できたので、点数は文句なく8点。これはお薦めですよ。
8点(2004-08-11 19:14:35)(良:2票)
38.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
なんてったって敬愛するサム・ライミ監督の最新作なんで公開初日に早速見に行きましたよ。前作と違い、スクリーンで見たためか、やはりその圧倒的なスピード感は最高です。本来僕はCGにまみれた映画ってのは好まない方なんですが、今回は前作より格段にCGモデルの映像が進歩していてあまり不自然には思わなかったし、なんと言ってもNYの摩天楼群を超高速で飛び回るという空前絶後のシーンの再現には今の技術ではCGでなければもはや再現不可能なので、CGについては合格点です。その他、高速で走る電車の上での死闘や時計塔での決戦など見ごたえ十分のシーン満載、そうかと思えばライミのトレードマークとも言うべき“お手製ステディカム”(ドック・オクのアームを切除しようとした医者が襲われるときに見られる、アームの視点になってカメラが動くアレね)や、スパイダーパワー不調のためにエレベーターに乗ってるスパイダーマン(恐らくヒーロー映画史上最も情けないシーン)など、A級の中にもこうした遊び心を忍ばせてくれているところがさすがライミ!ストーリーの方も、安直な続編ではなく、主人公の、人々の英雄であるがために自己を見失うという心の葛藤や、メイ叔母さんに許しを請うシーン、そして、そんなピーターを勇気付けるために、「人々にはヒーローが必要なの」と教え諭すメイ叔母さんにはホロリとさせられるし、ドック・オクの最期も「怪物のままでは死なんぞ!」と実に晴れやかに散ってくれる。そしてそして、親友ハリーと恋人MJとの関係も拗れたままにしておかなかったのがやはり一番の評価点。それから忘れちゃいけないのが(忘れてても良いんだけど・笑)ライミ映画には殆ど顔を出してるブルース・キャンベルの存在(ん?ちょっと太った?歳のせいかな?)っていうか実際のところ彼目当てで見に行ったってのが本心なんですよね~(笑)ファンとしてはライミ監督がこうしたA級作品を撮るようになったってことは非常に嬉しいんですが、やはり彼の真価は「死霊のはらわた」シリーズのような映画愛溢れるB級でこそ発揮されるというもの。個人的には、再びサム、ロブ、ブルースの最強トリオでの映画を見られる事を切に願っております。 長くなりましたが、評価の方は、作品自体が7点、そして、A級になってもライミらしさが失われていなかった事、今後の作品に期待の意を込めて8点を付けたいと思います。
8点(2004-07-11 18:31:21)(良:1票)
39.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
これは今までに類を見ないミュージカル。あえてカメラを固定せず、手持ちでしかもセピア色で描き出される映像はまるでドキュメンタリー映像を見せられているような気分になる。ミュージカル部分はそれとは対象に色が付き、導入部分が楽器ではなくプレス機の音や列車の通る音が徐々にリズムを刻み、それから様々な人々が歌い踊るというこれまた幻想的な映像である。あの裁判で、セルマは秘密を打ち明けて、真実を語っていれば、刑は減刑されたかもしれない。しかし、例えそうだとしても、“移民”である彼女には不利な立場であった事に変わりはない。信じた隣人に裏切られ、全てを失い、そして犯罪者の汚名を着せられる…なんと過酷な事だろうか。そかし、そこまでして彼女は息子の目を治すため、自らを犠牲にした。これは確かに後味が悪い。いや、それどころか冒頭からして暗い。しかし、それだけで切り捨てるには、あまりにも勿体無い映画だ。
8点(2004-06-10 19:03:29)
40.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 
先ずはじめに断っておきますが、これは断じて“名作”というものではありません。監督であるタランティーノがこよなく愛する作品を片っ端から寄せ集め、彼好みの味付けをしているのですから。そのため、ストーリーや設定は散漫であり、まとまりとしてはイマイチな感じを受けます。しかし、これはそれでいいんです。彼個人が好きな作品を自分の料理として出しているのだからはなっから設定どうのこうのと真面目に作ってるわけがないんです。自己満足映画と言われるかもしれないけど、満足しない映画を見せられるよりはずっとマシってモンです。で、今回はその娯楽映画タランティーノ風味第2弾。先ず驚くのが、先の方々も書いているが前作とはまるで雰囲気が違うってこと。前作が破天荒なアクション満載だったのに対し今回はサブタイトルの示すとおり前作では描ききれなかった各登場人物の描写が主体。しかし、やはりタラちゃん。ちゃんと前作同様、観客の求める映像は心得ておられる。似非仙人、パイ・メイの荒修行やエル・ドライバーとの死闘。そして最後のターゲット、ビルとの(言葉、刀)対決。あぁやってくれる。特にエルとの死闘は音楽を極力排し、彼女たちの体術のみで激しさを伝えるという手法はやはり素晴らしい。それにビルとの決着もそれ以前の言葉のやり取りからのすばやい刀対決、そして北斗十字斬…もとい五点掌爆心拳での止め、そして全てを受け入れたかのように自ら“死出の旅”へと発つビルにはこれぞ男の生き様!というものを感じる。残念ながらこれ1本で見た場合、やや力不足ではある。しかしvol1とセットで初めて本当の姿を現すキル・ビル。何度も言うが、これは決して良い作品ではない。しかし、娯楽映画としてみた場合、これほど遊び心、熱意を感じる映画も少ない。点数は1本の作品としては8点。しかし一連の作品としては文句なく10点である。最後に、エンド・クレジットが始っても決して席を立たず、きちんと“最後”まで見てネ(笑)
8点(2004-04-24 20:59:32)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS