21. 大人は判ってくれない
子供時分は親に、6年続いた反抗期の長男に、どうして判ってくれないのか、絶望で身悶えた事が思い起こされました。 相手を少しだけでも判ろうとせず、自分だけ被害者ヅラしていたのが今になって分かります。 何かして稼ごうとする事無く自立をうそぶくドワネルくん、行く末を考えさせられるラストショットが印象的。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-23 14:16:23) |
22. あこがれ (1958)
ペラペラ喋るナレーションが憎悪や復讐を連呼するのが鬱陶しい。男の子が抱くあこがれは理解出来るものの、徒党を組んでるところに悪質さを感じてしまいました。知識無しだったのであっという間のお開きに驚くやら、これ以上血圧が上がらずに済んでヤレヤレやら。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-22 01:41:25) |
23. 翼に賭ける命
ダグラス・サーク監督作と言うことで鑑賞。 何年か前にテレビで見たエアレースが思い浮かぶもので、パイロット・妻子・整備士の愛憎に割り込む新聞記者のお話。 整備士の人柄に無理筋を感じて盛り上がりきれずに終わった作品。 レース映像はなかなかの迫力だったのが好感。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-11 20:06:05) |
24. オルフェ
お目当てマリア・カザレスは美しいお姿ながら台詞回しが今一つで魅力を感じられず。お話は激しくワケワカメの撃沈でありました。(憔)出直してきます。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-01-31 22:39:39) |
25. 愛欲の十字路
星マークがこれ見よがしな衣装をつけたダビデ王グレゴリー・ペックがUCLAの学生に見えてまるで盛り上がれず、輪を掛けて大根芝居のスーザン・ヘイワードに白けまくり。王と言えどもこすいマネをすれば天罰が下るのじゃという何の捻りもないお話でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-01-28 23:14:00) |
26. 戦艦シュペー号の最後
史実に基づいているようで知識の無い身にとってウルグアイの毅然とした言動以外は「へぇ、そうなんですね」以上の感慨がなかった作品。 [DVD(字幕)] 4点(2023-01-17 00:58:48) |
27. 赤と黒 デジタルリマスター版
高名な原作小説は未読。ジュリアン・ソレルの野心が大した事無く3時間以上に亘る不倫劇は退屈でグッタリとなりました。ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリューに期待特大だっただけに残念です。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-12 01:29:48) |
28. 危険な関係(1959)
《ネタバレ》 子宮でモノを考えるジャンヌ・モローのゲスい事この上なく。類は友を呼ぶジェラール・フィリップ。 外ヅラのみ上品な極悪ゲス夫婦に罰が下るのを待った甲斐があった結末。 ジャン・ルイ・トランティニャン、ジェラール・フィリップが同じフレームに収まっているお宝映像に加点。 本作がジェラール・フィリップ遺作というのに、当時のファンの無念さが想像出来ます。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-09 13:31:38) |
29. 夜の騎士道
私的に厚かましくてしつこい人間は虫唾が走るので、いくらジェラール・フィリップとは言え胸糞キャラでありました。(ゴメンナサイ)ただ、ダンスシーンだけはウットリ。お相手ミシェル・モルガンの着こなしにも惚れ惚れ。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-05 14:02:38) |
30. 裸の拍車
《ネタバレ》 西部劇のアクセントとしてインディアンとの銃撃戦があるものの、登場人物5人による心理戦がメイン。お目当てロバート・ライアンが素晴らしい。ヘラヘラ微笑みを浮かべて実は無実なのでは、最後のほうまで分からず。一周回って元の位置のようなラストの対決は目もくらむ映像と相まって手に汗握るもの。拍車があのように使われるとは! ハリウッドの良心ジェームズ・スチュワートらしい結末が唐突で無理筋を感じたところが惜しいものの、見惚れる大自然を舞台にした見応え十分の作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-29 19:01:50) |
31. 勝利への潜航
潜水艦戦争ものでお決まりである艦長と副長の対立が描かれた他愛の無い展開結末。艦長と彼の恋人をロナルド・レーガン、ナンシー・レーガン夫妻が演じているというある意味お宝作品。無味乾燥なお芝居に苦笑するのですが、知事から大統領に上り詰めたドラマチックな人生を送った二人に感慨深さを覚えるところです。 [DVD(字幕)] 4点(2022-11-16 01:33:58) |
32. 夏の夜は三たび微笑む
人物の出で立ち、室内装飾が隅々まで行き届いた美しさで魅入りましたが、皆の恋愛模様が小粋さでなくゴチャコチャ感しかなくて一向に盛り上がれないままお開きとなりました。 [DVD(字幕)] 5点(2022-11-10 01:18:39) |
33. 白い砂
WW2時南太平洋の孤島に流れ着いた海兵隊員と島唯一の住人の尼僧の物語。ロバート・ミッチャムとデボラ・カーのキャスティングが絶妙で彼女のシスター姿は絶品。ジョン・ヒューストンらしからぬ崩れそうで崩れない慎み深い結末が感慨深い。一升瓶のラベルが「白鹿」だったのに100へぇであります。 [DVD(字幕)] 7点(2022-11-05 19:48:22) |
34. 地球へ2千万マイル
アメリカやりたい放題でイタリアと外交問題に発展してもおかしくない展開。ではありますが、見た目が結構愛くるしくて性格も凶暴で無い怪獣にほのぼの感「ま、野暮な事言わんでいいか」 ただ、とってつけたかのようなロマンスに白けてしまう「それは要らん」 気楽に眺められた作品。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-05 19:23:48) |
35. 熱いトタン屋根の猫
《ネタバレ》 ポール・ニューマン出演以外の知識無く。 登場人物全員が これでもか~っ という辛気臭さ。 長男嫁と次男嫁の極め付けの胸糞さに松葉杖でしばきまわしてやりたい衝動に。 家を舞台に延々延々と言い争っているのには、この原作舞台劇を映画にする価値が無いと思えました。 次男のスキッパーに対する取り乱しかたに友情を超えたものを感じていたら、ああ、やっぱり。 やっつけ仕事のような甘々な結末にビックリ。 パール・アイヴス演ずる重厚な父親のお陰で何とかリタイアは免れた不快指数の高い作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2022-10-22 20:30:52) |
36. 草の上の昼食(1959)
牧歌的な映像と展開に心揺さぶられる事無く、どちらかと言えば退屈。 ただ、人工授精からの優生思想に、医科学が神の領域を侵すことなかれという戒めを感じたところに加点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-12 14:35:33) |
37. 悪魔のような女(1955)
《ネタバレ》 スターチャンネルEXに加入して念願の初鑑賞。シモーヌ・シニョレの悪魔ぶりを身構えていたのですが。ヴェラ・クルーゾーのヘナヘナキャラに対して肝の据わった男っぷり・・もとい、女っぷりであるものの悪魔とはとても呼べなく肩透かし。しかし、遺体が消えた時点で、これは・・・確かに悪魔のような女でありました。そこに至る演出が恐ろしく息が止まりそうでした。そしてモネ君の台詞に「死んでないの?いや、死んだでしょう?」激しく混乱したところです。シモーヌ・シニョレ出演以外の知識無く観たのが幸いした傑作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-26 01:32:26)(良:1票) |
38. アレキサンダー大王
お目当てフレデリック・マーチ&ダニエル・ダリューが、どれだけマジマジと眺めても当人に見えなかったのがあ痛いたた・・・ リチャード・バートンはトランプさんのような髪型に苦笑したというのはさておき、カリスマ性が皆無だったのが痛い。 淡々と眺めた歴史劇、記憶には残らないと思われます。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-19 11:42:35) |
39. 殺人鬼に罠をかけろ
《ネタバレ》 違法にも程がある捜査方法を駆使するメグレ警視と犯人の頭脳戦に高まった期待は空振り。犯人、妻、犯人の母、ウジウジと捻れた愛憎模様は三人の熱演もあってなかなかの見応え。「服は青、白い縞の」痺れる名シーンでありました。若きアニー・ジラルドの存在感も特筆もの。ラストはジャン・ギャバンが締めてくれます。千両役者の佇まい、カッコつけ過ぎ・・・もとい、カッコいい! [DVD(字幕)] 7点(2022-09-05 15:58:43)(良:1票) |
40. サン・フィアクル殺人事件
《ネタバレ》 ジャン・ギャバン演ずるメグレ警視。雑貨屋のおばさんとの会話の味わい深さは流石の名優ぶり。 興味津々で事件解決を待っていたのですが、胡散臭い二人が度が過ぎる感じでミスリード要員かなぁ、どうかなぁと思っていたところでの結末は台詞だけでの怒濤の展開で理解出来ず(泣)再見確認となりました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-09-03 22:49:59) |