21. フューリー(1978)
「キャリー」大ヒットのあとだけにどうしても比べられて損をした。これはこれでよくできたSFだと思う。決してホラーだと思わないように。 [映画館(字幕)] 7点(2005-04-04 13:00:34) |
22. 悪魔のシスター
音楽だけでもう怖い(笑)。それはそうと、当時「エクソシスト」の大ヒットにより「オカルト映画ブーム」というのがあった。不運なことに本作もその仲間に分類されて宣伝されてしまった(ちなみにアンディ・ウォーホルの「悪魔のはらわた」も同様に扱われた)。しかしこれは列記とした犯罪ミステリーであり、しかもヒッチコック作品のオマージュで溢れた逸品なのだよ。ところで先日「キャリー」のDVDを見たらそのメイキングの中で本作が「地獄のシスター」と呼ばれていた(涙)。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-04 12:54:35)(笑:2票) |
23. キャリー(1976)
もう何度見たことだろう。「愛と青春のホラー」と呼べるのは本作と「ポルターガイスト」だけかもしれない。デパルマ監督の華麗な技巧もさることながら、主役のスペイセクの存在感に圧倒される。ピノ・ドナジオ(だったっけ?)の音楽の効果もかなり大きい。ちなみにキングの原作は恰も実在の事件のような構成になっていて面白い。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-04 12:43:41) |
24. ゴーリキー・パーク
蒸し暑い真夏に見るとクーラー代わりになりそうな、涼しい作品(笑) [ビデオ(字幕)] 6点(2005-03-31 19:50:07) |
25. NYストリート・スマート
モーガン・フリーマンを初めて見た作品。その後の彼の出演作と比べても、存在感はこれがベスト。ホンモノに見える。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-03-31 19:46:07) |
26. 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
《ネタバレ》 テレビとはちがった結末が楽しめたものの、途中「やっぱり子供向けだよな」とあきらめてしまう場面があり、残念。カイザーの死に様に涙。 5点(2005-03-15 18:55:02) |
27. スパイダーマン2
スーパー・ヒーローものとしてよりも、青春映画として観る方がいいかな。それは1作目と同じですけどね。電車内での場面は少し涙腺ゆるみましたが... 6点(2005-03-15 18:50:29) |
28. カンフーハッスル
そりゃあ「少林サッカー」と比べちゃいけないと言う事くらいわかってますが...。元々カンフー映画ってそんなに面白くないですよ。ブルース・リー作品は彼の魅力でもってたし、J・チェン作品は生身のスタントが命でしたし、だからCGをフンダンに使っても却ってゲップが出ちゃってね。怪作といえるかもしれませんが。 5点(2005-03-15 18:46:45) |
29. 丹下左膳(2004)<TVM>
中村師童は頑張ったと思いますよ。しかし、やっぱりTVMですから、あまり期待しちゃいけませんね。まあまあかな.... 4点(2005-03-15 18:40:36) |
30. キル・ビル Vol.2
Vol.1は、特に私の世代にとってはたまらない懐古趣味的な魅力が満載で、作品の出来以上に評価してしまいましたが、本作はちょっと物足りない。いや、しかしそれは本作が狙い通りに仕上がっている証拠だと思います。Vol.1は日本の仁侠映画やブルース・リーへの熱い想いを感じましたが、本作は所々マカロニ・ウエスタンでありながらも「燃えよカンフー」だったりするわけです(←なんだか、とても意味不明...)。デイヴィッド・キャラダインの「燃えよカンフー」或いは「サイレント・フルート」を思い出して下さい。カンフー・アクションよりも何よりも、中学生には退屈なくらい説教臭いセリフ(人はそれを哲学的と呼ぶ)の数々。正にそのまんまんの印象。ということは、私は中学時代のままの思考力だということですか.........(涙) 7点(2005-01-28 13:01:31) |
31. Mr.インクレディブル
傑作「アイアン・ジャイアント」と同じく、話を期待通りの展開にもっていくところが、この監督の上手さだと思います。前作は和製ロボット・アニメ風だったのですが、本作では『ファンタスティック・フォー』(宇宙忍者ゴームズ)にオマージュを捧げ、風刺の効いたギャグもあり、大人の観賞に十分耐えうる作品に仕上がってます。というより完全に大人向けですかね。また、ヴァイオレット(「目立たない」という意味もあるそうです)が思春期の少女だったり、ダッシュがヤンチャな少年だったりと彼らの能力をその年代や役割に当てはめているところなど上手いなと思いました。ところで、エドナの声を監督自身が吹き替えてるとは....(笑)。日本語版の吹き替えも評価していいんじゃないでしょうか。黒木瞳は絶品ですね。 [映画館(字幕)] 9点(2005-01-28 12:47:01) |
32. アイアン・ジャイアント
「キングコング」+「E.T.」に日本のロボット・アニメ(「ジャイアント・ロボ」「鉄人28号」...)を加えたようなそんな印象ですが、反戦テーマも盛り込んで涙腺緩みっぱなしの感動作です。日本では知名度が低いのですが、もっと多くの人に観て欲しい傑作だと思います。関係ありませんが、「アイアン・キング」と「シルバー仮面ジャイアント」を思い出した人はいるでしょうか?(いねぇよ!) 9点(2005-01-28 12:32:17) |
33. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 「驚愕のラスト!!」「未曾有の結末!!」アカデミー脚色賞は確実。日本でも●●旬ベスト3位くらいには入るかも....ってぇのは20年くらい前のお話し。この手の映画は今では皆さん少々食傷気味。観客を欺くにはもっと頭使わなきゃダメさ。「世にも●●な物語」にありそうなネタでした。 6点(2004-11-02 12:59:25) |
34. ラスト・シューティスト
いささか悪役の魅力に欠けるものの、J・ウェイン最後の西部劇は涙無くしては観られない。それにしてもR・ハワードが「アラモ」をリメイクするとは...出来過ぎた話ですよねまったくもぉ....! 9点(2004-09-30 12:59:25)(良:1票) |
35. ジュラシック・パーク
「未知との遭遇」と流れは似ている。なんせ事が起きるまで長く退屈なのだ。T-REXの登場でやっとこ盛り上がり、ハラハラドキドキしたのも束の間...意外にもあっさり決着がついてしまう....。えっ!もう終りかよ!いくら贅沢なおいしい料理でも満腹にならなければ不満が残るのだ。 7点(2004-09-30 12:52:43) |
36. ゴーストバスターズ(1984)
前宣伝がすごくって、レイ・パーカーJr.の主題歌も大ヒットして、期待しすぎたせいもあるけれど.....しかし.....。 当時放送していたバラエティ番組「オレたちひょうきん族」の方が数倍面白かったわい。マシュマロマンてなによ!!!(←当時を思い出し、怒ってる) 5点(2004-07-31 12:49:50) |
37. 灰とダイヤモンド
『ずびぐにえふ・ちぶるすきー』 この名前覚えるのに3ヶ月かかりましたよーだ! 9点(2004-07-31 12:46:36) |
38. キング・コング(1933)
リアルタイムで観ていたら....文句無く満点。今は映画としてどうこう言うよりも個人的に思い出がある。中学校の夏休みの宿題?で、この作品のポスターを模写したことがあります。で、冬休みにも「誰も気付かないだろう」と思い、同じ絵を描きました。色彩だけ変えて。そしたら....案の定誰も気付かなかった....(ちょっぴり淋しかった) 6点(2004-07-30 12:58:42)(笑:1票) |
39. 俺たちに明日はない
アメリカン・ニュー・シネマの代表作(て言うか、そう呼ばれた最初の作品だけど)として超有名ですが、なぜか監督のアーサー・ペンの名前は今一つ浸透していないですよね。「奇跡の人」でもみせた映像作家としての腕前をこちらでも存分に振るってると思います。特にラストの『●の●●●』での間合いなんてお見事です。もっと評価されるべきお方だと思います。それともうひとつはフェイ・ダナウェイ。彼女なくしてこの作品は生まれなかったと言っても過言ではない。初登場場面から最後まで、歯臭....じゃなかった、死臭が漂うこんな女優は最初で最後か? 9点(2004-07-30 12:53:24) |
40. チャンス(1979)
『風刺コメディ』などと軽い表現では済まないような奥の深さがある。チャンシーが(おそらく生まれて初めて)街に出て外を歩くシーンに”ツァラツストラはかく語りき”が流れる。ニーチェか!哲学が苦手な私にはニーチェが唱えた数々の思想について詳しく語ることは不可能に近いが、多少は高校時代に『神は死んだ』『永劫回帰』など授業で説明を聞いた記憶はある。しかし残念ながら学んだ記憶だけで、言葉の意味は記憶に無い。従って、なぜこの「チャンス」がニーチェ的なのかは説明できない。でも、本作品を分析するキーワードなのは間違いない。多分間違いないと思う。間違いないんじゃないかな。これから『ニーチェ入門』を買いに行ってきます。では1ヵ月後にまたお逢いしましょう。《つづく》 8点(2004-06-26 12:56:25) |