21. シティ・オブ・エンジェル
ストーリーでまずみてしまう私はこう作品にはぜんぜん駄目。個人的に失敗した映画。最後まで観れたからいいんだけど、どうも好きになれません。だいたい天使のニコラス・ケイジって想像以上に違和感あるよ。あの人は人間だからこそ魅力的なのに…。感心したのは後半かな。セリフが全くないのに観れた。不思議な映画…よく分かりません。 4点(2004-03-19 22:22:51) |
22. ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々
サントラと映画は別物です。私はサントラがよくて映画を観たんですが、只々…ひでぇなって感じです。皆まで言いませんが。ポール&クリス・ワイツ兄弟が脚本に携ってるってことで観たんですが…散々な内容。それは仕方ないですよ。当たる日もあれば、はずれる日もあります。エディーマーフィーが一人で九役をこなす意図も分からない。普通に一人でいいよ。原案が悪いのか、脚本が悪いのか知らないがお粗末な物語は、見るに耐えないものがある。たぶん、笑えればそれはそれで良かったんでしょうが…笑えない。笑いのツボなんて人それぞれだから仕方ない。せめて「1」見てからにすれば、こんなに面食らわずに見れただろうに。 2点(2004-03-19 22:21:50) |
23. ミート・ザ・ペアレンツ
このくらいのお笑い映画は大好きです!ベン・スティラーが大好きになった映画ですね。あんな花婿はマジで最高です!かっこ悪すぎて!ダサすぎて素敵!むしろ、あそこまでドジな人間も珍しい。…いや、居ないな。遺灰は大爆笑でしょう!あそこで笑えなかったらこの映画はおそらく笑えないでしょう。後半はお約束な展開でしたが、それはそれで全然OK。 [映画館(字幕)] 7点(2004-03-19 22:17:23) |
24. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 ヨハネ第9章25節を見ろ。私は盲目であったが今は見える。いったい彼は何が見えたというんだろうか?ラストのオチで全てが台無し。別にやってはいけないとは言いません。主人公がビルから飛び降りてエンディングでいいのに。それではバッドエンディングであと味が悪いから?たとえそうだとしてもさ…何でもありのガキの映画に成り下がるよりはマシでしょ。いろんな意味で裏切られた映画。今回見たのは2回目で数年前に見た時よりは楽しめた。ラストを気にせずに見れたから。だから今回は7~8点つけます。ビルから飛び降りてそれまでが全て『ゲーム』だったと種明かしするところで、本当に主人公が死んでれば良かったんだという新しい結末を自分の中で思い付き、それでむしろ勝手に感動した。死んだことにすれば、都合の言いように登場人物が出てくるのも、うなずける。罪を償ってようやく死をもって寛容され、祝福が訪れる。それを映像化していたら、9点いや10点つけてもいい。ただ以前見たときよりは、全然好きになった映画ではあります。 7点(2004-03-19 22:16:27) |
25. アメリカン・サマー・ストーリー
「アメリカン・パイ」の続編。瞬間的な笑いは前作の2倍以上。本作は大学生になった主人公たちが地元へ帰省し、ひと夏のバカンスを楽しむという夏物語。邦画で言えばさしずめ「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」といったところか。今回のジェイソン・ビックスにはコメディー俳優として最高の賞を送りたい。多少の下品はあっても、これは愛嬌ですよ。バカになって恥じかいて、それでも世の中は笑ってやり過ごせるってことが言いたいんですよ。この映画を観れば、たいていの悩みは解消されます。小さい事でクヨクヨするのは愚の骨頂。欲を言えば前作くらいの起承転結が欲しかったかも…それって贅沢? 6点(2004-03-19 22:15:29) |
26. ドニー・ダーコ
世界の終りまで28日6時間42分12秒…これって結局なんだったのか?…公開当時は反転する”リーバースムービー”などと大いに持てはやされ、話題を呼んだ。主人公の前に現る銀色のウサギや届かぬ手紙を待っている老人、赤いジャージの男…謎が謎を呼ぶミステリー展開。だがフタを空けてみれば、話は至って青春もの。不可解な出来事が起きたことをどう受け止めるか?対処するか?が問題なのであって、生きていることも死んでいる事もあまり意味がないといいたいのだろうか?この話は…?理解を超えていたラストに正直、あ然となってしまった。何をもって”世界の終わり”なのか?私は死をもって”世界の終焉”だと信じている。だからこの物語には共感できなかった。興味深い映画であるとは思ったが…それ以上でもそれ以下でもなかった。ただ見ていて苦痛の映画。 3点(2004-03-19 22:13:38) |
27. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
本気で泣きたいですか?それならばこの一本をグビッといって下さい。アニメなんか観ないと侮るなかれ。もともとクレヨンしんちゃんは漫画が原作。その頃から「子供向けというより大人向け」の嗜好だった。殊に本作は明らかに大人をターゲットにした作りになっている。子供では泣くところはないかもしれない。笑うところ・巧いところはあったとしても郷愁の分かる子供なんて気味が悪い。後半は涙腺が緩みまくった。感動する場面にはセリフなど必要ない。「明日を生きる」ために「懐かしさ」を犠牲にしなければいけないんだとしたら、歳をとるということは本当に難しいことなんだと思い知らされる。時に立ち止まり来た道を振り返ることもあるだろう。だが、その心地よさに浸ってはならない。明日がある以上、人は走り続けなければならないからだ。懐かしさに浸るのはあと半世紀、早い話だ。だからこの映画にも絶対にハマってはいけない。なぜならそれこそが大人帝国の思うツボだからだ。 8点(2004-03-19 22:11:58)(良:1票) |
28. タイムマシン(2002)
1959年の初代「タイムマシン」は観てません。原作も読んでません。ただこの話が面白いかどうかくらいは分かります。想像していた結末とは違って切なくなった。そのせいで一貫性のあった主人公のキャラクターは見事に崩壊したが…。異様に出来のいい特殊メイクは強烈なインパクトを受けた。だが余計なところに執着し過ぎたせいか?その辺のアクションがマンネリ化して冗漫に感じた。失ったものに対する捉え方には一理ある。だが、たとえ千回タイムスリップで人生を修正しても運命は決して変えられない。むしろ、そこを追求してて欲しかった。基本的には好きなタイプの映画なだけに…観終わって苦い気持ちになった。 6点(2004-03-19 22:10:36) |
29. ザ・ビーチ(2000)
レオナルド・ディカプリオが狂って全て終わった…。中盤まであまりに面白くてあまりに引き込まれてついに「トレスポ」超えるんじゃないのか?などと思ったが、単なる勘違いで終了。「ギルバート・グレイブ」で魅せたひた向きな快演などではなく今度のレオは変質的な怪演そのもの。あれではリアリティーは増すが、生々し過ぎて観客としてはドン引き間違いなし。少なくとも私は引いた。内面的共感を得るのは大衆相手では難しい。チャレンジ精神は賞賛に値するがエンターテイメントとしては破綻寸前。何とかラストでキレイな収束をみせたが、見苦しいだけ。久しぶりに熱くさせた光ある野心作なだけに後半の展開が悔やまれる。巻頭のモノローグなんて近年まれに見る名演出。ここだけは何度も見たい!まさしく冷静と情熱のあいだ。 [映画館(字幕)] 6点(2004-03-19 22:08:04) |
30. 普通じゃない
前作の「トレスポ」のような感動は求めずに単純にノリを楽しめればOKなんじゃないでしょうか?前作はなんてったって折り紙つきの原作があったわけだし。コメディー?アクション?ファンタジー?まさかラブストーリー。…要するに不条理なナンセンス映画ってことね。その割には最後までとりあえず観れた感じ。夢のない大人が観ちゃうとイヤミ言われて終わっちゃいそうな、何でもありな作品だけどそれなりに面白いんじゃないでしょうか?けっこう笑えたし、開き直ってみればノリのいい映画です。 [映画館(字幕)] 5点(2004-03-19 22:07:12) |
31. レクイエム・フォー・ドリーム
《ネタバレ》 「ハルク」ほど酷くないが画面のカット繋ぎが凝っていてウザイ。独特のシュールな世界観も淡々としていてつまらない。でも、観ているうちに徐々に観ている側も病んでくるのが分かる。ダークな空気が漂い続ける中でドラッグの狂気が痛切に伝わってくるから怖い。本作には「ロードオブザリング2」と同じテーマ曲が使われているが、向こうはオーケストラ仕立てになっている分、感動の桁がひとつふたつ違う。ラストも救いなんてねぇし。あれじゃもう教訓だよ。それを狙ったんだろうけど。 3点(2004-03-19 22:04:21) |
32. ラスト サムライ
完全に役者の映画。キャラクターがみんな濃い。とにかく濃い。寝ても覚めても濃い。そして長い。テーマはひたすら「武士道」。だけど、後半はそれに縛られすぎてドラマがちょっと停滞したかも…。子役の子はめっちゃ演技うまいので印象に残ってますね。中盤、小雪とトムもいい。今までにないくらいトムが少年に見えた。終始、髭ズラなんだけど。細かい時代考証は、いちいち目くじら立てて探す必要もないでしょう。それより観るところはいっぱいあるから。もし、コレを邦画にくくるなら本年度最高傑作と呼べるでしょう。エンターテイメントの規模が違う。それにしてもトムは日本人の血をどこかで受け継いでいるな、絶対。日本人より武士が似合うもの(笑) 7点(2004-01-05 10:26:21) |
33. クリムゾン・リバー
開始45分、淡々と語られるサスペンス調の展開に退屈を覚える。その後は、眠気との戦いで、見逃しては、巻き戻し。見逃しては、巻き戻し。何とか必至でラストまで観ることができ、ようやく今まで散々、引っ張り続けてきたミステリーが説かれるシーンに到着。ここまでは、ただただ、事件関係者の証言や警官の推理・事件の真相追究を一言一句、聞き漏らすまいと睡魔に堪えて見守ってきた。その義務が、開放されるクライマックス。・・・・。一瞬、言葉が出なかった・・・・いまどき、こんな古典的なオチで一体、誰が衝撃を受けるのか?・・・途端に、睡魔が緊急避難通路を示唆してこういった。「とっとと寝たまえ」。朝起きると、ビデオテープは尻まで再生されていた。いうまでもなく私の記憶にエンドクレジットは残ってはいなかった。 2点(2003-12-31 00:22:39) |
34. VERSUS/ヴァーサス
今まで観た映画の中で、最低の部類に入るほど酷い、巻頭30分。演技は下手、セリフはおざなり、カメラワークは不可解、世界観も意味不明。いいところなしの出だしだったのに、徐々に2時間の所要時間の中で進化していたのが良かった。 5点(2003-12-30 00:33:52) |
35. CUBE2
今度のCUBEは四次元迷宮! 前作「CUBE」があまりに有名。同名類似作が数多く量産され続け、ようやく正統的な続編が5年間のブランクを経て登場。何の説明もなく唐突に始まるオープニングは本作でも依然、強烈なインパクトを維持。前作はサバイバルゲームなストーリー展開が小気味よかった。この謎を解かなければ死ぬ!みたいな。それに比べると本作は大人しい印象を受ける。CUBE自体も暗い閉塞感が一新されて、明るく眩しい空間が演出されている。ラストに明かされるCUBEの謎も次回作(3?)への暗示で終わる。全体的に飽きさせる要素はなかったが、斬新さや衝撃度は確実に薄れていた。本作の魅力といえば実在し得ない「四次元空間」という設定。平行現実がいくつも展開され、主人公はそこからの脱出に挑む。四方八方に張り巡らされたトリックは都合よく配されていて、説得力に欠ける。投げ出されたままの謎も多い。出来の良い型紙から生まれた期待作でも未完成の妥協作では感動は生まれない。心残りは前作の監督「ヴィンチェンゾ・ナタリ」が本作も継投していたらどうなっていたのだろうか?なぜ凡作「カンパニーマン」などに走ってしまったのか?…今となってはむしろ、そんな平行現実を思わずには入られない。 5点(2003-12-29 17:42:04)(良:1票) |
36. インビジブル(2000)
ケヴィン・ベーコン!!お前はそんなに○ンコさらして楽しいか!?「ワイルドシングス」でイエローカード貰っといて!またか?またソレか?遊んでんなら退場しろ!不愉快・下品・やりたい放題!最低のオッサン!確信犯だ!分かってんだぞ!友達と観たから笑えたものの一人で見てたら興ざめ。最新鋭の技術やCG使ってベーコンの○ンコなんか観たくない。第一、透明人間になっただけで不死身になる設定に誰がしたんだ?してねぇだろ!ベーコンが好き勝手に暴れたいだけだろ!?はっきり言っとくけどこれは「コメディー」。「SFホラー」なんてジャンルでくくること自体が「ホラー」だっつの! 6点(2003-12-29 15:48:25)(笑:1票) |
37. ワイルドシングス
手に負えない奴ら=ワイルド・シングス。 3点(2003-12-29 15:47:10) |
38. ソラリス
《ネタバレ》 まず主演女優!あんた花がない。無さ過ぎる!屈強な体格に男性ホルモンすら感じた。けれどこの話は面白い。終盤にかけては観客が想像して物語を補完しないと多分楽しめない。物語を先へと進めていく過程が手探りな感じでたまらない。独特の緊張感を味わえるし不思議な幻想世界に酔いしれることも出来る。完成された物語が全てではないでしょう。世の中は往々にして未完成のままが多いんだから。 7点(2003-12-26 17:26:49)(良:1票) |
39. トゥー・ウィークス・ノーティス
体操でいうところの見事な着地と言える。こういう作品を見ておくと、本当に荒々しい作品が見れなくなってしまうから恐ろしい限りである。12時間もかけて中途半端で不恰好な日本のTVドラマを苦労してみるよりも、この映画のような”仕事人の作品”を六回見たほうが数倍価値がある。 8点(2003-12-26 11:35:02)(良:1票) |
40. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
《ネタバレ》 こういう映画が私の求めていた最高のエンターテイメントなのです(笑)分からない人はどーでも良いです。この映画に関しては無条件で大プッシュします。中身があるから素晴らしい作品か?私はそうじゃないと思う。こういうのを仕事人の自己満足映画と言うのだ。私は100%DVDを買って極めてやる!この映画の隅から隅まで吸収しきってやるぞ!邦画に足りないものはココに詰まってる確信があるから!極めるに値する映画。情熱を注ぐに値する作品。中身なんてどうせねぇーよ。それでいいよ!私はそういう人間でありたいね。この映画は愛するに値する映画。少なくとも私にとっては。エンドロール全部終わったあとにコネタがあるのはあまり知られてないが、愛した人にだけ送る繊細な心遣いも憎らしいでしょ?いや~、私、マジでこの映画好きなんだな~♪後で思えば呪われた奴が強くなるなんてそんなわけがねーだろ!?可笑しいだろ?でもね…クライマックスでバルボッサが死んだ時には不思議と切なさが込み上げてきたんだよ。良かったな、お前やっと死ねるじゃん!また会おうな、キャプテンバルボッサ!!!!!!!! 8点(2003-12-26 10:33:33)(笑:1票) (良:2票) |