21. となりのトトロ
小さい頃は親の存在が大きくて、ちょっとしたことで不安になって、何もかも面白くていろんなものが綺麗に見えたのよね~っていうおばあさんの昔話を聞いてるようで泣けた。田舎の風景やディティールが素晴らしい。こういうたいした事件が起こらないけどほんわかできるアニメは好きです。 7点(2004-08-15 14:17:09) |
22. スターシップ・トゥルーパーズ
今、ハリウッドはリメイクブーム。マイケル・ムーアがリメイクしてみるのはどうでしょうか。 4点(2004-08-15 13:35:04) |
23. 呪怨2 (2003)
《ネタバレ》 えー…。もうだめだ。やっぱり全然怖くない。家族が寝てるので音量をしぼると何も聞こえない。音を大きくすると突然爆音。もう音にしか頼れないのだろうか?伽椰子は出てくるまでが期待させるのに姿を現すといきなり怖くない。俊雄も笑ってしまう。天井に髪の毛が張り巡って目の周り黒くしたクビが出てきて髪が伸びてくるところなんてもう昔の特撮の妖怪のよう。相変わらず見せすぎ!ラストも「はあそうですか…」という感じ。「呪怨」の意味は恨みや呪いの連鎖だったはずなのに呪ってるのは伽椰子と俊雄だけ。劇場版はすでにこの時点で破綻してる。OV版は霊よりも生きた人間の狂気に重点を置いていたため不気味で良かったのに。物騒な世の中、わけのわからないオバケよりも人間の方が怖いんだから3を作るのなら原点に戻ってほしいと思う。間違っても伽椰子ジュニアが単なる殺戮マシーンになってませんように。 3点(2004-08-09 00:09:08) |
24. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 今のところ宮崎駿監督作品としては最も説教臭い作品。甘ったれでやる気のない千尋が突然親と引き裂かれ、厳しい社会へ投げ出されて体育会系のノリでしごかれ成長する。監督が今どきの少女にこうあってほしいと願っているパターン。この年寄り臭い説教は大嫌いなのだが、毎度のことながら一生懸命やった子供が最後に皆に受け入れられるというジブリのオチは嫌いではない。出てくる料理がおいしそう、ハクもかっこいい、汽車にゆられるシーンは懐かしい気分になれた。このアニメの世界観は全く新しいオリジナルではなく、既存のものを完成させた形なのだが、つげ義春の漫画に出てきそうな風景をメジャーで成功させてしまう力量が素晴らしい。個人的にこの手の風景、世界観が好きなのでそこを評価。ただストーリーや構成は散漫な印象を受けた。ラスト、フィルムの使い回しだからしょうがないとは言え、成長した千尋が行きと同じようにオドオドして母親の手にしがみついてるのって変ではないか?父親の前に立って歩くとか、せめて手は離して歩かせるべきだった。むしろハクと別れるところで終わった方がすっきりしたし、それで余った時間をクライマックスに回すべきだった。(クライマックスがどこなのかいまいちはっきりしないが。)髪留めは残ったものの結局千尋は何も成長せずあれは一時の夢で終わったような印象だった。 6点(2004-08-02 00:53:40) |
25. 呪怨 (2003)
《ネタバレ》 部屋を真っ暗にして一人で鑑賞したのにあまりにも怖くなくてショック…。ビデオ版は惜しいところで怖さ台無しだったので映画に期待したが、問題じゃないくらい怖がれなかった。「怨みが連鎖する」というポイントが描ききれていないのでビデオ版を観てない人にはわかりずらいと思う。すぐ先が読めてしまい、オムニバスなのに全部パターンが同じ。そして黒猫が可愛すぎる!黒猫がいっぱい出てくるシーンではあの場に行きたい!と思ってしまった。ホラー映画で癒されてどうする。メイクやオバケが怖くないのはまだ許せるが、女子高生がキョンシーみたいでなんかもう悲しくなった。 3点(2004-08-01 23:55:47)(良:1票) |
26. CASSHERN
邦画のSFとして「リターナー」くらいのレベルであればまあよしと思っていた。最初は面白いかもと期待したが間もなく諦めに変わった。とにかくカメラワークが観ずらい。アマチュアの漫画家のように失敗してる。手のアップ、足のアップ、顔のアップばかりで背景や全体がどうなってるのかわからないバトルシーン。画面が見えなくなるほど光らせるセット。人物が絡み合っていない。前を向いて整列していたり一人一人のアップだったり。時間や場所が行ったり来たり余計な表現が多い。エピソードを詰め込みすぎ、ストーリーはもう少しシンプルに絞るべきだった。ラストは暴走し雰囲気だけで強引に泣かせる。だが全然ダメというわけではなく、映像は美しく頑張っていた。次回作に期待したい。唐沢寿明、大滝秀治、西島秀俊の演技はさすがに素晴らしかった。 3点(2004-07-04 23:08:16) |
27. トレインスポッティング
映像や音楽はクールだったが登場する若者達は非常にダサい。ダサさ加減が良かった。ドラッグで失うものがあることを描きつつヤク中息子を親が嘲笑ってるシーンや汚いトイレなど、説教臭くないところがいい。キャストもぴったり。ドラッグと友達はレントンにとって同じ存在。この国の斜陽っぷりが素敵。 7点(2004-07-04 22:32:14) |
28. 仄暗い水の底から
怖くもないし感動もできなかった。製作側が怖く作ったつもりの場面に何度も笑ってしまった。水槽に拳の跡ついちゃって…ドラゴンボールかよ!?主役である母親の描き方がそもそも下手でラストのヒロイズムも失敗。育児拒否でしょうあれは。細かいこと以前に全てがつまらなかった。 2点(2004-07-04 21:44:51) |
29. 女囚701号 さそり
B級エロ映画だった。裸がいっぱい。気の強い女がエロい感じでいたぶられ、キっという反抗的な美しい表情。それを撮りたかっただけの映画。映画的な面白さやストーリーは皆無。 1点(2004-07-04 21:35:47) |
30. 運命の女(2002)
強烈な濡れ場満載の不倫もので面白そうだったが後半急遽サスペンス。テーマの浅さ、かったるさに唖然。道徳的(人殺してるけど)でオチのないエンディング。シチュエーションは良いがストーリーはダメ。だが女たらしでセクシーで危険な男を演じるオリヴィエ・マルティネスがとにかくかっこいい! 5点(2004-07-03 18:01:13) |
31. トロイ(2004)
《ネタバレ》 気づけば目にコイン置いてる。もういいよそれと思った。(←私より前に同じこと書いてる方がいますね。)愛と名誉というテーマが空回りしている。まとめきれなくて第三者のナレーションで結んでいるけど締まってない。どの人物の感情もストーリーの都合上無理やり動かされてる印象。映像と出演者の体型作りは頑張ってる。 4点(2004-06-26 01:19:26) |
32. ハリー・ポッターと賢者の石
《ネタバレ》 テレビ放送を観て評価が変わったのでレビューを書き直します。(前回の評価は「3」。)映画館で初めて観た際はまず出だしで萎えた。ハリーをあの家に預ける必然性、育てた家の人間があそこまでハリーを憎む設定に説得力がない。そのため憎らしい演技もおかしいだけで憎たらしく感じられない。郵便物から逃れるために孤島へ行くのも突飛すぎてついていけなかった。はしょりすぎなのかもしれないがもう少し映画としてアレンジできたと思う。そこでつまづいたため寮へ向かう時に開放感やワクワク感がない。どのシーンも見せ場のようでだんだん豪華さに飽きてしまう。締りがなく時間が長く感じた。ただそれもテレビで観ると引いた目で観れてそれなりに楽しめた。もう少し上映時間を短縮してほしいがファンタジー絵本としてテレビで軽く見る分にはいい。 4点(2004-06-17 12:51:39) |
33. ロリータ(1997)
もう少し短ければよかったと思う。途中から眠かった。ドミニクは演技は上手かったが幼さや繊細さは感じられず老けて見える点がマイナス。車でゴミを撒き散らかす様は小悪魔というより汚ギャル。原作のロリータは12歳、実年齢12歳の美少女でリメイクして欲しい。 5点(2004-06-17 00:41:56)(良:1票) |
34. 女囚さそり 701号怨み節
《ネタバレ》 梶芽衣子さんが話題になってるので観てみました………って、シリーズ完結編でしたか。思いっきりラストから観てしまいました;これが噂の「女囚さそり」シリーズ?あと3つ観るのがしんどいなぁ。レビューでは前作は面白いようなのでそちらに期待。この作品は全体的に面白みを感じられず、展開も退屈なものだった。田村正和さん演じる工藤青年は警察を憎んでいるが、母の言うとおり自分で撒いた種。拷問は確かにひどいし某国を彷彿させるほどあり得ない仕打ちではあるが、そもそも学生運動に共感できない私としてはその思いは逆恨みのように感じた。ナミにしてもたくさんの人間を怨んでいるが、最初から刑事を惨殺するシーンから始まり妊婦を監禁して見殺しにし、一時期体を張ってかくまってくれた工藤のことまで怨んで最後に殺してしまうという。人間として魅力的な点も女として共感できる点も見当たらなかった。いくら好きだったからという言い訳があっても(さほど愛しているようにも見えなかったが)殺人をして警察から逃亡し転がり込んできたのはナミなわけで、彼に罰を与える展開には納得できず、思考回路が理解できない。ただ俳優陣の容姿や演技は楽しめる部分もあったので、それを観て楽しめる人には価値がある。 1点(2004-06-16 23:19:42) |