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ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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21.  霧の波止場 《ネタバレ》 
ジャン・ギャバンが霧の立ち込める港町にやって来る始まりのシーンが、これから先の顛末を予見させて良いですし、登場するキャラクターたちもそれぞれが個性的で面白いです(僅かな登場では特にネリーに言い寄ってくるチンピラと一緒にいる冷静な男が印象的)。しかし本作はやっぱりジャン・ギャバンとミシェル・モルガンの映画でしょう。ミシェル・モルガンは当時なんと18歳!とは思えぬ色香がありますし、あのピカピカのコートの美しさったらないです。ジャン・ギャバンもこれが男だとばかり実に魅力的に映っていて、だからこそラストに路上で撃たれてしまうシーンではとても悲しくなってしまいます。・・・ただ一つ欲を言えば犬の使い方で、登場シーンとラストの余韻を残す部分は良いのですが、ずっとついて来るのですから中盤でも巧く使って欲しかったですね。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-07-08 18:28:52)(良:1票)
22.  ハリケーン(1937)
ハリケーンという題名に相応しい風と水(海)の映画。バタンバタン開閉する扉、なびく髪、ひらめく布地、しなる木々、そして審判の時を告げるように鳴り響く教会の鐘…と様々な方法で強風を見事に演出している。そして前半の甘い新婚さんの前では穏やかで優しい表情の海が、後半では一転して荒れ狂い全てを洗い流そうとする凄さ。壁に亀裂を作り浸水してくるところなど怖くてとても良い。目を凝らして見たがおそらくミニチュア部分はホンの一部しかなくCGのないこの時代に水しぶきが掛かりそうなくらい迫力を出したのは本当に素晴らしいと思う。また物語は単純だが人物造型は面白く、特に医者などは後年の「駅馬車」の医者と同一人物と思えるほどで下地となっている。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-09 18:12:04)(良:1票)
23.  ドン・キホーテ(1933) 《ネタバレ》 
ドン・キホーテの物語を読むと悲しくなる。誇大妄想にしても理想や夢の敗北に思えサンチョと共に涙してしまう。本作は短時間なので簡略化され構成も変えられているが、原作ではコミカルな焚書シーンをラストに持ってくることにより正気と死が表裏一体に描かれ極めて深刻な場面へと変容し、小説よりも脆弱なドン・キホーテの姿に一層悲しみが募る。当然、狂気の沙汰のドン・キホーテもしっかり描かれており、敵と見立てた袋を剣で突くシーンや羊を襲うシーンには恐怖感を覚える。有名な風車に突っ込むシーンも圧倒的なダイナミズムで描かれドン・キホーテの敗退を決定付け、真面目に信じきる彼の元気溢れる姿と最後の茫然自失の姿、さらには嘲笑する大衆との対比が騎士の世界が夢物語であることを明確にしている。どこまでも忠実なサンチョを演じる役者さんも優しさが伝わってきて素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 17:44:53)
24.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
初めて観たチャップリンの作品が本作。声を発しなかったのでまだトーキー以前の作品かと思って観ていたら最後に突然歌い出したので驚いた驚いた。今までずっとダンマリ決め込んで満を持してここぞと言う時に肉声を発し〝あっ〟と言わせてしまうなんて憎い。しかも字幕が出なかったので何故?と思い耳をそばだててみたが英語ではく仏語や独語でもない。スペイン語のようではあるが言語不明なのだ。これは一本とられた。先に歌の概要を説明してしまい音声を取り入れつつもサイレントと同じ効力にしてしまうとは天才的なチャップリンに脱帽だ。後に知ったことだが本作で初めて肉声を披露したとのこと。これはマイムへの愛であり意地であり、トーキーへの抵抗であり受容なのだと思う。鋭い社会風刺は斬新でラストのどんな苦境でも優しいチャップリンの笑顔に心温まるが、何と言ってもチャップリンが肉声で歌いだすシーンに感銘を受けた。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-19 18:24:59)(良:2票)
25.  妻よ薔薇のやうに 《ネタバレ》 
「タクシーに乗ろう…」「歩こう…」などの何気ない会話から夫婦に生じた僅かなズレが感じられます。亀裂が生じるのは大きな出来事よりも小さい出来事の積み重ねの方がはるかに多いのかもしれません。再びいくら一緒の時を過ごしても修復することはありえない夫婦関係がシビアに描かれています。芸術性の高い立派な妻と痒いところに手が届くような愛人のお雪の対照的な女性像が男女の仲を端的に、父親と母親の対比が人間性を明確に示しています。父親は完全にダメ男ですが母性本能をくすぐられるのかこういう男に女性は意外に弱いですよね。男は男で貧乏してでも一緒にいられればそれで良いと言うお雪のような女に弱いです。世間的および倫理的に考えれば本妻のもとに残るのが道理ですが、妻と愛人だけでなく父親を愛する三人目の女、娘の君子の一歩離れた視点から見せることにより、愛人のもとへ帰るのが妥当な選択と思えてしまう結末。君子の最後の台詞〝お母さんの負け〟が悲しく胸に響きます。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-29 18:13:40)(良:1票)
26.  望郷(1937) 《ネタバレ》 
極めて面白そうなカスバの町並みが、装置として期待を超えていかないのは不満ですが、これはそれぞれの町を体現している女優の映画です。まるでカスバのように影が差し汗臭さすら感じさせるイネスに対し、宝石どころか服までピッカピカでパリを彷彿させる華やかなギャビー。あれほど眩しかったら目がくらむのも当然で、登場時点でイネスには100パー勝ち目が無いと分かり可哀相になってしまいますが、ギャバンの喜び様を見るとパリへの甘美な誘惑はいかんともしがたいものです。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-08 18:44:53)
27.  西部戦線異状なし(1930) 《ネタバレ》 
例えば、学校で教師が若者たちを扇動するシーンにおいて、または訓練で泥に伏せるシーンにおいて見せる顔のクローズアップの連続は極端に説明的過ぎると思いますし、戦場の主な表情となる塹壕のシーンにおいても舞台の特異性を発揮しておらず今一つ上手く機能していないように見えます。 ただ、それでもやはりラストの蝶に手を伸ばす場面をはじめとして、ブーツの所有者が転々としていく様、酒場での鏡を使いポスターの女性の話をする場面、川で女性たちと出会う場面、あるいは終盤に再会した二人の頭上を爆撃機が旋回する場面などは忘れ難い印象的なシーンとなっています。
[DVD(字幕)] 7点(2011-05-10 18:26:31)
28.  三十九夜
逃走劇を基本としつつもサービス精神旺盛で、様々な場所で様々な工夫を凝らした出来事を起こし、時にギャグを挿みながら90分足らずという時間でまとめ上げ、抜群のテンポで見せてしまうヒッチコックの手腕はさすがで、ここにはヒッチのやりたかったことがほぼ詰まっていると言っても過言ではありません。 唯一、欠点を挙げるとすれば主人公のロバート・ドーナットがやや魅力に乏しいことで、口ヒゲも手伝って軽薄な男に見えてしまいます。
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-28 18:27:57)
29.  光に叛く者 《ネタバレ》 
ここで印象深いのは葉巻の煙に他ならず、ウォルター・ヒューストンが葉巻を吸い始めると圧倒的なオーラが煙のようにモクモクと立ち込めます。青年の弁護士をやり込めるシーンにおいても高みの机に腰掛けてプカプカ吹かし始めると威圧感全開で、もはやどちらが優位かは言わずもがなです。ヒューストンに反抗の色を示し騒ぐ囚人の群れの中、単騎で突っ込んで行くシーンにおいても葉巻パワーで囚人たちを黙らせているようにすら見えます。剃刀で殺人を犯した囚人にヒゲを剃ってもらっている時も葉巻を吹かしていたからこそ防御壁が張られ首をスッパリされなかったと思えるほどの最強のアイテムです。しかし、その無敵の葉巻パワーが唯一通用しなかったのが娘の涙であり、ここから愛の映画へと突然変貌を遂げるところが感動的でもあります。  …ところで、ティム・バートンの「エド・ウッド」でその存在を初めて知ったフランケンシュタイン役者のボリス・カーロフが出演しているのですが、強烈なイメージがあり、密告者を殺害するシーンも良く出来ています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-23 18:22:37)
30.  ボー・ジェスト(1939) 《ネタバレ》 
死体が生きているように並ぶ不気味な無人砦から始まるサスペンス的面白さ、少年時代から見せる兄弟たちの微笑ましい姿、軍隊における軍曹の悪役っぷりの見事さ、そして兄弟が力を合わせて困難を乗り越え感動のラストへと…。こういう兄弟愛ものを感傷的になり過ぎずサラっと爽快に2時間足らずで描いてしまうところが凄いです。 ゲイリー・クーパーの長男と末弟のシーンが多く、現実と同じように?次男坊は損な役回りかと思っていましたら、終盤に次男坊の見せ場がしっかり用意されていて、敵の注意を引きつけるためラッパを吹き、撃たれ、砂漠で砂埃を巻き上げながらコロコロ転がってゆく様は最も印象深いシーンになっており、末弟が一生懸命それを追っかけて走ってゆく姿も感動的です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-04 18:10:45)(良:1票)
31.  民衆の敵(1931) 《ネタバレ》 
最初にテロップで映画の見方のような事を説明しているところや(ヘイズ・コードなどの問題があったのかもしれませんが)、少年時代の処理の仕方はどうかと思いますが、記憶に焼きつくシーンが随所に見られます。これまた規定のためか殺しの場面がほとんど映らないのですが、ギャグニーが昔の裏切り者を殺すシーンや土砂降りのなか待ち伏せし襲撃するシーンの狂気っぷりは凄いです。銃を撃つギャグニーの姿も血が出たり苦しそうに倒れる相手の姿もまったく出てこないのですが、そんな必要ないくらい完璧で暴力性も宿っています。それに規定への対策か?ただ一発だけ殴るというシーンが何ヶ所かあるのですが(女を殴る以外ギャグニーは殴られる方なのですが)これらの場面がかなり野蛮で映せない分の穴埋めのような働きをしています。それからあのラストシーンなどは斬新で何でもありの現在見てもかなり衝撃的だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-16 18:18:53)
32.  犯罪王リコ 《ネタバレ》 
主人公リコを演じるエドワード・G・ロビンソンの存在感がとても良いです。小さな体で少し浮いてしまうぐらい強烈で粘着質な演技を見せるのですが、これが中盤あたりからはまってくるのです。特にリコと親友のジョーとの二度の決別シーンが印象深いものになっています。最初はジョーが部屋からいなくなっている場面で、部屋に戻ってきたリコにズームしていった後、開け放たれたドアが映り再びリコの表情へ。この時のリコの姿が抜群で、基本的に滑稽に見える彼は同時に悲しみもまとっており、親友が離れて行ってしまう悲哀を存分に感じさせます。そして二度目は殺しにくる場面で、情がでてしまい瞳が涙で滲むリコをアップでとらえ少し画面がボヤけ遠のいていく。その時のリコの顔は冷酷なギャングの親分のものではなく、親友に約束を破られてしまった少年のように純粋な表情なのです。二人の関係がもう少し丁寧に描かれていれば、このシーンはさらに印象的なものとなり私の瞳も涙で滲み画面はいっそうボヤけて見えたでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 18:11:38)
33.  嘆きの天使(1930) 《ネタバレ》 
幸せいっぱいの結婚式で楽しそうに鶏の真似をするラートと、落ちぶれて道化師として鶏の真似をしなければならない屈辱を味わうラートの対比が秀逸。教授だったラートが短くなった煙草を吸い、売るなと言っていたローラのハガキを自ら売り、かつての教え子や同僚の前で空っぽの頭と揶揄されながらおでこで卵を割られる。まるで鉄槌を下されているような残酷で見るに忍びないシーンの連続は前半とは別印象のものだからこそ余計に痛切な心持になります。あらゆる美点も過ぎたるは何とやらで無自覚だと尚悪し。ロマンチックにして現実的な結末に恋は盲目ではすまされない恐さを覚えます。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-04 18:12:33)(良:2票)
34.  フランケンシュタイン(1931) 《ネタバレ》 
研究所の禍々しさは現在においてもホラー映画のお手本のようですし(怪物に生命を与えるシーンが特に凄い)、あるいは怪物を追い詰めて行くタイマツの群れは圧倒的で、そこから風車小屋炎上へと繋がる流れも見事としか言い様がありません。・・・しかし、肝心の怪物自体は魅力に乏しい感じがします。暴れているシーンはただの腕っ節の強いヤツにしか見えませんし、不幸にも誕生してしまったという哀愁も物足りません。何も感傷に浸らせてくれと言っているわけではありませんが、湖のほとりで女の子と遊ぶシーンをもっとじっくり見せてほしかったです。  それと腕がダラリと垂れ下がっていたりするのに生きていたりする人物の生死の不明瞭さも気になるところです。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-05 18:39:49)
35.  化石の森(1936) 《ネタバレ》 
一言で言ってしまえば、これは饒舌すぎます。立て籠もりというシチュエーションにもかかわらず、人質たちは余裕しゃくしゃくでほぼ痴話喧嘩のような会話をするので緊張感が希薄になっていますし、いつもギャングを演じれば文句無しに悪党に見えるボガートのその寡黙さが、ここでは善に見えてしまいます。さも得意げに詩をそらんじ田舎の純な娘を口説くレスリー・ハワードよりも、早く逃亡すべき所をおそらくやっては来ない情婦を黙々と待ち続けるボガートの方が好感が持て、いくら前屈みの姿勢で腕を振らずに獣じみた歩き方をしてみても、もはやそれすら純朴な男の動きにしか見えず、悪党として機能していないのです。  またラストの銃撃戦も監督はこのシーンに興味が無かったのか、いいかげんです。例えば裏口でボギーの子分が射殺されるのですが、それまで裏口は一度も?登場しておらず全く別の場所での出来事のような印象を受けるのです。
[DVD(字幕)] 6点(2009-06-08 18:35:00)
36.  間諜最後の日 《ネタバレ》 
ボタンで犯人割り出しや山での望遠鏡と犬の様子、ぐるぐる回るコインなどの緊張感や心情を表す場面は巧みで、個性溢れる登場人物たちとユーモアの利き具合は良かったのですが、結果オーライみたいなラストはどうなんでしょう?好みが分かれそうですが、私は汽車の事故で解決してしまう幕引きはあまりにも都合が良過ぎると思ってしまいます。殺人を犯さねばならぬアシェンデンと良心からそれを阻止しようとするエルサ。任務か?それとも良心か?はたまた愛か?二人のその葛藤を事故で終わらせ、幸せそうな姿が映るだけでは少々拍子抜けなのです。やはりスパイ業と愛の間で揺れるアシェンデンの男っぷりな決意を見たかったです。それと無関係な人の好さそうな老夫婦が被害に遭うのも後味が良くありません。ヒッチの中では死が重い印象です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2007-02-28 18:10:46)
37.  バルカン超特急(1938)
前半はやや退屈ながら本題突入後は惹き付けられるものがあります。観客も存在を疑いたくなる展開や鉄道内の部外者同士の人間模様の何気無い細かな描写などが上手く、角砂糖でクリケット談義などは他人事には思えず苦笑してしまいます。我関せずのイギリス人の特性というのは日本人のそれと良く似ていて心理も分り易いです。全編通して牧歌的でコミカルなムードなのでサスペンスとしての緊張感には欠けますがヒロインの格闘シーンなど笑えます。噛むところなんか最高です。・・・ただ、実はこれ極最近になって観まして、現代の目まぐるしいサスペンス映画に毒されてしまった私には少々物足りなかったです。もちろんそれらの多くが本作の影響を受けているのでしょうけどね。シベ超のように直接的でなくても。
[DVD(字幕)] 6点(2006-12-27 18:21:43)
38.  黄金時代 《ネタバレ》 
これはチョット凄いですね。確かにストーリーらしき筋はあるのですが、あまりにアバンギャルドで大胆な象徴や隠喩の連続なのでこっちは戸惑いの連続です。強烈な愛欲により社会秩序や宗教をシニカルに批判したブラックユーモアなのでしょうか?乱暴狼藉を働いたり、子ども撃ったり、牛やキリンが部屋にいたり、ここで終わりなの?というエンディングだったりと何事も唐突に起こるので、というより普通の部分を探す方が難しいぐらいなのでさっぱり訳が分りません。おそらく作り手が意図して理解不能の状態にしているのでしょうけど、このハイセンスさと上映時間の短さがないと私などはとても付いて行けません。しかしそれにしてもこの時代にこんな映画撮っていたなんて驚きです。
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-27 18:16:09)
39.  コングの復讐 《ネタバレ》 
何故か息子サイズになった敵を常に仕留め損ねるコングの息子はなかなか愛嬌がある。が、前作と比べると話は続編でもパイロット版のような出来で、まさにコング同様に大人と子供で雲泥の差がある。デナムが主役、秘宝、原住民の扱い(涙もん)、最後に何故か島の一番高い所にいるというご都合主義、もうプロットからしていい加減にも程がありホントに同じスタッフで作ったのか甚だ疑問に思う。だが製作年を見ると納得で前作のヒットに嬉々として大慌てで作り、よほど時間が足りなかったのだろう。ついでに内容と全く合致していない邦題もかなり適当である。・・・だけど、一つ新発見。息子が居るということは必然的に母親が居るということで、キングコングにはアンにうつつを抜かした罰が下ったということだったのか!?
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-09 18:10:40)
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