21. 凶気の桜
映像は工夫していたが、革新的でもないし効果的でもない。むしろ構図としての画はいまいちだった。バイオレンスシーンなど、もっと工夫できた。ストーリーもいまいちというほかない。凡作。 [DVD(邦画)] 5点(2012-11-27 11:26:00) |
22. パコと魔法の絵本
物足りない。映像は毎回素晴らしい。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-15 22:53:13) |
23. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
ギムリ、レゴラス、アラゴルンの映画。エントのほほえましいキャラクターもさることながら、攻城戦の迫力は素晴らしい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-15 01:19:47) |
24. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
一度通常版を観てからだと、さらに面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-15 01:18:29) |
25. ディパーテッド
よく出来た話だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-01 10:14:53) |
26. ランド・オブ・ザ・デッド
ゾンビが川を渡り、銃を使い、組織的になるという進化がみられる。ゾンビの国が登場して外交を繰り広げる時代も近い。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-31 01:03:05) |
27. アバウト・シュミット
ロードムービーかと思いきやそこまでではなく、毒づきもそこまでではなく、ランドールの一家のめちゃくちゃさもそこまでではなく、全て中途半端になっている印象があって、ジャックニコルソンでなければきつかった。キャシー・ベイツが動けないニコルソンに食事をさせてあげるのは完全にキャリーのパロディ。面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-28 11:51:29) |
28. ぜんぶ、フィデルのせい
皮肉と同情と、怒りそして静穏。利発とまではいかないかもしれないが、素直なアンナの感情は、親から友人から社会主義まで全てを問い直していく。時代背景はのっぴきならないご時勢で、そんなときだからこそアンナの率直さが効いてくる。あの時代にアンナほど素直に問う人物がなぜ現れなかったのか。それは恐らく現代も同じなのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-02 23:56:11) |
29. サンキュー・スモーキング
この短さですばらしいテンポを実現している。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-30 11:36:38) |
30. 毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~
作品としては冗長で、惹きつけられるファクターに乏しい。鍵やらフリークスやら子どもやら親やら、思わせぶりなものはたくさん出てくるが、それらが絡んでこないため、ほぼニコール・キッドマンの独壇場になっている。二コール自体はこういう役をやらせると非常に上手いだけに、逆に予定調和的な印象さえ与えてしまう。波乱を、もっと波乱を。 [DVD(字幕)] 5点(2012-08-01 02:01:28) |
31. ウォーターボーイズ
これは笑いのセンスは別にしても玄人にしか撮れない映画。水中の映像やシンクロのカット、テンポといい、こだわる所にとことんこだわってる。コメディのツボもしっかりおさえ、いかにも青春スポ根映画になることを避けている。そういう意味では完璧だと思う。この映画をあと30分長くして「説得力」や「ディティール」を付け加えるべきだろうか? そんなことは馬鹿げている。 [DVD(邦画)] 8点(2012-07-08 02:28:18)(良:1票) |
32. オーケストラ!
コメディであっても説得力が必要 [DVD(字幕)] 5点(2012-06-10 21:05:26) |
33. フロスト×ニクソン
《ネタバレ》 ニクソンが「過ちを認めた」という点のカタルシスがこの映画の80%くらいを占めるが、いまひとつコルソンに関係する証言が分かりにくい。事実に忠実に再現しているのだろうが、エンタメとしてそれまでは素晴らしかったのに、途中から追求というよりは、ニクソンのセンチメンタルな部分が強調されてしまった。うーん。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-13 21:02:01) |
34. X-メン
気楽に楽しめるが、内容は駄作。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-13 02:17:42) |
35. ゴーストワールド
《ネタバレ》 最後はやはり死んだと解釈するのが妥当ではないだろうか…。不変なものを求める心情と、変わって行く周囲。非常に切ない。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-09 00:03:39) |
36. 息もできない
革新的な内容ではないが、非常によくまとまっていると思う。良質なドラマとしておすすめできる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 22:11:42) |
37. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
映画としての出来が最低。山本太郎や裕木が演じた光の雨のほうが余程良い出来である。テレビの再現VTRのような安っぽさ、永田のあまりに分かりやすすぎる演出。実際の出来事に忠実に描くという点では光の雨を上回っているが、映画としての魅力は皆無である。また、それだけにあまりにも説明的描写が多すぎる場面、少なすぎる場面があり、予備知識がなければ何がどうなっているかも分からない。ただ、資料としては当時の映像なども交えてかなりまとまっているのでそういう価値はある。資料なら8点くらいつける。 [DVD(邦画)] 3点(2012-04-01 21:34:32) |
38. あんにょん由美香
この映画を観ても林由美香のことは全く分からない。しかしだからこそこの映画の魅力がある。ある人物の全体像がわからないということを分からせるためにこのドキュメンタリーは存在する。女優林由美香や本作、そして2011年公開の監督失格(監督の平野はこの映画にも出演している)と、彼女を題材にした作品が何本も出ていることから、その人気ぶり、人をひきつける魅力が有るということは分かる。そして誰も彼もがその喪失を痛んでおり、それでいてセンチメンタルな気分にもなっていない。林へのやさしい気持ちがよくわかるが、彼女が一体何であって、何でなかったのか、それはわからない。その外堀を一つずつ埋めていくことしか、残された者たちにはできないのである。 [DVD(邦画)] 7点(2012-03-08 23:43:38) |
39. EUREKA ユリイカ
セピア色の映像しか見ることのできない私たちもまた、有効な言葉を持つことができない兄妹と同じ立場におかれている。よくいわれるように暴力を容認するような映画では決してなく、むしろその対極だろう。暴力が生み出す悲惨さを抱えて、そこから立ち直る映画である。それを肯定も否定もする必要はなく、それらは無意味でさえある。この映画を物語る者は居ない。ただ経験がそこにあるだけである。 彼らが何かを発見したのか、それとも私たちが彼らを発見したのか。私は後者だと信ずる。 [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 00:04:32) |
40. おくりびと
納棺シーンでの一つ一つの動作、チェロ演奏シーンでの動き、こういったものから目を離せなくなったとしたら、それはそこに映画的なるものを観ているからに違いない。まさしくそれが映画なのだ。よく観ると映画技法のお手本っていうくらい様々なテクニックが駆使されていて、かなり完成度の高い作品に仕上がっている。チェロの旋律、生死観など、うまい具合に一貫性が保たれ、脚本が非常に上手い。全てが有機的に絡まりあっている。その分「突き抜けた」感じがないので、そこに不満を持つ人も多いだろう。少なくとも邦画の持っている枠組みを突き破るような映画ではないことは確かで、枠内でうまくうまく撮りきった良質の邦画という位置づけが正確だと思う。個人的に広末涼子はかなり美しくてよかったように思うのだが、あまり評判はよくない様子……。まぁそれは私の見る眼がないだけだろうが、山崎努の名演には誰もが同意するだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-30 22:17:52) |