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すべからさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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21.  エンディングノート 《ネタバレ》 
明るく、段取り好きな砂田さんのキャラクターが素敵で、とても微笑ましく見られた。それを受け継いで、父親が死ぬ寸前まで段取りの確認をする長男も、なんだかとても良い感じ。周りの家族も皆、暖かく、孫も純粋で、この映画には悪意の欠片も見当たらない。まるで、正しい死に方講座を見せられてるかのように、キッチリと亡くなります。 衰弱していく姿は、流石に辛かったけど、最後の最後までユーモアを忘れない砂田さんは、本当にカッコ良かったっす!  残された遺族が困らないようにしっかり自分の死の段取りをするのも素晴らしいけど、それを通じて死ぬ間際まで自分の家族 とコミュニケーションをしっかりと、とり続けたっていう所が、何より良い死に方だな、と思った。 良い死に方は、本人だけじゃ成立しないね。 
[映画館(邦画)] 9点(2012-07-03 00:21:16)
22.  カンフー・パンダ2
超面白かった!1とやってることはあんまり変わらないが、ひたすらに、ド派手でダイナミックな楽しいCGアクションが堪能できる。90分足らずだが、全編スペクタクル!タイガー超クール!抱かれたい!!
[DVD(吹替)] 9点(2012-05-09 23:01:16)
23.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
穏やかで美しいカメラ割に、暖かいバンドサウンドの音楽がひたすら心地よい。 この点だけでも、観る価値あり。これが映画の画であり、音である。 と、言いたくなるほど。 物語を豊かにしていたのはイチイチ面白すぎる会話。こんなに楽しく、笑える映画だとは思っていなかった。脚本があるにしてもないにしても、どうやったらこんなにも自然で こんなにも面白い子供の会話が撮れるんだ? 奇跡なの? 天才なの?   子供たちの想いは一つではなく、みんなそれぞれ思い思いに自分の希望があって、考え方もバラバラ。兄弟だって、当然違う。でも、それで良い。それが良いのだ。  「一つになろう日本!」とか言ってる場合ではない。 本当にささやかで小さな物語だが、ほんの少しだけ成長する子供の姿に大きく心を打たれてしまった。泣かせの演出なんてこれっぽっちもないのにね。 まえだまえだをはじめとする子役たち全員ブラボー。 その他のキャストもみんな映画の中にしっかりと生きていた。 くるりの曲もがっちりハマっていて素晴らしかった。  是枝さんは、本当に信頼できる監督だ。
[映画館(邦画)] 9点(2011-06-25 02:04:09)(良:3票)
24.  グリーン・ホーネット 《ネタバレ》 
2Dで鑑賞。 戦う動機→かっこいいから!っていう、勢いとノリがバカで分かりやすくていい! 車からミサイル発射したりするのが爽快! ブリットがワガママで嫉妬深くて、人間としてかなりダメダメなのが愛着を覚える。 悪役も非道なのにバカでチャーミング。アクションがド派手で重火器全開でドカンバカンしてて楽しい。ヒーロー資質は皆無で、スポンサー適正しかないブリット君が出しゃばりまくるせいで、上手くいかなくなる感じが凄く可笑しい。 監督もPVでこなれてるとは言え、音楽の使い方も抜群に上手く、気持ち良くテンションをあげてくれる。映像的にも、序盤のアクションシーンでPVっぽい演出があったのも悪くなかったし、そういう事をしつつも、必要以上に映像をいじくり回したりしてはいないから見づらいってこともないし、アクション映画も全然いけるってことを知らしめたのではなかろうか。 とにかく最高に楽しい2時間弱だった!
[映画館(字幕)] 9点(2011-01-30 10:51:32)(良:3票)
25.  エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 
先に言っておくが、この映画全く中身がない! そして、ポスターにデカデカと名前の乗っていた中の三人には戦闘シーンは用意されていない!そんな事が気になる人は、見なくて良し!感動とかしたい人は見なくて良し!  ひたすらスタローンさん達が敵をボッコボコにし、蜂の巣にし、爆発させまくって、ブっ殺しまくるだけの映画。特攻野郎Aチームみたいにあっと驚く作戦を考えたりしない。とりあえず、現地行って、殺して、爆発させる。至ってシンプルな奴らである。 それだけなのになんでこんな面白いんだろ。ハゲばっかなのになんでこんな面白いんだろ。 アクションってこうでなくちゃ!って思うのよ。最近のハリウッドは妙にお行儀が良くなっちゃって、アクションなのに汗も血もない爽やかなものが多い中、これだけ容赦なくやってくれたという気持よさ。一杯血が出ます! ヒロインも別に美人でなくても良くね?というのもスタローンらしい。 僕らが子供の頃に見て、熱狂したアクション映画がここに!シリーズ化も目論んでるらしいが、大いに歓迎。 終わってみると、スタローン達が何のために戦ってたのかもよくわからんけど、この映画には、ストーリーすらいい加減で、ダラダラストーリー語ってる暇があったら暴力シーン入れなきゃ!っていうある種の清々しさが最大の魅力でもあるので、このままの路線でも全然良ろし。 この映画に「中身がない」などと言って批判しようものなら、「その通りだ、何が悪い。グハハハハハ」とエクスペンダブルズに一笑されるだろう。  日本側の話だが、エンディング・テーマの差し替えはホント止めた方がいいと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2010-10-17 03:58:12)(良:1票)
26.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 
撮影手法等についてはわからないが、文学的で美しい作品だと感じた。 純和風、日本の風景をこれでもかと映し出し、その風景に日本の美しい女優が入り込む。 これこそ、外国人が絶賛しそうな映画でもある。 オムニバス的であり、命のバトンである物語の見せ方もまあ良いと思う。 正直、繋がりは薄いし、もう二人くらい削って深味のあるストーリーにした方がいいんでないの?とも思うが、この映画では映画のストーリーより、皆の命は自分らのオカンのストーリーがあってこそなんだよって投げかける事が重視されているのだと思う。  観ながら自分の母や、祖母の若い頃の物語を想像させられた。 幾千ものストーリーの一つの結果、経過として自分がここにいるのである。 そう考えるとなかなか感慨深いなーと思うのだった。  本作では、貧困等の経済的側面にはふれず、女性たちの心の問題にのみスポットをあてて、最終的には、生命の賛歌となっていることから、反少子化ムービーとも言えるかもしれない。とりあえず、オカン、結婚前の女性、妊婦等の女性を勇気づける一本になっているんじゃなかろうか。 俺だって子ども産みたくなったもん。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-21 14:51:20)
27.  告白(2010) 《ネタバレ》 
全く笑えない状況なのに、優雅なBGM、美麗な映像が異様。正直、この演出はグロい。 気持ち悪い。今までに「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」とゴテゴテとしたポップカラーで演出力の高いインパクトのある映画を撮ってきた中島哲也監督、本作では演出センスはそのままに、しかし、楽しげな演出を180度ひっくり返して、完璧なまでの不快感を存分に与えてくれる。 この気持ちよいくらいの不快感(矛盾)は、パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」等の復讐三部作に近いものがある。 個人的には、この映画で描かれているリアリティだとか、社会性だとかはこの際どうでもいい。人間ひとりひとりは、割といそうな感じではあるが、(悠子先生除く)展開は容赦なく、ありえなく豪快。 悲劇性、不快感は高いけれども、やはりこれは、ひねくれた一流エンターテイメント作品のように僕には見えた。余りにもぶち切れた展開と、異様な演出は、この世のものとは思えず魔界の住人を描いたもののように見えてしまって、僕には特に考えさせられたとか、心を動かされたなんて部分は正直全くなかった。 しかし、それでも傑作だと言いたいだけの力がこの映画にはあった。 こんな褒め方をしたくなった映画は初めてかも。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-12 00:24:41)(良:2票)
28.  FRANK -フランク-(2014) 《ネタバレ》 
いやー、刺さった!! 明らかに才能なさそうな主人公が、マスクをかぶった男FRANK率いるサイケなバンドに魅了され、メンバーの一員になっていく。 このバンドが絶妙。私もバンドやっていて、しかもサイケ寄りなポップスをやってたもので、こういう感じのバンドって結構見てきているんですよ。奇を衒っているだけで、結局大した事やってないバンドがほとんどで、でも中にはハッとさせられるようなバンドもいる。 そういう「何か」を感じさせるバンドなのだ。狙ってもなかなか作れないと思う塩梅で、見ていて非常にエキサイティングだった。 もっともっと演奏を見たいと思えた。 本作は、こういうバンドがいて、FRANKみたいな天才(奇才)肌のフロントマンがいた時の「周りのメンバー」をしっかり描いているのが素晴らしい。FRANKみたいなのをしっかり支えるには、感性が近い人間や、どんなオーダーもについていけるような人間で、固めることが必要だ。並以下の人間や、天才の力が発揮される方向を理解していないやつがいると、邪魔にしかならないのだ。 台無しにしちゃってる人って、それに気づいてないことが多いからたちが悪い。この映画の主人公は、FRANKではなく、台無しにしちゃう人だ。個人的には、もうちょっと盛り上がりどころは、欲しかった。 フェス前に膨らんだ期待を、すかされちゃったものだから消化不良というか…。ラストの演奏も良いには良いんだけど、もっとメチャクチャやっちゃうライブが観たかったんだよな。 コメディ要素も強く、楽しく観ることができるが、かなり苦味が効いている。 夢見る平凡者は必見!
[映画館(字幕)] 8点(2015-05-21 01:32:53)
29.  ニンフォマニアック Vol.1 《ネタバレ》 
ラース・フォン・トリアー作品とは思えないぐらい笑える。 行き倒れの女性(ジョー)と、介抱した一人暮らしのオジサン(セリグマン)との会話という形でストーリーが進んでいく。まず、色にまみれた半生を語るジョーに引くこともなく、性的好奇心を出すこともなく、変なノリで話に食いついて逆にジョーを引かせてしまうオッサンが面白い。ジョーの男漁りゲームの話に対し、「その気持ちわかるよ!俺も釣りすきだしね!!釣りにはコツがあるんだけど、それと一緒だな!!」と。どんな食いつき方だ…。 変に食いついたかとおもいきや、「自分をそんなに責めるんじゃない」みたいに真っ当なことも言い出すから、困る。 続いて、不倫による家庭崩壊の話になるんだが、もはやドタバタコメディになっちゃって、かなり笑える。こんなふざけた話だったのか!と思いきや、父との死別の話は陰鬱で時間もたっぷり使っている。 そのままシリアス路線になるのかとおもいきや、次の章では、三股をピアノの旋律に例えるバカバカしさ。 そして、ジョーに起こった突然の異変!ジョーの運命はいかに!?ってところで、vol.1は幕を閉じ、vol.2の予告を流しながらエンドロール。 vol.2は、ますますエスカレートしていく性描写が期待できる。
[映画館(字幕)] 8点(2015-05-21 01:29:54)
30.  レッド・ファミリー 《ネタバレ》 
家族を偽装した北朝鮮の工作員と、韓国のダメ家族がお隣さんになってしまうお話。 工作員一家は、脱北した反乱分子を日常的に殺害して暮らしている。「脱北するだけならまだしも、国を貶めるような活動をするなんて!」と。お国のため・家族のためと正当化しつつ任務をこなしていくのである。そんななかで、まるで悪しき資本主義の典型例として蔑んでいた隣の最低な韓国人一家を徐々に羨ましく感じていってしまうのである。 隣の韓国人一家は、物を大事にしない。夫婦仲も悪い。年上を敬わない。「それを言っちゃあ、おしめえよ」な暴言が飛び交い、家族も崩壊寸前。工作員一家の深刻な状況と対比して、酷く滑稽でいちいち笑ってしまう。 子供同士が恋に落ちてしまうあたりベタなんだけど、それをキッカケに、それぞれ別の立場の家族が接近し、仲良くなっていったりする。 2つの家族が激論するシーンがあるんだが、ここで描かれたものこそが、監督の願いなのかもしれない。偏見を持たない若者同士が正面から問題に向き合い、互いを尊重して話しあえば解決できない問題などないのだ。あまっちょろい理想論かもしれないが、シリアスなテーマを笑いを交えながらもスリリングに描き切った上質の社会派人情悲喜劇として十分に楽しめたし、感動した。
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 01:22:28)(良:1票)
31.  悪魔は誰だ 《ネタバレ》 
すべてが繋がる音声解析のシーンでは感嘆の声を上げそうになった。お見事。しっかり丁寧に練り上げられている上質ミステリーであり、人間ドラマでもある。テイストは「容疑者Xの献身」あたりに近いのかも。容疑者Xもそうだった気がするが、真相が分かってからのダラダラ感が勿体ない。全体的に、もう少しハイテンポでグイグイすすめてくれれば、相当な傑作になったと思う。三人とも悪魔に取り憑かれてしまったとも言えるだろうし、これがただの人間で、悪魔なんかいなかったんだとも言える。何とも、複雑な気持ちになる結末だ。
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 01:16:18)
32.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 
面白い!! この一言でいいんじゃなかろうか。小さい頃からこういう映画体験をしていると、映画を好きになるよね。とにかく展開が早い。序盤数分は設定がよく分からず、誰が誰だか何が何だか分からないままずんずん話が進んじゃうので、ノレないところもあった。だが、仲間が揃ってくる刑務所のシーンあたりからドンドン面白くなってくる。キャラクターが立っていて、少年漫画ノリ。70's中心の選曲も良い。デヴィッド・ボウイ、ランナウェイズ、10cc、マーヴィン・ゲイとか、極めつけにはアイウォンチューバック。これには、ノリノリな気分にされて、じーんときて、最後に笑わされた。 きっと、次回作では宇宙中がケヴィン・ベーコン兄貴のファンになっているんだろうな! 
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 01:10:12)(良:1票)
33.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 《ネタバレ》 
特に深く考えずに林業の世界に飛び込む若者の話。軽快な笑いと、林業の魅力が存分に描かれた良作。伊藤英明演ずる熱く、昔気質で豪快な林業の男-ヨキが非常に魅力的。一本気の男に見えて、女関係にだらしないクズな部分も描かれるので人間味が出ていて、良い。 染谷将太演じる死んだ眼をした無気力の若者-勇気が、その熱い男に目をつけられ、ひいひい言ったり、時には逃げ出しながらも、林業の魅力に惹きつけられていくのだ。 出てくる子供が、本能のままにバカなのも良い。同じフレーズとをひたすら繰り返したり、変なところに登ったり、大人に変なあだ名を付けてなついたり。 映画やドラマにおいて我慢を強いられている健気な子供とか、やたら大人びた子供は見飽きてたので、バカな子供を見てるとホッとする。 題材としては地味であるが、きちっと緊張や興奮、スペクタクルがある。初めて木を切り倒す瞬間の緊張感はすさまじい。 そういえば、チェーンソーって武器じゃなかったんだ。そんな当たり前のことを気づかせてくれる。 クライマックスのポコ×ンジェットコースターに大笑いした。いやー、田舎の祭りはこうじゃなくっちゃ。
[映画館(邦画)] 8点(2015-03-28 21:05:53)
34.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 
インドネシアであった大量虐殺の加害者に、当時のことを再現しながら演じてもらうというドキュメンタリー。今まであまり大っぴらにされていなかった歴史的事実にこういった形で切り込むというのはそれだけでも意義があり、興味深い。 撮影を続けるうちに、最初のうちは純粋にノリノリだった加害者アンワル・コンゴ達に、変化が起こっていく。暴動のシーンや、悪夢のシーンで、加害者がふと放心したような顔をしたりするところを捉えているので、その度にハっとさせられる。 終盤の拷問シーンに至っては、いままで自分には罪の意識なんかないと豪語していた男が恐怖に怯え、 身体に異常をきたす。そして彼は涙ながらに・・・って、どうもできすぎに感じてしまう。 カメラを回していないところで、演技指導もしくは何らかの誘導があったのではなかろうか。 そこで唐突に終ってしまうので、「大量殺人者である彼らも人間である」という結論ありきの作品だったようにも見えてしまった。 遊び半分で残酷なシーンを演じる前半の彼らには嘘くささはなく、心底ゾっとさせられた。エンドロールに並ぶ、Anonymous(匿名)の多さには脅かされた。
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-27 23:21:45)
35.  青いソラ白い雲 《ネタバレ》 
東京とかにいて大した被害を被ったわけでもないのに「震災以降すべて変わってしまった…」と物憂げに言う人や「こんな時だから助けあわなきゃ」と必要以上にシリアスになりがちな人達への違和感ってあるよね。 そんな不穏ムードに暮れていた日本を笑い飛ばすような、気持ちの良いコメディ。 皮肉のバランスが絶妙で嫌味がほとんどない。こういう感覚で震災と向き合っている映画は他に見たことがない。素晴らしい。
[映画館(吹替)] 8点(2014-07-20 18:10:22)(良:1票)
36.  折れた矢(2012) 《ネタバレ》 
どんなに筋が通っていなくとも、お上に都合の悪いものは封殺されてしまう社会。そんな中、超賢い被疑者がアル中弁護士を従え司法に挑む。重いだけでなくユーモアもあり、最後まで惹きつけられる非常に質の高い作品。しどろもどろになっていく判事が可哀想になってしまうほどだったが、最後は・・・。 スカッとはしないが「まだ終っていない」という余韻を残すラストは秀逸。 「こんな国で子供が育てられるか!」と腐った政府にNOをつきつけている挑戦的な作品である。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-11 11:37:47)
37.  トランス(2013) 《ネタバレ》 
おもしろかった! 話こねくりまわしすぎで混乱させられたけど、最後にまとめてわかりやすく解説してくれる安心設計。割と無茶な話だが、一歩先の展開は読めず、ハラハラドキドキが持続。回収すべき伏線は気持ちよく回収。音楽も良い。冒頭のシーンの高揚感はかなりのモノ。 もう1回観たい。 しかし、サイモン(マカヴォイ)はどうやってあんな要職につけたんだ?借金まみれのロクデナシなんでしょ? ヴァンサン・カッセルは案外小物で、巻き込まれ損な感じが良い哀愁。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:36:21)(笑:1票)
38.  ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》 
序盤のマコノヒーは、クソ野郎。 カウボーイ気取りで常にくわえタバコ。ゲイを差別する。女好き。賭けに負けると逃亡して警察に泣きつく。エイズはゲイがなるものという偏見を彼も持っていたが、彼はゲイではなかったのにエイズになってしまう。 同じ境遇で苦しむ患者の多くはゲイ。ゲイ嫌いの彼は、孤立してしまう…かに見えたが、彼は強かった。 自ら道をバリバリと切り拓き、最初は会話すらも拒絶していた1人のゲイとも、利害の一致をきっかけとして信頼関係を作り上げていく。副作用の危険な医薬品は認可されているのに、他国では安全性も効果も実証されているビタミン剤も使えないのは、どうも利権が絡んでいるらしい…。 そんな不条理に違法行為で対抗するマコノヒー。違法行為とは言え、彼は誰も傷つけない。 しっかりきっちり勉強もするマコノヒーかっこいい! 最初は悪党にしか見えなかったのに。生き残るために、自分のために戦っていただけなのに。結果として、彼は多くの人を救うことになるのだ。 難病が絡むので辛いところもあるが、とても気持ちの良い物語である。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:25:29)(良:2票)
39.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
見惚れて聞き惚れてるだけでもあっという間に終わっちゃう うっとりムービー。やはりミュージカルをやらせたら、ディズニーは天下一品! ただ、コメディ要素が強めなので、シリアスな場面が軽くなっちゃうところが残念といえば残念。とは言え抜群の演出力で、城が完成するシーンはうおぉーっと目を奪われた。 お姉さんが最強な上、悪人でない時点であまり酷いことにはならないというのが予想できてしまう分、絶望感をもっと煽って欲しかった。小悪党なんかじゃなくて、もっと明らかな『脅威』があれば違ったんだけど。 ストーリーは地味だが、結末のつけかたは今までのディズニー作品の常識とは、一味違った。また一段高みに上がったようだ。 できるだけ音響の良い映画館で是非。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:22:31)
40.  プロジェクト X 《ネタバレ》 
パーティがエスカレートする様がリアルに描かれている。最後の方はアクション映画のクライマックスみたいになっちゃって笑うしかない。失ったものはあまりにも大きいが、得たものも大きいのではないか。大物になれればいいね。 
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-16 19:16:00)
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