21. 恋におちたシェイクスピア
《ネタバレ》 ロミオとジュリエット、十二夜とも読んだことがあったので、とてもおもしろかった。 シェイクスピアとヴァイオラの奔放な恋を十分に楽しめました。 一緒に見た妻は、当時の風俗や人物関係が分からなくてとまどった様子。 作者自身とその作品ができるまでの(こんなことがもしかしたらあったかもねという)物語。 シェイクスピアの作品や、彼の簡単な生涯を知っているほうが楽しめる。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-29 00:50:51) |
22. シャイン
《ネタバレ》 いい映画だとは思うが、実在の人物の伝記ものだけに、淡々と進む。 父親の行動に病的なものを感じる。父子の関係が和解しないまま父親が亡くなるあたりが実話っぽい。 王立院での倒れたときの演奏会と、数十年振りの最後の演奏会のシーンが良かった。 感動というよりは、なるほどこんな大変な半生だったんだなと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 19:12:19) |
23. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 評判が良いと聞いていただけに、期待して観始めましたが、期待以上の出来でした。 アンディの気持ちが彼らを裏切ることなく、でも大人になっていくところはきちんと描いている辺りがさすがだと思います。 いい映画を観た後はいい気持ちになれて幸せです。 [DVD(字幕)] 9点(2011-03-06 20:31:07) |
24. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 吃音のヨーク公を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしかった。 冒頭の万博の閉会式のスピーチで、国民が顔をそむけていくシーンなど映像はすぐ切り替わるけど実際にはあのままスピーチを続けなければいけないわけで、そういう立場を考えるとものすごく胸が痛くなる。 責任の重い逃げ出せない立場って想像するだけでクラクラする。 吃音を治したいと思うヨーク公と、彼を支える妻のエリザベスの愛情。 国王になりたいわけじゃなかったヨーク公の苦悩。 彼の吃音を治療するライオネルとの関係性、特に2人の距離感が縮まっていく様子などとてもよく描けていた。 ライオネルを前にしたジョージ6世に即位後のスピーチはそれまでが丁寧に描かれていただけに感動的だった。 ただ、国民とヨーク公の関係(国民がヨーク公をどう思っているか)や、不安に揺れる国民の様子をもっと描いた方が作品に奥行が出てもっともっと最後のスピーチに感情移入できたのかなぁとは思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-05 23:12:34)(良:1票) |
25. ホリデイ
《ネタバレ》 ジュード・ロウは渡辺謙にほんと似てるなぁ。 ストーリーは全体的にはハッピーエンドなので○。 特にケイト&ブラックの方は○(音楽はイギリスでも活動できそうだし)。 ジュード&キャメロンの方はずーっとイギリス・アメリカ間の今後の遠距離を気にしてるくせに答えを最後まで出さないところが×。 ケイトが恋人を振り切るところももっと過剰なエピソードにしても良かった。 脚本家のアーサーの話がいい味出してただけに、そういったところまで脚本に気を使てったらもっと良くなったのにというところが残念。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-22 21:57:20) |
26. ヒア アフター
《ネタバレ》 ロンドン・パリ・サンフランシスコにいる三人を結ぶ「死」という共通点。 最初は別々に進んでいた物語が、徐々に近づいて絡まっていく。 十万人以上の被害を出した2004年のスマトラ沖地震や、2005年ロンドンでの地下鉄爆破事故など、実際にあった出来事もうまく脚本に取り入れていて興味深かった。 クリント・イーストウッドますます健在。 [映画館(字幕)] 8点(2011-02-19 17:17:50) |
27. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 これって邦題が悪いですね。。。 「最高の人生の見つけ方」だと、『最高の人生』って言葉にひっかかっちゃて、「何?やっぱり最高の人生は金持ちか金持と一緒じゃないと達成できないわけ?」って文句の一つも言いたくなっちゃう。 これが原題の「The Bucket List=棺桶リスト」だと、余命を宣告された男たちが、生きてるうちにやりたいことをリストにして旅に出るってことで、どう自分の人生の終わりと真正面から向き合うかっていう人間ドラマの意味合いの方が強くなる。 世界的な大金持ちかどうかは、演出をおもしろくするための付属物に過ぎなくて、環境の違う二人の老人がお互いの足りないものを補いながら、相手の刺激を受けながら自分の人生を見つめ直すって映画だと思う。 「世界一の美女」とか最後のオチとか、シナリオも凝っていて通好みの映画だと思います。 邦題は悪いですが、作品自体はいいので9点です。 [DVD(字幕)] 9点(2011-02-13 02:07:20)(良:2票) |
28. Disney'sクリスマス・キャロル
《ネタバレ》 話の筋は原作にかなり忠実だったと思います。 ただし、オールCGでやる必要があったのかでいうとちょっと疑問。 CGで描く人物がちょっと怖いです。 正直1970版の実写のクリスマスキャロルの方が感動しました。 今回も実写で、亡霊や精霊のシーンだけCG使った方がよかったのでは。 あとは、後日談でスクルージの性格がガラッと変わるところが見せ場なので、 ここはもっとしゃくが長かったほうが良かったかも。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-13 01:37:46) |
29. トロン:レガシー
《ネタバレ》 映像は奇麗なんだろうけど、青とオレンジのLED光の中、淡々とストーリーが進むのでとってもとっても眠くなってしまいました。 宣伝ほどには飛び出さない3D。想像を超えないストーリー。 昔のトロンもテレビでやっていたときにチラ見した程度で覚えていないので、感慨深さも無く、宣伝を見て自分の中で期待していたほどの迫力を感じませんでした。 [映画館(字幕)] 5点(2010-12-31 17:08:24) |
30. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 いやー面白かった。 普通に考えると残虐なんだけど、そんなに残虐に感じないのが不思議。 ナチス側の演技が個性味あふれていて非常に良かった。 特に第三帝国ナンバー2のゲッベルス宣伝相役のシルヴェスター・グロート、"ユダヤ・ハンター"ことハンス・ランダ大佐役のクリストフ・ヴァルツの演技が光っていた。 面白い割に自分の周りであまり観た人がいなかったのは、日本版のCMでちょっとふざけてる風味が強かったからかなぁ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-19 23:42:10) |
31. 映画 レイトン教授と永遠の歌姫
《ネタバレ》 (改行表示) _[_]_ ・レ・ レイトンたちのキャラクターが可愛い。背景も奇麗で楽しめました。 ストーリーに関しては、シナリオに無理がいろいろあるような。 ジェニスinミリーナが素直に話していれば、こんな大事にならなかったような気もするし、誘拐した少女もジェニスandミリーナがどうにかしなよと思っちゃう。 デスコールにしてもアンブロジアを復活させるという目的からしたら、謎説きオペラをお膳立てする理由には弱い気がします。 でも謎解きは意外と楽しめました。 [DVD(邦画)] 4点(2010-11-08 01:59:38) |
32. アバター(2009)
《ネタバレ》 映像が綺麗。ストーリーも分かりやすくて、ジェームズ・キャメロンらしい。 企業が後押しして戦争。他種族との接触よりもまず会社の利益を、というストーリーにシガニー・ウィーバーを起用するあたりが、エイリアンみたいで、ニヤリとしていました。 ナヴィの独特のキャラクターも、見慣れてくると美しく見えるから不思議。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-31 23:58:24) |
33. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 出だしが特にいい。カールのエリーへの愛が伝わってきて。 ただ悪役マンツの扱いが難しいですね。 自分の生涯をかけて巨大鳥の捕獲を誓った冒険家としては、マンツが鳥を捕まえようとすること自体には"悪"を感じれないんですよ。 鳥の捕獲を邪魔する人間は排除する的な部分は無理やりマンツを悪役とするためのシナリオ上の都合のような気がして。 どうせだったら、冒頭の映画で、記録映画を撮っているシーンを入れて、フィルムが回っていないところで、記者から貴重な鳥を殺すのには反対の声が上がっているが?と聞かれて、そんなの関係ない。自分の名誉のために必ず撃ち殺してやる。みたいなエゴイスト的発言があれば、彼を単なる悪人として見れたのになぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-31 02:25:16) |
34. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
《ネタバレ》 バンデラスとデップがほぼ絡まない点がもったいない。 バランス的におバカっぷりがもっと出ていてもよかったかな、と。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-24 00:20:58) |
35. パブリック・エネミーズ
俳優さんは良いです。 ジョニー・デップもクリスチャン・ベールも格好良いし、抑えめの演技もグッドです。 ただしストーリーは、事実ベースの物語だとしても、盛り上がりに欠けるのが残念です。 演出についても、画面は暗めで、セリフも少なめ、曲も暗めで単純で観ていて頭がガクッと何度か下がりそうになっちゃいました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-23 00:08:46) |
36. インセプション
《ネタバレ》 おもしろかった! 夢の中の夢の中のそのまた夢の中。 夢から覚めた世界は、はたして現実か、それともまだ夢の中か。 SFとかにはよくある設定だけど、夢の中の世界は1階層上の世界より時間の経過が早いというのが新鮮で秀逸だった。(1階層ずつ約20倍の時間の経過) 1階層ずつ仲間が残ってその階層を守っていくところとか、少年ものの漫画チックな展開で燃える。 仲間のキャラクターも個性的で、2階層目のホテルを守るアーサーがいい味出してたなぁ。 無重力のアクションも最高におもしろかったし、裏切りそうな顔をしてたからいつ裏切るんだろうとドキドキしながら見れて飽きなかった。(結局裏切らなかったけど) 最高に楽しめました。 [映画館(字幕)] 9点(2010-07-25 02:06:26)(良:1票) |
37. 借りぐらしのアリエッティ
《ネタバレ》 悪くはない。悪くはないんだが、すごく良くも無い。 パンフレットを買うとき、「一人暮らしのアリエッティください。」と思わず言ってしまいました。 「借りぐらし」って語呂が悪いし、勝手に「借り」てっちゃうところも「借り」っぽくないところがあります。 パンフレットからすると、宮崎さんは、大量消費の時代じゃなくて、醤油の貸し借りみたいなそういう世界を表現したかったんかな? 醤油にしたって、もらうけどお互い貸し借りするし、「貸して」って一言声かけるしね。 何か小人があの家に返しているか、大家である人間が了承してるみたいな流れがあればよかったんだけど。 ストーリーも起伏がなくて、もっと何かあるんじゃないかと、いろいろ深読みしてみましたが、そんなに深いメッセージは見つかりませんでした。 4世代前の主人公のひい爺さんの頃からのすれ違いですぜ。 最後主人公が「また何年かしたら戻っておいで」って言うセリフぐらいあってもよかったのに。 世界観、主題歌、絵、役者の声の演技はいい。 ここまで書いといてなんだが、傑作ではないけど、駄作というほどでもない。 [映画館(邦画)] 6点(2010-07-19 22:19:15) |
38. 博士の愛した数式
《ネタバレ》 原作既読です。義姉の話が原作にないほどくどくて、露骨でした。 毎朝、服を着て、80分しか記憶が持たないことをメモで知り、新聞で今日の年月日を知って、鏡で自分の顔が年を取っていることを知って、衝撃を受け、椅子に座り込んで気持ちを整理して気持ちを落ち着けた頃に家政婦が来るというような事を繰り返しているというような、シーンがもっと描けていれば説得力が増したような気がします。 原作を読んで数字が二人の間を浮かんで螺旋を描いて立ち上っていく崇高で奇麗なイメージが(勝手ながら)頭の中に出来あがってしまっていたので、小さい黒板を使って講義するだけの映像にも(勝手ながら)拍子抜けでした。 映画ならではの伝え方にもうひと工夫があれば良かったのにと思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2010-05-30 11:16:17) |
39. ラビリンス/魔王の迷宮
《ネタバレ》 「ダァンス、ダァンス。ダァンス・マァージック♪」「ジャンプ、ジャンプ。ジャンプ・マァージック♪」子供の時観たデビッド・ボウイの魔王ジャレスが格好良くて印象に残ってました。 ジョニー・デップの「アリス・イン・ワンダーランド」を観てたら「ラビリンス」を思い出して無性に観たくなってきてしまいました。 久しぶりにDVDで鑑賞しましたが、ストーリーもシンプルで分かりやすくて楽しめました。CGやら3D映画の時代だけど、ストーリーに入り込めば人形でもCGでも変わりないですね。むしろ味があっていいかもと思えました。(火のオオカミのやつらのシーンの合成はイケテナイですが・・・。) 監督のジム・ヘンソンのインタビューで、魔王役の候補にマイケル・ジャクソンっていう話があったっていうのも驚きでした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-30 01:47:06)(良:1票) |
40. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 ショーン・ペンもダコタ・ファニングもミシェル・ファイファーも演技が素晴らしかった。 ただ、ストーリーは単純にこれでハッピーエンドで良かったのかどうか。 検事だったり、福祉事務局のおばさんの言ってることも分かる気がして。 単純に親権が得られれば良かったね、といえる問題でもないので、最後もう少し結論を深掘りして見せてくれた方が観てる側も安心できるかなという気はした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 00:50:40) |