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あっかっかさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 女性
自己紹介 観た映画は皆レビューするのを目標にこつこつ投稿してます。レビューするほど覚えてないものも沢山あるけど。海外暮らしなので近年観てるものは字幕なし、又は英語+英語字幕が主な鑑賞環境です。ケーブルでまたWOWOW配信してくれないかなあ。

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21.  あの子を探して 《ネタバレ》 
英語映画と現地語映画以外の上映はめったにしない国に住んでますが、中国の中々面白い映画をやっていると聞き観に行きました(英語の字幕ついてました)。いや、良かったですね。まず13の少女に代替教員をやらせること自体驚きですが、それにしたって「写しなさい!(ぶすっ)」ですからね、お前は金さえもらいりゃいいのか、って。もうぶん殴ってやりたくなるような、無愛想で不熱心なヒロインのキャラに釘付になります(笑)。その上、彼女がホエクーを探しにいく動機が「1人も欠けないことを条件にもらえる報奨金」であり、そのために生徒を働かせて旅費を稼いだりと、「おいおいこりゃあなんだ?恵まれない山村でも、ティーンエイジャーは身勝手で生意気なんだぜって映画か?」などと思ってしまいます。でもそれだけにリアリティがあるんですよね。そしてその後、ヒロインの心境は子供らしい不安に転じていくのですが、これが全く無理がありません。子供の撮り方がすごく上手い。行き当たりばったりの行動力で都会に出たものの、ホエクーは見つからない。引き返すことも出来ない。どこにいるの。何でもいいから出てきてよ。そういう泣きそうな気持ちがすごく伝わってくるんです。見つかればいい。目的がホエクーを見つけることそのものになっている。だからTV放映(まあ、TV放映される経緯はいささかご都合主義ですが)での涙には説得力があります。そしてその放映を観たホエクーの表情がまたいい。小さな子が出稼ぎをするというのも深刻ですが、誰かが自分を気にかけてくれている、それを驚いているのがいじらしかったです。この子は愛嬌があって中々かわいいんですが、こういうヒロインと対照的なキャラの見せ方も上手いなあ、と思いました。そして色とりどりのチョークでヒロインの少女と子供たちが好きな字を黒板に書くラスト。少女が初めて見せる笑顔、“先生”らしい表情。あのぶん殴りたくなった少女は(最初の動機が何であれ)、ああやって生徒を探す旅に出て、こうして成長したんだな、と素直に感心できました。しかし急進の中国も田舎じゃまだこんなんなんだな~ってのは驚きでした。そういう事情を見せたことでも、いい映画だと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2009-04-23 13:07:57)(良:1票)
22.  アポロ13
(私にとっての)1つの難を除き、素直に感動できる作品だった。無論実話だから感動できる、ということになるけど、手間とお金をうんとかけて、よく練ってかつ良心的に再現した、という感じ。昔のニュース映像も本物とか。航空機を使って作ったという、無重力状態なんかの技術面も凄い。また、結末が解ってるのに、これだけの緊迫感を作れるのは相当の演出力だと思う。ドラマチックにしたところもあるわけだが、過剰すぎず、かつ効果的な脚色で好感が持てる。宇宙飛行士のみを英雄にせず、地上スタッフの活躍を強調してみせる公平性も高く評価できる。ホーナーの音楽は実に感動的だ。難は…敢えて言わせてもらおう、トム・ハンクスである。私は別にアンチ・ハンクスではないのだが、良くも悪くもこの人は役者としてのキャラで見せるというか、役作りをしない(ように見える)。そういう俳優はたくさんいるけど、この人は顕著と思う。実話ものでは、ここがどうしても気になってしまうのだ。本作のラヴェル船長(実在キャラ)は、先に観ていたプライベート・ライアンのミラー大尉(フィクションキャラ)とかぶりっぱなしだった。この作品で初めてトム・ハンクスを見たのだったら、気にならなかったんだろうが…。この人には実在の人物をやって欲しくない。トム・ハンクスで-1。すみません。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-23 13:04:44)(良:1票)
23.  美女と野獣(1991) 《ネタバレ》 
評判の高い作品だが、私は好きでない。古典に題材をとっているが、その古典の“料理の仕方”がおかしなことになっている。ベルの2人の姉を排除したのは評価できる。私は昔話にありがちな、主人公のきょうだいを悪者にした設定は好きでないから。しかし、姉をはずすと悪者がいなくなる。勧善懲悪は必須要素であるディズニー、そこで創生したキャラがガストンである。ベルに思いを寄せる自信過剰男という設定だ。まあここまでは許容範囲で、ガストンとビーストが最後に一戦交えるであろうことも想像はつく。しかしである。ガストンはビーストの城を襲撃する時になんと「村人たち」を伴う。そして魔法で様々な姿になっている城のスタッフたちが、これに応戦するのだ。さすがにガストン以外の村人は死にはしないが、不様に追い払われるところを見せ、完全に間抜け系悪役扱いだ。戦闘シーンを派手にしたいがために村人を悪者にするとは何事だろうか。そもそも、村人がビーストを退治しに行くのは、父親が妄想を言ってると馬鹿にされたので、ビーストが実在することを証明せんと、ベルが魔法の鏡で見せたため、という気が抜けるほどのアホさである。これが「本好きの賢い娘」のやることなのか?全然説得力がない。ベルが「父親思い」ということを示したのだ、というのが言い訳なんだろうが、ここまでビーストに対する配慮がなくては、その後のI love you→魔法が解ける→ハッピーエンドは、ほとんどギャグである。こんなアホな展開を見せてまで「村人がビーストを襲撃」を入れたかったのだろうか。魔法が解けてビーストがハンサムな王子に戻ったことは気にならないが、こうして村人を絡めたことで、ストーリーは台無しになったと私は思ってる。本当なら、せっかく姉を省いたのだから、ガストンなどというキャラも作らず、勧善懲悪の要素はなしにして、ベルやビーストの変化にもっと注力した方が、よっぽど質の高いものが出来たと思う。ディズニーは派手な改変はお得意でも、そういう地味な努力はしないんだな。主題歌に1点、ダンスシーンのCGに1点。
[DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2009-04-20 13:25:02)
24.  ノッティングヒルの恋人
こちらに来て最初に劇場で観た映画がエネミー・オブ・アメリカで、字幕無しでどの位聞き取れるか、とドキドキと挑戦してみたが、ほとんど聞き取れずに撃沈。落ち込んでたところ、日本人の友人に本作を観に行こうと誘われた。ラブストーリーならもう少し聞き取れるかなあ、また解んなくて落ち込んじゃったらやだなあ・・・と複雑な気持ちで映画館に足を運んだものだ。ラブ・コメにはあまり興味が無い私だが、全身耳にして鑑賞したのが懐かしい。今のところ映画館で観た唯一のラブ・コメである。それほど聞き取れたわけでもないが、まあエネミー~よりははるかによく解った。言葉のコメディがあまり解らなかったのは痛いが・・・基幹ストーリーは逆シンデレラもの(?)と言ったところで、リアリティはゼロ。大体「しがない古本屋のオヤジ」って設定なのに、充分カッコいいヒュー・グラントって時点でなめてるでしょう。主役2人のファン以外が楽しめる映画なのか、疑問だった。まあ各サイトのレビュー見てるとコメディがいいと評判のようだが。コメディがよく解んなかったせいか、なんかいかにも安易な映画だな~ってのが当時の感想。全身耳にして最後まで観てたけど(笑)。コステロよく聴いた世代なんで+1。
[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2009-04-16 13:10:34)
25.  ホット・ショット
トップ・ガンより平均点が低いことが腑に落ちないんですが(笑)。まあ元々コメディは笑いのツボによるから笑えない人は全然笑えないだろうし、特にパロディは元ネタ知ってないと苦しいこともあるし、仕方ないんでしょうかね。私はこのくだらなさ、好きですね~。元ネタがもっと沢山わかったら、もっと点が高くなるかも。細部に笑いを仕込んでいて芸が細かいのもいいし、チャーリーの真面目腐った顔が最高!元ネタのトムより断然かっこいいですw。特にトップ・ガンとナイン・ハーフ(やっぱ氷より目玉焼きよね~)の最大の功績は本作を生んだことにあると私は思ってます。パロらせてくれてありがとう!
[地上波(吹替)] 7点(2009-04-04 13:17:50)
26.  セレナ
あらら、レビューめちゃめちゃ少ない、随分マイナーだったのね。同じジェニロペ主演のアナコンダなんかより、ずっといい映画なんだけど。日本では知られてない歌手だし、仕方ないのかな(って私も知らなかったけど)。とにかくライブシーンがよく出来ていた。実際に多くの人を動員したライブの再現を心がけたらしく、手をかけていて迫力があった。音楽映画としてはかなりのレベル。ただ全般には少し食い足りないところがあって、家族愛を描きたかったのはわかるんだけど、皆さんご指摘のように、ミュージシャンの伝記なのだから、もっとサクセス・ストーリーを丁寧に描くべきじゃないだろうかと思う。いつの間にか大人数を動員できるようになっていて、ちょっと唐突に感じた。バス移動中の家族描写なんか悪くないんだけどね。ジェニロペは熱演しており、中々良かったと思う。最後にセレナ本人の記録映像が出てきて、ちょっと映画の締めとしてはイマイチなんだけど、泣かされた。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-04-03 13:10:12)
27.  ラスト・アクション・ヒーロー
面白い発想で楽しかったです。夢があるし。評価ちょっと低めみたいだけど。。。映画の世界でスタローン演ずるターミネーター2のオブジェの前を通り過ぎながら、ジャック・スレーターが「いい俳優だ」って言うシーンや、シュワちゃん“本人”のお惚けぶりなどがお気に入りです。
[地上波(吹替)] 7点(2009-04-02 13:09:49)
28.  マウス・オブ・マッドネス
サム・ニールが主演してるというので観た。こういう映画とは思ってなかったが・・・なんかコアなファンがつきそうな作品ですな。あとから調べるとラヴクラフトの世界のオマージュだそうで。ラヴクラフトとかクトゥルー神話ってよく知らないんだけど、Bなモンスターとドグラ・マグラなサイコホラーの組合せってことでいいのかな?夢、妄想、虚構、現実の錯綜する世界、みたいのは嫌いではないのだけれど、最後はもっと親切な種明かし的なものがないと、個人的にはどうもピンとこない。光る中央線の道を行くとあの街にどうしても戻ってしまうとか、バスで目覚めたら周りが青いとか、1人分の閉塞した狭い部屋とか、結構引き込まれる世界観だが、結局オチ(どこからどこまでが現実か)がよく解んなくって消化不良。私の頭が悪いんだろうか?まあ、お目当てのサムがよかったので点はこの位。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-04-02 13:07:29)
29.  SADA 戯作・阿部定の生涯
公開の頃にどこかの映画紹介で「敢えて性的な観点に重きをおかず…」みたいなことが書かれてて、阿部定でそれをして何が描きたいのかよく解らん、と思った覚えがありました。入ってるケーブルでWOWOWの配信があった頃、つけたら丁度冒頭だったので鑑賞したのですが、放送コードが日本より厳しいこの国でもあまり映像が途絶えなかった(編集されてるわけでは無いので、問題場面で映像が切れる。問題ない場面になると映像が戻るので、どの位放送コードに引っかかる場面が続いたのかは判る)ことからしても「敢えて性描写を控え目にしている」のがよく解りました。問題なのは抑えたのが「直接的な性描写」のみならず、性の対象であった吉蔵(役名は龍蔵)は実はどうでもよかったかに見えること。関係した幾多の男性とさして違いは無いというか、吉蔵への思いより岡田への追慕がやたらクローズアップされ、「思春期のトラウマとそれと同時に芽生えた初恋」みたいのが、阿部定のベースになっていたんだよ、という映画になっちゃってます。うーん、やっぱそりゃ無理があるでしょう。どんなに多彩な男性遍歴があろうとも、あんな事件を起こしたのは吉蔵が特別だった証拠でしょうから、吉蔵とのやっちゃ寝三昧の生活中もあのパンが象徴的に登場し、岡田との想い出の方が本当は大事、みたいな描写をされたら、その後の事件の説得性もなんもあったもんじゃありません。監督には、女性は基本が純情みたいな幻想があるんじゃないかなあ・・・。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-04-01 13:18:10)(良:1票)
30.  マスク(1994)
漫画的で楽しいですね~。アメリカンだけどね。この頃のCGの逆に本物っぽくないところがこの作品にはすごくマッチしてました。恋愛面はちょっとしたミスリードになってますが(悪者一味の情婦よりは、自分の投稿を評価してくれる女記者とくっついた方が自然だから)、ストーリーは、ほとんど思ったとおりに進行する超人ヒーロー系勧善懲悪型。最後“自信をつけてマスクを捨てる”のも読めちゃいますが、その「お約束」の中で、少々はじけすぎとも思えるコメディで楽しませてくれます。かわいい犬も活躍するし。ただ銀行からお金盗ってお咎め無しはちょっと調子良すぎかな。ジム・キャリーがブレイクした映画と思いますが、実は結構男前なのに、平気で崩した顔芸を見せてくれる役者根性は嬉しいです。ただ、彼の役者としてのそういう魅力はCGを使ってないライアー・ライアーとかの方がもっと見れますね。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-28 11:11:28)
31.  クリフハンガー
かつて某森田一義氏の○キャブラ天国というダジャレの投稿番組があり、採用したダジャレを映像化した寸劇?が中々面白く、よく観ていました。その中で確かこういうのがありました。崖から崖に張られたロープから宙吊り状態のバンドにしがみつく女性。ロープから手を差し伸べる救助隊員の男性。「頑張れ!もう少しだ」手を必死で伸ばす女性。手には白い容器。「ああ、もうだめよ」「諦めるな!頑張れ!」が、白い容器が男性の手に届く直前に女性の手を離れる。「あっ・・・」谷間に落ちていく容器。容器のふたが開く。“クリフハンガー”というテロップが出てその上から文字がなぞるように変わっていき、悲鳴調のアナウンスがかぶる。「栗ごはんが~」落ちていくくりごはん。…あまりのバカバカしさに腹がよじれるくらい笑いました。スタジオの評価も良かったんじゃないかな。 あっ!ごめんなさい、映画の話じゃなかったですね。つまり映画は、そちらの短編(?)の方がよっぽど強烈に記憶に残ってる、という程度の内容だったということで…。雪山ロケを頑張ってること位が誉めどころでしょうか。
[地上波(吹替)] 4点(2009-03-26 13:15:38)
32.  僕らはみんな生きている
コミック版をリアルタイムで読んでいて(スピリッツ読者でした。同誌では盛んに映画の宣伝もしてましたが)、後から本作をTV放映で鑑賞したのですが、かなりがっかりしました。コミックは作画の山本直樹氏の脚色が多分に入っていたようですが、そちらの方が、要らんエロはあるものの、アジアの赴任地で現地女性をおもちゃにする日本人駐在員の描写やら、ODAの皮肉ももっと強く出てたと思います。結末もこの映画版は危機から脱出して「でも僕たち日本人だもんね~」ってな感じのライト過ぎる終わり方。コミックでは助けたはずの中井戸が、“反乱軍が政府になってそちらに取り入れば会社の一発逆転が狙える”と再度狂気じみた社畜ぶりでゲリラの陣地に戻っていき、果たして反乱軍は勝利し、数年後の高橋と中井戸の皮肉な後日談が描かれます。その後日談の中では、勝利したものの現状は何も変わってない、セーナの煩悶もさらりと描かれており、重くなりすぎない程度にちょっと考えさせられる結末でした。山本氏が原作者というわけではないので、同じというわけにはいかないでしょうが、もう少し結末にも、シニカルさを出して欲しかったですね。これでは、調子の良すぎる日本人に、少し嫌悪感さえ感じます。
[地上波(邦画)] 4点(2009-03-25 13:09:04)
33.  ガタカ
冷たい社会の中で、自身のレーゾンデートルを希求する青年を描いた秀作。あのような「優生思想」「選民社会」は、学者の精子などが既に実際に売買されている現実を見れば、有り得ないと笑い飛ばせるものではないのではないか。「不適格者」である主人公ヴィンセントの、他人に成りすまし、身体的欠陥を訓練で補ってまで夢を手に入れようとするひたむきさには心打たれた。ユージーンの行動で結末はハッピーエンドとは言えないが、ヴィンセント側の未来に余韻を残している。金属的なガダカ社や夕焼け、夜間の水泳シーンなどの映像美は素晴らしい。気の毒なのはあれだけの好演をしながらも、ジュード・ロウに食われたとされる主演のイーサン・フォーク。イーサンが悪いのではなく、元々ストーリー中でのユージーンのキャラ立ちが大きかったところに、あんな濃くってあんなイケメンなジュードを持ってきての結果だと思う。私もジュードの存在感は大きかったと思うけれど、イーサンの好演をもっと評価したい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-03-24 13:23:53)
34.  ペリカン文書
誤解されそうな言い方かもしれないが、黒人と白人の正統派美男美女を持ってくると、なんかこう絵になるというか、スタイリッシュになりますな。ストーリーは、法学部の女子学生が、最高裁判事暗殺にまつわる推理をしたら的中していた、というだけで狙われるようになるって話で、やっぱり無理がある。本当に証拠でも掴んでるならともかく、当たってても推理は推理だもん。9・11の陰謀説なんか山と出版されてるもんね。アメリカってむしろそういう国だから。「ねえねえ、これっていい線いってないかなあ」とTV出演でも出来ちゃいそうだ。それをあんな躍起になって抹殺しようってのは、かなり苦しい。でもまあ、それなりに“追われるハラハラ感”を見せ、後半は美しいロバーツをかっこいいワシントンに守らせて、このあたりは常道でも楽しめるつくり。ホーナーの音楽は流石に雰囲気を盛り上げるのが上手いし。別れの場面は、え~抱擁だけ?キス位しないの?と思ったけど。ラストのロバーツの極上の笑顔は観客へのサービスだろう。政治的陰謀は棚に上げておいて(笑)、追い詰められる緊張感やらスタイリッシュさやらを楽しむ映画として観たらいいんでないかと。
[映画館(字幕)] 6点(2009-03-21 16:12:20)
35.  キャスパー
子供と「カワイイ系」を愛する女性向け、そう思えばよく出来た映画。キャスパーは昇天させた方がいいと思うが、最後の最後は感動系にせずにライトなのりにしたってとこだろうか。個人的には「カワイイ系」を愛する女性ではない(というかキャスパーが可愛く思えない)のと、メリー・ポピンズの時代のものから実写・アニメの合成ってあまり肌に合わないので、もう1つ。本作でも、透けてみえるCGは当時は斬新な技術だったと思うけど、その技術に感心するよりも、ああ、俳優さんたちは何にもいないところに向って演技してるんだなあ、結構大変だなあ、とかそういうことばかり考えちゃって・・・。ただクリスティーナの方はかわいいし、やっぱり演技も上手。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 5点(2009-03-21 16:07:51)
36.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都 《ネタバレ》 
砂嵐が顔の形になる宣伝が滅茶苦茶怖く、ブレンダン・フレイザーという役者のことをよく知らず、題名がThe Mummy(外国暮らしで当時邦題は知らず)だから、てっきりホラー映画と思って観たので、あらあらな展開に半ば肩透かし。期待してた砂嵐のシーンも、映画の中では全然怖くないんだもん。でもアドベンチャー映画も好きなので、まあまあ面白かった。一応ホラーな部分はあって、人を犠牲にして精気を吸いながらミイラから人間に戻っていくという、ヘルレイザーなんかにもある設定がある。と、この映画、「包帯ぐるぐるのミイラ男」って今では普遍になってるキャラを創生した1930年代の映画のリメイクっていうじゃないか!禁断の恋により殺され、相手の女性への思念を抱きつつ幾千年の眠りから蘇る、というイムホテップの設定はそのままだそうだ。うーん、古式ゆかしきモノクロ・ホラーなんだろうなあ、観てみたいぞ。まあそっちを観てもいないのに言うものなんだが、そういう映画からこういうホラー色の薄い派手なアドベンチャー映画(しかもコメディ色が強い、しかもしかもシリーズ化までしてしまう)を作る、良くも悪くもハリウッドだなあ~。スカラベの大群なんか実に迫力あります。お宝頂いてヒロインとキス、お間抜けキャラの兄貴が追っかけてくるというチープなオチ(大体お宝とっていっちゃ、結局墓荒しと一緒じゃん!)をブレンダンのキャラに免じて許せ!みたいなところはいただけないが、エジプトものの娯楽アドベンチャーとして、まずまず楽しめる映画。
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-03-19 13:12:36)
37.  課長 島耕作
キャスティングした人、きっと原作が嫌いなんだよ。
[地上波(邦画)] 1点(2009-03-17 13:19:46)
38.  ジュマンジ
「次は何?!」というハラハラ感がずっと持続する、とことんエンターテーメントな楽しい映画。動植物はロボットとCG両方を駆使しているらしいが、確かに公開当時でもいかにも作り物くさく感じた。しかし、ゲームから出てくるんだから、そこまでリアリティは無くても構わないと思った。というか、私はいっそハンターのおっちゃんもCGかアニメにしちゃえばいいと思ったんだけど。 今思っても、すごろくが現実になるという発想が意表をついてるし、ご都合主義だけど納得できる、タイムパラドックスな結末がよく出来ている。ロビン・ウィリアムスは最高にはまってる(ただ、ちょっとあの子役が成長した姿にはとても見えないのが難)し、子役時代のキルスティン・ダンストの、作り話巧みな嘘つき少女も面白い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-16 13:08:23)
39.  ビーン
堪え性がなく自己中、そしてほとんど喋らず「顔芸」が独特なMr.ビーンのキャラ、英国テイストであり、短編ならではのコメディ…観た人の多くはTVシリーズのファンだろう(元々肌に合わない人は、始めから観ないと思うので)。私もTV版ファンだが、言われてるほどつまらなくはなかったものの、やっぱりTVほど笑えなかった。ただ、短編を長編にするという難しさはスタッフも重々判ってたようで、それをクリアしようとした大きな努力のアトが見えることは好感がもてる。長編としての1つのストーリー(よくまとまってる。でもファミリー感動系に持っていくアメリカンテイスト)を考案し、その中で笑いどころの配分を工夫しようと努力したのがわかる(短編ネタの挿入にも工夫がみられる)。惜しむらくはその努力があまり実っていないこと。TV版のことを頭から退けて、まあ一応は笑えるコメディ映画としてこの点で。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-03-12 13:48:00)
40.  河(1997)
だいぶ前に偶然、WOWOWかなんかで観たんだが・・・暗かった・・・。台湾のイメージ悪くなったぞ~。終始首を捻じ曲げ、発する言葉も少ない主人公が薄気味悪い。多分、台北の街の薄汚れた部分とか、家族の崩壊とか、そういうのを見せたかったっていうのはなんとなく解るんだけど、結局何が言いたいのか解らず、モヤモヤした。暗いホモサウナで相手を息子と知らず睦む父親とか、愛人(と思われる男性)と気だるくAVを鑑賞している母親とか、かなりショッキングな(はずの)親の性を描いている部分も、妙に乾いたような撮り方。でも作品全体は、なにかが滞留してるようなどよんとした感じ。極端に説明がないのはわざとなんだろうが、こっちとしては訳の解らないまま、結末らしい結末もなく映画は終わる。解らないのに、気だけはどっと滅入った。解釈できない私の頭が悪いのだろうか?印象度だけ言えば高い。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-03-11 13:13:38)
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