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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1737
性別 男性

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21.  ショウタイムセブン 《ネタバレ》 
知らずに観ましたが、10年くらい前の韓国映画のリメイクなのですね。確かに、大筋に関しては(サスペンスとしては)まずまずチャンと出来てなくもない…みたいな感じでして、でオーラスには(メインとなるテロ事件の真相としての)トリックというか仕掛けもキマってますし、かつ中途で少ししっくり来なかった部分の伏線も(思ったよりは)回収されてはゆくので、クライマックスまでそこそこハラハラと観てゆけたかな…という気もしたのですよね⇒私が個人的に中盤で特に気になってたのは、唐突に出てくる平田満の余りの空気の読めなさだとか、後は犯人が「優しすぎる=あれだけの威力の爆弾を用意していながら被害者が出ていない・むしろ出そうともしてないってのは流石に解せない(前述の平田満を除いては)」といった辺りだったのでして、最後まで観たらソコはワリと繋がってたので好かったかな…的な。  しかし、オーラスを経ての最終的なトコロとしては、やっぱちょっと「ナンだかなあ〜」とモヤっと観終わったって感覚がかなり強くって、前述どおりサスペンスとして(大筋は)そこそこ整ってた…とは思えど細かいトコロは総じて相当に強引ではありましたし、その細ごまとした疑問点は敢えて深掘りしないとしてもどだい、この話って大枠のトコロからして何とも「古臭い」のですよね=要は、今どきテレビでこんなコトにならんでしょ?と…(たぶん、こーいうのやりたかったら今やマジでYouTubeでやると思いますよ⇒テレビじゃあコントロール効かない想定外なトコロも多々出てくると思いますし、根本的にも下手すりゃYouTubeの方が視聴者も多そうで…)取分け、この企画が走り出した当初はま〜だ状況は多少違ったのかも知れませんケド、ちょうど去年の下半期からこの年末・年明けと、かの業界では今まで数十年に渡って築き上げてきたモノが急速に&土台から崩壊してゆきつつある…みたいな有様も見受けられていて、その意味ではハッキリと公開のタイミングも激・悪かったすよねコレ(⇒辛うじて、製作委員会にフジテレビが入ってなかっただけ超ラッキーだったね!としか…)。  だから、そんなコトも踏まえると私には、あのオーラスの阿部寛さんの大演説!てのだって、本来のソレ以上にとてつもなく残念な「楽屋オチ」にも見えてしまってましたのですよね⇒真剣なメッセージになんて為り様も無く、だからって(シニカルな)コメディだとしたって多分に&過分に「悲」喜劇的な(それも観る我々にとってではなく、つくった側にとっての、という悲惨さ)コッチとしては到底「笑えない」代物である、と。とは言えですね、ココでも少し感心してしまったのが、そーは言ってもその阿部寛さんの「説得力」とゆーのはやっぱ凄いな…というコトなのですよね⇒こ〜んな雑なお話で、んでこ〜んな共感の難しい主張で、加えてソレも確実に「演技である」コトだって見え透いてしまっている…にも関わらず、少なくともスクリーンに映し出される彼の中にはそういったモノ=価値観が確実に実在している…という様に(チャンと)見えるんですよ。ややポンコツな映画であるコトも前提としても、今作もまた阿部寛さんじゃなかったら成立しない阿部寛さんの映画、というコトだとは思ってしまいますよね⇒替りにとゆーか、阿部さんの説得力が凄い分その後輩2人の説得力の無さたるやソレもまた凄まじかったですケドね(アナウンサーにも何にも見えやしない)。
[映画館(邦画)] 5点(2025-02-09 23:19:40)
22.  邪悪なるもの 《ネタバレ》 
前作『テリファイド』からは思いのほか時が経ち、あの素晴らしい衝撃でさえもを少~し忘れかけて居た…みたいなのを、それこそ根こそぎ吹っ飛ばすかの様な(まずは)超・パワフルな作品でした。そして、そこでコレを先に言うべきかはまた少し迷われるトコロですが、一方で、描写やあるいは話の大筋の力強さに比して、世界観・設定や展開のディテールなんかにはあまり整合性がつくり込まれて居ない、という作品でもあるのですね。特に、作中における「悪魔憑き」なる存在は、既に広く一般に認知されている(=恐らく国家組織による対策も講じられている)にも関わらず、中盤では(その「悪魔憑き」が原因で惨事が起こりかけているのに)余りにも誰にも「話が通じない」という部分なんかでは、かなり不可解で最早不条理…という様な空気もが醸されておるのですよね。ただし、逆にそれ故に、余計にワケが分からなくて気持ちが好くない・ブキミ…みたいな感覚にも陥ってゆけるのだ、と思ったりもしますし、そーいった実際的なカオス(と言うべき映画空間)そのモノが、前述の力強さの一つの大いなる源泉であるとも確実に思われます。非常に自由で、なので(必然的に)まま斬新で、それで居て(適度に、と言うよりは少し強めに危うい逸脱を孕みつつも)完全なる破綻までには至っていない、という、コレも中々に高度で、ある意味繊細なホラーだとすら感じましたよね(場合によっては「紙一重」と言える様な作品だ、とも)。  またコレは、ある部分で、直近に(とゆーか昨日と今日で)鑑賞した『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』にも似通ったホラー的エッセンスを擁する、とも(再び確実に)感じられたのですよね。ソコで、個人的に、ならば評点には前後関係を是非とも付けたい、と思うと同時に、またソコで、仮にこの二作のホラー的クオリティに明確・明白な差異が無いのに(点数にだけ)差を付けるのは、それはそれでアンフェアかな、とも思われてしまって………んで、結論的には同じ点数にしてしまってるんすよね。ただし、白状してしまうなら、もし1点下げるとしたら(個人的には)コッチかな~とも思われてます。私自身は、全体としては暴走気味だったとしても⇔その半ば位までは(あるいはその「コア」な部分に於いては)どちらかと言えばまずまず整然さを保っている、という作品の方が間違い無く好みである様です(コレは、映画のジャンルとしては、別にホラーに限ったコトだとも思われないのが、また正直なトコロではありますケド)。
[映画館(字幕)] 7点(2025-02-04 20:45:32)
23.  ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 《ネタバレ》 
タイトル(&その字ヅラから想像される範囲の内容)も含め、根本的にはごく非常にオーソドックスな怪奇ばなし…だとも思うのですが、そこで今作がホラーとして提示するその恐怖の表現=どうやって怖がらせるのか、といった側面については、これも別にそこまでユニーク&奇抜で新規性に溢れるというモノでもなかったか…とは思いつつも、比較的高度でごく「オツ」な方のソレを志向して&ソレに完全に徹して&且つその上で全体としてかなり高度にソレを成功させていた、という、率直に言ってかなりの良作ホラーだと思われました。確かに、諸々の側面で『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の影響を非常に強く受けている(⇒特にあの「在ったり無かったりする建物」とか)という様にも思われますが、他方で、ココまで直接的に「ひと目で分かるホラー的存在」を映像内に持ち込むコト無く、しかも2時間近くをコレで観せ切ってしまう、てのはやっぱ凄いな…と素直に感心しております。とりあえず、今作は映画館で観るべきホラーかとは思われて居りますね。  第一に、展開運びは最初から最後まで中々に巧みだったと思われるのですよね。今作においてナニが怖いか…と言って、大きく一つは「不安・不可解・不穏」のもたらす怖さだと言うか、ただやはり最後まで観ても、その最大の「謎」というのは決してそれそのモノが効果的なトリックだと言える様なアイデアな代物ではない…とも思います。しかし、冒頭のシーンから実に巧~く常に「謎」=「不可解なコト・不自然なコト」を少しずつ残し続ける(⇒その一部は次のシーンで明かされる…のですが、またスグに次の引っかかりが出て来る+よく考えたらアレも変じゃない…?みたいなのもどんどん出て来る)、それに依って、まこと絶妙に居心地の悪い、どんよりと重~いイヤ~な空気が終始持続してゆくのですよね(⇒逆説的に実にホラー的に心地好かったですね)。後は、あの非常に画質の悪いビデオテープの映像が思った以上にまた気持ち悪いのと(⇒ドコでナニを映して驚かしてくるんだろう…?とジリジリと観てても、結局ナニも仕掛けてこない…というニクらしさ)、もう一点、音の使い方も全編通してホラー的にかなり上手かった・精密だったと思いました(⇒全然意識せずに偶然BESTIAで観てたのですが、望外に幸運だったかも知れませんね)。  最後にもう一度結論、冒頭からの不可解さがラストに向けて(収束してゆくのではなく)発散・破綻してゆくコトも含めて、全体的なホラー表現技法にも高度さの方がより強く感じられる、見かけに寄らずだいぶんハイレベル&玄人向けな方のホラーだったと言っても好かろうとは思うのです、が私としては実に非常に個人的嗜好にもマッチし、んで実際にも大いに楽しめる良作だったと思っております。再度、映画館でご覧頂ければと。
[映画館(邦画)] 7点(2025-02-01 16:17:36)
24.  ビーキーパー 《ネタバレ》 
コレもまた、ジャンル=ステイサム!と言ってしまえば事足りる「いつものアレ」だってのにも間違いなんぞ在りませんです。且つ、タイトルにもなってるビーキーパー=養蜂家とかって「味変」要素については、ココに関しては分り易さ・リアリティとかってのがいつもよりは少なめで、何やらSF・ファンタジックみ(を通り越してもはや「胡散臭さ」)までもが感じられると言っても過言じゃあねーかとも思うのですよね。しかし、ふと気付けばも~彼も還暦間近だとゆーのに(驚愕)ソコで年相応にまろやかなる円熟みを醸し…な~んてコトにも全く陥らず、むしろ諸々の側面で(今更)自己ベストを軒並み更新してってるジャン!て勢いで、率直に超・面白かったのですよねコレ!!とにかく何よりも、観てるコッチですら付いてくのがやっと…(⇒映画中の登場人物に至っては唯々アタフタと右往左往するのみ…)という様な超絶的なテンポの好さ(=極め付きの無駄の無さ)が隅々まで実に心地好かったですし、アクションの物量・キレもごく素晴らしくって、再度、確実に「いつものアレ」だってのに(何らかの少しの工夫で)こんなに面白くなるんだな…とちょっと感動マデしてしまいました。多少、オマケを付けてのこの位の評価…というコトではあるのですケドも、現時点では正直本年のベストですね。ぜひ映画館でどーぞ。  追伸、とは言えまた、アクションも(ジャンル=ステイサム映画に我々が期待するモノの範疇を大きく外れてはいない…という意味で)ごくオーソドックスな方の質感だったとも思いますが、体術に加えてギミックも、且つオーラスでは西部劇の如くの見事な早撃ち!まで披露してくれてたりと彩りがまずまず好かったとも思います。他にも、敵方のごく「今風」なアウトロー加減や、そしてラスボスの属性にかかる意外性なんかにだって、「いつもの」とは言いつつ(しっかりと)適切にバリエーションは付いていた・アップデートが為されていた、というコトにも思えたので、結論としてはやはり「チャンとつくれば(幾らでも)面白くなる」んだな、という当たり前の事実にまた気づくコトが出来たのかな~とも思いましたね。重ね重ね、コレは映画館で!
[映画館(字幕)] 8点(2025-01-28 23:06:41)
25.  アリス・スウィート・アリス 《ネタバレ》 
ワリとつい最近、本邦でも手近に鑑賞可能となった作品かと思うのですケド、現地ではこれも立派にカルトだっちゅうコトなのですよね。ただ、70年代スラッシャーだ!との触れ込みなのですが、私の観た限りではどーみてもサスペンス要素の方が勝ってるとゆーか、特に今々では中々ホラー的な見え方には為って来なそう…だったのが正直なトコロっすかね(⇒私見ですが、ホラーと言うには画面が「明るすぎる」=「基本、明るいうちにしか何も起こらない」とゆーのがちょっと影響デカかった様にも思われます)。かつ時代を考えても、サスペンスとしたってごくローテンポとゆーか、諸々鑑みると(何となく)『サイコ』をもうチョイ血ミドロにした様な感じ、にも思えちゃってましたかね。勿論、別に『サイコ』程には全く面白くはないのですわよ。シナリオに関して、とにかく何処も彼処も「雑」だっちゅーか(⇒随所での説明も・展開運びも・動機付けも全てが好い加減かつ不足ぎみ…)中でもやっぱ致命的に思われちゃうのが、こーいう話なんだったら肝心のアリスが結局最後まであんな性格(⇒も~サイコってレベルで性悪)だってコトに全くカタを付けずに終わっちゃうのは、流石にちょっとマズいだろ!?てコトなんすよね…  とは言え、一方で観て好かったと思えたのが、前述のソレはソレで確かに非常にユニークだ(⇒半ば、流石にこんなん誰もやらない)(⇒今後21世紀なら更に更に…)というコトと、加えて今作がカルトである決定的理由ってのは恐らく、オーラスの教会内での惨劇の衝撃度・インモラルさに在るのだろう…と理解&納得できたってコトですね。アレに関しては、作品全体としても少し早めに真相が明かされちゃってる…という観点からも、ソコにもう一発アレが在ったから(辛うじて)成立してる…てな気がするコトを鑑みても好い意外性だったな~と思いました。オマケでこの評価。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-27 23:54:35)(良:1票)
26.  室町無頼 《ネタバレ》 
ちょっと珍しい室町時代を舞台にした時代もの…ではあるのですが、お話の内容というのは本質的には非常にシンプルな(で実際の成り行きも最初に最後まで見通せてしまうだろう…的な)モノではあるので、これもやはり「ナニが」というよりは「どう」語られるか、という、より見映えその他の部分に力点を置いて鑑賞すべき作品には思えますね。その意味では何よりもまず第一に、かなり気合の入った大掛かりな邦画だった様には思えていて、その見た目等のクオリティというのはワリと隅々まで行き届いてハイレベルだったな…と思いますね。他方、重ねて、お話の内容自体はだいぶシンプルなのですが、画づくり自体の感じは結構こだわって薄汚れて荒んで=観易いというよりは逆、みたいな感じでもあり、また台詞による説明や・そもそも台詞の言葉遣い自体も(これも多分こだわりとして)ごく古めかしい=ちょっと分り易くはないモノになっていたりもして、個人的には、最も一般的な(こーいう大規模な)邦画の娯楽作よりは、より芸術的というか作家性を感じられるというか私の好みには近い方の全体の質感ではあったかと思ったりもしますね。  もう一点、当然の如くに時代劇的…と言いつつも、私としては、より正確には(更に)西部劇的…みたいな感覚をも覚えられましたのですね⇒音楽なんかが率直に完全にソッチ系のヤツだったよな…と。タイトル通り「無頼」が主人公・中心人物なので、そこについては確かに西部劇の方がむしろ近いのかも…と思ったりもしますが(⇒侍って、なんだかんだ、やっぱ秩序立って=畏まってますからね)とは言え特に後半は、そんな西部劇みたいに寂寥・寂寞にニヒルをカマす…みたいな感じでもなく、もっと脂切って血腥い「濃ゆい」物語にはなってゆくのですよね。取り分け、またなんだかんだ西部劇でも必ず中心に据えられている、遂にその暴力がもたらす「カタルシス」というモノ自体は、今作では(通常の西部劇のソレよりも)遥かに強大なモノになっていた、かとは思うのですね⇒暴力でしか世界を動かせなかった時代に、より大勢でそれをつくり上げて+更にはそれを大勢で「共有」する行為のそのモノがまたカタルシスとなる…コトをも描き出して居る、と。ただ、結局のトコロでは今作は、先立つ数々の優れた西部劇と同じく、最後にはその暴力によるカタルシスを「礼賛」するものではない…というコトもまた、確かに示してくれてはいたとも思えては居りまして、その意味でもごくオーソドックスな=シンプルに共感が可能で+それ故に普遍的である、と言って好いだろうお話であったかな、と思います。再度、端的な映画としての(物理的な)クオリティは全編通して非常に申し分の無いものだったし、内容もごく「王道」であったな…と⇒クライマックスの大泉洋にはかなり感情移入できたな…と⇒素直に楽しめたな…と感じました。オススメできます。
[映画館(邦画)] 7点(2025-01-26 12:58:35)
27.  エマニュエル(2024) 《ネタバレ》 
まずは唯々、一皮剥けばそれしか頭に無い…という様な・というダケの映画、であると思われてしまうのが否めない。何故か、どれもワザとらしく耳元で囁かれる様なまだるっこしい台詞の一つ一つとて、或いは、逆に空虚な程にエレガントを極めた高級ホテルのアレやコレやに至るまで、要は全てが「前戯」=その先に来る「本番」無しには到底成立しないモノでしかない、と思われてしまうのだ。勿論それは、如何にも現代風なキャリアウーマン然とした今作のエマニュエル=ノエミ・メルランを以てしても、そういった代物が実際に確かに、見映え程に大層なる価値など持たない人生の「虚飾」でしかないコトの証左(たる表現)なのかも知れない。しかし、であるのならばこの映画は一体、最後にドコに=どういう類のその本番(・絶頂 ・解放)に辿り着いて終わった積りになっているのだろうか、というコトだ。自分には無いモノ・自分とは違うナニか、に対するある種の無意識な「勘」に従って、主人公はあの奇妙な男の懐に遂に飛び込んだ…とそれはそれでも好かろう。が、端的にどうにも、その結果としてのクライマックスにさえも、我々&肝心な彼女でさえ、が期待した様なドラスティックで鮮烈なナニか、というのが一切描かれていなかったという様にしか見えて来ず……重ねて、これだけの空虚さで以てこれだけ我々を焦らしに焦らして、なのに最後にまたこんな空虚を一杯に喰わせてそのまま終わる…という、コリャあ中々にムゴい映画だな~と思ってしまいましたよね。原作や先行作を観ずとも、これは決して出来の好い映画化ではない…とは確信できる程度の作品かなと。  それでも一つダケ、肝心な=私が今作を観たトコロの最大の理由たる、主演のメルラン女史の出来自体は、好いか悪いかで言えば前者だったかとは思うのですね。件のキャリアウーマン=また内外に「パワー」の漲る様子のキマリ具合とかだって率直に中々のモノだったと思いますし、一方で、劇中終始あんまし表情が大きくは変わらない・崩れない、のは、それはやはり(前述のキャラの通りに)確固たる「自信」を常に抱いているコトの様にもチャンと見える…一方で、同時にまた常に「満たされて居ない」コトを示している様にも見える…それはそれで、作品に対して実に適切に「艶めかしい」コトである様にも見えたりもして、結論的には全体としても、彼女についてはハマり役はハマり役だったのではねーか…とは十分に思えるのですよね。でも、寧ろだからこそ他方で一つ例えば、ラス前に今のこの仕事を結局辞める羽目になったトコロで、じゃあそれが彼女の人生に(望むべく)ドラスティックな意味を持つだろう…とは中々見えて来ないのも再び確からしくも思えますし、もう一つやはり、確実に敢えて「取り繕った」表情を一貫している…というのが重ね重ね、オーラスでもイマイチ「ハッチャケられなかった」という結末にも無理なく繋がってってしまってる様にも思えてしまうのでして……何と言うか総じて、完成度は何処も彼処も低くない(=コンセプトに則って纏まっては居る)のだケド、そもそもコンセプト自体(=彼女をこんな感じで起用したコトも含め)が非常に根っこの部分でちょっとイケてなかった…という様な、実に残念なレイヤーにおける残念な感じが在って至極残念…みたいなコトなのかも知れませんかね。
[映画館(字幕)] 5点(2025-01-25 17:44:13)
28.  アンダーニンジャ 《ネタバレ》 
まずは何度でも書きますが、私はこの監督のコレは嫌いではないので、且つ、お世辞抜きにも今作のコメディのソレは比較的に全然悪くなかったとゆーか、少なくとも(特に前半の)コメディの部分は全然楽しんで観てゆけたと思うのですよね。しかし、後から聞けばこれは原作がそもそも100%のコメディだ、なんてヤツではないってコトらしく…とゆーか寧ろ後半は相当にハードで(部分的には)凄惨な…という展開になってゆくので、率直に監督がこの方だとかってそーいう問題でもなく、どっからどう見ても前半と後半の空気感がミスマッチすぎる(=これも「合ってない」という次元でなく「合わせようがない」という次元で)としか言い様が無いのですね。だからもう「ソレはソレ⇔コレはコレ」で、コメディとアクション(に於ける登場人物の役割&キャラそのもの)を何とか鑑賞側が自ら「分離」して観てゆかないと、中々キビシイかな…とは思ってしまいます。うーん……正直、私もそうは言いつつ+(再度)監督のコメディも嫌いではないとも言いつつ、個人的にも相ッッ当にシビアな闘いであった…としか(更にまた)言い様がねーですね。。私の好みの食べ物にて(無理繰りに)例えるのならば、二郎系ラーメンに苺大福が2,3個ブチ込まれてた…みたいな感じ、としか。。迷いに迷ってこの評点で。。(⇒結局高めに寄せちゃっては居ますが。。)
[映画館(邦画)] 6点(2025-01-25 17:36:34)
29.  ポンヌフの恋人 《ネタバレ》 
三部作の共通テーマ…的な部分はともかく、お話の内容そのものとしてはかなりシンプルでオーソドックスな、所謂「純愛」もの、だと言ってしまって好い作品だとも思うのです⇒更にその意味では、男女ふたりが出会って別れてまた出会うのがズバリ「橋」だってのも、また殊更にオーソドックスだって気もしますですかね。ただ、他方で作品の空気感について述べるなら、三部作の中でも+パリの市街を舞台にした現代劇(の純愛もの)としても、だいぶ風変わりでやや異質…な様にも思えたのですよね。その状況に陥る経緯そのものについてはまた普通…(だからそこからの純愛…とゆーの自体もまた月並…)だとは思えども、端的になんかちょっと文明世界に見えないって位に荒廃してるとゆーか、もはや妙に「終末世界」感みたいなモノまでが感じ取れるって有様で、私にはそもそも、それ自体も「橋」と言うよりはもはや「城」⇒欄干が城壁で河が堀で…みたいに+んでその城にふたりが「立て籠もってる」て話みたいにも思えて居たのですよね。先に、やや議論を醸したというグッドな方の終い方についても、私もココには(ほんの少しダケ)しっくり来ないモノを覚えてしまったってコトも含めて(⇒やっぱバッド・エンドの方が合うよな~と)何を語るかよりは「どう語るか」=映画的な表現技法の方に観るべきモノがある、という作品には見えています。その面の素晴らしさ・ユニークさについては、私が今更加えて語る様なトコロは無く、なので全体の評価としてもこの位の点数とさせて頂ければと。三部作なので、なるべくなら前後関係を(高度に私の個人的な好みに由来するモノだとしても)付けておく方が好いかな~と思ったってコトだとご理解下さい。以上。
[DVD(字幕)] 7点(2025-01-21 17:27:39)
30.  ボーイ・ミーツ・ガール 《ネタバレ》 
先に『汚れた血』から観てしまいましたが+コッチと『ポンヌフの恋人』は両方観た後でレビュー書いてますが、終盤のふたりの長い会話シーンなんかには三部作の共通性とゆーか共通テーマ・共通の表現技法なんかも見て取れるって感じかと思います、が、作品全体の雰囲気自体は(2作品と比べると)ややマイルド=絶望や緊迫、よりは憂鬱・不安・焦燥、の様な青春の有様が映し出されて居る様に見えますかね。その、比較的淡々と静かな…という意味でも、モノクロの画面は効果的だったと思いますし、そのモノクロの「黒」を巧みに使った様な「暗闇」の在る構図が特に綺麗だった・絵画的だったなと思います。ヒロインは、今作ではジュリエット・ビノシュではなくてミレーユ・ペリエという女優さんなのですが、中々どーしてま~た超・美形でま~た超・アンニュイなイイ~感じなのですよね~見惚れてしまいましたよね!やや、シャレオツなのは好いんだけど脈絡がチンプンカンプン&ちょっと淡々とし過ぎてる、みたいな時間帯も在ったかとは思いますが、全然最後まで興味深く観切れました。80年代っぽさも大いに在ったかとは思いますが、これぞフランス映画…的な醍醐味もしっかりと感じられましたし、良作かと。
[DVD(字幕)] 6点(2025-01-21 16:26:11)
31.  シャクラ 《ネタバレ》 
武侠小説『天龍八部』が原作とのコトで、武侠ものってのは全く観たコト無くはないのですが(個人的にも)広く通じてるってモノでもなく、ただ、例えばそれでもみんな多分観たコトあるだろうって『グリーン・デスティニー』と比べても、今作は全体としてよりファンタジックとゆーか漫画チックとゆーかドニー・イェンの演じる主人公・喬峯ってのは軽~く人間離れした無敵の武芸者!って感じですね(文字どおり一騎当千とゆーか、波動拳みたいな気ィみたいなのも使いまくりますし)。  とは言え、原作は長大な小説で、かつ歴史ものでもあるのですね(⇒時代は北宋で、各勢力・民族も入り乱れるお話)。先に、映画としての本作のウィークポイントは何よりも、大いに原作前提(⇒登場人物の設定なんかはある程度知ってるのが前提)でかつ全編通してもかなりダイジェスト的である、というコトですね。ここは、用語の説明なんかもだいぶ端折ってるので(武侠小説における「丐幇」とか、そもそも「幇」の概念が入ってないともしかすると冒頭からサッパリ…かも知れない)やや人を選ぶ・不親切な方の作品であるかとは確かに思ってしまいます、が個人的には(ダイジェスト的とは言え)まずはメインの喬峯VS慕容復の対決(とそこに至る経緯)は比較的入って来易いかと思ったのと、何よりその喬峯と阿朱の悲恋ものの部分が(思ったより)観応えが在ったなと思えたコトで、あくまで個人的には内容も素直に楽しめた…というトコロではありますかね。  もう一点、通常のカンフー(⇒ドニー・イェンだと『イップ・マン』とか)と比べると、前述どおり更に漫画チックな…というアクションの質感、についても、また多少ハリウッドのA級ほどにはCGのクオリティが…みたいなコトも含めて率直に「好みが割れる」トコロかな…という感覚もあります。ただこれも、個人的には全然悪くはなかったかな…とゆーか、むしろちょっと特徴的で⇒コレはコレで好かったかな(とにかく喬峯さんが理屈抜きで尋常じゃなく強い⇒偶にはこーいうのも爽快だな!)とも思えており、総じて結論的には非常に楽しめました。続編を思い切り意識した様な終わり方でしたが、私としては是非々々早期にお願いしたいというトコロですね(原作も読んでみる予定です)。
[DVD(字幕)] 7点(2025-01-13 18:52:43)
32.  女囚霊 《ネタバレ》 
うーん、ポンコツホラーですね……ワッケ分からん……  原作ありでかつ未読ですが+んで映画だけ観たトコロでも(少なくとも)大筋はスッと入って来るって感じでもありますが、そもそもその大筋=サスペンスホラーとしてのメイントリックについては、確かに十二分に面白味のある良アイデア(な方)だとも思われたのですよね。しかし、この映画版はどーにも(特に途中が)分り難すぎるとゆーか、多分これって結局、描写の少なからぬ部分(特にホラーシーン)が「催眠による幻覚」だった…てヤツなんだと思うのですよ⇒でもまた結局、映画としては全体的に諸々と雑すぎて、端的に「どっちがどっち」だかが分らないからその辺が伝わらなくって訳ワカメになってる…と思ってしまうんすよね。誰が何を見ていて+それをどういうモノだと感じている・捉えている(=だからソコにどういう疑念を抱いている)のかがとにかく伝わらなくて、そして最後にそれらを「整理する」という展開も皆無でってなモンだから、と……⇒むしろワケ分らないままにファンタジック方面に暴走しちゃって終わってる、と……そのクセ、中盤ではサスペンスチックに謎解きやら計略やらの真似事までオッ始めるし、どだい私はそもそも(別にキャラもそこまで大勢ってワケでもねーのに)主役のコでさえもバックグラウンド・背景事情の説明が雑すぎだな~とも思いつつ観てたりもして……(これならもう10分尺取ってチャンと説明を積上げれば好いのに、な~んて……)  もう一点、ホラーとしては(これも特に中盤までは)シンプルに「演者の演技」に頼りすぎっすね⇒これだと流石に「ヒトコワ」の成り損ないにしか成らないっすよ。その意味でも、サスペンス部分の仕上りがより重要だったのに…とも思ってしまいますよね。主演をメッチャ可愛い女優さんに張らせて、んで替りに助演を演技力の高い方々で固める、という(よくある)建付けなんかも決して機能していなくはなかった(+実際に助演陣の方々の演技も総じて悪くなかったし、一方で主演のコは確かに目を引く美形でこれも好かったし)とも思うので、それで居ての(全体の)ここまでのポンコツっぷりはだいぶん残念なコトの様に思われます(=結論的には、脚本がとにかく好くない、雑だ、としか言い様が無い)。原作も、完全にネタバレになっちゃったので流石にもう読む気も沸いて来ないし……
[DVD(字幕)] 3点(2025-01-13 18:47:38)
33.  プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち 《ネタバレ》 
聞けば前作は(まあ聞かなくっても大体察せるってコトではありますが)思った以上に相当な低予算映画だったようで、ソコからするとこの続編は、予算的には10倍も付いてるってコトらしいのですね。すると、やっぱお金のチカラって(また)思った以上にスゴいのか、前作の感じからすると段違いに「チャンとした」ホラーになってるとゆーか、超・在り来りなスプラッタではあるモノの全然フツーに観てゆけるってレベルの手頃にまとまったB級ホラーには化けてたと思ったのですよね。まあ、ソコで一つ「無難すぎる」とゆーのはたぶん玉に瑕…なのかと思ったりもするのですケド、それでも特にクライマックスの辺りはショック描写の乱れ打ちで結構ボリューミー+加えてスプラッタの内容的にもかなり多彩で(ソレを)テンポ好く詰め込んで居たので率直にまずまず以上の見応えが在ったとも思ってしまったのですよね。この部分ダケなら、結論的にはもう一点高くしても好いかも…みたいな感覚でも居ります。  とは言え、な~んかソレもしっくり来ないので少し厳しめに(最初から)再度吟味してみますと、まずはやはり連中の「正体=バケモノが存在するコトの理由付け」の部分が(前述どおりな中でも)ごく非ッ常に陳腐だったな…と思わざるには居られないコトとか、あと、コレは難癖にも近いですケド今作におけるワリと主役級キーパーソン?なオウルの造形が(私の大嫌いな)『ジーパーズ・クリーパーズ』のアイツにごく似通ってたコトもまた陳腐に思えたコトと、何よりもう一つ、スプラッタシーンの敵の攻撃の質感(質量感)がコレもちょっと軽すぎ・薄っぺらすぎだった(=なんかどれも、期待するトコロの「グシャッ!!」とか「ベキョッ!!」とか言うんでなくって、総じて全部が「サクッッ…」とか「ポキッッ…」みたいな感じでソレが妙に安っぽかった)のもワリとイマイチだったと思っちゃったので、最終的にはこの低めな方の評点に寄せておきます。とは言え全然そんなに悪くないホラー(そーは言ってもまだまだ足りない予算からすれば全然成功してるって方のホラー)だとは確実に思われますので、興味の沸いた方はこの機に二作合わせて是非々々。
[DVD(字幕)] 5点(2025-01-13 10:08:12)
34.  彼の見つめる先に 《ネタバレ》 
LGBT映画として理解されている、と言った方がより一般的な説明になるかと思ったりもするのですが、少なくとも今今に観直すと、LGBT映画と言うよりはもはや一般的な青春映画の方により近い内容・質感だと思ったりするのが率直な感想ですね。実に、既に10年以上前の作品ではあり(⇒何なら有名ドコロで言うと『ムーンライト』とかよりも先行でもあり)かつブラジルとゆーのは、恐らくは比較的その面の困難さが(今でも大いに)残っている、という方の国にも思えるので、確かにややセンセーショナル…と呼ばれるべきレベルで諸々と先進的な作品だったのかな、とも(やはり)思われるトコロではありますね。  ただ、重ねて、今ではより青春映画の方に見えるとゆーか、主人公の青年は視覚障碍者でかつ性的マイノリティでもありますが+そして(だから当然の如くに)程好い不安や焦燥・緊迫感が作中にふんだんに配されて居るという映画でもありますが、それでも、全体的な質感はごく非常に繊細でささやかで+そして爽やかで温かいという、非常に心地好い映画であるとも確実に思います。南米の空気感というか、風景も人もそこから感じられる温度や湿度もよりサラッとしているというか(その意味でも)快適な感じがありましたかね。手軽にオススメできる作品だと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2025-01-12 11:42:15)
35.  ユナイテッド・トラッシュ 《ネタバレ》 
実際に観てみると、市中に流布しているものより更に詳細なあらすじを丹念にここに記載したならば、ワリと結構観たくなっちゃう人が大勢居るのではないか…と思われる様な作品なのです、が個人的な結論としては、やっぱそんなに皆で観なくても好いかな…(今さら…)と思っちゃう程度の作品だったとも思われるので、いったんそーするのは止めておきます。  とは言え内容は、相変わらずのタブー全開!悪趣味全開!の冒涜的・背徳的・挑発的(⇒人間世界のあらゆる善なるモノに対して)なトンデモ映画ではありまして、ただ第一に、申し上げておきたいのは(それでも)かなり観易いコメディではある、というコトですかね。シュリンゲンズィーフの作品としては最も著名な3作品のラストを飾る作品であり、だから映画技術が単純に向上してる+そこそこ予算も付いている、というコトだとは思えるのです、が何よりも、話がしっかりしてるワリにテンポも全然好い+下手にホラーやグロを前面に押し出さずに(=スパイス程度に留めて)本質的には(ド級の)お下劣コメディに徹してふざけ倒している、という点で特に上手く仕上がったのかな、と思いますね。再度、系統としては、パゾリーニの『ソドムの市』とかジョン・ウォーターズとか、しかし気取ってアートにしてる…なんてコトも全く無いトコロにはピーター・ジャクソンの『バッド・テイスト』とか『ブレインデッド』とかの様なノリの好さも多分に感じられ、更にそのノリとコメディの齎すハチャメチャ感からはまたクストリッツァをも(少しダケ)彷彿とさせられる…様な、再び個人的には正直、もう少しダケは本邦におけるポピュラリティを獲得していても好いって作品かな…と思われましたですね。機会が在れば…  ただし一点ダケ、肝心なオーラスの流れの部分は、コレも多分「敢えて」なコトだとは思えども、ちょっと流石にチープとゆーか肩透かしとゆーかココをソコまでと同様に(ボリュームも備えた上で)ふざけ切って居れば…と残念に思ってしまったのが正直なトコロでして、なのでそれを鑑みて評点は1点下げて、何となく更に1点下げてこの評価としておきます。まあ、根本的に点数が映画の価値をダイレクトに表し得る…という作品では決してないコトも、重要な前提として捉えて頂ければ…と思いますケドも。。
[ビデオ(字幕)] 3点(2025-01-03 12:58:36)
36.  紅夢 《ネタバレ》 
かなり久し振りに今回再見しましたが、前回と今回の間に邦画の「大奥もの」なんてのを幾つか観てみると、そりゃ題材もそーですが諸々と似てるなと⇒とは言え、今作の方が圧倒的に本格的とゆーか、どーにも「アート」だな…とは思ってしまいますかね。直接的な描写だって別にドギツいってコトではない(+間接的にだってそこまでそんなに「大奥もの」より凄まじいってコトではない)ですし、じゃあと言って音楽やらナンやらを聞こえよがしにかき鳴らす…なんてコトでもないのです。しかし、とにかくあの屋敷とゆーか城とゆーか、荘厳で重々しい・重苦しいのは当り前として、実に隅々まで見事なまでに「人間味」とゆーのが皆無であるコト!その中で、醜悪な権力争いを繰広げる夫人たち以外の登場人物もまた、人間性を碌に感じられない様な機械の様な連中ばかりで(⇒旦那なんて・旦那ですら、顔すら碌には映らないって有様で)少なくとも今作は、人間性には辛うじて絶望していない、けれど、人間の世界そのものに対しては(これも少なくとも、ある時期の封建社会に対しては)完全に心底から絶望している、という作品なのかなと思います(恐ろしい程に寒々しい)。また、主人公・頌蓮の有様にも、所々でどーにも納得できる様なできない様な、更には、人間の世界をここまで醜悪に描きながらも、端的な映像の力・美しさというのも一方で確実に備えているだとか、再見してもやはり、実に割り切れない思いが残る、という作品に思われますね(⇒それこそが「見応え」だという映画なのかなと)。今回も再び、完全に観入ってしまいました。傑作。
[ビデオ(字幕)] 9点(2024-12-31 22:24:26)
37.  クレイヴン・ザ・ハンター 《ネタバレ》 
概ね、全然そんなにつまんなくはなかったとゆーか(⇒少なくとも『モービウス』よりは遥かにマシ)よく考えれば主役の能力もお話の内容もワリと地味な方に思えるヒーロー映画なのですが、逆にソレがヒーローものと言うよりはクライム・スリラー(の派手なヤツ)ぽい質感に纏まって居た…みたいな感じにも思えて、んで主要キャラの方々の演技が(これまた)全然悪くなかったコトも含めて、終盤手前くらいまでは(小耳に挟んだ前評判よりは)全く大いに楽しめてたって気もするのですよね。  ただ、クライマックスに入り掛け…の辺りから(⇒正確にはザ・フォーリナーが余りにも呆気なくやられちゃった、ぐらいから)いくら何でも総じて全部が「簡単すぎない?」みたいな感じにも思えて来てしまって、その辺も含めて全体としてもちょっと余りにも抑揚が無いとゆーか薄味とゆーか(観易いけど)盛り上がりがイマイチ…と思ってた矢先、遂にそれが私の許容範囲を超えてっちゃったとゆーのがラスボスを倒して以降⇒肝心な家族三人の関係性に係るシーンだったのですね。要は、その三人の感情=近親憎悪的なトコロの描き込みもまた、前半~中盤を通して余りにも薄っぺらかったってコトの結果として、ラッセル親父の成行きにせよ・弟の豹変にせよ、私には「何故にそないなコトに為ってまうん?」と、大いなる疑問としか思えなかったってコトなのですわ。重ね重ね、ソコまではまあまあ面白かった…とも思えど、肝心なソコに関してはちょっと雑すぎね?と思ったコトを鑑みてこの評点にしてます(⇒結果として『モービウス』と同じ…)。
[映画館(字幕)] 5点(2024-12-15 19:53:50)
38.  65 シックスティ・ファイブ 《ネタバレ》 
先に、結果的に今作のコンセプトとゆーか「やりたかったコト」と照らし合わせて、それそのモノの(成し遂げた)クオリティ自体は決して低くもないとは思うのですよ。ただ、実際に当時どーいう売り方をしていたのかは存じ上げないですケドも、映画冒頭の感じからしても明らかに(そこそこリキの入った)SFアクションにしか見えない、にも関わらず、現実には精々サバイバル・スリラーと言うべき質感にしかなっておらず、とすると、どーしたって違和感の方が(観ていく内に)どんどん大きくなっていってしまうのは仕方が無い…とは思われますよね。まあ、このSF的な建付けで+でもこの予算規模で+だからこの位の尺で+でもメインディッシュは(恐竜やらSFやら云々ではなく)主役の二人のドラマだ…みたいな映画ってのが、そもそもキョウビ結構に「ユニーク」なんだよ!と言われてしまえば、それもそうかも…とは思わざるを得ないですケドね⇒実際、アダム・ドライバーも子役のコも、ソッチの面のクオリティに関しては十二分につくり込まれてたとも思いますし。  でも、同時に再び、こんなんだったら同じこの二人で、現代を舞台にハートフル・ロードムービーでもつくった方が(同じ予算で)全然もっと広く共感可能な映画になったんとチャウん?とも、やはり思わずには居られないですケドね⇒んで、それは「ユニーク」じゃないよ!と言われちゃったら、まあそうかな…と思ってしまうのも(再々度)確かなコトではありますケドも……
[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-15 10:59:38)
39.  テリファー 聖夜の悪夢 《ネタバレ》 
三作目ですが、コンセプトは根本的には不変&主役のおねいちゃんは前作=二作目から続投、という感じなんすかね(よ~く聞いたらおねいちゃんって歳でもないよーですケドも)。でも、今作での例のアート・ザ・クラウンの相方ってのは、アレは(よく考えたら)一作目に出て来てた方のヤツだったんすかね。中盤、主にその「相方」がビッチャビッチャと超きったならしいシーンの辺りは、スプラッタとしてもごく高度なおぞましさ・見るに堪えない感が在ってまた結構好かったと思いました。似た様なモン…とは言いつつ、単なる個人的な錯覚かも知れませんが、純粋にホラーとしての悪辣さとか容赦の無さ、みたいなモノは、前作前々作よりも少しダケ向上してた様な気もしてますね。二作目であんだけの目に遭わせた主人公をま~た引っ張り出して来て、んでこの度は身内(ほぼ)全員ぶっ殺した挙句「彼女の闘いはまだ続く…!」みたいな終わり方しますからね⇒もはや、軽~く『ベルセルク』か!みたいな感じっすよね。  ワリと、スプラッタを撮るのが好きってホラー監督であったとしても、どーしたって作品自体はバランス的 or 視聴者の好み(メンタルタフネス) 等を考慮して、描写はエグい!ケドも内容的にはややコメディ(に逃げてる)みたいな、ある種の折衷案的なスプラッタ作品も少なくないとは思うのですよね。中で今シリーズは徹頭徹尾、どちらの方面にも「容赦が無い(再掲)」とゆーのは、それもまたある意味では尊ぶべきホラー的作家性だと思ったりもします⇒奴等は悪だから・悪魔だから、こそ、こんな非道で汚穢に塗れて「見るに堪えないコト」をやってのけるのだ、と(=やりたいのはただひたすらに、この世界における「悪」そのものの具現化なのだ、と)。でもね~また一つ、ふと思ったりもするのは、恐怖を最大化するために極端を突き詰めれば詰めるほど、それは「現実的な=地に足の付いた恐怖」では無くなってゆく、というコトなのですよね…(⇒それは、またまたある種の「トレードオフ」でもあるのではないか、と…)観終わってちょっと色々と考えてみて、それでも何とな~く「乗り切れなかった(全力では)」という感覚の方がどーにも強い様に思われる…とゆーのが、この三作目に対する結論的な私の感想ではあるのですね(⇒単に、三作も同じコンセプトで観せられると流石にちょっと飽きが来る…というコトかなとも思われますケド)。    ※超余談:もう一つダケ、同時に思うのは、人気シリーズ・話題作ってコトではあるのでしょーケドも、こーいうのを好んで観る人々が段々と増えてる様な気もするって今の世の中が、真に望ましいモノなのかとゆーのはやや測り兼ねる…というコトでしょーかね。最近多忙を極めており、今作も公開開始からだいぶ経った頃にそこそこ夜遅くの回で(何とか)観たのですケド、なんか思ったより観客多かったな~という感覚があって、率直に、ソコがちょっと気に掛かる、と言いますか……
[映画館(字幕)] 5点(2024-12-13 10:21:13)
40.  ガール・ピクチャー 《ネタバレ》 
まあ、別に北欧ものだとかって全然関係も無く、地域性・時代性を超越して幾らでも存在する(し続ける)であろう、超・普遍的なティーン青春映画ではあります⇒なので、まずまずは、当然の如くに(ワリと高度に)性的であって、でもその意味では、主役の三人の女のコはその方の属性的にはやや「クィア」と言われるべき人々だ…とゆーのが、作品全体としてもポイントとなって来るコトなのかも知れません。で、だから逆に、他方で(青春)コメディ的には、ちょっとボケがキレキレで面白い…と言ってしまうのが今や完全に適切なのかはやや判り兼ねるトコロでもありますが、少なくとも(前述したような)今までのこの系統の作品との比較としては、個人的にはまずまず「尖ってる」な…という感覚は(同時に)抱き得るかと思われましたですね。またまた、別に&同時に、いつ観ても・何度観ても、たぶん一定以上には楽しめる=共感できるって作品かとは思います。お好きな方は是非。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-13 10:10:45)
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