381. Lie lie Lie
豊川悦司はうさんくさい役が似合う。だからこの映画はすごくナチュラル。個性というほどのものでもないけど、淡々と我が道をいっている雰囲気はよかった。でも、鈴木保奈美だけ少しイメージと違うんだよなぁ。 6点(2004-04-17 17:10:23) |
382. ライフ・イズ・ビューティフル
家族愛というより父親愛と言ったほうが適当。それだけロベルト・ベニーニの熱演が光ってる。うるさいけど…。けっこう笑えた。あちこちに伏線が散りばめられていて、いつ来るか分からないけどいずれ登場人物がひっかかる、みたいな、ドリフ的な笑い。戦争と笑いはよく合う。 6点(2004-04-17 16:59:25) |
383. 戦場のピアニスト
これはドキュメントに近い。ありのままを観て、体で感じろというのだろうか。何にしろ、なかなかこの世界に溶け込めず、ただ傍観者に徹することしかできなかった。躍起になって文句を言うような作品ではないが、あえて言うならバラードを端折らないでほしかった。 4点(2004-04-17 16:44:52) |
384. マッチスティック・メン
何に騙されたって予告に騙された。リドリースコットの挑戦状?主題はそんなところにないと思う。切ない男の哀愁を嫌味なく見せてくれた味わい深いヒューマンドラマ。この役はニコラスケイジ専用かも。 7点(2004-04-16 20:27:28) |
385. 誘拐犯(2000)
登場人物すべてにそれぞれの企みがあり、みんな悪者というところが面白い。映画全体としてはたるくていまいちの出来なんだけど、随所にみられるあっと驚かせるアクションはクールでなかなか味があった。ただのごり押しのアクションとは一味違う。でも、その気になればもっと面白くできたんじゃないかと思う…。デルトロはあいかわらず良い。 6点(2004-04-16 15:40:06) |
386. 遊星からの物体X
気分爽快なSFXは必見。CGでは味わえない質感とよく言われるけど、まさにその通り。感触が伝わってくる。一番好きなのはやはり犬。スクエアのパラサイト・イヴでパクられてた。まぁSFXだけでなく、演出も素晴らしい。カーペンターの中でもスターマンと並んで大好きな作品。 9点(2004-04-16 15:34:33) |
387. ユージュアル・サスペクツ
何より登場人物とその配役、BGM、カメラワーク、映画から流れてくるすべてがかっこいい。このかっこよさは男むけかも。デルトロが捕まるシーンでゾクゾク。これを観て映画を好きになった。 10点(2004-04-16 15:29:24) |
388. やかまし村の子どもたち
これじゃあ教育ビデオじゃないか。と、最初は思った。でもだんだん、このストーリーの無いやかまし村の日常に心が溶けこみ、最後のほうではまるで村の一員になったかのような気分にさせられた。とにかく自然が綺麗。こんな映画もありかも。 7点(2004-04-16 15:25:01) |
389. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 キャラクターの表情を細かく書き分けるCG技術と製作者のセンスに関心した。これを子供映画とあなどることなかれ。童心に返らなくても十分楽しめる。腐りきった大人の心を癒してくれる。ストーリーは無難だが、ラストはちょっと気に入らない。ドアは直らないほうがいいんじゃないかなぁ。再び会える事だけがハッピーエンドとは思わない。 7点(2004-04-16 15:21:00) |
390. メメント
斬新なアイデアが売りだが、おかげでちょっと難解。慣れてないから結構頭が混乱した。観終わってから考えると、あらすじ自体はとてもクリアーなんだけどな…。ストーリーを整理することをパズル感覚で楽しむ映画なのかも。 5点(2004-04-16 15:12:52) |
391. めまい(1958)
いきなり何がどうなってるのかさっぱり分からず物語にひきこまれた。そして最後まで息もつけず、ただただ面白かった。ミステリーとロマンス。堂々と王道を突き進みながら、そして王たる貫禄。さすが。しかし、キムノヴァクの眉毛が気になる。 9点(2004-04-16 15:09:47) |
392. ムトゥ 踊るマハラジャ
インド。インド。異常なテンション。すごい。すごいけど、面白いかどうかとは別の話。インドっぽい顔。インドっぽい髭。インドっぽいタオル。ミーナはめっちゃ美人。インド美人。インド美人は本当に美人。他にもインド美人が出てたが皆美人。日本の美人みたいに好みが分かれるような美人じゃなく、文句を言わせない美人。馬もインドっぽい。象はもちろんインド象。コブラももちろんインド産。全てにおいてインド。つうか長い。 5点(2004-04-16 15:05:53) |
393. ムーラン・ルージュ(2001)
ユアン・マクレガーが本当に歌ってるんだろうか?っていう疑問が…。ちょっと違和感がある。ストーリーは大味ながら、舞台が綺麗で豪華なので気にならない。巧さはなく、パワーでゴリ押ししてるだけとも思えるが、好きな人なら十分楽しめるはず。残念なことに、キャラクターの濃さが少し肌に合わなかった。 6点(2004-04-16 15:02:25) |
394. キル・ビル Vol.1(日本版)
悪ノリの一言。終始笑わされてばかりだったけど、こういう観方でいいんだろうか。まぁ何はともあれ、ルーシーリューの後ろを不気味に歩いている栗山千明が最高にクール。この人間離れした凄みは柴崎コウには出せなかっただろう。ユマの全身を使った派手なチャンバラアクション、あちこちに散りばめられた独特のユーモアも秀逸。この映画、只者ではない。 7点(2004-04-16 14:49:20) |
395. 未来は今
コーエン作品はやはり異様なキャラクターを作っておきながら、その雰囲気に全く違和感を伴わないキャスティングをしているところが面白いと思っているわけで、これをティム・ロビンスやポール・ニューマンがやると、(他の映画のイメージが強いのかもしれないけど)普通の人が無理してるように映ってしまってどうもだめ。大げさに見えた。ブシェミが出て来た時にホッとした…。 5点(2004-04-15 09:53:20) |
396. ミラーズ・クロッシング
あいかわらず、コーエン兄弟の撮る絵は、綺麗。今回はオレンジと緑と黒が基調。この色使いから受けた印象は、昭和のスナックでスコッチを一人飲んでる男。そしてそのイメージと恐ろしいほどぴったりな主人公。センスがあると思う。「人間のクズのくせにプライドだけは高いのね。」ってセリフは痛すぎた。勘弁して。ストーリーは何がどうなってるのかいまいちよく分からないまま終わっちゃったのが個人的に残念。 4点(2004-04-15 09:49:49) |
397. 未来世紀ブラジル
好きなようにやってるのはいいんだけど、長すぎ。どこまで行くんですか。もう少しテンポを良くして欲しいところ。まぁ肌に合わなかったってことで…。 4点(2004-04-15 09:46:20) |
398. 耳に残るは君の歌声
歴史を知らないので、あまり意味が理解できてない部分が結構あるけど、映画の雰囲気はすごくいいと思う。落ちつく。嫌味なく綺麗な歌曲が鳴り響き、じめじめした時代の悲愴な静寂をオブラートに包んでいる。ストーリーは浅いけど、あまり重くなりすぎないでいいかも。まぁそれよりもむしろ主演の4人の俳優すべて好きな俳優なので、そこがすごくツボ。リッチーにはもっと歌ってほしかった。 6点(2004-04-15 09:42:34) |
399. ミツバチのささやき
白い画面、ノスタルジックな音楽。穢れ無きものに対する憧憬を見事に刺激された。ただ腫れ物を触るように、大事に大事にしたくなってしまう映画。でも人間が成長するって言う事は何かを捨ててしまうことだと思うと寂しくなる。イザベルが大好き。 8点(2004-04-15 09:37:48) |
400. ミッドナイト・ラン
脚本良過ぎ。冒頭から笑わされた。チャールズ・グローディンは名演してる。トホホな中年役をうまくこなしてると思う。デニーロも普段というか他の映画ではあまりやらないようなタイプの役柄を楽しそうにやってるように感じた。観てるほうも楽しかった。裏切って裏切られて、やられてやり返して、それでも仲良し。これぞ悪友。 8点(2004-04-15 09:32:07) |