4021. デンジャラス・ビューティー2
普通にやればそこそこの内容にはなりそうな話なのに、自らつまらなくしようとしているとしか思えない製作の杜撰さによって、目も当てられない出来になってしまっている。多分、作った側は、リーサル・ウェポンとかメン・イン・ブラックみたいな、「適当に喧嘩しながら何だかんだいって名コンビになっていくアクション・コメディ」にしたいのだろうが、サンドラ・ブロックが切れ始めるとマジで陰湿で自分勝手な人物にしか見えないし、レジーナ・キングには残念ながらコンビの片方を張るほどの力量はないし、そもそも2人の息が全然合っているようには見えない。台詞も1つ1つがわざとらしく、見れば見るほど冷えるしかない。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2005-08-19 16:47:05) |
4022. Be Cool/ビー・クール
エアロスミスのメンバーはえらく小綺麗なお坊ちゃんルックスになってしまったなあ、という程度しか印象に残らない。内容的には、マフィア系でもちょっと目新しい路線でやろうとした結果、演出の腕が伴わず、かえって何もできずに終わってしまったという感じでした。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2005-08-19 16:37:43) |
4023. トッツィー
テンポ良く、決めるべき部分もきちんと決めて、分かりやすく進んでいくコメディの佳作ですね。終盤はちょっと強引でしたが・・・。ジェシカ・ラングが意外に可愛らしい役回りだったのはちょっと驚きました。●再見して気づいたのですが、これ、ジーナ・デイヴィスのデビュー作なんですね。で、いきなりの下着登場!これにはびっくり!その後も、出番がありそうながら画面の端に留められたりしているカットが多く、ジェシカよりもそっちの方が気になりました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 16:26:09) |
4024. 月光の夏
《ネタバレ》 かなり期待外れ。大体、何で現在の取材側の行動の描写にあそこまでの比重を置いていたのかが謎。あんなことをされると、戦時中のストーリーがぶった切りになってしまい、独立した世界に浸ることが妨害されることなどすぐに分かりそうなものだが。今そこにあるピアノの背後に隠された過去の話を浮き彫りにしたいのであれば、現在の描写は最初と最後だけに凝縮して、その間は、特攻兵や女教師の人となりや思考生活をきちんと完成させることに重点を置くべきでしょう。それと、軍服や当時の教室など美術関係が妙に作り物っぽいのも気になった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2005-08-10 02:18:27) |
4025. スペースバンパイア
もちろん、点数はバンパイアお姉さんに対して。とはいえ、メイクアップや視覚効果も、結構頑張ってましたね。めちゃくちゃ強引なラストのプリミティブな説得力に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-01 23:55:54) |
4026. 心のままに
あまりの安直さに唖然。そもそもこの「躁鬱病」の描写って、正しいんですか?(素人考えながら、躁状態であることと、妄想状態になることとは別なのでは?)大体、「躁鬱」とかいいながら、鬱の方の描写はほとんどないじゃん。それと、患者と恋愛感情を持つようでは本来はその時点でただちに医者失格であり、それを物語的に乗り越えようと思うならばよほどの何かが必要なはずですが、この作品ではそれも全然ありません。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-01 01:46:56) |
4027. マンハッタン無宿
あらすじから全部想像できるとおりの内容。というか、本筋のストーリーはほとんど存在していないに等しく、むしろお姉ちゃんとムフフなシーンの連続で時間をつないでいるような、イーストウッドだけが得する作品。わざわざ映画にするほどのものとはとても思えない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-07-31 00:57:55) |
4028. 蝶の舌
良い雰囲気の話なのに、内容があちこちに拡散していて、肝心の先生との交流がかなりボケてしまっている。ラストのインパクト一発でそれなりの印象を確保しているというだけ。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-31 00:10:57) |
4029. 黄金のパートナー
何といっても、これがあの紺野美沙子様の映画デビュー作なのでございますよ!それだけでこの作品は歴史的保存価値ありです。知性、気品、美貌、親しみやすさ、愛らしさといったすべての要素を最高レベルで有しているという点において、私は彼女こそが史上最高の女優様であると信じて疑わないが、このデビュー作でもすでにその素養は堂々と呈示されています。まだこの頃はちょっとぽっちゃりしてるけどね(笑)。しかも、いきなり男装スーツ姿で登場かと思えば、浴衣にキャミソールにライダースルックに水着に(!!)と、不自然なほどサービス全開ではないですか!(浴衣のシーンなんて物語の展開上何の必然性もないぞ!)はい、私の目的は十分に達成されました。海洋もののくせに冒険がしょぼすぎとか、終盤はグダグダのメロドラマになっちゃったなんてことは、すでにどうでもいいのです。 [地上波(字幕)] 5点(2005-07-29 01:53:51) |
4030. 恋のおかたづけしましョ!
何ともしょぼいラブコメ。掘り下げればいくらでも面白くできそうなのに、脚本が明らかに力不足で、各登場人物の意味合いをまったく処理しきれずにいる。全体がさらさらと流れていくだけで、まったく印象に残らない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-27 03:28:01) |
4031. シャンハイ・ヌーン
かなりひどい作品。アクションには全然切れがない、というか、ジャッキーが妙に重ね着してるのって、もしかして太ってるのを隠してたんじゃないの?ルーシー・リュウも、全然お姫様に見えません。スー族の美女に2点。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-07-27 03:12:49) |
4032. マルコムX
長尺の割にはだれることなく最後まで見通すことができたが、やはり、刑務所収監までとそこでイスラム教に目覚めるまでが長すぎると思う。運動家の伝記である以上、運動がどのように浸透・拡大していったのか、またどのように方針が変わり、その後はどうしたのかというところをじっくりと見たかった。デンゼルの演技は、アジテーション場面などはさすがだが、日常場面における年や状況や人間関係の変化による差異はあまり浮き彫りになっておらず、どの場面も似たような顔に見える。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-26 02:41:55) |
4033. きっと忘れない
それっぽく作ってはあっても、実質的な中身はかなり薄い。この種の、「真面目なだけの若者が、変な人と出会って交流を深めた結果、視界を広げられる」という話は、優れた先例が多数あるのだから、この程度で人を感動させるのは無理があると思うが。あと、全然関係ありませんが、音楽のパトリック・レナードって、元トリリオンのキーボードであり、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムのプロデューサーだった彼ですよね?フレットレス・ベースを効果的に使った、なかなかいい仕事をしています。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-25 01:30:36) |
4034. 恐怖のメロディ
《ネタバレ》 「危険な情事」の元ネタはこんなところにあったんですね。前半は、初監督とは思えないほどの堂々とした進行で、特に、野原でいちゃつく2人からカメラが上後方に移動すると、林の中からイブリンがじっと2人を見ているショットなんて、ぞくっとします。しかし、一度イブリンが拘束された後、特に無意味に長いラブシーンあたりから急に手抜きっぽくなってきたのは、何だったんでしょうね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 15:52:37) |
4035. ニューヨーク・ストーリー
それぞれの話も特段面白くないが、この3つをつなげる必然性がどこにもないので、何のために作ったのかさっぱり分からない。タイトルにニューヨークを謳うべき必要性も分からない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-23 01:55:02) |
4036. スウィングガールズ
前半は映画としてはかなりあぶなっかしいのだが、みんなが演奏の楽しさに目覚めて「いい顔」になってからの展開は、やはり良い。演技力や脚本部分の欠落を演奏でカバーするなどというのは、映画としては邪道ではないかとも思えるのだが、それでも、ラストの演奏会でのカタルシスは、そんなことを吹き飛ばすほどのパワーがある。さっぱりと切り上げるエンディングもよい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-22 00:28:01)(良:1票) |
4037. 皆月
吉本多香美のエロシーン以外には価値がないが、それだけを目的に見ておいてどうこう言うのが間違っているのかもしれない。しかし、それはさておいても、奥田瑛二が到底この役には合っていないというのが、全体を大きくぶちこわしてはいないか? [DVD(邦画)] 4点(2005-07-21 01:31:24) |
4038. マンハッタン恋愛事情
元は演劇用の脚本でしょうか?男のアパートの一室で、三角関係の男女(原題通り)が延々としゃべったり移動したりを繰り返すだけの話です。このような設定だと、かなりの演技力が要求されることは当然ですが、残念ながらこの3人はいずれも不合格です。特に、女性2人など、ピーチクパーチクさえずっているばかりで、何の表現もできていません。しゃべっている人の顔をアップで追うだけの芸のないカメラもダメです。 [地上波(字幕)] 3点(2005-07-21 01:21:33) |
4039. Uターン
《ネタバレ》 この豪華キャストからは予想もできないほど、退廃しきった雰囲気で延々と苛々させるだけのお話。展開なんかはそこそこ凝っているのが、さらに後味の悪さを増幅させている。ビリーボブの性格極悪な修理屋やホアキンとクレア・デーンズのバカップルの絡ませ方も笑えた。ただ、これら魅力的なサブキャラが片付けられてからのラスト30分は、やはりちょっとダレたと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-18 02:06:19) |
4040. トゥー・ブラザーズ
ひたすら虎の動きを追い続けた映像は絵柄としては新鮮だが、ストーリーは誰でも思いつく範囲のものでしかなく、工夫が何にもない。動物図鑑の映像版としては楽しめるかも。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 01:56:47) |