401. ガントレット
蜂の巣じゃないか,よく生きていたな,というのが第一印象。良くも悪くもクリント・イーストウッドの個性を感じた。「ペイル・ライダー」も似たような感じだった。 5点(2001-11-15 20:26:18) |
402. スター・トレック2/カーンの逆襲
ドラえもんさんに同感です。この2作目は,かなりテレビシリーズを意識した内容じゃないかと思います。所謂トレッキーたちには不評だった前作ですから・・・。スポックが命を落とすシーンはショッキングでした。また,作曲家ジェームズ・ホーナーの名を初めて知ったのが本作品でした。さすがに,現在のように手法的に熟しておらず,マーラーの交響曲のように聞こえてしまったあたりが,妙におかしかった記憶があります。 6点(2001-11-14 21:11:01) |
403. スターシップ・トゥルーパーズ
気色悪いというか,悪趣味と言うべきか。私もB級SFホラーとしか思えません。唯一の収穫は,やっぱりデニス・リチャーズかな。露出度低いけど・・・。 5点(2001-11-14 21:02:06) |
404. ウェディング・バンケット
面白かったです。ラストシーンの両親の姿が哀れでならなかったことや,主役のアメリカ人が格好良かったこと,アメリカで生活する東洋人にとってのグリーンカードの存在等々,一緒に見た当時の付き合っていた彼女と飲みながら話した記憶があります。個人的に思い出深いと同時に,今思えば自分の将来を暗示するような内容でした(勿論男に趣味はありませんが)。 8点(2001-11-14 20:54:02) |
405. アメリカン・ブルーパーズ
いやー,こんな作品がここに載っていたなんて・・・。私も18年前に見ました。同時上映は何だったか(「ベスト・キッド」じゃないし・・・)忘れました。私もイマジンさんに同感です。CX系の珍プレー好プレーの方が絶対面白い。 4点(2001-11-14 20:46:29) |
406. ピンク・パンサー2(1975)
怪優ピーター・セラーズの代表作にして傑作である。制作後30年以上たった今見ても,散りばめられた笑いは決して色褪せていない。特に,ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部が,上司のドレフェス署長や弟子のケイトーと絡むエピソードは爆笑ものである。イギリス映画ならではのギャグセンスと言えよう。「オースチン・パワーズ」やレスリー・ニールセンの作品に対して素直に笑えなかった方には,ぜひお薦めである。 9点(2001-11-14 20:40:45) |
407. 空軍大戦略
戦争映画の中で,最も金のかかる空ものの傑作である。1940年の英国本土防空戦を史実通りに描いたばかりではなく,ほとんどが実機(Ju87はリモコンだ)という凄まじい作品でもある。乱舞するMe109E(スペイン製のイスパノエンジン装着で機種がずんぐり,「メンフィス・ベル」にも出ていた?)やスピットファイア(MkⅨ?だったが),そして何とHe111(何と飛んじゃっている!)にマニアは感涙したものである。ま,言ってしまえば「史上最大の作戦」や「遠すぎた橋」とともに史実ものとして位置づけられよう。メカニカルな素材感はピカイチだが,ストーリーを望むと失望するだろう。一発の銃声も効果音もなく,音楽(作中でウォルトン作曲による唯一の楽曲)のみに語らせる空戦シーンは全編の白眉とも言うべきか。圧巻である。 9点(2001-11-14 20:31:38) |
408. アラジン(1992)
子どもと一緒に吹き替え版を見ただけだからなぁ・・・。でも結構楽しめたよな。他力本願なアラジンと剽軽極まりないジーニーのコンビはいいねぇ。 7点(2001-11-14 20:12:42) |
409. 明日に向って撃て!
前半の快調さが,後半になると嘘のようになりひそめる。そして,あのラストシーン。何も知らずに見た者としては,意外であり,実に後味の悪い結末となった。しかし,私はこの2人の生き様が強烈に投射された本作を断固指示する。 9点(2001-11-14 20:08:13) |
410. スペースキャンプ
そうなんです。1986年の作品ですから,同年1月だか2月のチャレンジャーの事故のため,これだけの大作ながら興行的に駄目だったらしいです。これを見る前に,ぜひ「スター・ウォーズ」三部作は押さえておかないと,楽しみは半減です。とにかく主人公のガキんちょがとんでもないスター・ウォーズフリークなので,見ていないとさっぱり言っていることが理解できないことでしょう。シャトルものでは,クリント・イーストウッドの「スペース・カウボーイ」が近年話題になりましたが,人によるだろうけど,絶対こっちが上と思います。封切りの時,最後のランディングの場面では,何と感動の余り拍手が起こったといいます。マンネリとか金太郎飴とかとかく言われがちなJ・ウィリアムスの曲も,心を奮い立たせるような躍動感と覇気に満ちていて,◎です。子ども向けでもあるので,多少のお気楽さはありますか゛,かえってパニックものの深刻さが無く,私はお気に入りの作品です。DVDあるのかな・・・。 9点(2001-11-11 00:02:46) |
411. プリティ・リーグ
私も題名を見て,キワモノか,と勘ぐったのですが,何と史実を元にした見応えたっぷりのドラマとして,素晴らしい作品に仕上がっていました。監督役のトム・ハンクスが実にいい味を出していました。今時鼻くそほじった演技で視聴者を唸らせるなんて,やはり並の俳優じゃございません。ラストシーンのすかすがしさも特筆ものです。ずらりと並んだ往年の女性プレーヤーたちを見てびっくり。本当によくできていました。そして,監督は既に・・・。野球が映画の素材として,如何にロマンをかき立てるか,という典型。 9点(2001-11-10 19:56:53) |
412. フラバー
そう,これはリメイクなんですね。ロビン・ウィリアムスということで期待して見たのですが,どうってことなかったのが残念。 6点(2001-11-10 19:40:36) |
413. 不滅の恋/ベートーヴェン
古典的な均整美と,流麗にしてこの世のものとも思われない言わば彼岸の美に満ちたモーツァルトの音楽に対して,ベートーヴェンのそれは,すぐそこまでロマン主義の足音が近づいているだけに,ずっと等身大の人間に近い気がする。不器用で気難しく,それでいて男として肝心なことは結構好きで・・・。本作には,妙に人間くさく親近感をつい覚えてしまうベートーヴェン像が描かれていて,実に楽しめた。 8点(2001-11-10 19:25:23) |
414. ファンタジア
音楽と映像の幸福な融合である。60年後の続編でもそのまま使われた「魔法使いの弟子」はやはり全編の白眉である。ビデオでみたのがとても残念・・・。 8点(2001-11-10 19:13:22) |
415. ピアノ・レッスン
あの時代の風俗と妖しく生々しい映像,何度か見るのを止めようかと思ったが,結局見てしまった。怖かった。そして後味が悪いことこの上なかった。一瞬,名匠デビッド・リーン監督の「ライアンの娘」とかぶったが,あれ程の映像美や重厚な存在感は到底求められない。ま,もう見ること無いだろうな・・・。 5点(2001-11-10 18:49:16) |
416. バットマン・フォーエヴァー
私も,この作品のバル・キルマーは×です。「トップガン」じゃ,主役のトム・クルーズを喰っていたのに・・・。数年でこんなになったゃうなんて・・・。 5点(2001-11-10 18:36:58) |
417. バードケージ
ロビン・ウィリアムスでは至って低調な作品でしょう。特に,印象に残っていません。キャリスタ・フロックハートがジーン・ハックマンの娘役で出ていたことを見た後しばらくたってから知りました。 4点(2001-11-10 18:31:23) |
418. ノートルダムの鐘
一気に見てしまった。アラン・メンケンの数々のナンバーも聴き映えがする。ラストでカジモドに何かいい思いをして欲しかったけど・・・。ま,原作もこうなんでしょうから・・・。 7点(2001-11-10 18:26:15) |
419. ナバロンの要塞
戦争映画,というよりスパイアクションに近い内容である。ストーリーの進行が自然で,俳優たちの演技のうまさもあってか,見応えがあった。グレゴリー・ペックにアンソニー・クインとは,何と豪華なキャスティングか・・・。 8点(2001-11-10 18:20:49) |
420. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
いろいろな意味で凄い,否凄すぎる作品。今となっては,過去となってしまった東西対立の時代を背景に,異様なまでの緊迫感とブラックな笑いが一貫しており,一時たりとも弛緩の瞬間がない。恐るべきキューブリックの手腕,そしてピーター・セラーズの怪演(一人三役!)に快哉,といったところか。それにしてもモノクロ映像が克明に捉えたB52のコクピットのメカニカルなディテール。外側にバイザーの付いた当時のジェットヘルが何とも懐かしい。ラストシーンは,このブラックコメディの白眉であろう。思わず「やっちった~」と叫んでしまった。 9点(2001-11-07 19:44:18) |