401. ゴッド・アンド・モンスター
イアン・マッケランがリアル同性愛者というのは鑑賞後に知りました。ブレンダン・フレイザーに対する目つきは「あっ、この人は」直ぐ分かるもので、流石の名優ぶりですが、演技か素か、個人的に嫌な感じがしました。傑作「透明人間」「フランケンシュタイン」のジェームズ・ホエール監督の老いの苦しみが描かれていますが湿度の高さに辟易させられた作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2023-05-17 16:17:46) |
402. キングの報酬
業界ナンバーワンの選挙コンサルタントを演じるのが大の苦手なリチャード・ギア。本作の彼はヒゲが珍妙ながら正視に耐えるものでした。しかしお話がシドニー・ルメットらしからぬ凡庸さでハラハラもドキドキも皆無で結局コンサルタントなんて要らんのだよと言いたげな何じゃそりゃな結末にアングリするところです。ジーン・ハックマン、デンゼル・ワシントンも何じゃこのキャラクターはと思ってたのでは。 [DVD(字幕)] 4点(2023-05-16 00:36:41) |
403. ダブル・ジョパディー
《ネタバレ》 ジャケットに興味をそそられてから20年、ようやくの鑑賞。オープニングタイトルロール、「アシュレイ・ジャッドってヒートに出演してたっけ? 監督は・・・見辛い画面だなぁ・・ん、ん、ブルース・・誰?・・・・ブルース・ベレスフォード!!!」期待で血圧急上昇。 アシュレイ・ジャッドの無鉄砲な奮闘模様、ブルース・グリーンウッドのクズっぷりは強烈だったので遂に対峙するシーンが淡泊だったかなと。 ジョーンズさんはジェラード捜査官ばりのキャラクターが新味に欠ける感じで、男性二人のキャスティングを逆にして欲しかったところ。それでもフェリーから海中へのアクションには握り拳。 濃厚と淡泊が入り混じる起承転結ですがトータルで密度が高く満足出来た良作です。流石名匠! [DVD(吹替)] 7点(2023-05-15 12:00:49) |
404. 悪いことしましョ!(2000)
人懐っこく気の良い冴えない孤独な青年が悪魔の力を借りて成りたい自分に変えて貰う。五変化におけるブレンダン・フレイザーの芸達者ぶりにびっくり。さらに初体験エリザベス・ハーレイのコスプレに「素敵~」眼福でした(この人は現在も「奇跡の57歳」と呼ばれる美貌と体型の持ち主だとか)二人の掛け合いが愉快でカラリとした味わいが心地良い。 間違った選択ばかりで年月を費やした私にとって元気づけられる神様のお言葉からの着地点もなかなかのもの。 大いに楽しめた作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2023-05-14 18:34:02) |
405. 嵐ケ丘(1939)
高名な原作未読。原作は面白いのだろうか、見応えゼロのつまらなさに驚きました。ヒースクリフの復讐話ながら小綺麗に着飾っているだけで、どのようにしてどういう点が成長したのかサッパリ分からず。キャシーの低脳・・・は言い過ぎとして単純な振る舞いにも呆れかえる。二人してウダウダした挙げ句のとってつけたかのような結末に何の感慨も湧かず。原作はおもしろいのだろうか・・・読む気力も無いけれど。 フローラ・ロブソンの存在感とデヴィッド・ニーヴンの初々しい姿に加点。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-05-12 14:01:10) |
406. ポイズンローズ
ブレンダン・フレイザー、モーガン・フリーマン出演と言うことで鑑賞。前者は見た目と言い役柄と言い目を背けてしまう気の毒な姿。後者は街の大立て者の雰囲気は何となく出ていますが極悪の「ご」の字も無い拍子抜けな悪党。ハードボイルドを気取ったトラヴォルタでありましたが、のっそりした身のこなしでのアクションが微笑ましい。ハナシとしてはそこそこだったので演出の拙さが際立つ作品でした。 鑑賞後DVDジャケットを見てビックリ。誇大広告、詐欺の部類かと。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-10 00:20:34) |
407. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 余命幾ばくもない男二人の海を目指す逃避行。都合よく大金が転がり込み、都合よく追手のギャングと警察が間抜けなのでリラックスして観ることが出来ました。マーチンの肝の据わり具合に好感。ルトガー・ハウアー登場に「ホントに?」リプレイ「ホンマや!」 ルディが全く病人に見えなかったのが何だかなぁですが、カラリとした味わいがあった作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-09 00:20:47) |
408. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 退任まで1日でどうやって救出するのか? 回想録が続くのは当然かと。ドイツとレバノンのシーンで自己愛に満ち約束を屁とも思わないCIAのセイギカンが見応えあり。サイドショー作戦をディナー作戦に書き換えメデタシメデタシに終わるまで野暮を承知でシーアイエーはこんな間抜けな組織なのか・・・馬鹿らしさで1秒も盛り上がれず。 レッドフォードの白すぎてシワシワのお顔が寂しかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-08 12:24:56) |
409. アンダーグラウンド(1995)
「黒猫・白猫」のハチャメチャさに大いに楽しませて貰えたのですが、同じようなテンションでありながら「もう、いいから、くどい、つまんない」サッパリでした。 「昔ある所に国があった」1941年から1992年迄その国でのマルコ、クロ、ナタリアの喜怒哀楽が描かれていますが、彼等の心の内を考えようとしても馬鹿騒ぎに邪魔されて、長さにグッタリさせられました。 葬儀から窺える巨星チトー大統領亡き後あっという間にバラバラになって殺し合う国々が再び一つになる事は夢の又夢を感じるラストシーンに点数を。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-07 19:30:13) |
410. スクープ・悪意の不在
《ネタバレ》 髪型に時代を感じたミーガンの独り善がりな記者魂に煮える。堪忍袋の緒が切れたマイケルの逆襲に「ここからや、ギャフンと言わしたってや」期待が高まったのですが。全く盛り上がらず、宿敵同士のロマンスに集中が尽きて寝落ち。 気を取り直しての再見でしたが、司法省のオッチャンが美味しいところを持って行ってのお開きにカタルシス無くイマイチワケワカメで更に再見で何とか分かった次第。いくらポール・ニューマンが渋くても地味に過ぎる復讐劇は物足りないものでした。 公人のスキャンダルをほじくり返してドヤ顔の「〇〇砲」も悪意の不在を盾にしたセイギカンなのか考えるところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-06 16:46:31) |
411. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
休みが一日だけ一致した娘と共に鑑賞。 その昔家族5人で熱中したスーパーマリオ64。 大迫力映像に魅入り無敵モード音楽に鳥肌。 大満足で劇場をあとにして二人で思い出話に花を咲かせたひととき。 製作に携わった皆様に唯々感謝であります。 [映画館(吹替)] 9点(2023-05-05 19:44:04)(良:2票) |
412. スティーラーズ(2013)
質屋にまつわる3つのハナシが絡まり合う。登場人物達が昨日観た作品の100倍1000倍お粗末さで言葉もありません。イライジャ・ウッドの家族が観たら泣きそうな役柄を引き受けた理由を知りたい。ブレンダン・フレイザーのおバカぶりがギリギリ見れたところに点数を。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-05-04 21:18:45) |
413. 狼たちの報酬
《ネタバレ》 ケヴィン・ベーコン、アンディ・ガルシア、ブレンダン・フレイザー、フォレスト・ウィテカーでこの邦題、期待するのは私だけでしょうか。騙された私がアホやねん♪ですわ(憔)4つのハナシが一周回って元の位置に何とか繋ぎ合わせたところに1へぇですが、無理矢理感に白けると共に全員のお粗末な振る舞いに激萎え。ブレンダン・フレイザーの棒読み台詞に苦笑ですが無言の佇まいはなかなかのものでした。+3点 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-04 01:59:40) |
414. ウソはホントの恋のはじまり
あなた好みの女になりたい♪ 男性版なお話。 価値観はまだしも趣味趣向を完全一致させる必要がどこにあるのか。 魅力皆無の小利口な青年のウダウダぶりが退屈で寝落ち寸前。 尺の短さだけが救いだった凡作です。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-02 16:29:59) |
415. ショック療法
《ネタバレ》 観たいと思ってから49年。 サウナから海へ駆け出す全裸男女に、思い出しました。当時の「スクリーン」だったか「ロードショー」でアラン・ドロンが全裸になる記事を。 来た来たっ! 来たああああああああ! ボカシ無しのスッポンポンのお姿ああああ! 全盛期の男前に後光がさしており、眼福のお宝映像でありました(恥ずかし・・・) お話は若返りでの弱肉強食といったところで、真実に迫るアニー・ジラルド(彼女もスッポンポンで楽しそうでした)がまぁまぁかなといったところ。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-01 16:38:11) |
416. モーリタニアン 黒塗りの記録
数ある拷問シーンで母親に関する件に、世界の警察官様もテロ組織と目くそ鼻くそを感じるところ。一方で中佐や弁護士、本作を作り上げた方々に米国らしさを見ることに。骨と皮になっていないスラヒが意外で聡明さが印象深い。9.11事件のご遺族は本作をご覧になればどのように思われるのだろうか? 考えさせられるところが多い良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-29 12:02:48) |
417. ファースト・ワイフ・クラブ
女性3人のドタバタもでのダイアン・キートンは似たような他作の時と同様に大根芝居が見てられなくイライラする。 男性3人の振る舞いに怒り心頭、以降は退屈で目を開けてるのがやっとの状態。 シンシアも男性3人も活かされていないお粗末な脚本で女性3人がギャアギャア喚いてるのに萎える。 マギー・スミスの出演理由を知りたいところ。 ゴールディ・ホーンの51歳には思えない可愛い姿に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-04-28 13:19:32) |
418. みんな元気(2009)
子供達の将来に期待をかけて懸命に働いてきた父親。私が頑張っているのだから子供達も頑張るべき。愛してやってるのだから愛し返せ。乖離していた親子の思いに旅を通じて気づく親。元気が一番、普通で上等が身につまされる作品でした。真面目なお父さんもデ・ニーロが演じると魅力的なのが流石名優。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-26 15:58:14) |
419. フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い
育ての親を殺された養子4人の仇討ち話。強盗殺人に見せかけて実は・・・真相に迫る過程はそこそこ見応えありましたが、ママと子供のエピソードが殆ど描かれておらず、単なるドンパチものにしか見えなかったのが残念。中山秀征似のテレンス・ハワードとキウェテル・イジョフォーが印象深く、持ち味を存分に発揮した狂犬ぶりを見せるマーク・ウォールバーグはまずまずかなといったところです。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-25 16:15:34) |
420. レイトナイト 私の素敵なボス
トーク番組の司会者として30年、43回エミー賞受賞した超絶優秀なキャサリン・ニューベリー。子供・友達を作らず、名前を覚える気が無く番号で呼ぶ部下に対して暖かみのカケラもなく、気に入らないと剪定するように「クビよ」と言い渡す。そんな女王様が視聴率低下で降板の危機に見舞われる。新スタッフとしてインド系アメリカ女性モリーが加入して。何となく先が読める展開で落ち着くところに落ち着いた結末。目新しいところは製作・脚本も兼ねた才媛振りを見せるミンディ・カリングが唱える人種の多様性ですが、くどすぎて白けてしまいました。 還暦には見えないエマ・トンプソンの役作りは惚れ惚れするところで溜息が漏れました。 「褒めて育てる」とは無縁の切った張ったの職場の厳しさが描かれた小品です。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-25 03:38:22) |