4341. 暗殺者
スタローンにこんな影のある渋い役ができるわけがないし、バンデラスの役のキャラにも明らかに無理がありすぎ。両者とも全然格好良く見えない上に、相互に演技もかみ合っていないという悪いパターンです。 3点(2004-06-12 03:00:58) |
4342. ザ・パイロット(1995)
雰囲気はまあまあ良かったのですが、話が少しも前に進まないのは参りました。相手の女性も、全然人妻っぽくないような気がしたのですが。 4点(2004-06-10 00:10:50) |
4343. ソフィー・マルソー 恋にくちづけ
まあまあ面白い話なのですが、何となく詰めが甘くて笑い切れないような感じです。男性の方の演技が力が入りすぎて空回りしているのも難点です。 5点(2004-06-09 02:02:24) |
4344. ケンタッキー・フライド・ムービー
ギャグの中で笑えたのは3割ぐらいですが、こんなコンセプトでわざわざ映画を作ってしまおうというへそ曲がりの根性だけは評価したい。しかし、「裸の銃」の源流はこんなところにあったんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2004-06-08 02:10:02) |
4345. コン・エアー
《ネタバレ》 こういう設定なんだったら、ケイジ/キューザック/マルコヴィッチの巴戦がいかに頭脳と死力を尽くして展開されるかという点が肝なのに、まず、キューザックが終始慌ててあたふたしているだけで、まったく有能そうに見えない。ケイジも、もうちょっと何か極限状態下での才能を表してくれるのかと思ったら、終盤入口くらいまで、基本的にはじっと我慢しているだけ(まあ、護送機という単純な構造では、工夫もしにくいとは思いますが・・・)。一方で、ただでさえ極悪非道なマルコヴィッチに、ただ座っているだけでそれを上回るど迫力を発散するブシェミが加わってしまったため、全体がバランスを崩しているのです。もっとも、ブシェミの使い方はなかなかトリッキーで、あの「バイバ-イ」のシーンは、割と好きだったりしますが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2004-06-08 02:02:10) |
4346. プロミスト・ランド/青春の絆
結構期待して見たんですが・・・ストーリーが全然前に進まず、何のためにあるのか分からないシーンも多数あり、見ている時間の大半が苦痛でした。雰囲気はまあまあ良いのですが。 5点(2004-06-08 01:47:18) |
4347. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 後で気づいたのですが、つまりこれ、舞台が宇宙だというだけであって、作り方は完全に昔のウエスタンなのですね。衛星の故障という課題は悪者ギャング、呼び寄せられるイーストウッドは伝説の名うてのガンマン、集められる仲間もかつての友人たち。したがって、危機らしい危機が起きても、割とあっさり解決してサクサク進んでいきます。イーストウッドにとっては、映画製作の上では、旧ソ連の核兵器も、悪者が馬車に隠し持っている機関銃も同じなのです。一方で、ハリウッド脚本の定式みたいなものもさりげなく外しています。あの核弾頭が結局どうなったのかは直接描写されないし、そもそもトミー・リーとの別れというクライマックスも愁嘆場なく終了、またなぜ乗ったのか分からない若者二人は、わざとかと思うくらい見せ場なし(失神の次の場面がもう脱出ですから・・・ほとんど登場人物扱いされてないというか、物扱いです)。というわけで、味わい方を変えるとそれなりに楽しめますが、真面目なSF映画を期待するとがっかりします。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-06-06 17:50:18) |
4348. ジュリア
《ネタバレ》 前半はジュリアとの過去を一枚一枚回想していき、それが後半の一本のサスペンス・ドラマとして見事に結実している。その後半は、駅に着いて汽車に乗ってからカフェで無事目的を達して別れるまで、中途半端な盛り上げは一切ない。背景の説明もほとんどないし、言われた理由が本当かどうかも分からない。そのくせ、「箱を渡して」など、一言で彼らの真剣さと用意周到さを表現しきっている。一本の鋼線のような張り詰めた緊張感、各シーンにまったく無駄なし。ベルリンのカフェでのレッドグレーヴの演技には、神々しさすら感じる。 [映画館(字幕)] 9点(2004-06-05 02:55:32) |
4349. スネーク・アイズ(1998)
《ネタバレ》 冒頭の長回しも面白かったが、その中に伏線がぎゅうぎゅうに詰められているというのが実に美しかった。その後も、「視点」「視線」「視界」を存分に意識したお遊びが満載で、映像的にははっきりいって最高です。内容的には、単なる犯人当てと思って見ると損をします。血のついた紙幣には何の意味があるのか、「30分後に戻る」とわざわざ言わせているのはなぜか、警察がすぐにたどり着けたのはなぜか、というようなところで回答をわざと伏せて見る側の想像力を試す、実は良心的なサスペンスなのです。 [DVD(字幕)] 7点(2004-06-01 03:04:05) |
4350. ハンバーガー・ヒル
あえてそうしたんだろうけど、多くは同じようなシーンの繰り返し、その中でじわじわと仲間が減っていく。敵がどこでどうしているのかもよく見えない。それは分かるのだが、だとすれば映画というよりも長尺の再現映像を見ているような気になってしまう。それにこの描き方だったら、名もなき1人1人の兵士を名もなき兵士のままにしてしまっていて、きちんとスポットを当てたとはいいがたいのでは? [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-05-31 23:14:04) |
4351. オーメン(1976)
《ネタバレ》 日常生活の中に何気なく出てくる恐怖こそが、現実感があって何より怖いのです。だから、神父串刺しとか記者切断みたいなおどろおどろしいものよりも、最初の自主的(?)首つりの方が恐さのレベルは上です。途中、イタリアでの調査なんかが妙にのんびりしていて、そこでペースダウンしていますね。音楽に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2004-05-31 01:09:38) |
4352. ラスト・アクション・ヒーロー
《ネタバレ》 意外と面白かったですよ、これは。最初の、映画の中と外のギャップで笑わせるところなんかはいかにもだし、アクション映画の自己パロディみたいなところも笑えるし、キャラクターとそれを演じる俳優の対面なんてアホ極まりないシーンが堂々とできるのはシュワちゃんならではです。まあ、脚本と編集次第でもっと面白くなったとは思いますが。関係ないけど、この作品はサントラが超豪華で、数々のメタルバンドの未発表曲/テイクが満載で、当時、世のメタラー達は、普段は行かないサントラのコーナーに行ってCDを探したものです。 6点(2004-05-31 00:52:30) |
4353. セイント
主演に彼を持ってきたのがそもそもの敗因でしょう。彼のスパイ姿は、どうみても、近所のガソリンスタンドの従業員のお兄ちゃんにしか見えません。冒頭の場面でも、いきなり敵に捕まりそうになって乱闘してる割にはあっさり逃亡しているし(まともなセキュリティなら、即座に射殺しているはずだ)、そうなると、相手自体が頼りなく見えてきて、何のスリルもなくなってしまうのです。 4点(2004-05-30 17:07:32) |
4354. 不滅の恋/ベートーヴェン
製作者の気合の入った好作品ですが、3人の女性がそれぞれ何の関連性もなくて、オムニバスみたいな感じになってしまったのがちょっと残念だった。 6点(2004-05-29 23:08:03) |
4355. ユニバーサル・ソルジャー
ヒロインが魅力的でない上に、ギャーギャーうるさすぎ。頑張ってるヴァンダムが可哀想だった。 4点(2004-05-29 15:01:18) |
4356. いとこのビニー
《ネタバレ》 冤罪系の法廷モノって、設定上必然ながら、前半は重苦しいストレスを耐えなければならないことが多いんだけど、この作品はなぜか楽しくすいすい見られてしまう。コメディなんだからそりゃそうだろうというところでもあるのだが、しかし下品でない笑いを適度に取り混ぜながら巧く進行する脚本の腕はなかなかなのもの。かといって法廷手続を馬鹿にしているというわけでもなく、それはそれできちんと描写しているところが偉い。なお、クライマックスのマリサのマシンガントークはもちろんだが、そこであっさりハッピーエンドにすることなく、さらに2人の証人で駄目押しをしているところが、一段上のカタルシスを招いていると思う。●で、再見して気づいたのですが、このジョー・ペシの主人公って、単なる脳天気馬鹿ではなくって、実は自分のキャリア(のなさ)にコンプレックスや悩みを持っているところも、ちゃんと表現されてるんですね。だから、マリサとの内縁関係の発展が意味あるものになっている。これは法廷モノの形を借りた変形ラブロマンスだったのでした、ということで+1点。 [DVD(字幕)] 8点(2004-05-26 02:38:39) |
4357. ヤングガン
筋立ては明確にウエスタンの復讐ものでありながら、主要キャラの行動回路はまさに学園系青春映画。危機になればなるほど嬉しそうな笑顔になるエステヴェスは、実は同時にその陰に横たわるある種の危うさや痛ましさをも表現していて、実はかなり難易度の高い演技をしていると思う。そして、観客目線には最も近いサザーランド、学園ものなら学級委員長の役回りのシーン、サブとしての存在感が絶妙なフィリップス、と、立場のシェアやブレンドもなかなか上手くいっているのです。そういう観点から見てみると、ジャック・パランスやテレンス・スタンプといった御大の方々も、「若いのが元気にやりよるわい」と、割と嬉しそうに演技をしていているように見えてくるのです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-05-24 23:34:02) |
4358. 沙羅双樹
幻想的な雰囲気はまあまあだったが、カメラワークの酷さ(自転車の一人称のシーンなど、本当に酔いそうになって下を向いていた)、異様なほどの照明の暗さ、それと一部の人を除く素人演技には参った。 3点(2004-05-24 02:28:38) |
4359. 不機嫌な赤いバラ
前半は「さっさと辞めればいいのに」といらいらしたのですが、後半は良かったです。ただし、設定は「ドライビング・ミス・デイジー」を意識しているのでしょうが(原題からしてモロだ)、あの名作には遠く及んでいません。 5点(2004-05-24 01:09:12) |
4360. ソルジャー(1998)
シナリオが大味で、セットも照明もどうもしょぼいため、全体的に安っぽい印象を受ける。余談だが、挿入曲でロリーナ・マッケニットが登場したのにはびっくり。 4点(2004-05-23 23:36:26) |