4401. コールド マウンテン
ニコールにはこんなまともな役は似合いません。序盤のラブロマンスも、大事なところを端折りすぎです。なので、なんで必死になってジュード・ロウが戻ろうとするのかということについて、説得力がありません。道中の過程も、都合の良い登場人物が次から次に現れては消えるだけで、必然性がありません。などといろいろ文句をつけながらも何だかんだいって印象が良いのは、どってことない野山を無限の空間に変えてしまうジョン・シールの魔術カメラワークと、ニコールの単純一直線演技すら目立たなくしてしまうガブリエル・ヤーレの格調高い音楽のおかげでしょう。やはり、この2人は恐るべしです。 [映画館(字幕)] 6点(2004-05-09 23:43:44) |
4402. マイ スウィート ガイズ
何が表現したかったのかよく分からない作品。ルーシー・リュウの登場の趣旨も不明だった。 4点(2004-05-09 11:47:13) |
4403. 黄色い大地(1984)
全体的に淡々と進んでいきますが、黄河の水位がいつの間にか上がっているかのように、登場人物の心理がだんだんと噴出していき、最後にはそれらが強力な迫力をもって描出されます。見終わった後には意外に心に残ります。 5点(2004-05-09 01:43:18) |
4404. ライジング・サン(1993)
日本関係の突っ込みどころは事前に想像したほどでもなかったが、とにかく刑事系サスペンスの笑っちゃう部分や恥ずかしい部分や外した部分を凝縮したようなお話で、むしろそっちの方の突っ込みどころのオンパレードであった。というか、作品として成立してないよ、これ。 1点(2004-05-08 02:30:54) |
4405. 60セカンズ
窃盗開始に至る過程の説明が実に安易でいい加減。窃盗団のメンバーに個性がまったくないのも致命的。颯爽と動き回るニコラス・ケイジというのも、あまり合っていない。 3点(2004-05-07 23:48:24) |
4406. ハッピー・フライト(2003)
「スチュワーデス物語」というスチュワーデスドラマの金字塔を知っている日本人に、このレベルのものを見せてはいけません。というか、グウィネスは何を考えてこんなものに出演したのだろうか。 2点(2004-05-07 20:58:25) |
4407. リオ・ブラボー
《ネタバレ》 前に見たときは、平坦な内容であまり面白くないと思っていたのですが、改めて見てみると、何とも味わい深い作品ではないの。最初の方の「見回り」に始まる一夜なんかは、一晩の出来事を30分以上かけて描いている。これに象徴される、一つ一つのシーンの丁寧な積み重ね。前提境界条件を「ネイサンが駅馬車を封鎖した」の一言で片付けてしまう潔さ、敵の背景の説明ほとんどなしという大胆さ、留置場のジョーをほとんど画面に出さないという上品さも良い。その上で、ヒロインの美女が必然性もなく何シーンも登場するサービス精神もよし。●さらに再見して気づいたのですが、その一夜の次の日は、朝起きてから夜までで30分以上、その次の日も1日の出来事で30分以上。作品の舞台は、一本のストリートの端から端までとその両側の建物、というくらいの狭さ。これだけの範囲内でもこれほど奥の深い1本が作れる、という意味で、今日でも見本にしなければならない作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2004-05-05 02:02:26) |
4408. リッチー・リッチ
十分面白い話だとは思うが、もっとテンポがよくはならなかったのか? 5点(2004-05-05 00:18:15) |
4409. リプレイスメント・キラー
あまりにもひねりのない安易な展開で、びっくりしました。 3点(2004-05-04 03:37:03) |
4410. 遥かなる大地へ
ヒロインの頭の悪さと失礼さに腹が立って、何であのような展開になるのかまったく理解できませんでした。大体、彼らが必死で得ようとした「土地」なんてのも、元は先住民の土地だったのを勝手に略奪しているにすぎないのではないですか?というわけで作品の根本というかスタートは何だかどうしようもないのですが、ロン・ハワードならではの語り口の滑らかさと、無駄に凝ったカメラや美術のせいで、そこそこまともに見られてしまうので困る。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-05-04 01:32:04) |
4411. スペシャリスト(1994)
脚本がヘボすぎて、話になりません。 2点(2004-04-30 23:45:06) |
4412. フリーマネー
脚本自体もつまらない上に、ブランド以外の登場人物が全員へタレで、何が言いたい話なのかさっぱり分からない。 2点(2004-04-27 23:55:09) |
4413. 殺したい女
《ネタバレ》 妻の誘拐を夫が大喜び、というところで出オチの感もあるのですが、その後も、いろいろネタを詰め込んで最後まで一気に引っ張っています。ただ、サイドストーリーの盗撮ビデオ云々のところがやたら凝っていて、その分、本筋が食われてもいます。誘拐犯の若い男女2人とベット・ミドラーの心の通い合い的な部分も、もう少し見たいところでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-04-26 02:50:31) |
4414. 氷の接吻
何が表現したい話なのか、さっぱり分かりませんでした。 3点(2004-04-26 02:39:23) |
4415. スニーカーズ
せっかくの豪華キャストは全然的確に配置されていると思えないし(あの役にレッドフォードはないでしょ)、サスペンスの方は退屈ではないもののワンパターンだし、会話はしゃれているつもりで狙いがミエミエで恥ずかしいしで、重点の置き方がまったく誤っています。 5点(2004-04-25 02:29:36) |
4416. ダーティ・ダンシング
《ネタバレ》 これぞ青春映画、そしてこれこそダンス映画。しかもそれだけではなく、全体に満ちている躍動感と前向きな意志の力は、今見ても素晴らしい。加えて、パトリック・スウェイジはもちろん、この後映画への出演が急速に少なくなっていくジェニファー・グレイやシンシア・ローズについても、一番美しい時期を確かに切り取って残したという意味において、貴重で意義のある作品だと思う。●再見して気づいたのだが、最後に山荘の経営者が「今の子供たちはもうこんな過ごし方は喜ばない。そのうちこの山荘もなくなるだろう」みたいなことをさらっと言っている。つまり、この作品は、そのような失われた伝統的カルチャーへの哀悼の念が裏テーマだったかもしれないのだ。ベイビーがダーティ・ダンシングを通じて成長する過程も、もしかすると、アメリカの若者全体が「ほかの楽しみ」を見つけてしまう成長の象徴だったのかもしれない。だから、この物語は、場所は山荘内、期間は一夏のものとして完結している。この脚本は意外に奥が深い。 [映画館(字幕)] 8点(2004-04-24 23:21:14) |
4417. シー・デビル(1989)
こんなC級映画でも真面目に演技してしまえるメリルはある意味すごい。 3点(2004-04-24 02:43:14) |
4418. ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合
どこで笑わせたいのか、分かりませんでした。 3点(2004-04-24 02:29:15) |
4419. N.Y.殺人捜査線
タイトルからしてB級お馬鹿刑事アクションを予想したのですが、まったく逆で、盛り上がりに欠けるひたすら地味~な作品でした。 2点(2004-04-21 02:16:00) |
4420. ローズ家の戦争
夫婦の2人が両方とも一番嫌いなタイプで、見ている間の気分が最悪でした。 1点(2004-04-20 02:13:25) |