441. 踊る大捜査線 THE MOVIE
《ネタバレ》 シリーズの総括としては非常によく出来ている。青島が刺されて以降はやや間延びした感があるが、全体的にテンポよく進んでいるので飽きずに観ていられる。「こんなの映画ではない」などという意見をよく聞くが、「映画」ってなんなのだろうか? ご都合主義的なプロットへの批判は理解できるが、定義のはっきりしない「映画的」「TVドラマ的」といった表現はどうも理解できない。 7点(2003-11-22 23:05:07) |
442. 男たちのかいた絵
《ネタバレ》 全体としての印象は薄い。しかし、ラストで撃たれ、2つの人格が交互に現れるシーンだけは鮮明に頭に焼き付いている。 4点(2003-11-22 22:57:30) |
443. おつむて・ん・て・ん・クリニック
主演二人の演技はさすがに上手い。しかし、途中からプロットが混迷していくのが残念。そのため、狙い以上にマーレーがうざく感じられて、最後まで観るのが苦痛になってしまった。 5点(2003-11-22 22:54:10) |
444. オーバー・ザ・トップ
手垢のついた引き離された父子の愛情物語にスタローン流熱血ものの融合。ここまでストレートに描かれると、母子家庭育ちとはいえ俺も食傷気味になってしまう。しかし、見方を変えればスタローン流ドラマがここまで徹底された作品はなく、ある意味一つの完成形と言える。 5点(2003-11-22 21:50:49) |
445. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
《ネタバレ》 M・マイヤーズの抱える父親への想いが良くも悪くも露呈してしまった本作。そのためか笑いにはいつものパワーが欠けている。しかも、OPにあれだけ豪華なゲスト俳優を用いたため、本編がだらけてしまうという弊害も起きた。にも関わらず父子の愛情にとことんこだわったマイヤーズに、母子家庭で育ったためか俺も心が動かされた。目が潤んだところでトラボルタ登場には萎えたが・・・^^;。 6点(2003-11-22 21:40:31) |
446. オースティン・パワーズ:デラックス
ミニミーの登場には爆笑。しかし、前作のヒットのおかげで予算が増えた反面、笑いの密度が薄くなってしまったように思える。万人に笑えるギャグを目指した結果、前作にあった丁寧な雰囲気作りが影をひそめてしまったのが残念。 5点(2003-11-22 21:30:14) |
447. オースティン・パワーズ
知的さが感じられるおバカコメディ。おしゃれ映画と宣伝されたのには少し違和感を感じたが、年に一本ぐらいはこういったノリの映画を観たい。アクが強すぎて嫌いだったM・マイヤーズの魅力がこの映画でわかった。彼ほど真摯に笑いに向き合っている役者は今いないかもしれない。いつまでも彼に映画制作のチャンスがあたえられることを願う。 7点(2003-11-22 21:25:49)(良:1票) |
448. オーシャンズ11
すっかり手あかのついた犯罪計画を豪華キャストと映像テクニックでごまかせるつもりだったろうが、計算通りいかず。そもそも敵役のA・ガルシアの設定が弱い。もっと悪く、しかも大物感のある役者でなければ爽快感は薄い。頼みのキャストもクルーニー、ピット、デイモン・・・ゴージャスな味わいを持たせるには正直小粒すぎる。華のあるスターが減ったことを痛感せざるをえない。 3点(2003-11-22 21:15:43) |
449. 狼たちの午後
蒸し暑い日の焦燥感はうまく描かれていたが、どうもエピソードにまとまりがなく、観ていて落ち着かなくなってくる。実話が元になっているとはいえ、映画化するにあたって、もっと素材の取捨選択を行うべきではなかっただろうか? そういえば、この映画を基本にB21スペシャル主演で『ふざけろ!』なんて映画が作られたなぁ。中身は「ふざけるな!」って感じだったが・・・。 5点(2003-11-22 21:01:58) |
450. 追いつめられて(1987)
《ネタバレ》 オープニングであれだけ堂々と伏線を張ってあるにも関わらず、観ている間はすっかり失念し、まんまと最後に驚かされてしまった。細部には無理があるような気はするものの、これだけ製作陣に振り回されてしまったので、高得点をつけざるを得ないかな。コスナーはもちろん、ハックマン、ヤング、パットンとキャスト皆が好演していたのもよかった。 8点(2003-11-22 20:50:51) |
451. ダイヤルM
どうして無意味に複雑にしてしまうのだろう。ならばはじめからリメイクなんてしなければいいのに、という愚痴はさておき、ヴィゴ・モーテンセンって絵が上手いんだなぁ。彼の才能に3点献上。デイリーさん・・・きっとmuteではなくmurderではないかと思われ・・・などと勇気を持ってまじめに反応。 3点(2003-11-22 07:00:39) |
452. オーディション(2000)
地に足がついていないような何かずれた空気のまま進み、現実が少し見え始めラストに向け加速がついたかと思うと、一気に真っ逆さま突き落とされるようなクライマックス。話題の『ミザリー』シーンだけでなく、全編を通して心をたわしで洗われているかのような落ち着かなさが恐怖につながる傑作サイコスリラー。心臓の表皮(?)が硬い人だけ観てください。 8点(2003-11-22 06:07:46) |
453. エントラップメント
犯罪版『マイ・フェア・レディ』といった趣きの本作。キャサリンにはヒロインとして充分な輝きがあり、画面を彩る。しかし、美女との共演が嬉しいのかわからないが、コネリーの頬が終始ゆるんでいて気になる。コネリーはとても好きな俳優だが、よく手を抜く。それが全体のゆるさにつながり悪影響を及ばした典型的な例。 4点(2003-11-22 05:56:03) |
454. エンド・オブ・デイズ
ガブリエル・バーンに悪魔的な魅力が欠けていたのが、予想外にして最大の欠点。脚本が破綻していようといまいと、悪魔にカリスマ性がなければこの題材は成り立たないのだから。ハイアムズも無難な演出センスは見せたがただそれだけ。無理矢理ミレニアムに間に合わすために練り込みが足りなかった企画なのだろう。 2点(2003-11-22 05:50:16) |
455. エンゼル・ハート
《ネタバレ》 アラン・パーカーだからこそなしえた濃密な世界観。ロークもノッていてとてもはまっている。衝撃の真相が明かされ世界が一変するスリル。謎解き部分に若干の破綻が見られるのが残念だが、自己について考えざるをえなくなる恐怖の一本。 7点(2003-11-22 05:44:18) |
456. エレファント・マン
奇形への愛を描きつつも、手法としては奇形で観客を驚かせようとしている。リンチは奇形を怖がる我々も他の登場人物たちと同罪だと言いたかったのかもしれない。しかし、それは好意的な解釈のように思え、やはり、伝えるべきテーマとそれに用いる手法が矛盾をはらんでしまっているリンチのミステイクと考えるほうが自然ではないか。今のリンチならばもっと上手く料理できるだろう。 4点(2003-11-22 05:33:25) |
457. エル・マリアッチ
すでに指摘されている通り、この作品の魅力はロドリゲスの映画への熱意。すばらしい! 7点(2003-11-22 05:26:33) |
458. L.A.コンフィデンシャル
R・クロウとG・ピアース。男同士のぶつかりあい。対照的だがともに正論がぶつかりうゆえのスリル。堪能しすぎてラストでは胃がキリキリしてしまった。オスカー受賞のK・ベイシンガーにはなぜか魅力を感じられず、減点。登場しただけで空気が変わるオーラを持った女優が昨今見あたらないことに寂しさを覚える。 7点(2003-11-22 05:22:25) |
459. エリン・ブロコビッチ
個人的に苦手なJ・ロバーツが本作ではとても輝いてみえた。ソダーバーグがいつもの実験的スタイルを抑え、オーソドックスにヒロインの生き様を描いていくのが成功している。しかし、なんと言ってもA・フィニーの味わい深い弁護士ぶりを褒めるべきだろう。序盤のヒロインの無軌道ぶりに観客がひいてしまわぬよう、フィニーが懐深い演技で正論と常識の衝突を受け止めていて、作品に締まりをもたらしている。 8点(2003-11-22 05:17:09)(良:1票) |
460. エリック・ザ・バイキング
関根勤は確かに面白い。しかし・・・あの作品世界からは浮いていたかな。 2点(2003-11-22 05:14:57) |