461. スペースバンパイア
もちろん、点数はバンパイアお姉さんに対して。とはいえ、メイクアップや視覚効果も、結構頑張ってましたね。めちゃくちゃ強引なラストのプリミティブな説得力に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-07 00:51:57) |
462. 栄光のエンブレム
この辺の青春映画には低い点はつけられないのですが、それにしてもこの作品は、単純すぎる上に主人公およびヒロインのキャラにもあまり魅力なしですね。見せ場のはずのアイスホッケーシーンも、撮り方が工夫されてないのか、迫力を感じません(敵キャラが妙に人の良さそうな顔をしているのも・・・)。ミッキー・トーマス(おおっ!)が歌う"Stand In The Fire"に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-25 04:34:47) |
463. ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー
《ネタバレ》 ほとんどが夫もしくは浮気相手とのどろどろしたやりとりを延々と描いているだけで、実に単調な内容です。せっかく「イギリス最後の死刑囚」という題材を得ていながら、メロドラマにしかなってません。もっと、日常の交友範囲、子供とのやりとり、裁判手続や判決後の部分など、描写の対象はいろいろあったはず。などと文句を言いつつも、作品全体にみなぎる静かな気迫と迫力はなかなか印象的だったので、一応この点数。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-20 05:15:29) |
464. 四季・奈津子
原作は読んでませんが、こんなにエロい話だったんですか?烏丸せつこ姉さんのあまりの脱ぎっぷりのよさにびっくり。風間杜夫や阿木燿子や火野正平の、当時の演技の下手さにもびっくり。ただし、登場人物のキャラクターは造形が荒削りながらそれぞれに面白いものがあるので、意外に見ていて退屈はしない。 [DVD(邦画)] 6点(2009-09-27 23:13:31) |
465. セイ・エニシング
いい話になるはずの素材なのに、脚本も演出もまったく未整理で、誰がどこでどういう感情になっているのかがさっぱり見えなかった。主演2人も、何かえらくスレたようなひねくれたような感じで、この種の爽やか話にはミスマッチです。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-09 01:13:32) |
466. TOMORROW 明日
これ、同じ頃にテレビの2時間ドラマで大竹しのぶ主演で同じ原作の映像化作品がありませんでしたっけ?あっちの方がずっと良かった気がします。こちらの弱点は、台詞の組み立てにしろ場面の切り口にしろ、対象の描写自体が平々凡々であること。なので、最後の一瞬に至っても、すべてが破壊される「容赦なさ」を感じ取ることができません。また、九州弁(脚本自体に怪しいところが多数あるが)を覚えるので精一杯だったのか、各俳優の演技にも切れがありません。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-19 03:26:25) |
467. ハスラー2
1と同じくらいに地味で起伏に乏しい内容でした。トム・クルーズが入っていてこんな感じになるとは思いませんでした。ポール・ニューマンも、長年雌伏の時を過ごしていたのが血気盛んな若造と出会って情念再爆発!みたいな感じになるのかと思っていたら、3人組で淡々と渡り歩いているだけで、あまり格好良くないです。 [DVD(字幕)] 4点(2009-08-12 01:03:47) |
468. 南極物語(1983)
再見して知ったのは、犬たちが人間なしで奮闘する部分の時間が意外に短かったということ。中心的な犬以外でも、アンコもシロもデリーも最後はそれなりの見せ場が用意されているのだから、例えば前半の雪中行軍の段階でそれぞれの犬の個性をきちんと描いていれば、各犬の死闘も光ったものになっていたと思うが、そこまで手が回らなかったのでしょうね。高倉健と渡瀬恒彦というキャスティングも、キャラクターが重複していて面白くない。ナレーションも中途半端で内容に合っていない。ただし、ロケーションの努力は(手続的なものを含めて)大変なものがあったと思うので、点数はそこに対して。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-08-05 01:57:51) |
469. 黄昏(1981)
《ネタバレ》 わざとらしく盛り上げるだけのドラマだったらどうしよう、と逆に少々警戒しつつ見ていたので、意外にコテコテではなくポイントを突いた運びに十分楽しめました。冒頭のフォンダが道に迷い、その不安をキャサリンに訴える場面が、一気にこの老夫婦の象徴的な特色を示し、後のストーリーをしっかり支えています。ただし、途中でジェーン・フォンダがいなくなるのは何とも残念。頑固老人と素直じゃない少年が大自然の中でふれ合って変化する、みたいなありがちな部分よりも、より複雑な背景があってしかるべき娘との関係がもっと見たかった。作中の家族同様、老妻の巧みな立ち回りによって救われている気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2009-08-01 02:50:36)(良:3票) |
470. ドゥ・ザ・ライト・シング
《ネタバレ》 実は1日間の話だったんですね。前半はいろんな人がひたすら怒鳴っているだけで、見ていて辛かったのですが、それらが収斂して一点に着地する収束部の豪腕ぶりはなかなかでした。作品のメッセージを端的に要約したタイトルが優れています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-22 02:30:59) |
471. ダイアモンドは傷つかない
ストーリーはあってないようなもので、何となく流れて何となく終わってしまう。田中美佐子の初々しさと若々しさ、そして清冽な存在感を味わうために見るような作品。もちろん、それだけでも十分に価値がある。あと、普通に喋っているだけでも山崎努は十分に格好良い。無為に流れそうなシナリオを引き止め、作品を引き締めている。 [DVD(邦画)] 6点(2009-07-21 00:20:27) |
472. センチメンタル・アドベンチャー
あまりにも淡々としすぎで、どういうドラマがあるのかよく分かりませんでした。前後のエピソードに脈絡がないのも、作品の成立の必然性を阻害しています。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-17 23:58:14) |
473. 愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン
《ネタバレ》 Ⅰで地道に積み上げた伏線がⅡで開花しまくり、かと思いきや、Ⅱもやはり当たり前のやりとりを淡々と重ねている感じです。マノンがセザールを告発する場面など、一番大事なところなんだから、もう少し工夫してほしかったんだけどな・・・。ただし、ラストのデルフィーヌとの対面から収束に至る流れは切れが良く、作品の印象を高めています。それと、エマニュエル・ベアールの美しさはやはり強烈。それだけでなく、あの格好で山道や岩場を飛ぶように動き回っているのが凄い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-12 04:10:57) |
474. 愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン
《ネタバレ》 国内公開時は、Ⅰ・Ⅱまとめて上映されてたような・・・。さて、もっともらしい邦題、仰々しい二部構成、しかもそこで泉をめぐる愛憎人間模様が展開されるとなれば、壮大かつ華麗なドラマ絵巻を期待してしまうところですが、予想に相違して、なかなか地味な内容です。カメラはひたすらジャンの地道な農作業を追い続けます。立ち枯れた作物のショットなどどきっとするところもありますが、大自然の脅威や作業の過酷さがフィルム内に適切に切り取られているかというと、そうでもありません。一大重要場面のジャンの死のシークエンスなど、コメディチック(!)ですらあるし・・・。というわけで、何かが起こりそうで起こらないまま、Ⅱに続きます。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-12 04:10:30) |
475. トーク・レディオ
《ネタバレ》 描写しようとしている対象はなかなか興味深いし、最初から最後まで喋りっぱなしのテンションも凄いと思うが、それってトークが凄いだけであって、必ずしも映画としての表現が凄いこととイコールではないのですね。特に、後半は登場人物の動きがあまりなくて、舞台劇のようになってしまったのがちょっと残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-05 02:27:03) |
476. バックマン家の人々
これだけの豪華キャストでつまらなくなるわけはないのだが、細かい設定ができすぎてて、「いろんな親の形をこうして提示してみせてますよ。よくできてるでしょう?」と言われてるような気がして、かえって鼻につく。あと少し人物を削いでもよかったと思うけど。それにしても、アホ青年役のキアヌ、放蕩息子役のトム・ハルス、根暗少年役のホアキン(ほんとに子供!)なんかは、見ているだけで笑える。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-04 00:53:55) |
477. 小説吉田学校
これだけの豪華キャストでごく最近の実在の人物たちの大盤振る舞いなのだから、誰が誰を演じているというのを見ているだけでも十分楽しいのだが、それにしても個々の見せ場をもう少し深められなかったかという物足りなさは残る。どうでもいいような砂浜のシーンに時間をとるくらいだったら、討議の場面や作戦会議の場面なんかはもっとじっくり時間をかけるべきだったと思うが。どの場面もごくあっさりとその場の結論が出ているので、えらくとんとん拍子に進んでいるように感じる。 [DVD(邦画)] 6点(2009-06-23 02:02:41) |
478. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 前半の謎と暗示に満ちた雰囲気は期待を持たせるに十分でしたが、終盤、単に狂ったオヤジから逃げ回るだけの単調な展開になってしまったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-13 22:35:56) |
479. 黒い雨
地道で丁寧な描写には好感が持てるが、ところどころ妙にホームドラマチックなのがやはり気になる。「この子を残して」とか「さくら隊散る」の圧倒的な描写を見てしまうと、どうしても緩く感じてしまうのです。同じようなシーンの繰り返しも気になります。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-23 18:46:20) |
480. 嵐が丘(1988)
主演が松田優作で脇役陣がこのキャストとなれば当然期待するんですが・・・鬼丸はひたすら吠えるだけ、欲望のままに行動するだけで、これでは彼といえども演技のしようがありません。じっくり型の田中裕子とは、演技の相性も合ってない感じです(むしろ、石田えり相手のシーンの方が伸び伸びとしています)。映像で見られるのは今や貴重かもしれない高部知子に4点。彼女の登場が一番楽しみでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-04-28 01:37:20) |