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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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481.  シービスケット
ひと足お先に試写会で見ました。1930年代の実話をもとにした1頭の競走馬をめぐる3人の男たちのドラマなんですが、人も、馬も、一度はボロボロになりながら、そこから栄光をつかみとるという、まさに「事実は小説より奇なり」といった波乱万丈のストーリーです。とにかく、実に丁寧に作られ、各キャラクターにも温かいまなざしが注がれた、言葉の真の意味で「珠玉作」と呼びたい作品。騎手に扮したトビー・マクガィアも、孤独な自動車王のジェフ・ブリッジスも、時代に取り残されたカウボーイで調教師のクリス・クーパーも、みんな素晴らしい名演だし。ただ、彼らを結び付ける馬のシービスケットの存在が、今ひとつドラマにからんでこないというか、「ただの強い競走馬」といった程度のイメージしか伝わってこないあたりが、”1頭の伝説の名馬をめぐる男たちの感動のストーリー”としては弱いって言うか…。しかし、何回か描かれるレースシーンは、もう圧倒されるばかりです。キャロル・バラードの名作『少年の黒い馬』をかなり意識したキャメラワークだけど、本物のレースの興奮が伝わってくる。これだけでも、本作は入場料のモトは取れると断言しておきましょう。競馬をただのギャンブルとしか思っていない方々への「プロパガンダ(啓蒙)映画」としちゃあ、申し分なし! 以上、ご報告まで。
7点(2003-10-31 13:05:36)
482.  怪物の花嫁
ティム・バートンの『エド・ウッド』に合わせて、まとめて公開されたエド・ウッド御本人の映画を何本かみるにつけ、意外にも画面にある種の雰囲気というか、独特のアトモスフィアを漂わせる才に長けている…という感想を持った者として、彼を「史上サイテーの映画監督」というレッテルのもとに嘲笑い、葬り去る風潮には断固異義をとなえたいっす。そりゃあ、セットや支離滅裂なストーリーテリングはお粗末かもしれないけど、ひとつひとつの画面には、陰影に富んだ「端正さ」がある。特にこの映画は、1940年代の恐怖映画のムードをかなり良く出した、なかなかの代物じゃないでしょうか。モンダイ(?)の大ダコのシーンも…まあ、バートンの映画で茶化されるほどには失笑ものではない…こともないか(笑)。とまれ、偏見抜きでぜひ一度ご覧あれ。
7点(2003-10-29 13:01:57)(良:2票)
483.  GODZILLA ゴジラ(1998)
ゴジラは好きだけど、エメリッヒも同じくらい好き(笑)な小生としては、大いなる期待と喜びをもって見たものでした。…まあ、いささか期待が大きすぎたという感も否めませんが、それでも、これはこえで十分面白いじゃないか、と。何より、巨大生物がニューヨークに出現というプロットに、オタク風学者がヒロイン振り回されながらも恋に落ちるという、ハリウッド黄金時代に一世を風靡したスクリューボール・コメディ(!)をサブプロットとして持ってくるというあたりに、エメリッヒとディーン・デブリンの”野心”がうかがえるってもんじゃないですか(特に、恐竜の骨をめぐる大騒動を物語った『赤ちゃん教育』ね)。残念ながら、エメリッヒにそっち方面の語り口は似合わなかったという齟齬感が残ってしまう結果におわったけれど。それでも、一見おバカな「SF大作」野郎に見られがちなこの監督が、実はいろいろ「映画的」な試みを盛り込もうとしている点は認めてあげてもよろしいんじゃないですか?
7点(2003-10-18 16:40:18)
484.  コーンヘッズ
あの宇宙人一家って、つまりは「不法滞在移民」なんですね。そんな彼らの年代記が、コミカルな中にもアメリカ社会への風刺と皮肉が効いていて、なかなかの出来映え。でも、さすがに元がサタデーナイト・ライブだけに、映画館よりビデオで見る方がしっくりくるスケール感のなさだけど。
7点(2003-10-18 15:47:15)
485.  ジェイコブス・ラダー(1990)
それまで徹底的にバカにしていたエイドリアン・アイン監督を、初めて少し見直した映画です。でもね、本作の成功の最大の功労者は、『ゴースト・ニューヨークの幻』とか”死後の世界”にこだわるブルース・ジョエル・ルービンの脚本でしょ? それにエイドリアンたら、現代美術家ベーコンの絵画をあからさまにパクッたりして、「ね、ボクってこんなホラー映画にもご高尚な趣味を持ち込めるのよ」ってなイヤミを感じたりもして…。でも、確かに面白かったです。この作品には、素直にライン監督に拍手を送りたいと思います。
7点(2003-10-16 18:35:22)
486.  ジェロニモ(1993)
日本じゃ『スピード2』でミソをつけた恰好のジェーソン・パトリックだけど、『アフター・ダーク』という彼の主演作を偏愛する者としては、何もそこまで嫌わずとも…と。この西部劇でも、ふいを突かれて平地で襲撃された彼が、馬を横倒しにして楯にするあたりのカッコ良さなんかホレボレしちゃうけどなあ。作品そのものも、ジェロニモをはじめインディアンたちの「滅ぼされゆく民族」の悲しみを崇高に描いたものとして、なかなかに感動的。でも、ウォルター・ヒルって何でこうも枯れちゃったんだろう…。『ロング・ライダース』のクールかつ溌溂としたヒル演出を知る者にとって、やはり寂しい限りです。
7点(2003-10-16 11:54:53)
487.  ラスト・キャッスル
ある種の「刑務所もの」の典型という感じもするけれど、看守側も囚人も軍人同士という”軍刑務所”というのが新味か。レッドフォード演じる将軍が服役して、ムショ内の兵士たちを感化していく展開もありがちながら、ここには「真のリーダーとしての条件」がビシッと説かれていて、好き嫌いを置けばかなり説得的。だから、クライマックスの攻防戦が俄然活きてくる。このあたり、監督の演出には一本筋が通っております。結局は「軍人賛歌」風ではあるけれど、アナクロな硬派ぶりに一票!
7点(2003-10-14 16:06:32)
488.  ミッドナイト・ラン
こういう作品に対する自分の感性のなさというか、ニブさに情けなくなってしまう。そうか、そんなにも面白かったのか…。公開当時も前評判は高かったし、それなりに期待していったんだけど、ああ、これって『或る夜の出来事』に代表されるスクリューボールコメディを、男同士のカップルで再現したものかあ、と最初のうちは感心。だけど、ストーリー展開ではなく、演出がいちいち律儀すぎて先が読めてしまうものだから、途中からいささか退屈しちゃったんですよね。もったいないなあ…と思っていたら、周囲は絶賛で、ここでも賞賛の声しきり。正直、焦ってます(ホント)。でも、やっぱりデニーロはチャールズ・グローディンに完全に食われていたんじゃない?
7点(2003-10-14 13:58:25)(良:1票)
489.  ターミネーター2
このシリーズでは、圧倒的にぼくは『1』派です。あのうさんくささが大好きだったので、ここまで超大作にヴァージョンアップされてしまうと、正直「重すぎるよ…」とげっぷが出てしまう。すみません、胃弱なもんで…。ただ、異論はあるだろうけど、シュワルツェネッガーの「ロボット演技」は、完璧な素晴らしさです。これでTー1000型がもっとスケール感があったなら、さらにこの映画は素晴らしいものになっていたでしょうね(確かに自在に変身する無気味さは出ていたけど、いかんせんセンが細すぎる)。キャメロン監督ならではの「戦うヒロイン」サラ・コナーは、いささか神経症的なキャラに過ぎるという気がしましたが。
7点(2003-10-14 13:42:47)(良:1票)
490.  犬死にせしもの
ハチャメチャになりそうで、一本ビシッと男の心意気が全体を締めた、なかなかの快作。真田広之と佐藤浩市のやんちゃぶりが何とも痛快だし、周囲の怪しい人物たちも、アクの強い個性派がそろって見飽きない。今井美樹ちゃんのハダカは…正直「色気ねぇー」でしたが。井筒カントクは、やはりあなどれない。
7点(2003-10-09 13:34:29)
491.  1492/コロンブス
リドリー・スコットをそれほど大した監督とは思っていない小生としては、かれの作品中でもこれが意外にもお気に入りです。『ブレードランナー』に匹敵するくらい、作品的には上出来かもしれない。何が好きって、歴史スペクタクルに彼の映像スタイルが実にマッチしていることに。最初のほうで延々と繰り広げれれる火刑シーンなんか、ほとんど映像そのものがイッちゃってたし、先住民との戦闘シーンも、なかなかのものだし。この人、やはりこういった特異な「場」ーー未来社会の退廃美だの、バロックな中世社会だのといったものを描かせると、独特の持ち味があると再認識。もっとも、それはあくまで「リドリー・スコット色」に染まったものなんだけど。それにしても、ジェラール・ドパルデューは現代最高の役者ですな。
7点(2003-10-09 13:12:39)
492.  伊豆の踊子(1974)
作品的にも、「単なるアイドル映画」というには実に丁寧に作られているんじゃないですか? 確かにロングの遠景を多用できないロケ撮影の苦労が偲ばれる部分もあるけど、小道具や古い家屋の活かし方などさすが職人芸といった感じ。まだこの当時は、古き良き時代のスタッフが現役で頑張っていたことが画面からも伝わってくるようです。百恵ちゃんだって、端役出演の石川さゆりちゃんだって、と~っても良い! と小生は思う。正直いって、澤井信一郎監督作品ということで世評の高い松田聖子の『野菊の墓』(テレビ映画で同じ西河監督が百恵主演で撮った『野菊の墓』も確かあったよなあ。あれも良かったよなあ…)と比べても遜色ないですよ。ああ、もう一度見たくなってきた…。
7点(2003-10-08 18:06:20)(良:1票)
493.  愛と青春の旅だち
「軍隊しか俺の居場所はないんだあーっ!」という男と、「何が何でも士官候補生とくっついて、洗濯女から這い上がってやるわっ!」という女。…”ブルーカラー”の本音を、ここまであからさまにした「ラブストーリー」もなかったのでは? 『アメリカン・ジゴロ』など、この頃のリチャード・ギアはファンクな土くささがあって良かったなあ。全体的に暑苦しい映画だねえと、若かりし当時はバカにしていたけど、今はちょっと評価が上がったかな。
7点(2003-10-07 12:21:46)(笑:1票)
494.  遠き落日
神山征二郎監督と新藤兼人脚本のコンビ作としては、世評に高い『ハチ公物語』よりもよっぽどいいと思う。いささか、”人間・野口英世”の露悪的な部分を強調しすぎるあたりはさすが新藤・脚本だけど、三田佳子の母親像は正しく「日本の母」として美しく偶像化され、それが素直に心にしみる。あの有名な手紙のくだりには、滂沱の涙…。見終わった後、親孝行したくなります。なるだけですが。
7点(2003-10-06 16:34:24)(良:1票)
495.  日本海大海戦 海ゆかば
正直なところ、戦争映画ってあんまり好みじゃないんで、この映画の正当な評価はできないのですが…。だのに何故レビューを書くのかとなれば、円谷英二の戦争もの特撮シーンの本作こそが白眉だと核心しているからに他なりません。日露の戦艦が海上で交戦するそのミニチュアワークとち密なカット割りは、『パールハーバー』なんぞのCGよりもはるかに視覚的快感に満ち、これぞスペクタクルの極致。三船敏郎の東郷元帥の、「立派な軍人さん」ぶりも、タカ派うんぬんじゃない、明治の男の「尊厳」が描かれて、軟弱な現代っ子の小生なんぞ、ははぁ~と素直に感心しましたです。
7点(2003-10-06 16:25:09)
496.  地獄のデビル・トラック
「恐怖」よりも、あきらかに「笑い」を意識しているところが、いい感じ。まあ、スティーブン・キングがおのれの趣味に走って50年代B級SFスリラーの再現を目論んだ代物だけに、同好のマニア以外にゃ今イチ楽しめんでしょうなあ。小生、大好き。
7点(2003-10-06 15:38:03)(良:1票)
497.  こねこ
主人(猫)公のこねこチグラーシャの、やんちゃぶりは、ネコ好きの琴線に触れまくりっ! そうそう、子ネコってこんなにイタズラで、でも何やっても可愛いんだよなあ…と、心の芯がホンワカ・ジンワリきちゃいます。そんな中にも、裕福な層と貧困に喘ぐ層の格差が広がるロシア社会の現実を、それとなく感じさせるあたりのデリケートな監督の眼差しがしっかりと盛り込まれている。どこか、クシシュトフ・キェシロフスキ(『ふたりのベロニカ』)の影響を感じさせるところも、ナイーブな感じで好感度大。ネコ好き以外にも、一見の価値あり! と声を大にしておきましょう。特にクリスマスシーズンに、恋人や愛する家族と見るもよし、独りでしみじみ見るもよし。ささやかだけれど、だからこそ素敵なキャンドルライトをココロに灯してくれるに違いありませんよ。
7点(2003-10-06 15:23:46)(良:1票)
498.  軽蔑(1963)
公開当時はどうかしらないけど、今見ると、アンナ・カリーナとの離婚の危機を迎えていたゴダールのストレートな心情が、主人公のシナリオライターとその妻の姿に投影されていて、「正直(ナイーブ)な映画だなあ」と思わされなくもない。ゴダールとしては初の「大作」なのに、それでこんな私小説めいた映画を撮るなんざ、さすがだね。ただ、ジャック・パランス扮するプロデューサーをはじめ、いつものゴダールらしからぬ単なる類型的な人物像や、主題に対するツメの甘さがちぃと目につく感あり。ブリジット・バルドーは文句なしに魅力的であるんだが。
7点(2003-10-06 12:50:56)
499.  ため息つかせて
R&Bに乗って、ヒロインたちのモノローグが延々と語られ、それに合わせてキャメラがゆるやかに、官能的に、トラヴェリングする。内容自体はどうってことないんだけど、こういう中産階級の黒人女性たちを主人公にした「トレンディドラマ」って、あるようでなかったものね。ぼくは十分面白く見ましたよ。ウィテカー、監督としてもなかなかやるじゃん。
7点(2003-09-30 10:30:00)
500.  ボディ・バンク
正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。
7点(2003-09-25 14:38:08)
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