481. スティーブン・キング/ランゴリアーズ<TVM>
TV映画ゆえの陳腐なCGや模型飛行機などの映像はさておき、キングの原作だけあって導入部分からグイグイ引きこみます。時空のはざ間とか大好きな展開なので、少し長い作品ですが本当に楽しかったです。登場人物も1人1人の描写が比較的丁寧でしたし、遠くの木々から見える電柱が見えざる敵にバリバリ倒されてゆき「くるぞ、くるぞ!」という恐怖感は中々のものでした。結局現われたのは凶暴なパックマンだったワケですが、シナリオと俳優の熱演により、必ずしもハッピーエンドとは呼べない締めくくりにも「面白い作品だったなあ」と思いました。 [ビデオ(吹替)] 6点(2006-07-19 16:05:54) |
482. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 多分この作品は、物凄く好きな方と「そんなにいいか?」と思う方にハッキリ分かれると思います。私はこの作品は何度も観返すほど大好きなのですが、一緒に観ていた親はただただ退屈のようでした。では私のようにこの作品で、心の琴線に触れた方はどの部分に惹かれたのでしょうか。私はきっとこの作品そのものが醸し出している魅力にあると思います。アルフレードとトトの絆、パラダイス座を中心に賑やかで映画を楽しむ人々と、上映される映画に見るノスタルジックな魅力、一度聞いたら耳を離れない見事に映画にマッチした音楽、そして感動的なエンディングです。シナリオも、一歩間違えれば押し付けがましくなりがちなギリギリな部分で抑揚をもたせ(大人になったトトのドラマはちょっと過剰な気もしますが)、劇的な作品に仕上げていますし、本当に素晴らしい作品だと思います。古き良き時代こそ人々の心は豊かだと言いますが、きっとこの映画の世界に魅入ってしまうと、そんな純朴な世界と、その時代を生きる人間模様にどこかで癒されているのではないか?と思うのです。そして最後のキスシーンばかりを繋げたフィルムは、アルフレードがトトに遺した「愛」そのものであり、またそれは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が全世界の映画ファンに捧げた「愛」の形だったのではないかと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-19 15:47:22) |
483. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
下に書いてる方もいましたが、2時間版は映画ファンの為の作品で、この完全版はトトという男の、幼少からの成長を見守る物語ですね。2時間版から入った方は無駄なシーンが多く、51分のプラスされたシーンにそれ程意味を感じないかもしれないなと思いました。それでも私はこの作品の世界観が大好きで、舞台もシナリオも登場人物も、勿論音楽も全部が何とも愛しく感じてしまうので、付け足された部分に監督の思い入れも感じたし、やはり高評価になります。いつぞやある評論家が「ケーキの上に砂糖をまぶしたような映画」と評しましたが、そんな甘甘な映画であっても、多くのファンの心の琴線に触れたからこそ、単館ロードショー記録を作ったのではないかと思いました。トルナトーレ監督でこの作品以上に好きな作品は出てきません。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-19 15:20:35) |
484. インデペンデンス・デイ
「デイ・アフター・トゥモロー」でも思ったんですが、この両作は中盤、つまりパニックが襲ってくるまでとパニック中の描写が物凄くドキドキして面白いです。きっとそれは「これからどうなっちゃうんだろう?」という、頭の中で予測も出来ないような凄い展開を期待してしまうからだと思います。でもいざ後半になると、アメリカ的なシューティングゲーム世界になってしまって「あ、結局こういう展開かあ」と少しガッカリしてしまいます。それでも多くの方が許せるような完結方法をするし、凝ったSF作品じゃなく、単に娯楽大作として見ると面白いんだなあと思いました。どういった作品かと言うのを理解してから見ればもっと良かったかもしれませんね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-19 15:11:17) |
485. ランダム・ハーツ
ヨン様の「四月の雪」を観る度にこの作品を思い出します。でも前知識をもって見出した「四月の雪」も結構タラタラでしたが、国家陰謀的なミステリーを期待しつつ、煮え切らない甘々ラブストーリーがタラタラ続くとは思わず、退屈してしまう映画でした。しかしシドニー・ポラックという監督も、ハリソン・フォードの仕事のチョイスも結構当たり外れが多いですね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-19 15:00:59) |
486. ブルース・リー/死亡遊戯
最後の塔の死闘場面を見せるためだけにある映画なんですね。それを知らないで観たのでだいぶガッカリしました。最後のシーンを何とか映画として見せたいなら、こういう苦し紛れの作り方ではなく、むしろ本人不在の中「俺こそブルース・リーだコンテスト」が行われ、そこから選ばれた何人ものパチモンが最後の塔に挑むが跳ね返され、そこを修行から戻ってきた本物が最後の挑戦者として挑むとかにしちゃえば良かったのにと思います。20分もホンモノが出ていないのにそこそこのレビュー点を稼いでいるのを見ると、ブルース・リーを想うファンの気持が伝わってくるようでそこは素晴らしいなと思いました [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-19 14:52:43) |
487. 親切なクムジャさん
《ネタバレ》 観るまでは何が親切なのか分からなかったんですが、本当にどこまでも親切なクムジャさんでした(犯人の先生を学校で、しかも被害者家族に復讐させてあげるなんて親切すぎです、血が被らないようにビニールまで用意してるし)。でも皆さん仰るように3年越しで獄中の仲間を殺す計画性はあっても、復讐の13年計画はかなりいきあたりばったりな感じがしました。ペク先生の仲間の2人を至近距離で殺した後片付けはどうなったんだろう?あと獄中仲間のエピソードがテンポ悪く、そこを少しサクっと見せ、その分ペク先生の人物描写に使ってほしかったです。その方が観客も最後の復讐に思い入れが強くなったと思います。しかし犯罪被害者が徹底的に復讐する様をここまで描写した映画ってそんなに無いんではないでしょうか。「目には目を」を実行しても、心の隙間は決して満ちる事が無いんだなと思いました。「オールドボーイ」のようにシナリオに深みは無いものの、同情するに値するクムジャさんの心情は汲み取れたし、中々興味深い映画でした。「オールドボーイ」程直接的な残酷描写も少なく、主役のイ・ヨンエしぃの魅力溢れる演技(チャングムとは大違い!)、特に復讐後の泣き笑いは鳥肌モノでした。35歳でこんなに若さ溢れるクムジャさんになら、親切にされたいです、殺し系じゃなく普通に。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-19 12:13:31) |
488. M:I-2
「1」は心理戦で「2」はアクション。同じイーサン・ハントが活躍する別モノの映画。シナリオからそうですが「1」は映像の魔術師デパルマですからね、「2」のジョン・ウーとはそりゃ全然違うモノになるだろうなと思いました。アクション映画としては大規模だし面白いと思うんだけど、2度観たいと思わせない大味な展開である事もまた事実です。ジョン・ウーが何でもかんでもハト飛ばすのと、二丁拳銃持たせるのは結構鼻につきますね、1カット登場するヒッチコックのようには笑えません。あとこれはイーサン・ハントだけが活躍するトム・クルーズ1人大満足の映画なんだから、どうせなら最初から仲間に頼らず1人で情報収集して、バイク改造して、拳銃装備して1人で戦って欲しいです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-07-18 16:54:16) |
489. 愛の選択
ジュリア・ロバーツっぽくないと言うより、ジョエル・シュマッカーらしくないので驚いた作品でした。確かに「プリティ・ウーマン」のような快活なジュリアを求めると物足りない気もしますが、長いフィルモグラフィの中で、こういった献身的な役(上手さや存在感を見せ難い役柄)を20代の内に1本やってた事って絶対今に繋がっていると思います。同じ「愛」でも「愛がこわれるとき」はただのサスペンスで何も残りませんがこの作品は結構「愛」と邦題を付けてる中では、それに恥じない良いドラマだと思いました。「フルメタルジャケット」の微笑デブこと、ビンセント・ドノフリオがいい位置にいてそういう意味でも嬉しかったですw [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-18 16:45:16) |
490. Dolls ドールズ(2002)
色彩が見事でしたね。それを狙って作ったんだと思いますが、キタノブルーじゃなく、劇中の「赤」が鮮やかな作品でした。近松門左衛門とか人形浄瑠璃なんて縁が無いですが、3つの究極の愛の形が交錯する中で、1つ1つの話は切なくて興味深いですが、その分1つの映画としての一貫性というか、まとまりが感じられなくて中途半端な気がしてしまいました。ただ俳優さんは皆素朴な演技でよかったと思います。これは明らかに今までの北野映画のスタイルではありませんが、良くも悪くも黒澤監督が芸術と娯楽を両方意識したように歩き出したのかなあと感じた作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-18 16:39:30) |
491. リング2
深田恭子ちゃんの頑張ったサマ(伝説の死に顔)を、リングよろしく観ていない皆さんに伝達して広める為の映画なのかもしれないですね。本当にそれだけって映画です。 [ビデオ(邦画)] 3点(2006-07-18 16:28:25) |
492. バーティカル・リミット
雪山って怖いなあと思いました。親子愛とか兄弟愛とかはもう味付けにしか感じなかったけど、映像は凄かったし、1回目は楽しめる映画だと思います。繰り返し観ていると本当にツッコミどころばかり目に付いて寂しくなってきます。リアルな中にも非現実的な部分が多すぎるし、本当ニトロは無いよ、むかし優香がいたアイドルユニットじゃあるまいし(それも或る意味マイナーか・・・)。映像満点シナリオ2点で平均して6点位です。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-18 16:23:22) |
493. マトリックス レボリューションズ
体温を感じない映画じゃなく映像だったこの作品なのに、こんだけ引っ張って結局こんなオチかいって言う意味でほとほとガッカリしました。「1」の雰囲気がVFXの使い方もギリギリで、ネオの苦しみとかそこらへんの葛藤が凄く面白かったのに、2作目からはただの闇のスーパーマンになっちゃって「映画を観てる」んじゃなく「映像を見せられてる」だけって感じでした。ザイオンとか全然俺の頭の中では理解不能だし、見終わって残るのは「何かゴシャゴシャしてたなあ」ってだけ。せめて2作目をあと40分切って、その部分にこの映像を40分足せば良かったのではないかと思いました。2作買っちゃったら3作目も買わざるを得ない感じが余計に腹立ちますよね。 [DVD(字幕)] 3点(2006-07-18 16:15:21)(良:1票) |
494. 私の頭の中の消しゴム
《ネタバレ》 若年性アルツハイマーは他人事ではありませんね。ある日突然愛する人が、恋人の記憶だけじゃなく自分自身をも失っていく恐怖に対峙したらと思ったら、たまらなく哀しくなってきました。そんな中でも、どんな未来であれどんな形であれ、愛を失わせまいと努力する夫、自分の気持ちとは裏腹に記憶が失われていく中で「ごめんね、でも愛している事だけは忘れないで」と健気に心を伝える妻。愛の形が自分本位になりがちな現代において、映画の世界でこのような究極の恋愛を作り出すという事に、私自身は十分すぎるメッセージを感じました。主役二人もまさに熱演ですし、特に終盤アルツハイマーの症状が進行する役を演じたソン・イェジンは、「夏の香り」で可愛らしさを振りまいたあの時に比べ、演技に重みが出てきたと思います。物悲しく、救いようがないような展開の中で、二人が出会った場所、コンビニとコーラ、支えてきた二人の身内との久々の対面の中で、自分の記憶を取り戻し「ここは天国なの?」と呟く彼女の表情に胸打つものがありました。辛い点数のレビューが多いですが、私はメッセージ性のある恋愛映画の一本としてとても高く評価してあげたいです。 [DVD(字幕)] 9点(2006-07-17 18:52:05) |
495. 七人の侍
この映画を観るのは2度目でした。一部声が聞き取りにくい事を考慮して、日本語字幕を入れながら観ました(DVDならではの計らいですね)。やっぱり台詞の全てを咀嚼しながらこの作品を味わうと、極上の世界観が堪能できます。207分といえば3時間半近いんですが、全くその長さを感じさせません、映画の世界に入り込むというのはこういう事を言うのでしょうね。シナリオも侍のメンバーを集める1部、侍と村の人間との交流と作戦立ての2部、野武士との決戦を描く3部とその全てにムダがなく、しかもアクションシーンは大迫力で心からワクワクさせてくれます。侍7人だけでなく、村の人間にも個性的な人物が多く、それを描き切ってしまってるのが本当に凄い。本当に今更なんですが、技術も音楽もカット割りも文句のつけようが無いですね。侍は全員カッコいいけど、リーダー役の志村さんの照れた時や考え事をする時の頭を撫でる仕草から、三船さん演じる菊千代の型破りな侍のサマと豪快な殺陣にバカ笑いとその存在全てが至宝ですね。名作名作とマスコミが煽って実はクソみたいな作品も多い中、観客から支持され、世界の映画ファンにも支持され、名実共に日本の伝説的代表作となったのはダテじゃないですね。極上のエンタテイメントってのはこういうものを指すんだな~と誰しも納得できる世界的大傑作だなと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-07-17 18:41:04)(良:1票) |
496. ラスト・プレゼント
《ネタバレ》 旦那に早く独り立ちして欲しいから、わざと突き放す物言いの妻、妻の命の期限を知ってから、心配をかけまい、早く売れなければと頑張る夫、そしてその夫に頼まれ、もう長くない妻の昔の友人や好きだった相手探しに奔走する詐欺師達。登場人物の行動全てが温かい。この作品に出てくる人達は、寂しさよりも常に誰かの事を大切に考えて動いている。そして夫婦二人は本当に愛し合っているし、それが言葉ではなく表情、行動に全てが表われている。結婚に反対していた夫の両親も中盤からは二人を許し、家族4人で写真館で写真を撮影するシーンに何ともいえない家族の温かさを感じた。妻役のイ・ヨンエさんは本当に可愛くて、気丈な部分と、か弱い部分双方の体現が素晴らしく自然でさすがだなと思った。夫役のイ・ジョンジェさんも心から妻を愛している姿が胸に響いた。詐欺師役の1人は「冬のソナタ」のキム次長ことクォン・ヘヒョさんだが、この方はやはりこういうお人よしの役柄がとてもよく似合う。物語は終盤、お笑いコンテストの決勝戦本番中、夫の演目を観ながら妻が静かに息を引き取る。でも妻にとって、お笑い芸人である夫が自らの職業の中で、多くの観客に笑いを提供している中で死ぬというのは、これ以上ない幸せな最期なのではなかっただろうか。客を笑わせる夫、生死の狭間で苦しむ妻との対比は2度出てきて、そのどちらも痛々しくも感じるが、そこには確かな夫婦の絆があるからこそ信じ合えるものがある。夫婦、人間の素晴らしさを過剰な演出抜きで訴えかける素晴らしい映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 01:24:59) |
497. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 認めざるを得ない物凄い完成度の高い映画。最後まで一気に見せる力があるし、主演の俳優はほぼ全員とりつかれたかのような演技を見せています。ただし、シナリオは本当にキツイですね。実の姉との関係を広められた事が原因で死に至らしめた事を、15年ごしに今度は実の娘と二人に暗示をかけて関係を持たせるなんて、ちょっと普通じゃ考えられないような復讐です。でも元々は実の姉と関係を持った彼も歪んでいるし、まぁ口数の多かった主人公にも問題アリで、どっちもどっちだなって感じでした。口は災いの元っていう教訓の映画ですね。最後まで娘に箱を開けさせないで済んだ事、ユ・ジテ演じる犯人がエレベーターで自ら命を絶ったこの二点でかなりすくわれました。観る価値のある名作だと思いますが、フルコースディナーみたいな濃い映画なので、1度観たら、観返すまでに時間がかかりそうです。点を付けるのが本当に難しい作品ですね、完成度だけなら9点ですが、グロさ、シナリオのやるせなさ等を考えて7点です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-16 16:23:26)(良:1票) |
498. シン・シティ
《ネタバレ》 オムニバスって知らないで観始めたので初めは少し戸惑いましたが、出演者の入魂の演技にすっかり魅入ってしまいました。ミッキー・ロークもクライヴ・オーウェンもブルース・ウィリスも本当に男が惚れる男の世界を体現していてカッコ良かったです。特にブルース・ウィリス演じるハーディガンは、8年越しに1人の女を守り、最後は彼女を想って自ら命を絶つなんて浪漫そのものです!マンガが原作で、原作者も共同監督をしているのでどうしてもその色が濃く、また色をそぎ落として見せる独特の映像に最初は戸惑いますが、絶えず雨の降るシン・シティの薄暗さ、救いようの無さを助長しているようで途中からはこの世界に没頭できました。「R-15」だけあってバイオレンス描写のグロさもありますが、「キル・ビル」がエンタテイメントとして楽しめる方なら割り切って楽しめると思います。しかしジェシカ・アルバのあの圧倒的な美しさは至宝ですね、彼女はジュリア・ロバーツのように、名前で客を呼べる女優さんになれる気がします。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-16 13:49:07) |
499. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
《ネタバレ》 勧善懲悪大歓迎。デジタルカンフーお断り。今でもジャッキーは現役だ!っていうジャッキーファンなら絶対に納得の久々の快作だと思います!中盤までのやる気を失ったジメジメジャッキーから、キレのあるカンフーアクションをこれでもかと見せてくれる後半との対比が面白いです。犯人が憎たらしい分だけ、観客は「それいけジャッキー!」と思って観れるので最初の犯人の応酬はなんとか我慢して観て下さい(笑)相棒となる偽巡査の正体、危機的な立場にいながら婚約者と愛を語るシーン、スパイスになっている「ツインズエフェクト」でも可愛さ満載だったササなど、アクション以外の部分でも見ごたえが満載で本当に楽しい作品!やっぱりハリウッドじゃなく原点に戻って作ったのが功を奏しましたね。爆発シーンの凄さ、バスがボッコボコ街中をぶっ壊していく爽快感、レゴのいい宣伝等も含め、外見は随分貫禄が出たジャッキーもまだまだここまで出来るぞ!という凄みを感じたザッツエンターテイメントな1本です!あまりに前半酒をかっくらっているので、チンピラに酔拳でも食らわすのかと期待しましたが、それはさすがに先走りすぎでした・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 15:05:21) |
500. HINOKIO ヒノキオ
《ネタバレ》 ヒノキオのVFXとロボット共全く違和感が無く、素晴らしかったですね。観ている内にヒノキオに表情があるような気がしてきて、いじめを受けるシーンや(軍事ロボット云々のフォローは最後まで無しかい!)、ジュンを助けようと思って水に飛び込むシーンは感情移入してしまいました。シナリオ的には突っ込み所満載の映画なんですが(ゲームお現実がリンクしてるとかって展開は不要だったのでは?)親子愛、友情、愛情共に尤もな事を言っている部分も多く、引っ越してしまう友人との別れや、生死を彷徨っている時の母子の対面のシーン等で確かな感動もあり、全てを観終えるといい映画だったなあという印象を持ちました。個人的には憧れの相手を演じた堀北ちゃんの出番が少なかったのは個人的には少し残念・・・。あとジュンがずっと男だと思ってましたが、ラストのロングの時には可愛いなあとか思ってしまいました。メインを張った子供達の頑張り、ヒノキオの自然さに7点。エンディングテーマでYUIの名曲「Tomorrow's way」の選曲センスを持つスタッフに1点で8点です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-15 14:53:48) |