481. ぼくのエリ 200歳の少女
《ネタバレ》 少女の正体を知らずに、この映画を見ることが出来れば、その衝撃度は想像を遥かに超えることでしょう。しかしながら、日本に住む我々には、ヴァンパイアの基礎知識が不足しているので、少々勉強してから見た方が、理解しやすいシーンも多々あります。ヴァンパイアであることの永遠の孤独と、社会現象でもあるいじめ問題を絡めることで、エンターテイメントだけではない社会派的な映画になりました。日本人には絶対出来ないような映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 00:01:59) |
482. 九龍の眼/クーロンズ・アイ
5点は得も損もしていないということですが、この場合は、得も損もしてるという意味での5点です。映画としての出来は、全く褒められません。シリアスだったり、妙におどけていたり、センチメンタルだったりと、統一性が全くありません。観客を惑わすためだけに、前作のキャラクターを大勢出すのも、感心しません。ですが、コミカルなシーンと戦闘シーンは最高に楽しめます。マギー・チャンの出番が大幅に増え、コミカルなシーンは彼女の独壇場です。戦闘シーンはジャッキー・チェンの技と演出が冴えています。凄くいいトコと悪いトコを持ち合わせた映画です。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-26 23:47:25)(良:1票) |
483. モンキー・ビジネス
バカバカしいと言えばそれまでですが、このバカバカしさを受け入れられれば、とても楽しめる映画です。C・グラントとG・ロジャースという、互いに名優であり、コメディエンヌとしても実力派である2人を迎えたことにより、この映画は成り立ってます。特にロジャースは、若い頃にミュージカル・スターとして輝いていた頃と、まるで違った輝き方をしています。この2人の若者振り、馬鹿者振りを、とくと味わって欲しいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-18 00:25:24) |
484. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
期待しすぎていたからでしょうか。思いの外、楽しめませんでした。ミステリー仕立てなところは、とても良かったと思います。この手のコメディでは、キャラクターが強烈な個性を発揮することが多いのですが、この映画では控えめ。下品な下ネタはかなり出てきます。キャラクター達がこの旅で何を得て、監督が何を観客に伝えたかったのか、それがまるで分かりません。 [映画館(字幕)] 4点(2010-07-16 18:41:25)(良:1票) |
485. クレイジー・ハート
《ネタバレ》 恋に落ちる過程、主人公の落ちぶれ具合、破局の原因などなど、そのどれもがそんな程度なの?と思えるほど物語が中途半端です。落ちぶれた初老の男が、いかにして這い上がるかを描きたかったのでしょうが、恋の話ばかりに焦点が移ってしまい、映画としても中途半端。長い原作を頑張って短い脚本にした感じでしょうか。出来自体が悪くないのは、原作がいいからでしょう。 [映画館(字幕)] 5点(2010-07-16 00:09:51) |
486. バス停留所
マリリン・モンローは無知な役が多いですが、この映画もその1つ。ところが、この映画で凄いのは、モンローの役を遥かにしのぐ無知な男が出てくるところです。あまりにも天真爛漫、悪く言えば、底抜けのバカッぷりに、見ているのが辛くなりました。幼児向けの教育映画と思えば、良いコトわるいコトがハッキリと示されているので、僅かに価値観を見いだせますが、物心ついた子供以上が見るのには、限界がありそう。モンローはとても美しいので、彼女に頼り切った作りとしか思えません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-07-10 23:53:47) |
487. 紳士協定
意義深い映画でした。タイトルの意味は、かなり自虐的ですね。第二次大戦のすぐ後に、このような映画を作る、アメリカの懐の大きさに脱帽です。グレゴリー・ペックの「正義の味方」的イメージは、この映画から作られたのでしょうか?単一民族の日本人には、なかなか理解しがたい話題でもあります。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-03 23:18:26) |
488. 告白(2010)
《ネタバレ》 評判どおり面白い。不愉快になることも確実です。人間の醜さが満載です。ミステリーとしては一級品だと思います。原作も読んでみたくなりました。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-03 00:12:22) |
489. 闇の列車、光の旅
「スラムドッグ・ミリオネア」のようなお伽噺とは違い、「シティ・オブ・ゴッド」のように血生臭いリアルな話です。絶対的な絶望感の中から、ほんの僅かな希望を見出す主人公たちの姿は、清々しくあります。ストーリーはとてもシンプルで、似たような話は探せば見つかりそうな位なのに、この映画は心を打つ何かがあります。 [映画館(字幕)] 8点(2010-06-28 20:26:08) |
490. 第三の男
かなり前にTVで見ました。記憶が大分薄れてしまっていますので、再見いたしました。初めて見たときの衝撃は、かなり薄らいでしまったように思えます。ミステリーでありながら、テーマ音楽に表されるように、少しほのぼのとした雰囲気を持つこの映画は、ヒッチコックと比べても異彩です。一応事件は解決してますが、全てが明らかにはなっていないので、奥歯に物が挟まった感があります。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-28 09:15:00) |
491. レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
この映画はライブ・ツアーのドキュメンタリーという位置づけです。普段のステージでは絶対に見ることの出来ない、メンバーの素顔が伺えて貴重です。しかし、そこまでのフィルムにしかなっていません。ライブは最高に良かったのですが、合間に挿入される映像は、貴重な資料ではあっても、それ以上にはなりません。もっと、彼らが体験していたツアーの楽しさ、辛さ、苦しさ、喜びを、こちら側へ訴えて欲しかったです。ツェッペリン・ファンには楽しめても、ツェッペリンの曲だけが好きな私には、全て見終えるのは辛かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-27 00:16:27) |
492. ムーンウォーカー
音楽に秀でた才能を持つ者が、映画や芝居にも才能があるとは限らないことを証明した映画です。子供が喜びそうな、音楽、SF、動物、機関銃、などなど全てを詰め込んでいます。この映画が公開されたのは、アルバム「BAD」の人気が落ち始め、「スムース・クリミナル」がシングル化される前でした。PVとしては良く出来ていますが、映画として扱うことさえ、ためらわれます。映画館での鑑賞や、レンタルで見たのであれば、料金を払ったことを、間違いなく後悔していたでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2010-06-26 17:05:45) |
493. アイアンマン2
前作より面白いかも。ストーリーは弱いんですが、会話のテンポの良さは際だってます。火薬の量も大分増えてますね。1作目のように説明シーンがないので、気軽にスカッとしたいなら、ちょうどいいかも。 [映画館(字幕)] 6点(2010-06-26 00:51:30) |
494. プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
ごく素直な感想として楽しめました。特に捻りがきいたストーリーではありませんでしたが、キャラクターの個性が前面に押し出されていて、とても良かったと思います。格闘シーンも面白かったです。ジェマ・アータートンの美しさに見とれてしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-06-26 00:47:48) |
495. ワンダー・ボーイズ
登場人物達はそれぞれが「特別」だから、タイトルが「ワンダー・ボーイズ」なんだと思うのですけれど、それ程「特別」だとは思えません。大人になりきれない3人が、イタズラを隠すために騒動を起こしてるという印象です。見ていて退屈というほどではなかったのですが、特にワクワクもしません。 [地上波(字幕)] 5点(2010-06-12 22:28:06) |
496. ローラーガールズ・ダイアリー
高校生の成長物語に、スポ根を付け加えて、コメディにしてみました。ドリュー・ファンとしては、スクリーンでの活躍も見たかったのですが、今回は脇で我慢です。E・ペイジはこれまでとまた違う高校生を演じています。彼女の演技の幅広さ、奥深さを実感しました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-06-11 22:48:03) |
497. TAXi
《ネタバレ》 なぜタクシーなんでしょう?別にタクシーでなくても困りませんよね?刑事2人でもいいんじゃないでしょうか?カーチェイスだって、大して迫力ないですよね?挙げ句の果てには、最後はタクシー運転手じゃなくなってるし。なぜタクシーなんでしょうか? [DVD(字幕)] 4点(2010-06-07 20:44:35)(笑:1票) |
498. ショウほど素敵な商売はない
ストーリーは少し弱い気がしますが、歌と踊りはとっても良かったと思います。知っている曲が1つもなかったのに、これ程楽しめるなんて、良い方で驚かされました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-06 00:09:39) |
499. グリーン・ゾーン
「つまらない脚本から面白い映画を作る達人」ポール・グリーングラスをもってしても、この映画はここまでしか面白くなりませんでした。戦闘シーンは緊張感が漂っていて、とても良かったんですが、話の展開がね、つまらないんですよね。黒幕はすぐアッサリと分かってしまうし。 [映画館(字幕)] 5点(2010-05-28 22:41:55) |
500. プレシャス
オスカーの作品と監督候補になっていたので、ものすごく期待してましたが、思いもよらぬ結果となってしまいました。虐待、貧困、10代の妊娠、教育、などなど、いろんな社会問題を取り上げていますが、制作者側が何を意図しているのか、本当に伝えたいことが何か、はっきりしません。いろんな要素を集めすぎて、1つ1つが薄味になってしまったかのようです。 [映画館(字幕)] 5点(2010-05-21 23:26:22) |