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481.  鬼畜 《ネタバレ》 
高校の頃テレビで見た『疑惑』を借りたかったのに、どの店に行ってもない。それで未見の『鬼畜』をレンタルしてみました。見終わった後、あまりの暗さを追い払うように家族内で「よーっこわぁー?」の真似をして遊びました。この作品を見た後、一番気になったのは、最初に犠牲になる小さな男の子を演じた子役のこと。岩下志麻に無理矢理ご飯を口に押し込まれるシーンがありますが、あの小さな子に「これはお芝居」とか判断できる知力はまだ無かったはず。あんなことをされた体験は、あの子の記憶にどのように跡を残しているだろうか、それはあの子のその後の性格形成に何か悪影響を及ぼすことは無かっただろうか、という心配をして仕方なかった。あの時の泣き顔は本物のはず。いくら演技のためとはいえ、あのシーンは本物の虐待を見たに等しくて胸が詰まる。物語の内容としては、ラストの少年のセリフの真意が気になります。心底から存在否定した「父ちゃんじゃない」なのか、なんだかんだあっても親なのだからかばいたい「父ちゃんじゃない」なのか、「もうこの父親と一緒に暮らすことは不可能なんだ」と確信しているがため自分自身に言い聞かせる「父ちゃんじゃない」なのか、いろいろ入り交じってのものか、まぁあのくらいの年齢にそれをうまく演技しろというのは無理な話でしょうが、大人でも原作読まず台本渡されただけだった場合、あのラストのセリフの言い表し方は役者によっていろいろな解釈と表現がありそうですね。天才子役でリメイクされたら涙するかも。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:22:11)
482.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 
記憶違いでなければ、テレビCMまでやっていたのに、試写直後に急きょ日本公開中止になった映画だったような・・・。当時、何か事件でもあったんだっけ? そういうことがちょっと気になったりもして「どれどれ」と観てみましたが、公開中止にするほど何が危ぶまれたのか分からないほどゆるーい作品だと思いました。僕はブルース・ダーンという人が出てる映画をほとんど観たことがないのですが、この映画で顔を見た瞬間「あっ、むかしテレビで観たヒッチコックの『ファミリー・プロット』に出てた人だ!」と分かりました。他にどんな映画に出てたか知らないけれど『ファミリー・プロット』のお笑い調の印象を強烈に刻み留めてしまった僕にとって、彼の存在感そのものがゆるーく感じられてしまい、全然緊迫感を感じませんでした。それと、こんなふうに思うのは初めてのことなんですが、刺激欲しさのせいか、飛行機倉庫での実験結果に触発されたからか、あのスタジアムでバーン!とやっちゃうのを見たくなってしまったんですよねー。まずそんなことになっちゃう結末は、よほどのことがない限りあり得ないだろうって思うわけで「どうせ失敗するか阻止されて終わりでしょ」という安心感(=期待外れ)がありました。1つの企みが成功するか否かではなくて、いくつかのテロ行為が段階的に進んで1つ1つ最終破壊活動まで成功に近づくような内容だったら、ドキドキしたかも。いや、やっぱブルース・ダーンじゃ手強そうに見えないというのが致命的原因なのかな。
[DVD(字幕)] 3点(2010-11-21 23:29:48)
483.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
映画で暇つぶすことになり、他にないから期待もへったくれもなくこれを観たのだけど、カート・ラッセルの最期だけはずっと印象に残すと思います。点数はそれに。でも、ペーターゼンの映画なんかには絶対に期待しないと確信しました。リメイクがどうのこうの以前に、この監督さんが作ってることがダメ! 『トロイ』以来、僕にとって不快監督ナンバーワンです。
[映画館(字幕)] 4点(2010-11-21 19:03:33)
484.  ポルターガイスト(1982)
この映画を見てしばらく、ニキビとか小さな傷とか見つけてしまったら、大変なことをしてしまいそうで、鏡で自分の顔を見るのが怖かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2010-11-21 18:29:44)
485.  生きてこそ 《ネタバレ》 
もし自分があの場にいたら、必死で生き延びようとしているところに襲いかかった雪崩を思いっきり恨むでしょう。神を恨みまくるでしょう。結婚してるので、もし自分の妻が死人の肉を食えなくて、でも「明日からは食べる」と言ってくれたら、どれほど安心するだろう。そしてその夜、帰らぬ人となったら、残された自分はどんな気分だろう。最初にこの映画を見たのは若い頃だったが、今になって思うと、乗客のほとんどが若者だったことは幸いだったのではないかと思う。おじさんおばさんばかりだったら、あそこまで生き延びるために頑張れる気力が持続できなかったのではないだろうか。それにしても、前に観たきり確認していないけど、ジョン・マルコビッチは誰のその後ですか? イーサン・ホーク? もしそうなら違い過ぎやろー。要るのかな、マルコビッチのカット? ナレーションと別の映像でいいような気がします。
[DVD(吹替)] 8点(2010-11-21 17:59:05)
486.  チャイルド・プレイ(1988)
ずっと密かに思い続けているんですけど『トイ・ストーリー』シリーズにチャッキーをゲストで出してほしいです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-11-21 16:59:37)
487.  ニューヨーク1997
『ターミネーター』『タイタニック』『アバター』で知らない人などいないほどの有名人となる人物が特撮に参加してるなんて知りもせず、高校生のとき劇場公開を観たきりでしたが、長い年月を経てこの度DVDで再見。夜のマンハッタンの遠景などを観ると『ターミネーター』と同じ雰囲気を感じました。他にも所々で「この映画はターミネーターに影響を与えたんではないかなー?」と思えるものを感じました。ふとターミネーターのカイル・リースをこの映画の主演カート・ラッセルが演じていたら、どんな感じだったろう?・・・とか想像してみました。テーマ曲が名作だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2010-11-21 16:34:11)
488.  どですかでん 《ネタバレ》 
僕は家族みんなとテレビ画面に顔を出してた良いパパ風のジェリー藤尾しか知らなかったので、この映画での与太者みたいなジェリーさんにビックリでした。奥さん取り替えっことかヒェ~! あと、この映画でサバ寿司にブルーなイメージがつきまとうようになりました。僕にとっては、鬱にさせられそうな、どんより気分が尾を引く映画でした。映画好きの知人が教えてくれたのですが、『トラトラトラ!』の日本側監督を降ろされた後、自殺未遂事件があって、そんな頃に撮られた作品だと聞かされました。僕は、この映画をまともに見たのは一回きりですが、息子を死なせてしまった乞食の父ちゃんが強烈に悪い意味で印象に残っていて「ちょっと間違えば、もしかすると自分がこんなヤツになってたかも」という気分にさせられて、自己嫌悪になってしまいます。ジョン・レノンの「イマジン」て歌の「想像してごらん」という歌詞に、この映画の乞食の父ちゃんの想像するマイホームがダブるようになって、最悪でした。
[DVD(邦画)] 4点(2010-11-20 09:27:18)(良:1票)
489.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
ひとりの人間がネット上でいろんな名前とキャラ使って暗躍してるような感じに出くわした脚本家が「そうだ!」と思いついたような話だな。バカらしい。こんなの作るより「24人のビリー・ミリガン」でも映画にして。
[ビデオ(字幕)] 2点(2010-11-19 09:33:08)
490.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
そりゃさー、スゲー大金あるからできるわけでしょ。最高の人生見つけるにも金次第かよーって僕は思っちゃうのですよ。死を目前にして人生の価値とか見直す映画にしては「えー、はいはい、そうですか」って感じ。黒澤明の『生きる』でめっちゃ感動したクチとしては、なんかどうでもいい軽さでした。死ぬ前に、立ち位置の全く違う二人が最高の親友を見つけましたって感じの話なのかなー。だったらタイトル違うでしょって気がするし、そういう目線で切り替えてみても、正直、残るものが無いです。なんかさー、どうせなら「あなたもうすぐ死にます」って宣告されて、それで仕事も辞めて何もかも手放してバーッと金使いきって、そのあと「間違いでした、死にましぇん」って言われる映画つくってよー。そのうえで「でも最高の人生見つけたんだ」って言い切ってよー。
[DVD(吹替)] 3点(2010-11-19 05:10:23)
491.  愛が微笑む時
劇場公開を観て、とても感動したことだけを覚えていて、なのに話の筋はほとんど覚えていないのでした。唯一覚えているシーンは、ステージマイクの前に立つロバート・ダウニーJRにチャールズ・グローディンが背後から乗り移って、ロバートの体がチョコンと前のめりになるシーンだけ。とにかくあのシーンだけずーっと鮮明に残ってました。ふと、もう一度観てみたくなり、レンタル屋を探すけど、ご近所のレンタル店のどこにも置いてませんでした。劇場で観た時、確かに感動したはずなのに、探しても探しても無いのは、きっと支持されてないからなんだろうな~と思いつつ、どうしても観たかったのでネットで宅配のレンタルをしました。十数年ぶりに観てみて「レンタルして良かった~!!」と思いました。劇場公開当時、僕はチャールズ・グローディンがちょっと気に入っていて、それで観たのですが、この映画でロバート・ダウニーJRにも注目するようになったことを思い出します。これを劇場で観た頃、ロバート・ダウニーJRがまさかマーベルコミックのアクションヒーローを演じたり、上半身裸で格闘技するホームズを演じるようになるなんて思ってもいませんでしたが、彼は本当に芸達者だなーとあらためて感心します。『トロピックサンダー』での黒人なりきりといい、変幻自在の幅広さですが、この作品での彼の演技を再見して、アイアンマンのあとも、何かあっと驚くものを見せてくれそうな期待を膨らませてしまいました。
[DVD(吹替)] 8点(2010-11-19 04:41:15)
492.  アイアンマン2
観た時の体調とか精神状態にもよるんでしょうが、僕は一作目より飛び抜けて2作目の方が面白かったです。アクションはとくに何とも思わないのですが、女性キャラ二人の存在が良かったです! 脇役ながら女性の存在がとても魅力的な映画って最近あまりみない感じなので、この作品は嬉しかったです。レース場でスーツケースを投げてもらってから装着完了までは、かなりカッコいいと思いました。せっかく超マッチョ化ミッキー・ロークを出したのなら、もっと派手にアクションで暴れさせてあげれば良かったのに・・・それだけは残念でした(あの役者さんを天才に思わせるには、もっと演出もしてほしかった)。
[DVD(吹替)] 6点(2010-11-13 19:11:00)
493.  魔女の宅急便(1989)
伝えたいことがよく分かんない。この作品で印象に残すのは、絵描き少女がスランプについて話すところ。そこだけ印象深いけど、まぁ、あの子が言ったようにスランプ打破は簡単じゃないし、この映画はいかにも「本気になればできる!」と言いたげな、あっさりした主人公のスランプ打破を見せる。んー!! て感じ。見かけ大江千里みたいな、かつ何だか軽ーい感じの男の子のキャラも苦手でした。ところで外国語の吹き替えで、黒猫ジジの声がかなり大人のおっさんだったような気が・・・「なんでだろー???」と考えてみたのだけど、アメリカあたりじゃ子供を大人がちゃんと保護してるかってことにうるさいし、日本でやってる「はじめてのおつかい」みたいなことは、きっとあまり良くないことかもしれず、だから黒猫ジジは「保護者」の役割を担わされたのではないかと・・・。実のところは全く知らないけれど、ヤマトのおねだりで生まれたらしい黒猫キャラが、海外でそういうふうに予期せぬお役目を果たしたのだとしたら、面白いなとか思いました。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-13 18:39:24)
494.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
タイムトラベルもパラレルワールドもない白黒映画のなかで、愛嬌ある落ちこぼれおっさん天使の手による『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』的暗転世界は期待外の展開でした。「自分なんかが一人いなくなったところで、誰も困らねーよ」と思ってるクチですが、人間、人と関われば自覚はなくとも少なからず何かの影響は及ぼしてるもんですよね。それが良い方向にであることを願うし、これからもそうあれる人間でありたいと思いました(悪影響もいろいろやってるんだろうなー)。にっくき敵に元気で明るい挨拶をするエンディングは一生忘れない気がします。いないものにされたのが、生きて戻ればそりゃ嬉しいよねー! そう考えると、まるで存在しないかのように無視するって行為がどれほど残酷なことか、ってことも考えちゃいました。無視するっていうイジメは、そうやって考えてみると「殺し」と等しいほど残酷ってことかもですね。んー、自分のいない世界を自分の目で見てみたい。どんな気分になるだろう? いろいろ寂しいんだろうなー。想像してみよう。 そして現実にかえったら、この映画の主人公みたく超ハッピーだ、きっと!
[DVD(字幕)] 8点(2010-11-13 18:00:17)
495.  情婦 《ネタバレ》 
タイトルがタイトルなんで、『蝶の舌』とか『ヤッターマン』みたいなことにならないように、一応子供がいないときに見ました。けど、コレだったら子供と見ても全く問題なしですね。タイトルは勿体ない気が・・・。ラストへの急展開はさすがですが、それよりもなによりもウィルフリッド弁護士の描写がたまらなく好きになりました! 裁判の場で錠剤を並べる様子も、人柄がうかがえて印象深かったです。その錠剤が減ることで時間経過を表してもいて、こういう細かい演出は誰のアイディアなんだろうと感心しました。ミステリーの骨格は僕にとってはそれほど面白みは感じなかったのですが、ウィルフリッド弁護士のユーモラスな描き方のおかげでハマって見続けられたような気がします。最後の最後を締める看護婦さんの台詞もすごく感じよくて、見終わった直後の気持ちよさは抜群でした! 「えっ、こいつそんな奴だったの?!」な出来事がありながらも、「いいな、いいなー、人間ていいな~」と思わせてくれる鑑賞後感を与えてくれる映画って最近少なくなった気がします。この映画を見習ってほしいです。
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-13 17:07:35)
496.  12人の優しい日本人 《ネタバレ》 
この映画の最も好きなところは、最後の最後の廊下のシーンです。「自分は人を職業で判断したりしない」と思っていたけれど、この映画のエンドロールで、意外とそうとは言い切れない自分に気づかされました。劇中で段々と登場人物たちの職業や私生活の状態などが見えてくるのですが、長い審議が終わって部屋を出て行く登場人物たちを映すエンディングで「実は○○やってます」と本当の職業を明かす人物が数名。エンドロールにさえ、まだサプライズをサービスしてくれるのは、なかなかの作り込みだなーと感じました。「本当は有罪なんだけど、死刑にするのは気が重いから無罪」といった感覚からスタートする『12人の優しい日本人』ですが、本当にこの人たちの優しさというか暖かさを感じるのも、廊下を歩き去っていくエンディングにこそあると思います。お笑いとおふざけがてんこ盛りのパロディなんですが、エンディングの心地よさはオリジナルよりもこっちが好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2010-10-31 05:18:23)(良:2票)
497.  宇宙人の解剖 《ネタバレ》 
うわっ! こんなにレビュー数少ないんですか??? なかなか面白い作品だと思うんですけど。この映画は実際にあった出来事が元になってます。それはまずロズウェル事件。1940年代にニューメキシコの荒涼とした場所にUFOが墜落したとされる事件で、このとき中にいた宇宙人を軍が解剖したって話があります。で、時を経て現代に、その当時の宇宙人解剖のフィルムとされるものが世の人々の目に晒されることとなり、テレビ放送で大盛り上がり。その後ネット上でも動画が見られました。そんな凄いフィルムの所有者は、しがない二人の青年。二人がそのフィルムを手に入れることができたのは、あるマフィアの大金があったから。けれど、世の人々が目撃した衝撃フィルムは実は偽物でした。なぜなら手に入れた貴重なフィルムは密閉された缶から取り出された際に酸化腐食していき、映像が焼けてしまったので、出資したマフィアを騙して命拾いするために偽物が必要になったから。二人の青年の生死をかけた嘘のために、隣人を巻き込んで偽フィルム制作スタート! このハチャメチャ加減が面白いです。そして出来たフィルムを使って世界中に大嘘を展開、大金を手にしていくのです!! でもそんな嘘で世界中を騙し金儲けしたってことだけで話は終わりません。ラストは2回3回リピートしちゃいました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-23 18:29:08)
498.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
カーペンターといえば「B級」って言い方されますが、この作品だけは「名作だな!」と思います。CGのない時代の特撮のなかでも、このあたりの作品の技術は下手なCGより魅せてくれます。でも特撮が良いだけで名作なのではなく、疑心暗鬼になっていく心理展開や、物事の見せ方がとてもいいです。疑心暗鬼は解決しないまま、極寒のなか二人残されるエンディングもいい余韻。今時のお気楽CGで続編なんか作られちゃ興ざめしちゃうだろうけど、しっかり手作りで重厚な続編orリメイクなど見てみたい気がします。音楽ですが、いつも自作で済ます監督が、なぜわざわざエンニオ・モリコーネを起用したのかいつ見ても不思議。重低音がドンドンと繰り返されるフレーズはカーペンターお得意のもので、この作品でも自作で十分だったのでは? と思ってしまう。けど、モリコーネのおかげでシンプルに抑えが利いたのかな? 打楽器音みたいなのが混じる感じもいい具合でした。
[映画館(字幕)] 8点(2010-10-23 17:41:35)
499.  十二人の怒れる男(1957)
もう大好きな作品なんですが、見るたびに思うのは、この主人公のようにたった一人で「でも」って態度を取る勇気が自分を含めとくに日本人にどれだけあるのだろうということ。とりあえず一度はそういう態度を取れたとして、自分の意志を曲げずにいることが「やっぱり自分がおかしいのかな?」とかだんだん心細くなったりしないのかな。この映画ではたまたま少しずつ支持者が出てくるわけだけど、「もう一度票を取って11対1だったら譲る」って場面もあったわけで、それは正しい判断とかなんとかの問題じゃなく結局数の論理だし、それでなくても平行線で長引けば「取り引き」が発生して、そういうとき僕は自分自身に「場の空気読め!」って言い聞かせちゃうのかな。だったら真剣に考える意味ないじゃーん。ところで、こういう制度の中でガリレオが裁かれたら正しく裁いてもらえるのかな? もちろん当時の宗教支配が強い背景の中で・・・。現在の日本だって「それでもボクはやってない」みたいな裁判官がいるのでは、自信ない小市民をねじ伏せるのは楽勝なのかもしれない。とか考えちゃうくらい、たった一人の「でも」って態度の勇気のことを考えさせられます。「ニューオリンズ・トライアル」みたいに影で陪審票を操る怖い存在のことを考えると、なおさら勇気が要ります。
[DVD(吹替)] 10点(2010-10-23 15:51:14)(良:1票)
500.  蝿の王 《ネタバレ》 
姿は大人でも、中身はこの映画のガキたちと一緒な人は世の中にたくさんいるわけで、それだから世の中から捨て去ることができないものがあるよねって感じ。無秩序な悪夢の世界を止めてくれる救世主が登場する皮肉なラストは衝撃だった。教育で全てが解決すれば良いのだけど、それで馬鹿が全滅できない限り、圧倒的強さを見せるコワイ存在は必要なのかも。考えてみれば「地震、雷、火事、親父」なんて言葉が日本にはあったわけだけど、未熟な構成員もいる集団の中で「コワイおやじ」という存在は健全な社会を作るのに必要だった。そういうものを骨抜きにしつつある風潮が長く続けば、社会は危ないのかも。最近の邦画「告白」も大人の男がいない世界で、バカ母たちの影響もプラスで荒んだ子供社会が印象的だったけれど、ぶんぶんウザクて叩き殺したいハエばかりのような状態になってから、その構成員たちで警察だとか軍隊だとか作った日にゃ最悪なわけで、コワイね。
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-23 13:31:20)
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