501. アンブレイカブル
シックスセンス2を期待した人は、評価低いでしょうね。おちはともかく、超人的な能力があり、それを本人が少しづつ気づいていくストーりーはなかなかのものです。特に息子に打ち明けるシーンは良かった。新聞を見せ、おまえは正しかったよと。息子がうなずく表情にジーンときました。親子の関係は信頼が一番ですね。 8点(2004-01-10 22:29:33) |
502. アルマゲドン(1998)
この作品を評価するパターンは大きく分けて2通りだと私は見ている。アメリカ人の自己中心的発想に拒絶反応し、大味な演出にしらけてしまい、評価は3~5ぐらいにしたやや冷静なタイプ。もうひとつは、お涙頂戴演出に見事にはまって、最後はエアロスミスの歌と共に号泣し、10点付けようとレビューしたものの、皆の評価がやけに低くて、混乱のうちに意味もなく-2点にして、結局8点付けた周りに影響されやすい深く考えないタイプ。 8点(2004-01-10 22:10:14)(笑:2票) |
503. ワイアット・アープ(1994)
名監督必ずしも名俳優に有らず。オスカーもらったんだから、監督に専念して、たまに出演が良かったのに。かっこいいのも考え物だな。ところでこの映画、まあ、素材は良かったし、けっして駄作ではない。なかなか良かったよ。ところどころに山場があり、大河ドラマ風に流れていく感じです。映画館で見ましたが、長くは感じませんでした。まあ個人的には、ワイアット・アープはヘンリー・フォンダが一番ですが。 6点(2004-01-09 02:14:00) |
504. 戦場のピアニスト
ポランスキーの傑作。おそらく、シュピルマンの実際の体験に基づく歴史の一こまを切り取って見せたら、このとおりだろうと感じた。まったく、演出自体を、現実の出来事に忠実に従った形(と思われる)にして仕上げている。シンドラーのリストは、監督の意図が反映された演出を感じたが、ポランスキー監督は、事実をそのまま見せることに執着している。こういうことが、歴史のある時期に起こった、ということだけの表現。そこに関わった人達の様々な思いや感情を置き去りにし、無常に歴史が動いていく映像。それが、見る者の胸を打つ。 10点(2004-01-09 01:59:13)(良:1票) |
505. 火垂るの墓(1988)
国家や社会の都合により犠牲になる、弱者である子供たちの悲しみが伝わりました。ただ、単純に戦争をやらなければ良いと言うだけでは、解決にはなりません。現実に、いまでも、多くの子供たちが大人のエゴや無関心の犠牲になっています。犯罪、いじめ、虐待などで連日悲しいニュースが報じられています。この作品でも、あの親戚のおばさんをはじめ、多くの大人たちの態度に疑問を感じます。慈悲やいたわりが感じられない言動は、しょせんは、他人。自分と身内が一番かわいいという人間の本心が露骨に表現されて、それは、今でも同じなのではないかと思われます。助けることのできた命であるという点では、悲しい現実です。この教訓は生かされているのかがむしろ大切なのではないかと感じました。 [ビデオ(邦画)] 7点(2004-01-09 01:40:29)(良:1票) |
506. 影武者
やはり、勝新太郎のイメージですね。映画の評価は、監督一人の力量では限界があるので、三船さん、志村さんがいないカラーの時代の黒澤作品を、七人の侍などの白黒時代と比較するのはあまり意味がないというか、違って当然ですよ。むかしが良いと思う人には当然この作品なんか評価が低いでしょうね。それにしても、天皇黒澤に刃向って、良いことあると思ったのか、ばか勝新。映画ファンの夢も台無しにしやがって。こんな旦那持って、玉緒さん苦労したんでしょうね。 8点(2004-01-09 00:59:19) |
507. ビューティフル・マインド
ラッセル少しは痩せろよ、演技うまいんだし。悩める天才数学者が、マッチョはないだろう。役作りは、少しはデ・ニーロを見習え。 8点(2004-01-09 00:15:26)(笑:1票) |
508. オールド・ルーキー
年齢、性別、体力などにハンデがあっても夢を叶える話には、素直に感動します。この作品の基本ですね。夫婦の関係、生徒と先生の関係なども良く描かれていますが、特に親子の関係がいいです。あの父親、頑固でわからずやの親父におもえるけれども、息子を思う親の気持が良く現れています。現実には、夢を叶える人は僅かで、ほとんどが挫折するのだから、普通は、親なら堅実な道を歩めと言うだろう。私もそうです。という訳で、夢を叶えるという言い訳で、好き勝手なことをして、迷惑をかけている連中に言います。「夢を追いかける前に自分の責任を果たせ。歳とっても、家族を大事にし、生徒に夢を与え、夜投球練習するような努力をして大リーグの選手になったやつもいるぞ。」 7点(2004-01-09 00:04:39) |
509. ラスト サムライ
クルーズとズウィック監督に感謝します。日本人でよかった。ほとんどの人が忘れてしまった武士道に代表される日本人のポリシー、誇り、献身、いたわり、自己犠牲など、歴史と伝統により日本人が作り上げた人間らしく生きていく精神的な支柱を見事に表現してくれました。西郷さんの西南の役が基本にあったようだが、当たらずとも遠からずで、一面ではそういう解釈は十分できます。新しい時代に変わっていくために指導者を信じて献身的に働いて犠牲になりながら、報われないどころか、切り捨てられる当時の武士たちの心情と、それを救うために新政府の要職を投げ打って敗北を覚悟で立ち上がる西郷(勝元)。最後のシーンでクルーズが明治天皇に訴える目に心を動かされない日本人はいないだろう。どんな賞でもいいからオスカーをと願っている。この機会に、ぜひ新渡戸稲造の「武士道」を読んでみたいと思っている。 9点(2003-12-28 20:41:40) |
510. ひまわり(1970)
反戦映画として見るだけではもったいない見方です。運命に翻ろうされ、傷つきながらも、必死に、しかも、したたかに生きぬいていく人間の悲しさと強さを表現している作品です。全編を通して、悲しみや怒りと同時に運命に立ち向かう強さと現実を受け入れるしたたかさは感じられるが、決してあきらめや失望は感じられない。ドラマとはいえ、こうした極限状態の人たちの言動に、今の我々が納得できない点はあるでしょうね。ただ、そういう点だけに目をうばわれるのもまた、もったいない見方かなと。 9点(2003-12-27 00:03:32)(良:3票) |
511. 第2章
名作です。公開当時、彼女と見に行きました。ニール・サイモンの前作「グッバイガール」が良かったので迷わず行きました。お互いに惹かれあいながらも、過去の思い出を引きずって、素直になれず、苛立ち、自分も相手も傷つけてしまう二人。そんなセリフのひとつひとつが胸にしみて、涙があふれました。当時私たちは結婚を反対されていて、主役二人の苦悩が他人事とは思えなかったのです。作品としても最高で、粋な会話、ユーモアは、さすがサイモンの作品です。ラストではうれし泣きをし、感動で胸が満たされ映画館を後にしました。1度聞いたきりの主題歌もずっと耳に残っていました。その後、私たちも苦境を乗り切り一緒に第2章を歩んでいます。 10点(2003-12-26 23:04:54)(良:1票) |
512. HELP!四人はアイドル
さすがにファンじゃない人には退屈かな。音楽中心のライブものでないから、ちょっと評価が下がるけど、たまには見たくなる作品です。 7点(2003-12-24 23:59:10) |
513. ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー
ドキュメントも監督が重要ですね。サントラは、ストーンズのライブの中では一番好きです。映画館で見た時は初めて東京ドームでライブ見た時と同じくらいに感激した。 9点(2003-12-24 23:49:53) |
514. GODZILLA ゴジラ(1998)
ガッヅィーラはゴジラのいとこぐらいに思えば腹も立たないのでは。いや、姪っ子か。メスだし。モスラ対ゴジラ(64)ぐらいまでの作品ならともかく、最近の日本のゴジラ映画と比べるまでもなく上出来です。むしろ感謝すべきです。よくぞゴジラを蘇らせてくれました。大人の鑑賞に堪えられる作品を作ってくれました(涙)。できれば、続編にはぜひ水野久美さんを出演させていただきたい。 8点(2003-12-24 22:38:57) |
515. シベリア超特急
日本のことわざの一つが消えた。「好きこそものの上手なれ」が。合掌・・・。 1点(2003-12-24 22:31:23)(笑:3票) |
516. 帰郷(1978)
主役の二人がオスカーとは、選考委員はリベラルな人が多いのかな。ベトナム戦争の反省と、簡単には否定できないジレンマが淡々と描かれている。音楽がいい。監督はストーンズのドキュメントも撮っている。 8点(2003-12-24 22:26:16) |
517. ライオン・キング(1994)
ディズニーのアニメの中でもベストのひとつ。パクリとかリメイクとかの話は作品の評価とは次元の違うものでしょう。そもそもどんな作品でも何らかの形で必ず他の作品の影響受けてると思いますよ。という訳で、ストーリー、表現力、キャラクター、どれをとっても一流。ミュージカルがロングランを続けるのもうなずけます。 9点(2003-12-23 23:47:05) |
518. JAWS/ジョーズ
原作者が脚本に加わっていることもあり、サメの生態、市長と署長の関係、群衆心理、人々の生活なども丁寧に表現されており、単なるパニック映画とは一線を画している。こうした要素を織り交ぜながら、無理なく、観客の恐怖を盛り上げていく。そして手に汗握る後半のサメとの死闘。海の恐怖と男たちの生き様を描いた映画史に輝く、天才スピルバーグ弱冠25歳の時の傑作。あれから30年。いまだに誰もこれを超えられない。 10点(2003-12-23 23:03:21)(良:3票) |
519. マイティ・ジョー
オリジナルを見たときの思い出がよみがえって幸福感にしばしひたれました。ただオルゴールの曲をジョーが好きという設定はそのままでいてほしかった。ハッピーエンドのはずが、最後、ジョーが死んでしまったと思い、あせってしまった。キングコング関係の作品では、1番動きが自然で違和感がまったくない。キングコングの2度目のリメイクが楽しみだ。 8点(2003-12-23 17:22:19)(良:1票) |